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九州国際大附、九州勢の4連覇ならず!チ ー ム 123456789計東海大相模(関東・神奈川)0021201006九州国際大付(九州・福岡)0000000011東海大相模(神奈川)が九州国際大付(福岡)を下し、吉田投手(元近鉄)らを要して優勝した2000年以来11年ぶり2度目の優勝を決めた。夏を含めると3度目の甲子園制覇。東海大相模は昨春は優勝候補の一角として臨んだものの、初戦で初出場の福岡代表「自由が丘」相手に力を発揮出来ずに敗退。巻き返しを誓った夏は順当の勝ち進み、決勝では春優勝校の興南(沖縄)に敗れたものの、一二三投手(阪神に2位指名で入団)の投打に渡る活躍で準優勝した。そして今大会は、関東地区2位校(1位は浦和学院)として臨み、昨年の様に飛び抜けた投手は居ないが、複数投手を使い分け、打線も活発で1回戦から強打で勝ち上がってきた九州国際大付の打線を長田-近藤のリレーで9回の1点に抑えて優勝した。一方、準優勝に終わった九州国際大付は九州勢のセンバツ4連覇に挑んだが、初回のチャンスに得点出来ず、逆に東海大相模の強打をエース三好が防げず6失点した。打線も、あと一歩でチャンスを物に出来なかったが、それでも最終回2死無走者から長短打の連打で1点を返す意地を見せたが、最後は、近藤の140キロの直球に代打内川が三振に倒れた。東海大相模の強打は春の時点では異例とも思えるほど好調で、この強打が維持出来れば夏も激戦の神奈川代表として甲子園に再び戻ってくるだろう。その東海大相模の県内でのライバルはアベック出場した横浜高校だが、こちらが初戦敗退しており夏に向けて投手の整備が課題だ。今大会は、東北大震災の影響で開催そのものが一時危ぶまれたが、被災地に勇気を与える目的で開催され、被災地の東北高校も出場したが残念ながら初戦敗退で散った。事前の予想では明治神宮大会の優勝校である日大三高が優勝候補の筆頭だったが、準決勝で九州国際大附に敗れ、昨春に続いての決勝進出は逃した。東海大相模は今後、夏に向けて追われる立場になるが、夏はどんな大会になるだろうか?
2011.04.03
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3月23日に開幕する第83回センバツ高校野球大会(甲子園)の出場32校を決める選考委員会が開かれ、21世紀枠には佐渡(新潟)、城南(徳島)、大館鳳鳴(秋田)の3校が選出された。いずれも春夏通じて初の甲子園。昨年に続く連続出場は6校。4年連続の天理高を筆頭に、東海大相模高(神奈川)、日大三高、大垣日大高(岐阜)、智弁和歌山高(和歌山)、関西高(岡山)が2年連続の出場が決まった。なお、夏の甲子園を含めた連続出場は天理高が5季連続で最多となっており、智弁和歌山高が4季、東海大相模高が3季、水城高、履正社高(大阪)、報徳学園高、明徳義塾高(高知)、鹿児島実高(鹿児島)、九州学院高(熊本)の計6校が2季連続の出場だ。尚、春夏通じての初出場は6校。今大会注目が集まるのは、2010年4月創部で選抜出場を決めた創志学園高。史上最速での甲子園出場となる。1年生のみのメンバー(大会時には新2年生)でまずは甲子園初勝利を目指す。私の住む東京からは、昨秋の神宮大会を制し「秋の日本一」に輝いた、昨春の準優秀校でもある日大三に優勝の期待が集まる。その日大三が神宮大会で優勝したことで、東京から2校目として国学院久我山が選ばれた。国学院久我山は井口(千葉ロッテ)の母校でもありラグビーの強豪校としても有名だ。私の住む杉並区からの出場で、自宅からも比較的近い高校なので是非頑張ってもらいたいです。ライオンズのおひざ元の埼玉県からは、秋季関東大会王者の浦和学院が出場。浦和学院は石井義、坂元がOB、東海大相模は原、山本がOB、国学院久我山は秋元コーチがOB、横浜は涌井がOB、静清はルーキー牧田がOB、松下は明徳義塾OB、九州学院は高山がOB。意外とライオンズ選手の出身高校の出場は少ないですね。[出場校]▽北海道北海(北海道) 16年ぶり12回目▽東北東北(宮城) 3年ぶり19回目 光星学院(岩手) 2年ぶり5回目 ▼21世紀枠大館鳳鳴(秋田) 初出場 ▽東京+神宮大会枠1日大三(東京) 2年連続18回目国学院久我山(東京)26年ぶり3回目 ▽関東浦和学院(埼玉)6年ぶり7回目東海大相模(神奈川) 2年連続9回目横浜(神奈川) 3年ぶり13回目水城(茨城) 初出場 前橋育英(群馬) 初出場▽東海大垣日大(岐阜) 2年連続3回目静清(静岡)初出場▽北信越金沢(石川) 7年ぶり9回目 日本文理(新潟) 2年ぶり4回目▼21世紀枠佐渡(新潟) 初出場▽近畿天理(奈良)4年連続21度目履正社(大阪)3年ぶり3回目智弁和歌山(和歌山) 2年連続10回目報徳学園(兵庫)2年ぶり18回目京都成章(京都)13年ぶり2回目加古川北(兵庫) 初出場▽中国関西(岡山) 2年連続11回目創志学園(岡山)初出場総合技術(広島)初出場 ▽四国明徳義塾(高知)3年ぶり14回目香川西(香川)初出場▼21世紀枠城南(徳島) 初出場▽九州鹿児島実(鹿児島) 15年ぶり8回目九州国際大附(福岡) 19年ぶり2回目 九州学院(熊本)9年ぶり4回目波佐見(長崎) 初出場
