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まずはイラン制裁についての確認です。
『欧州連合(EU)加盟国は核開発を進めるイランへの制裁を強化するためイランからの原油輸入を禁止することで大筋合意したようです。ただ、イランからの輸入が多いギリシャや油田開発に権益のあるイタリアから禁輸の「即時開始」に異論が出ており、5日に高級事務レベルで開始時期を協議、30日の外相会議で正式合意を目指す、ということのようです。
イランはEU加盟国に日量計45万バレルの原油を輸出しています。米エネルギー省の昨年前半の統計によると、輸出先でEUは計18%と中国に次いで2番目に多いです。米国はEUの大筋合意を歓迎しているようですが、EUが禁輸した場合は日本(14%)や韓国(10%)などへの影響は避けられず、原油価格の高騰も招きかねません。今回の大筋合意には、禁輸措置をちらつかせながら、中断しているEUとの核開発協議を再開させるという政治的な狙いもあるようです。
欧州メディアによると、先月末の協議で大筋合意したようです。EUはそれまで、外相理事会で原油禁輸を協議してきましたが合意に至りませんでした。
イランは先月末、新たな制裁に対し、ペルシャ湾岸諸国の原油タンカーが通過する「ホルムズ海峡を封鎖する」などとけん制しています。また原油禁輸が実施されても「アジアやアフリカに輸出の代替先がある」として強気の構えを崩していないようです。』
自分が投資している銘柄では原油高の影響を受けるのはJXホールディングスです。原油価格が上がると、いままで安く仕入れていた在庫の価値が上がるので、悪いことばかりではありません。日本は原発がこれからもドンドン止まっていって、再開の時期は見極めがつきませんから、火力発電への影響が考えられますが、原油を燃料とした火力発電所の建設は、かなり前に禁止されているので、古い石油火力発電所を持っている電力会社だけに影響がくるのでしょう。
電源開発(Jパワー)は石炭火力発電が主力の電力会社ですし、石炭については世界中にある資源ですから、影響は少ないと思っています。しかし、株価は昨日大きく崩れました。投資家さんたちが、なにを考えているのか分かりませんが、原発が止まれば、電源開発(Jパワー)の電力は貴重になります^^;
更に日本への影響から円安に進むと、海外ですでに大きく発電事業を行なっている電源開発(Jパワー)の利益は、海外分だけでも増加します。
発電と送電の分離が議論されますが、いままで卸売りをしているために小売の電力各社の3割安で、電力を売っている電源開発(Jパワー)が、小売に参戦できることになれば、それだけで利益が3割以上アップして、マイナス要因ではなくプラス要因です。
更に下がれば買い増していきたいと思います^^;