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桃介の相場談義
「諸君が金持ちにならんとして、株の売買をせぬのはウソだ。しかし株式の売買について、ここにひとつ諸君に注意しておかなければならぬものがある。余人はともあれ、諸君が株の売買をするには利子を標準とすることを希望する。具体的に言えば、定期預金の利子はつねに五分より七分の間を往来している。五分以下となり、七分以上となったことはまず近来においてない。市中の金融が大緩慢で貸付日日歩が1銭6厘以下に下落したときでも、預金の利子は五分であった。また金融が大逼迫で貸付日歩が3銭、4銭に上がったときでも、預金の利子は7分より上がらなかった。この預金の利子を標準として売買することだ。」
配当利回りが、定期預金利子より上回れば、「買い」、下回れば「売り」だという事だと私は理解しました 。だから今はまさに買い時だということではないかと思うんですけどね^^;
また桃介は次のようにも述べて、財務状態がよい銘柄を薦めています。
「この株は安全か否かということを考えなければならぬ。郵船、鐘紡、炭鉱、東鉄というような、なるべく基礎の強固なものを選び、基礎の薄弱なものはやらぬがよい。たとえ一時配当が多くとも、基礎の薄弱な会社は、会社全体がつぶれてしまえば大損になる。比較的強固だと思っても、なお不安だと思ったら、金を銀行に預けて寝ておればよい。」
あとレバレッジ投資を厳禁しています。
「これは諸君の各自によって定まる問題であるから、具体的にこれこれというわけには行かぬが、 要するに、これに全力をあげてはいかぬ。借金してかかるのはもちろんいかぬ 」「 日露戦争後において株式の売買に失敗し、事業で倒れたものの多くは銀行から金を借りた人である 。」
さて、現在の株式市場については、昨日ゴールドマン・サックス出身の経営者がイタリアなどユーロ国債を買い捲って破綻したMFグローバルの破綻が原因で大きく下げました。その影響もあり輸出関連の企業ばかりか、内需の好業績の増配銘柄まで売られる始末です(涙)
http://markethack.net/archives/51780571.html
昨日は住友化学は308円まで上がったときに、少しだけ利喰して逃げられましたが、三菱ケミカルは逃げそこないました。
3年連続で最高利益を更新する予定の高業績のクラレまで売られる始末なので、処置無しですが、まあ将来的な回復を期待してホールドし続けようと思います。
昨日は10月6日に発表した増益修正内容を更に上回ってきたドウシシャが下げてきたので買い戻すことにしておきました。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111006/73s9gc/140120111006020700.pdf
第2四半期の決算短信 ↓
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111031/7430k0/140120111011022384.pdf
一時100円以上上昇しましたが、選べる食べ物優待ギフト欲しさに利喰することが出来ずに、下の木阿弥で利益が消えました(苦笑)
将来的な安定収益を確保するために、短絡的に動く株価ではなく、資産背景と事業の質と、将来性を考えて株価が下げている銘柄をしっかりとホールドし、更に買い増していこうと思います。
明日からは、あの電力会社の研究を少し行なおうかと思います^^;