2011.01.28
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沖縄県勢、悲願の「夏」初優勝!チ ー ム 123456789計東海大相模(神奈川)0000001001興南(沖縄)00071500X13夏の高校野球決勝戦は、興南(沖縄)が19安打13得点で東海大相模(神奈川)を下して初優勝し、春夏連覇を達成した。沖縄県勢としても夏の大会初優勝で、過去最高成績だった沖縄水産の準優勝を初めて上回り、沖縄県勢悲願の夏初優勝を遂げた。春夏連覇は1998年に松坂大輔投手(西武-現Rソックス)を擁した横浜(神奈川)以来6校目。興南のエース島袋は金属バット導入後、桑田(PL-読売-パイレーツ)に続く史上2位の奪三振も達成した。興南は4回1死二、三塁の好機に7番伊礼の中前適時打で先制すると、スクイズを外した際に東海大相模・大城卓捕手が三塁に悪送球を投げ、追加点を与えると、9番大城から5連打で一挙7点を奪った。5回にも1点を追加し、6回には3番我如古(がねこ)が左越え3点本塁打を放った。【興南、春夏連覇の軌跡】[春]選抜大会1回戦 関西(岡山)4-12回戦 智弁和歌山(和歌山)7-2準々決 帝京(東京)5-0準決勝 大垣日大(岐阜)10-0決 勝 日大三(東京)10-5[夏]沖縄県予選1回戦 宮古総合実 10-02回戦 浦添 5-03回戦 与勝 7-2準々決 宜野座 8-0準決勝 八重山 8-0決 勝 糸満 9-1[夏]選手権大会1回戦 鳴門(徳島)9-02回戦 明徳義塾(高知)8-23回戦 仙台育英(宮城)4-1準々決 聖光学院(福島)10-3準決勝 報徳学園(兵庫)6-5決 勝 東海大相模(神奈川)13-1このスコアをみても判るように、相手に与えた最も多い点数は「5」が2試合で、甲子園での試合では3試合が「完封試合」である。一方、昨年は打線が点を奪えず島袋を援護出来ずに、春も夏も初戦敗退したが、今年は打力も守備力も素晴らしかった。中でも、今大会の準決勝報徳学園戦は島袋が2回までに5失点し苦しい立ち上がりだった。それでも中盤に見事な集中打で逆転し決勝進出を決めた。今大会は「センバツ王者」として全国から注目される存在だったが、どんな展開になっても慌てることなく、豊富な練習量を思わせるプレイは王者に相応しいものだった。エースの島袋は常時140キロ台をマークする直球の制球も良く勝負球として使っていた。変化球もカーブやフォークがあり打者に的を絞らせなかった。国体が終了すると進路が注目されるが、当然のようにドラフト候補として熱視線を浴びる存在になりそうだ。個人的には沖縄勢のレベルの高さは、プロが春季キャンプ地として沖縄を選んでいるのと無縁ではないと思う。プロの練習を間近で見学出来るのは大きな財産となるはずだ。しかも、プロの練習のお手伝いとして野球部員が参加しているケースもあるそうなので、貪欲に吸収すれば指導者にとっても良い教材であろう。興南ばかりが注目されたが、準優勝に終わった東海大相模は春の優勝候補だったが初戦敗退した悔しさを夏に晴らした。エースの一二三(ひふみ)投手は打撃も素晴らしく体格も良いので、投手より打者としての潜在能力の方がプロの評価も高い。今年の高校野球は国体を残すだけとなったが、甲子園大会は終わった。春夏連覇を達成し、沖縄県民に勇気と歓喜をもたらした興南高校の快進撃だったが、果たして来年はどんな展開になるだろうか。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.08.21
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日大三、39年ぶりの優勝はならずチ ー ム 123456789101112計興南(沖縄)00014000000510日大三(東京)0210020000005第82回選抜高校野球大会(センバツ)の決勝・日大三高(東京)vs.興南高(沖縄)は、興南高が延長12回に日大三高のエラーなどもあり5点を奪い10対5で制し、初優勝を果たした。沖縄勢としては、2008年の沖縄尚学高以来、2年ぶり3度目のセンバツ制覇。昨年は九州地区の清峰(長崎)が優勝しており、選抜大会は3年連続で九州地区から優勝校を輩出した。日大三高は、3度目の準優勝(優勝1回)に終わった。興南は昨年も春夏連続出場を果たしたが、エース島袋の好投も及ばず打撃力が弱くいずれも初戦敗退だった。新チームは秋季大会の沖縄県大会で嘉手納を下して1位校として九州大会に進出。九州大会ではベスト4に進出したが、優勝は同県の2位校嘉手納にさらわれた。