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厳しい1年が終わろうとしてます。
相場環境が厳しいので、娯楽を求めて小説などをけっこう読みました。主に気楽に読めて、ハッピーエンドで終わることが約束されているハーレクインロマンス系のものが主体ですが、冲方丁氏の天地明察も面白かったです。
http://119.245.217.79/sp/200911-06/
印象的な言葉もいろいろ出てきて、北極出地の観測隊の隊長である建部62歳(江戸時代の62歳ですからかなりの高齢です)と副隊長の伊藤(56歳)が、和算の天才である関(21歳くらい)のことを主人公である渋川春海(21歳くらい 囲碁の世界での名前は安井算哲 本因坊道作のライバル)から聞いたときに、即「ぜひ弟子入りしたい」と述べたこと。
30歳以上も若い関に弟子入りする理由は天才ならば年齢など関係ないことと「若い師というのは、教えの途中で、ぽっくり逝かれてしまうことがないから良い・・・」ということ。
相場の世界でも、まったく同じで若い優秀な投資家さんたちに色々学ぶことはとても素晴らしく、効果のある有効なことだと感じています^^;
前置きが長くなりましたが、今年に引き続き来年も厳しい環境が続きそうなので配当(優待)利回りの高い(5%前後の)銘柄を分散で増やしていくこと。ただし専門商社とIT関連企業の小型株が多くなるので、少し利回りの見劣りするものはより高配当なものに乗り換えていくこと(特に非優待銘柄)。
更に時価総額1000億円を超えるような大型株で明治などに創業し、膨大な含み益のある土地をゴッソリ持っており、キャッシュリッチな企業で、数年来の安値に沈んでいたところから上がり出したもので、キャッシュもゴッソリ持っている自己資本比率60%程度の企業。
例えば山武のような企業。現・預金467.0億円+短期有価証券129.0億円+投資有価証券125.2億円+売掛債権691.6億円+在庫163.8億円-全ての負債774.2億=802.4億円
時価総額は1300億円程度。
有形固定資産249.9億円+その他の資産264.9億円=514.8億円
有利子負債はたった104.8億円程度。株価1649円。一株純資産1758円。
今期の一株利益予想は105.61円。それほどPERは低くありませんが、これだけの大型株で自己資本比率62.1%は安心の代名詞^^; 配当も年間63円の予想で配当利回り3.8%は嬉しい高配当。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111028/74zcy0/140120111026031432.pdf
1906年の創業以来「計測」と「制御」技術のエキスパートとして、高層ビルや工場やプラントなど大規模なシステムのオートメーション化を行っています。
ビル事業ではオフィスビルからホテル、水族館、博物館、空港等の空調や防犯を実現し快適と安心を提供。産業システム事業では石油精製、ガス、電気、水道、化学など各基幹産業プラント、半導体、自動車、食品、薬品産業といった工場のオートメーション化を実現し、安全と信頼性、さらには省エネルギーを提供しています。
特に省エネを実現するためには「計測と制御」の高い技術力が必須となりますが、山武はそこを強みとしている為、最近では省エネコンサルティングやESCO事業など省エネ関連のビジネスが非常に増えてきています。
山武には二つの基幹となるビジネスがあります。
まず一つ目はビル事業ですが、ビル事業の方ではビルディングオートメーションの第一人者として培った豊富な経験と実績に基づき、多様化するユーザーのニーズに的確かつ迅速に対応する意欲的なソリューションプロバイダとして、ユーザーの課題を解決しています。開発から製造、販売、施工、エンジニアリング、メンテナンスサービス、管理までをトータルにご提供できる強みを活かし、建物と環境にかかわる省エネルギー、省力、省資源、快適、安全、利便性を実現する先進の制御技術、ネットワーク技術、データベース技術で、建物価値の向上について最適な提案をし実現してきました。
もう一つの基幹事業が工場・プラント向けの事業となります。こちらの事業においては、その優れた計測・制御技術、そして安全と環境保全への配慮。常に生産現場に密着したライフサイクル型ソリューションを提供し、さらなる課題に取り組み"一歩先のオートメーション"をユーザーと共に創出し、より革新的な価値提供を目指して前進しています。
具体的には、工場・プラントの生産現場で必要不可欠なスイッチ、センサ、コントローラ、バルブ、システム、ソフトウエアパッケージといった製品から、エンジニアリング、保守サービスまでをワンストップで提供しています。生産設備の構築から運用まで、常に現場に密着した、ライフサイクル型ソリューションでユーザーの課題解決に貢献しています。
また今後は新規事業であるライフオートメーション事業にも力を入れていきます。ビル市場・工業市場で永年にわたり培ってきたノウハウをガス水道などのライフライン、生活の場、介護・健康支援などに展開し、安全・安心の確保、環境保全の実現といった社会的ニーズに対するソリューションをオートメーション技術を活用して提供しています。
来年は原発が全て止まることが確実視されており、発電関連より省エネ関連企業のほうが実需が多いと考えて、山武を選んでみました。もちろん分散投資対象です^^;
6ヶ月のチャート