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関東天然瓦斯開発が発行株式数のうち22.4%を持っている合同資源を調べてみました。
簿価は29.01億円です。
22年9月期の売上高は76.6億円。経常利益は5.99億円。総資産は283.74億円。純資産は262.1億円。すなわち自己資本比率92.39%の企業です。
上場していないので、純資産262.1億円の22.4%の価値を時価とするならば58.71億円の価値があります。
http://www.godoshigen.co.jp/kaisya/
ただ合同資源と関東天然瓦斯開発は株の持合を行なっており、合同資源は関東天然瓦斯開発の9,686,000株(15.8%)を持っています。
いまの関東天然瓦斯開発の株価386円で計算すると27.7億円の資産価値になります。
合同資源は2007年においては日本の生産するヨウ素の22%のシェアを確保しています。この年の世界のヨウ素生産量の7.7%のシェアになります。
http://www.godoshigen.co.jp/jigyo/mukiyoso.html
上の合同資源のホームページには次のように書かれています。
『日本のヨウ素生産量はチリに次いで世界第2位(約35%)であり、その大部分が千葉県外房地区で生産されています。当社は昭和9年に日本で初めて工業的に水溶性天然ガスかん水からヨウ素の生産を開始しました。ヨウ素の製造方法は数多くの方法が試みられましたが、日本ではブローアウト法及びイオン交換樹脂法に集約されています。当社のブローアウト法ヨウ素生産プラントは、単一工場として日本最大の能力があり、世界の需要の7%を賄っています。また長年培った技術により、安定供給と高品質製品の生産で信頼を得ています。』
天然ガスも千葉で生産される天然ガスの24%程度のシェアを持っています。
http://www.godoshigen.co.jp/jigyo/gas.html
上場していないのでバランス・シートの中身はわかりませんが子会社で不動産賃貸事業も行なっておりヨウ素や天然ガスの権益もごっそり持っているので、純資産の金額以上の価値があると思います^^;
前にもご紹介した国際協力事業団の平成13年の資料です。
ヨウ素だけでも関東天然瓦斯開発グループ合計で2,980で伊勢化学を抜いてトップです。日本の43.3%のシェア。つまり世界の生産量の13%を関東天然瓦斯開発グループが握っています^^; その上にもっと価値の高い天然ガスの権益もゴッソリあるので、どう考えても関東天然瓦斯開発の現在の株価は安すぎると思うんですけどね^^;
http://www.jica.go.jp/jica-ri/publication/archives/jica/kyakuin/pdf/200103_04.pdf
平成13年3月に国際協力事業団から発表されたODA関連の資料です^^;24ページに日本の生産企業が出てきます。
2000年時点での日本におけるヨードメーカーは次の8社である。右に生産量を示す。
伊勢化学(株) 2,050 トン/年
合同資源産業(株) 1,360
関東天然瓦斯開発(株) 920
日本天然ガス(株) 700
(株)東邦アーステック 580
日宝化学(株) 520
帝国石油(株) 460
ジャパンエナジー石油開発(株) 270
合計 6,860 トン/年
関東天然瓦斯開発グループ合計で2,980で伊勢化学を抜いてトップ。日本の43.3%のシェア。つまり世界の生産量の13%を関東天然瓦斯開発グループが握っている。
<関東天然瓦斯開発グループ >
関東天然瓦斯開発(株) 920
日本天然ガス(株) 700(関東天然瓦斯開発連結子会社)
合同資源産業(株) 1,360(関東天然瓦斯開発 持分法適用会社 筆頭株主で持分22.4%
ヨウ素のばかりではなく天然ガスの価値 関東天然瓦斯開発だけで3.5兆円も忘れないで覚えておきましょう^^;