一方の日大三は秋季都大会は準決勝で帝京に敗れ3位だったが、2位の東海大菅生が決勝で帝京に大敗したことで、関東5番目の座を桐蔭学園と争い勝ち取った。今大会では自慢の強打が炸裂し決勝進出を果たしたが、最後は投手力と守備力で興南を上回れず優勝を逸した。【興南高校の今大会の軌跡】1回戦 関西(岡山)4-12回戦 智弁和歌山(和歌山)7-2準々決勝 帝京(東京)5-0準決勝 大垣日大(岐阜)10-0決勝 日大三(東京)10-5 興南の今大会の対戦校を見ると、東京勢の2校を撃破。2回戦では優勝経験のある常連の智弁和歌山を破り、準決勝では明治神宮大会優勝校の大垣日大を破った。初戦を除けばタフな相手との対戦が続いての優勝だけに価値がある。左腕変則投法の島袋、打線では我如古(ガネコ)が打ちまくるなど、打線が弱いと言われていたが、最後は強打の日大三に打ち勝っての優勝だった。センバツ大会は興南の初優勝で終ったが、1年生が入部してこれからは夏に向けての戦いが早くも春季大会から始まる。センバツ出場校が夏の選手権大会に戻ってくるのは大体8~10校程度で、春夏連続出場は意外と難しい。興南は同県の嘉手納とのアベック出場だったので、夏出場には嘉手納が最大のライバルとなる。果たして、興南は夏にも戻ってこれるだろうか?注目したい。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.04.03
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開星高監督の発言に高野連も調査へ1回戦 向陽(近畿・和歌山)2―1開星(中国・島根)選抜高校野球のスコアだが、この勝敗をみて一般の野球ファンなら特に大事件でもないのだが敗戦校の野々村監督には人生の一大事と写ったようだ。試合後の共同取材で「もう野球をやめたい。死にたい。腹切りたい。21世紀枠に負けたことは、末代までの恥です」と仰天発言。日本高野連は21世紀枠を軽視した姿勢を問題視した。何度も首をひねり、天井を見つめた後、野々村監督はつぶやき始めた。「21世紀枠に負けたことは、末代までの恥です。もう野球をやめたいし、死にたい。腹を切りたい」。終了後、ベンチ裏通路での共同インタビュー。しばらく沈黙を続けた後、次々と衝撃発言が飛び出した。 お立ち台では「もうここにいたくない」「負けたことが恥ずかしい」などと、動揺を隠せない。目に涙を浮かべ、鼻水もふかずに、地元テレビ局の取材さえ「野球の話はしたくない」と拒否。まずは両校の出場の経緯についてを簡単にチェックしたい。勝利した「向陽」は戦前に「海草中学」として甲子園を沸かした学校で、戦後、現在の校名となった。今回は昨秋和歌山県大会2位校として、21世紀枠から選ばれて出場した。因みに昨秋の和歌山県大会1位校は「智弁和歌山」。その智弁和歌山は近畿大会8強で、1回戦は北信越大会優勝校の高岡商に勝利している。という事は和歌山大会1,2位校は、揃って昨秋の地区大会優勝校を破った訳である。負けた方の「開星」は島根県大会1位校として中国大会に出場し優勝した。明治神宮大会では初戦で今治西に敗れたが、エース白根など好素質の選手が多く期待されていた。野々村監督としては自チームに自信を持っていたのだろうが、思わぬ敗戦?で感情が高ぶったのだろう。しかし、やはり公の場での発言としては明らかに不適切だった。野々村監督は野球部監督であると同時に、美術科の教諭でもあるのだから教育者としては敗者は潔く負けを認め相手を称えるべきである。第一高校野球レベルにおいて常勝チームなど存在しないし、秋季大会の優勝校と言えども5ヶ月以上前の成績であり、初戦敗退したからと言って「腹を切って」いたら幾つ体があっても足りない。開星高校の校長が和歌山の向陽高校まで出向き校長に謝罪をしたそうだが、相手校だって良い気分ではないのは事実。この前代未聞の監督の不適切発言だが、このまま不問に付されるとは考え辛い。野々村監督は、腹を切る前に「自分の首」が飛びかねない事態に追い込まれてしまった!ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.03.23
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中京大中京の夏春連覇は?【1回戦組み合わせ】◇第1日第1試合 天理(奈良) 対 敦賀気比(福井)第2試合 花咲徳栄(埼玉) 対 嘉手納(沖縄)第3試合 山形中央(山形) 対 日大三(東京) ◇第2日第1試合 開星(島根) 対 向陽(和歌山)第2試合 前橋工(群馬) 対 宮崎工(宮崎)第3試合 立命館宇治(京都) 対 広陵(広島) ◇第3日第1試合 高知(高知) 対 神港学園(兵庫)第2試合 盛岡大付(岩手) 対 中京大中京(愛知)第3試合 高岡商(富山) 対 智弁和歌山(和歌山) ◇第4日第1試合 興南(沖縄) 対 関西(岡山)第2試合 帝京(東京) 対 神戸国際大付(兵庫)第3試合 今治西(愛媛) 対 三重(三重) ◇第5日第1試合 東海大望洋(千葉) 対 大阪桐蔭(大阪)第2試合 大垣日大(岐阜) 対 川島(徳島)第3試合 自由ケ丘(福岡) 対 東海大相模(神奈川) ◇第6日第1試合 北照(北海道) 対 秋田商(秋田)センバツの組み合わせが決まり、練習試合も解禁となった。