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日産系の部品メーカーで1300億円程度の時価総額のある東証第一部の企業が40%の出資シェアの親会社の、時価総額が63億円程度の部品メーカーです。
いすゞ自動車への売り上げが例年40%前後で、売掛金の大口先を見るといすゞ自動車、日立建機などがダントツの第1位と第2位です。
リーマンショック時には赤字化しましたが、その後は従来の利益水準に復帰しています。経常利益の額と一株利益で動きを見ると以下の通りです。
2007年3月期 22.5億円 163.2円
2008年3月期 21.1億円 91.8円
2009年3月期 4.4億円 10.0円
2010年3月期 0.9億円 マイナス12.6円
2011年3月期 22.4億円 102.2円
そして2012年3月期の予想は 経常利益は23.5億円 一株利益は97.30円です。
株価はリーマンショック時には120円までブン投げられましたが、東日本大震災直前までは700円くらいまで回復していました。しかし現在は11月に320円くらいまで売りこまれて昨日は430円くらいです。
まず現金性資産もたっぷり持っていますが、神奈川県藤沢市の工場がちょうど公示地になっており、この公示地価格を時価として計算すると含み益が43.8億円(簿価は12.6億円)もある企業です。
現・預金12.6億円+日産グループファイナンスに対する預け金23.7億円+投資有価証券4.1億円+売掛債権89.0億円+在庫16.4億円-全ての負債91.2億円=54.6億円
そのほかの資産は
土地簿価12.6億円+建物等19.3億円+設備等34.3億円+その他6.1億円=72億円です。
工場底地の土地の含み益43.8億円も考えるとかなり割安で、いすゞ自動車がインドネシア展開を計画しており、その対応としてこの会社もインドネシアで子会社を設立する決定をすでに去年にしてIRしています。四季報などでは来期はいすゞ自動車や日立建機への売り上げがさらに伸び経常利益29億円、一株利益121.6円になると予想しています。
なんで120円まで売られたときに気が付かなかったのか、そして去年の11月に330円以下まで投げ売りされたときに、なぜ気が付かなかったのか悔やまれるところではありますが、いまでもまだまだ非常に大安売りバーゲン状態だと感じます^^;
親会社のTOBがなくても、去年の3月の大震災前の700円前後には、今年中にも戻してもおかしくないと思うのですが、どうでしょうか。
さて昨日でた決算を受けて安くなると思った日立化成は寄り付き後は前日終値より高く動いていましたが、マイナスに転じました。しかし私が手放した株価よりは上にいます(苦笑)
ビックリしたのは昨日の第3四半期決算短信の発表で安心買いが続くと思ったNECモバイリングが下げたことです。前年同期比と比べ少し減益となったことが理由かもしれません。理由は明確で利益率の良い携帯の修理が減ったことです。修理するよりスマートフォンへの新規買いが進んでいるからです。だから新規のモバイル売上は前期比伸びています。第4四半期については、前期の第4四半期には3月に東日本大震災と原発事故と地震の揺れで商売にならなかったことを勘案すれば、今期の第4四半期に去年のようなことがなければ、充分に前期比増益にできる力は持っている企業だと思います。配当は年間120円で、高配当になるので今日は少し買おうと指値したら、安いところで買い増すことが出来ました^^;
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20120125/79y0cf/140120120117066527.pdf