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<アルコニックスの強み 1>
アルコニックスの高成長を支える強さの要因。その第一に挙げられるのが、「安定した伝統商材と高成長分野の融合」です。暮らしや産業を支えるアルミや銅の非鉄金属を商材とする伝統的なビジネス。成長著しい電子・機能材やレアメタル・レアアースを商材とする高成長ビジネス--。2つの事業分野で展開するこのユニークなビジネスミックスが、アルコニックスの確かな成長基盤となっています。
<アルコニックスの強み 2>
アルコニックスは2004年に本格的にグローバル展開の整備に着手以来、次々と海外に現地法人を設立しました。中国・アジアを中心に、独自の強固な海外ネットワークを形成しています。現地進出の日系企業、ならびに現地企業との地場取引の拡大。さらには成長著しい国々との三国間ビジネスの拡大など、海外事業の積極展開がアルコニックスの「強さ」を支えています。
アルコニックスの事業拠点
http://www.alconix.com/jp/corporate/network/index.html
<アルコニックスの強み 3>
アルコニックスの飛躍は、2001年のMBO(経営者による買収)の実施から始まります。その後も事業領域・活動エリアを着実に拡大しながら一大グループを築くまでに成長し、わずか10年で東証1部に上場しました。その急成長を担ってきたのが「M&A、事業投資による事業拡大」です。
http://v3.eir-parts.net/DocumentTemp/20131025_123551313_rjczqr453in22j45hiv5dz55_0.pdf
アルコニックスの主な事業セグメントは、すでに確認したように「軽金属・銅製品事業」「電子・機能材事業」「非鉄原料事業」「建設・産業資材事業」の4つです。
<1. 軽金属・銅製品事業>
歴史のある安定商権として多くの優良な取引先を持ち、アルコニックスの安定した基盤となる事業です。日本国内では需要が成熟したとも言える事業ですが、中国等新興国での需要の伸びは目覚しく、貿易取引を中心に拡大しています。
軽金属・銅製品事業は、安定成長を支える伝統的商材ビジネスと位置づけられるアルコニックスのコア事業です。家電・航空機・自動車産業向けのアルミニウム製品、箔用・印刷版用のアルミニウム板素材、伸銅品などの日本国内販売、および中国・韓国・台湾・シンガポール・マレーシア・中近東などへの輸出、さらには三国間取引、海外地場での販売を行っています。
<2. 電子・機能材事業>
現在成長が著しい分野であり、アルコニックスが収益基盤の強化に向けて注力する事業です。特に近年の自動車、家電、IT業界の旺盛な需要に加えて、主要取扱品の一つでありハイブリッド車や、デジタル家電、IT関連機器等には不可欠なレアメタル(チタン、タングステン、モリブデン、レアアース等)の取扱いが拡大しています。
特にアルコニックスにおけるレアメタルの取扱いは他の事業とは異なり、原料から製品まで一貫して取扱うことができ、これはアルコニックスの特徴でもあります。
電子・機能材事業セグメントにはチタン、タングステン、モリブデン、レアアース等レアメタルに特化し鉱石から地金、中間原料までを一貫して取扱う国内連結子会社のAMJが所属し、独自の営業展開を進めています。
産業界のビタミン剤ともいわれるチタン、タングステン、モリブデン、レアアースなどの「レアメタル」、およびレアメタルを加工した「高機能材」、「半導体周辺材料」、ニッケル水素電池などの「電池用材」、LED・レーザーなどに用いられる「結晶材料」、自動車部品・コンデンサーなどに使われる「金属粉末」という成長著しい6つの分野をターゲットに、原料の輸入、材料・製品の輸出を行っています。
主な取扱商品
●半導体・エレクトロニクス関連材料としての化合物半導体
●プリント配線基盤・バッテリー等の電子材料