センバツは秋季大会の成績で出場が決まるので、試合が始まってみないと分からない部分が多いことから、意外な学校が優勝することがある。さて、今大会の注目は、昨夏の選手権大会を制した名門中京大中京の夏春連覇の期待がある。優勝メンバーに2年生が多かったので今大会でも優勝候補だが、中京大中京とは同じ地区で昨秋の明治神宮大会優勝校の大垣日大も優勝候補だ。大垣日大は3年前のセンバツ準優勝校でもあり、超ベテラン阪口監督が率いるので対戦校はやり辛いだろう。大垣日大に取って「明治神宮大会優勝校はセンバツで上位進出出来ない」という嫌なジンクスがあるが果たして吹き飛ばせるか?昨春のような今村(清峰-広島ドラフト1位)や菊池雄星(花巻東-埼玉西武ドラフト1位)のようなずば抜けた選手は少ないが、東海大相模の一二三(ひふみ)投手はドラフト1位候補で注目の選手だ。カードとしては4日目の帝京(東京)対神戸国際大附(兵庫)は都大会と近畿大会の覇者同士の対戦として注目したい。2回戦では順当なら大阪桐蔭と大垣日大の対戦も面白そうだ。果たして今年のセンバツはどのような結果になるだろうか?ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.03.14
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センバツ出場校が決定!第82回選抜高校野球大会出場32校が決定した。今大会の最多出場は昨夏の優勝校中京大中京高(愛知)の30回目。一方、初出場は九州大会覇者の嘉手納高(沖縄)、東海大望洋高(千葉)、宮崎工高(宮崎)、自由ケ丘高(福岡)に21世紀枠の山形中央高(山形)、川島高(徳島)を加えた6校。夏の甲子園に2回出場の宮崎工高以外は春夏通じて初の甲子園だ。前評判が高いのはドラフト1位候補右腕一二三(ひふみ)を擁する東海大相模で昨秋の神宮大会では準優勝だった。その神宮大会で優勝した大垣日大は名将阪口監督が率いており、3年前のセンバツでは準優勝に輝いているだけに侮れない存在。昨夏の選手権優勝に続いての出場となった中京大中京も優勝候補の一角と見られている。センバツの戦績は昨年の9月から11月にかけての秋季大会での成績を基にしているので、春の時点でどこまで成長しているかによって意外な学校が暴れるケースもあるだけに春が楽しみだ。 [出場校]▽北海道北照(北海道) 10年ぶり3回目▽東北秋田商(秋田) 4年ぶり6回目 盛岡大付(岩手) 7年ぶり2回目 ▼21世紀枠山形中央(山形) 初出場 ▽東京帝京(東京) 3年ぶり14回目 日大三(東京) 8年ぶり17回目 ▽関東東海大相模(神奈川) 4年ぶり8回目花咲徳栄(埼玉) 7年ぶり2回目前橋工(群馬) 15年ぶり4回目 東海大望洋(千葉) 初出場▽東海+神宮大会枠1大垣日大(岐阜) 3年ぶり2回目中京大中京(愛知)3年連続30度目三重(三重) 15年ぶり10回目▽北信越高岡商(富山) 4年ぶり4回目 敦賀気比(福井) 2年ぶり3回目 ▽近畿神戸国際大付(兵庫) 5年ぶり3回目大阪桐蔭(大阪) 3年ぶり4回目 立命館宇治(京都) 6年ぶり2回目 神港学園(兵庫) 4年ぶり5回目天理(奈良)3年連続20度目智弁和歌山(和歌山) 2年ぶり9回目 ▼21世紀枠向陽(和歌山) 36年ぶり15回目▽中国開星(島根)2年連続2回目関西(岡山) 3年ぶり10回目広陵(広島) 3年ぶり22回目 ▽四国今治西(愛媛)4年連続12回目高知(高知) 3年ぶり15回目▼21世紀枠川島(徳島) 初出場▽九州嘉手納(沖縄) 初出場宮崎工(宮崎) 初出場 興南(沖縄)2年連続4回目自由ケ丘(福岡) 初出場 ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.01.29
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菊池、メジャーを断念し12球団OK卒業後の進路が注目されていた「ドラフトの超目玉」、花巻東(岩手)の菊池投手は記者会見を行い、日本球団でのプレー希望を表明した。菊池は29日のドラフト会議で、現時点で9球団(読売、広島、横浜を除く)からの1位指名が確実視されている。もし、9球団から1位指名を受けると野茂(近鉄)と小池(ロッテ=入団拒否)を抜いて史上最多となるが...。佐々木監督とともに会見に臨んだ菊池は「まだまだ自分のレベルでは世界で通用しないと思った。日本一の投手になってから挑戦したい」と話しメジャー挑戦を封印した。苦しい胸の内を「本当に迷って、きのう決めた。