イザディア ◇LOVE?◇



部屋変えてもらいたいなぁ…とか…

よく考える。


◇LOVE?◇


朝起きて…ふと気付くと…

たまーに…

いや、この頃はほぼ毎日…

イザークが俺のベッドに入り込んでいたりする…。

とりあえず、起こすと厄介だし(酷)さっさと着替えて出て行こうとすると


腕を引っ張られる…。


「おは……よう?」


恐る恐る声をかけると、もの凄い力で引っ張られる。

ある意味恐怖。


「少し待っているとか出来ないのか貴様は」


待っててろくな事がないんだから仕方がない、と言ってやりたい…。

が、この頃のコイツはある意味怖いし、言えたもんじゃない。


できれば今は近寄りたくない………。


そう考えながら溜息をついていると、着替え終わったイザークが手招きしていて…

なんなんだ、と思いつつ“仕方なく”近寄ると…

キスされて?

固まってた所を…押し倒されそうになって慌てた所で俺らの部屋のドアが開く。


「あの、朝食……………」


いつも馬鹿にしてるニコルが今天使に見える…!

イザークの奴は舌打ちしてるが…



その後の食事…の時も…

気付かないうちに薬混ぜられていたり…

一体何の薬なんだか…。


「アレ、さっきの何の薬だと思うよ?」

「…俺に聞くなよな」

「……媚薬、とかですかね?」

「「「……。」」」

「…何、話してるんだ?」

言える訳がない…。

黙っているとイザークの短いリミッターはどんどん上って…


それを見て取ったアスランは逃げ…

ニコルまで逃げた…。


…薄情……!!

「何、はなしてたんだ……?」


ほぼ嫉妬だろーなぁ…とか。

「別に、何も?」

かわしてもかわしきれない…。

嫌な汗が流れる…。

部屋に戻っても変わらないだろう…この態度。

好意を持ってくれてんのはまー、嬉しいかもしんねぇけど…。

行き過ぎ…。

やりすぎ………。

女みたいな顔してても、男だし。

俺は女の子のが好みだしー…。


部屋に帰れば質問攻め。

「俺の事如何思ってるんだ?お前」

「同僚…」

「……それ以外は?」

「……ルームメイト…」

「俺の事好きか?」

「あー。そーかもねー」

疲れてきて曖昧に答えてしまった…!

「違う!友情!そう、友情な!」

「一度言った事を覆すのか?(妖笑)」

「…………!!!!!」

迫ってくるイザークをかわしきれなくて…

まぁ、とりあえずは…ベッドからは逃げたが…

迫ってこられるんじゃー意味がない。

「…?」


膝下に布の感触。


反対側のベッド…!!


うそ、だろ…?


イザークは嬉々としてヤるき満々…。

「俺はお前の事愛してるんだ…」

いや、今はそんなこといわれても…!


「お前の俺の事好きだよな?」

聞いているのではなく確認…。

違う、違うんだ…!!!

友情としてだ―――っ!


あくまでも!!!


迫るイザークと逃げる俺…。


その日、ザフト艦内には俺の悲鳴が響いた、と後で聞いた…。






「ディアッカも、大変なのに好かれましたね…」

「俺じゃなくて安堵してるよ」


なんとも薄情で、無責任なことを話している二人を捕まえたのは次の日の話……。


+++

イザの片想い話を書かせた友人のリク。
リバはやめてー!とか叫びたかったんですが、恐くてι
咸月はディアイザラブですっ!;


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