●発電設備・化学プラント、造船等に使用されるチタン製品
●鉄鋼添加剤・二次電池用のニッケル製品
●チタン、タングステン、モリブデン、ガリウム、インジウム、レアアース等のレアメタル
<3. 非鉄原料事業>
非鉄原料事業は電子・機能材事業と同様に成長が著しい分野です。現在、自動車業界の軽量化に伴うアルミリサイクル原料の需要増加、環境問題から端を発した各リサイクル法の制定という事業環境を背景に市場規模が拡大傾向にあります。
アルコニックスはアルミニウム二次合金地金、非鉄金属スクラップ、特殊金属スクラップ、廃家電スクラップ、金属珪素、亜鉛合金塊、マグネシウム地金などの輸入、日本国内販売を主業務とし、日本国内向けアルミ、銅のスクラップ取扱いでは業界トップクラスの実績を誇っています。また近年では、中国でのリサイクル事業にも注力しています。
<4. 建設・産業資材事業>
建設・産業資材事業は、日本国内有力メーカーとの友好的な関係が構築されている歴史のあるアルコニックスにとって安定的な事業です。主に汎用品から特殊品まで各種商品に関する日本国内販売、バルブ機器等の輸出に加え、中国で加工・製造した工業製品の輸入販売を手掛けています。
バルブ・継手・フランジ計器などの多種配管機材、銅合金素材、鋳物、アルミダイカストなどの各種工業・産業用製品の輸出、輸入、国内販売のほか、ビル・マンションの金属建具工事、リニューアル、リフォーム、住宅用建材の設計・加工・施工など幅広い商品を取り扱っています。
<アルコニックスの商品の取引形態>
アルコニックスにおける商品の主な販売形態は、直送(出合)取引及び在庫取引となっています。
<1> 直送(出合)取引
直送(出合)取引は、アルコニックスが需要家の注文をメーカーに繋ぐ販売形態であり、商品は需要家とメーカーとの間で合意された価格、数量、納期等の取引条件に基づき、メーカーから需要家に直接納入されます。
この取引はメーカーにとっての与信機能及びメーカーと需要家双方が希望する代金決済機能を果たす役割を担っており、 アルコニックスの主たる販売形態であり取扱金額は多額ですが、アルコニックスで在庫リスクを負担しないことから在庫取引と比較して相対的に利益率が低い販売形態です。
この取引における主たる取扱品はアルミ、銅、電子材料、及びチタン、レアアース等レアメタル、非鉄原材料、そしてバルブ等の非鉄金属製品があります。
また当該取引のなかにはアルコニックスが需要家とメーカーの間に立ち、価格の決定等取引条件を個別に決定して物流手配等のイニシアチブを取りながら需要家に納品する取引も展開しています。当該取引は前述と同様にアルコニックスは在庫リスクを負担しませんが、アルコニックスが価格の決定から取引全体を主体的に行っていることから利益率は相対的に高いものとなっています。アルコニックスは当該取引について「出合取引」として区別しています。
<2> 在庫取引
アルコニックスが予め不特定多数の需要家からの一定期間内の注文を想定して在庫を保有する販売形態であり、商品はメーカーからアルコニックスの倉庫に納入され、注文を受けることによりアルコニックスから需要家へ納入します。
取扱金額は直送(出合)取引に比べて少額となりますがアルコニックスが在庫リスクを負担することから、直送(出合)取引と比較して相対的に利益率が高い販売形 態です。
この取引の主な取扱品はガリウムメタル、金属珪素、マグネシウム及びアルミ原料等の汎用仕様非鉄金属製品・素材及び銅管等です。
また特定の取引先の買い予約を予め受け付けることにより、アルコニックスの倉庫または物流倉庫に納入後、取引先の希望に基づいてジャストインタイムで納品する在庫取引も展開していす。取引金額は前述の不特定多数向けの在庫取引と比べて多額となりますが、アルコニックスは在庫リスクを持たないため収益性は低い販売形態です。アルコニックスは不特定多数の需要家向け在庫取引と区別してこれを「売り契約のある在庫取引」としています。
<アルコニックスの中期経営計画における方針>
(続く)