指名されれば、どの球団でもベストを尽くしたい」と明かし、12球団OKの姿勢を示した。会見の最後には感極まったのか、涙をこぼした。菊池自身は以前から「メジャー志向」を語っていたが、実際にドラフトが近付いてくると周囲から様々なプレッシャーが18歳にのしかかったようだ。個人的には、菊池が国内12球団OKを表明してホッとした。これほどの逸材がいきなりメジャーに渡ってしまうのでは、昨年の田沢(現、Rソックス)のショックの非ではない。田沢は社会人出身で菊池とは高卒との違いはあるが、やはり、日本球界で腕を磨いてから正々堂々とFA権を行使すればいいと思う。出来ればライオンズに入団して左腕石井一の後継者となり、涌井・岸・菊池でローテを組んでくれたら...。その田沢はメジャー・デビューを果たしたが、日本でのマスコミの反応は冷淡で扱いも小さく評論家諸氏の評判もよろしくない様だ...。ニューヨーク・メッツ・大慈弥功環太平洋担当部長「なぜ周りの大人が能力も志も持った子を(メジャー行きへ)後押しできなかったのか。(最後の涙は)自分の夢がかなえられなかったこと、そしてわれわれに申し訳ない気持ちからでしょう」---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.10.25
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中京大中京、史上最多の7度目の優勝!チ ー ム 123456789計日本文理(新潟)0110001159中京大中京(愛知)20000620X10第91回全国高校野球選手権大会・決勝戦は中京大中京(愛知)が日本文理(新潟)を10-9で破り、1966年以来43年ぶり7度目の全国制覇を成し遂げた。中京大中京の全国制覇は、中京商時代に春夏連覇した1966年以来で7度目となり、優勝回数で並んでいた広島商(広島)を上回って単独最多となった。夏は決勝で7戦7勝と決勝戦進出時には全て優勝しているのは凄いことだ。春夏の合計優勝回数も計11度に伸ばした。一方の新潟県勢として初の決勝に臨んだ日本文理は、野球不毛の地である新潟代表として初の決勝進出を果たし最終回には1点差まで詰より、あわやの場面を作ったが残念ながら一歩及ばなかった。【高校野球全国大会の結果】明治神宮大会 優勝:慶応(神奈川) 準優勝:天理(奈良)センバツ大会 優勝:清峰(長 崎) 準優勝:花巻東(岩手)選手権大会 優勝:中京大中京(愛知)準優勝:日本文理(新潟)昨秋からの全国3大会での結果は上記の通り。こうしてみると3大会共に決勝進出校は全部バラバラである。ただし、6校中花巻東を除く5校は昨秋の地区大会優勝校である。甲子園大会ではセンバツ大会の清峰の今村、選手権大会の中京大中京の堂林はいずれもドラフト候補の選手である。今村は投手としての高い素質からドラフト1位候補であり、堂林は古豪校のエースで4番とこちらは打者としての素質が高く評価されている。一方で、注目された花巻東の菊池は右脇腹と背筋痛でセンバツ大会に続いての決勝進出を逃した。それでも巨人を除く11球団(巨人はホンダの長野1位指名で決定済み)がドラフト1位候補としてリストアップしている上に、大リーグからも注目されている、まだ、国体が残っているのでそれまでに故障を治してもらいたい。---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.08.24
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花巻東、日本文理が4強進出!高校野球は準々決勝2試合が行われ、センバツでも対戦した花巻東(岩手)と明豊(大分)の対戦では、延長10回、7-6で競り勝って春に続いて連勝し初の準決勝に進出した。しかし、注目の花巻東・菊池は背筋痛を訴えて一旦レフトに退いた後、ベンチに退いた。元々痛みを訴えていたそうだが、本人からの申し出で監督もやむを得ず降板を決意し猿川へと交代した。準決勝までの中1日で果たしてどこまで回復して登板は可能なのか?プロのスカウトとしては故障具合の回復状況が気になるところだ。尚、岩手県勢の4強は第5回大会の盛岡中以来90年ぶり。もう1試合は、日本文理(新潟)がインフル禍でメンバーが揃わない初出場の立正大淞南(島根)を11-3で下し、春夏通じて新潟県勢初のベスト4に進出した。---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.08.21
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高校野球49代表決定夏の甲子園の出場校が決まった。今大会は前回優勝の大阪桐蔭、センバツ優勝の清峰(長崎)が予選で敗退。その2校を破ったPL学園(大阪)と長崎日大(長崎)が代表の座を射止めた。連覇(夏連覇、春夏連覇)の可能性を持った学校が出場しない大会だが、やはり今大会最大の注目は春準優勝の花巻東(岩手)だろう。エース菊地は150キロ台の速球を投げる本格派投手で、ドラフト最大の目玉とも目され20年に一人の逸材とも絶賛される左腕投手だ。センバツでは決勝戦で敗退したが、夏はどこまで勝ち上がるのかに注目が集まる。【北海道・東北】北北海道 旭川大高 6年ぶり7度目 南北海道 札幌一 7年ぶり2度目 青 森 青森山田 6年連続10度目 秋 田 明桜 13年ぶり8度目 山 形 酒田南 2年連続9度目 岩 手 花巻東 2年ぶり5度目 宮 城 東北 4年ぶり21度目 福 島 聖光学院 3年連続6度目 【関東】茨 城 常総学院 4年連続13度目 栃 木 作新学院 31年ぶり6度目 群 馬 東農大二 15年ぶり5度目 埼玉 聖望学園 6年ぶり3度目 千葉 八千代東 初出場 東東京 帝京 2年ぶり11度目 西東京 日大三 4年ぶり13度目 神奈川 横浜隼人 初出場 山 梨 山梨学院大付 9年ぶり4度目 【東海・北陸】静 岡 常葉学園橘 初出場 長 野 長野日大 初出場 新 潟 日本文理 3年ぶり5度目 愛 知 中京大中京 5年ぶり25度目 岐 阜 県岐阜商 3年ぶり27度目 三 重 三重 3年ぶり10度目 富 山 南砺総合高福野 初出場 石 川 日本航空石川 初出場 福 井 敦賀気比 11年ぶり5度目 【近畿】滋 賀 滋賀学園 初出場 京 都 龍谷大平安 6年ぶり30度目 奈 良 天理 3年ぶり24度目 和歌山 智弁和歌山 5年連続17度目 大 阪 PL学園 5年ぶり17度目 兵 庫 関西学院 70年ぶり7度目 【中国】鳥 取 鳥取城北 初出場 島 根 立正大淞南 初出場 岡 山 倉敷商 2年連続8度目 広 島 如水館 3年ぶり6度目 山 口 華陵 初出場 【四国】香 川 藤井学園寒川 初出場 愛 媛 西条 17年ぶり6度目 徳 島 徳島北 初出場 高 知 高知 3年連続13度目 【九州】福 岡 九州国際大付 27年ぶり3度目 佐 賀 伊万里農林 初出場 長 崎 長崎日大 2年ぶり8度目 熊 本 熊本工 3年ぶり19度目 大 分 明豊 5年ぶり3度目 宮 崎 都城商 28年ぶり2度目 鹿児島 樟南 4年ぶり17度目 沖 縄 興南 2年ぶり8度目 ---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.08.02
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花巻東・菊池、援護無く1点に泣くチ ー ム 123456789計清峰(九州・長崎)0000001001花巻東(東北・岩手)0000000000第81回選抜高校野球大会・決勝は3年ぶり2度目の決勝戦進出を決めた清峰(長崎)と、東北勢悲願のセンバツ初制覇を目指す花巻東(岩手)との間で行われた。決勝戦に残ったこの2校には今大会屈指の右腕今村(清峰)と左腕菊池(花巻東)がチームを牽引してきた。共に、今秋のドラフト1位最有力候補と目されていて、特に菊池は読売を除く(読売の1位指名は長野で決定済み)11球団が1位候補にリストアップするなどスカウトの評価も「将来のエース候補」「左腕では10~20年に一人の逸材」と絶賛されている。一方の今村も安定感のある投球で対戦相手を寄せ付けず、ランナーを出してから球速が一気に上がるなど、クレバーな投球術も持っている。そんなセンバツ決勝戦は清峰に軍配が上がった。清峰(長崎)は、3年前の決勝戦では横浜高校に21-0と歴史的大敗を喫し準優勝の喜びも吹っ飛んでいた。そんな先輩達の屈辱をこの決勝戦では今村が花巻東を7安打無失点に抑え1-0完封勝利。春夏を通じ、長崎県勢で初めて優勝を飾った。花巻東の左腕、菊池投手も連投の疲れをみせず好投したが、七回に失った1点に泣き、9回には2死から1,2塁と一打逆転優勝の好機を得たが最後の打者は今村の甘い球を捉えることが出来ず力の無いレフトフライに倒れ東北勢の甲子園初優勝に一歩及ばなかった。センバツ大会はこうして清峰が長崎勢初優勝を飾り幕を閉じた。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.04.02
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センバツ出場校が決定!第81回センバツ高校野球大会出場32校が決まった!!慶応(神奈川)が昨秋の神宮大会優勝で枠が1校増えた関東勢は東京都大会準優勝の早稲田実(東京)が関東・東京6枚目の切符を手にいれ、注目されていた「甲子園でも早慶戦」実現の可能性が出てきた。“早慶”が同時出場するのは大会史上初めて。推薦校の力が伯仲し、選考の難航が予想されていた東北の2校目には東北大会ベスト4の花巻東(岩手)がドラフト1位候補左腕菊池(阪神、中日、東京ヤクルトが1位候補と明言!)を擁し優勝校光星学院との試合内容が決め手となり選出、近畿最後の枠は近畿大会ベスト8の地元報徳学園(兵庫)が、中国・四国の5校目には中国大会ベスト4の開星(島根)が滑り込んだ。地元近畿勢は18年ぶりの箕島(和歌山)、天理(奈良)、PL学園(大阪)、報徳学園(兵庫)と春夏優勝経験校がずらりと揃った。また部員不足や過疎など困難な条件を克服したり、他校の模範になるなど戦力以外の特色を加味する21世紀枠には、利府(宮城)、彦根東(滋賀)、大分上野丘(大分)の3校が選ばれた。近畿勢から21世紀枠校が選ばれたのは初。初出場は利府、花巻東、下妻二(茨城)、福知山成美(京都)、開星の5校。利府だけは春夏通じて初の甲子園出場となった。まだこの時点で戦力分析をするのは時期尚早だが、神宮大会優勝校である慶応がその一角であることは間違いない。その慶応の神宮大会優勝の恩恵で関東からの選考枠が1校増えたことで、ライバル校でもある早実が選出されたのは興味深い。春夏通じての初出場校は1校というのは珍しいが、中京大中京(愛知)や天理やPLや今治西(愛媛)などの強豪校や箕島のように18年ぶり出場のかつての常連校が久し振りに出場するのも話題となるだろう。センバツ大会の成績は9月から始まる秋季大会(北海道と東京は単独開催)での成績を元に選考されることから、3月の約半年前の実力と本大会時では一冬を越して意外なチームが勝ちあがったり、ノーマークの地区の学校が上位進出したりする楽しみがある。その一方で久し振りの出場となった古豪の戦いぶりにも注目したい。「春はセンバツから」というように高校球児の戦いが春を運んでくる!(でも、今年は「春はWBCから...だったりして」) [出場校]▽北海道鵡川 5年ぶり3度目▽東北光星学院(青森)3年ぶり4度目花巻東(岩手)初出場▼21世紀枠利府(宮城)初出場▽東京国士舘 6年ぶり8度目早実 3年ぶり19度目▽関東+神宮大会枠1慶応(神奈川)2年連続8度目習志野(千葉)33年ぶり3度目高崎商(群馬)3年ぶり3度目前橋商(群馬)12年ぶり3度目下妻二(茨城)初出場▽東海中京大中京(愛知)2年連続29度目掛川西(静岡)15年ぶり4度目▽北信越日本文理(新潟)2年ぶり3度目富山商(富山)14年ぶり5度目▽近畿天理(奈良)2年連続19度目PL学園(大阪)3年ぶり20度目福知山成美(京都)初出場金光大阪(大阪)7年ぶり2度目箕島(和歌山)18年ぶり9度目報徳学園(兵庫)2年ぶり17度目▼21世紀枠彦根東(滋賀)56年ぶり3度目▽中国倉敷工(岡山)34年ぶり10度目南陽工(山口)3年ぶり4度目開星(島根)初出場▽四国西条(愛媛)4年ぶり6度目今治西(愛媛)3年連続11度目▽九州清峰(長崎)3年ぶり2度目神村学園(鹿児島)4年ぶり2度目明豊(大分)2年連続2度目興南(沖縄)26年ぶり3度目▼21世紀枠大分上野丘(大分)60年ぶり3度目ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.01.23
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常葉菊川、大阪桐蔭に記録的惨敗!チ ー ム 123456789計大阪桐蔭(北大阪)40101620317常葉菊川(静岡)0000000000第90回全国高校野球選手権記念大会の決勝戦は、毎回の21安打で17点を奪った大阪桐蔭(北大阪)が常葉菊川(静岡)を圧倒し、17年ぶり2度目の優勝を果たした。大阪勢の優勝も1991年の同校以来で、その1991年は初出場初優勝で萩原(阪神-近鉄)や和田、背尾(近鉄-巨人)らを擁しての優勝だった。一方の常葉菊川は昨年のセンバツ優勝校で、昨夏は連覇を狙ったが準決勝で敗退。今夏は監督のセクハラ報道などで監督が辞任し佐野監督(元中日)が急遽就任するなど慌しかったが、それでも準優勝は立派である。決勝での17得点、17点差は第6回大会(1920年)以来となる大会史上最多タイ。大阪桐蔭の投手福島由は、夏の決勝としては横浜の松坂大輔が京都成章相手に1998年に無安打無得点で達成して以来の完封勝利を果たした。打線も全6試合で2ケタ安打を放ち、投打ががっちりかみ合った。準決勝では横浜を昨春に続いて破り、決勝戦では歴史的な大勝をおさめた。今年の高校野球は北京五輪と日程が重なり、しかも記念大会で2日多かったこともあるがそれでも昨年より12万人多い観客動員を記録し、五輪の影響による観客減とはならなかったのは流石である。←「大阪桐蔭が優勝!」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.08.18
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沖縄尚学がセンバツ優勝!学 校 名123456789計聖望学園(関東・埼玉)0000000000沖縄尚学(九州・沖縄)11403000X9第80回センバツ高校野球大会決勝戦(甲子園球場)は、沖縄尚学(沖縄)が9-0で聖望学園(埼玉)を下し、沖縄勢として春夏通じて初優勝した1999年の第71回大会以来、9年ぶり2度目の優勝を果たした。沖縄は一回、先頭の伊古が右中間三塁打を放ち、伊志嶺への初球が暴投となる間に先制点。二回は四球の波照間が盗塁後、嶺井が送りバントで三塁に進め、続く新垣がスクイズバントを三塁前に決め2点目。三回には聖望学園の2番手・石田を積極打撃で攻略した。1死後、西銘、仲宗根、波照間が3連続長短打、さらに2死後にも新垣、東浜、高甫が3連続長短打を浴びせ、一挙4点を加点。五回には1死一、二塁から伊古が再び右中間を深々と破り長駆ホームイン。ランニング3ランで決定的な追加点を挙げた。決勝戦の様子を会社の昼休みを利用して休憩室で3回から5回まで観た。沖縄尚学の東浜投手はプロのスカウト注目の好投手。5試合目の登板で、過去の登板で打球を足に受けていて万全な体調ではなかったようだ。それでも140キロ前半の速球は威力があり聖望学園の打者は打てなかった。打者も引き付けてフルスイングするので打球が伸びる。序盤で大差がついてしまうほど沖縄尚学の打者はパワーがあった。9年前の初優勝時は準決勝でPL学園を延長で破り、当時のチームで背番号「1」を背負っていたのが比嘉監督だ。この時のチームには背番号「10」の右腕投手(名前は忘れた!)との2本柱でチームは見事に沖縄勢悲願の甲子園優勝を果たした。と言う事は、比嘉監督は選手として、そして監督としても優勝を飾った強運の持ち主だ。下馬評の高かった昨秋の明治神宮大会優勝校で春2連覇に挑んだ常葉菊川(静岡)や、同大会準優勝校横浜(神奈川)らは早いラウンドで敗退した。特に、横浜は北大津(滋賀)との初戦で敗れ大会を沸かせることなく去っていった。沖縄尚学には春夏連覇の期待が膨らむ。勿論、夏の大会に戻ってきて再び溌剌とした強さを発揮して連覇に挑んでもらいたい。 ▽沖縄尚学・比嘉公也監督東浜は制球に苦しんでいたが、気合で投げきってくれた。打線もしたたかに打ち崩した。最高のゲームだった。▽野球部OBで元広島・安仁屋宗八さん選手、監督の両方で優勝するとは、比嘉監督は大したもの。いい選手を育てたし、さい配も光った。チームは走・攻・守・投と、4拍子がそろっている。東浜投手は、あの細い体でよく投げた。▽1999年春優勝時の主将だった広島・比嘉寿光優勝おめでとうございます。気は早いですが春夏の連覇に向けてがんばってほしい。表彰式を見て自分たちの時とダブって見えました。▼聖望学園・岡本幹成監督「大塚は余力がなかったんでしょう。甲子園に来ていろんな勉強をさせてもらい、力以上のものを出せた。まだ発展途上のチームなので、この敗戦を糧にしてまた夏に戻ってきたい」試合の詳細はこちらでどうぞ←「沖縄尚学、2度目のセンバツ優勝!」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.04.04
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センバツ出場校決定!常葉菊川の連覇なるか?3月22日に開幕する第80回選抜高校野球大会の出場36校を決める選考委員会が開かれ、一般選考の32校と21世紀枠3校、希望枠1校の36校が決まった。昨春優勝校で昨秋の明治神宮大会優勝校の常葉菊川(静岡)の出場も決定し、PL学園(大阪)以来の春連覇へ挑む。初出場9校のうち4校が「甲子園初出場」となった。戦力以外の特色を加味して選ぶ21世紀枠は記念大会のために採用8年目で初の3校選出となり、36年ぶりの選抜に臨む成章(愛知)、ともに初出場の安房(千葉)と華陵(山口)が選ばれた。平安(京都)は最多記録を更新する36度目の出場。一般枠は例年、激論になる近畿地区がことしは平穏に収まった反面、関東・東京地区、東海・北信越地区の選出が予想通り難航した。神宮大会枠が、皮肉にも難航する要因の一つとなった模様だ。難航した関東・東京ブロック関東6番目の宇都宮南高(栃木)と東京準優勝の国士舘高の比較には、大会全体のレベルのほかに、両校のデータも照らし合わせた末に宇都宮南が未勝利に終わったことがマイナス材料と見られていたが、準優勝の慶応高(神奈川)相手に中盤までリードしたことや、ディフェンス面で優れているとの評価が決め手となって選ばれた。最近の関東地区の選出では、かつてのように「東京から2校」選出とは行かなくなってきた。東京の2番目(内容次第では準優勝校とは限らない)と関東の5、6番目との比較で決定されるようだ。今年の選出は神宮大会枠で1校増となった上に、安房(千葉)が「21世紀枠」で選出されたことで8校の選出となった。国士舘にとっては実力で劣る安房(千葉2位)が選ばれながらも選に漏れる気の毒な結果となった。関東一とは夏では同じ「東東京」ブロックで争うことになる。 敦賀気比、すべりこみ選出!東海・北信越は東海大会ベスト8で堅守の市岐阜商高(岐阜)と、北信越大会ベスト4で攻撃力の高い敦賀気比高(福井)が最後のイスを争った。常葉菊川(東海・静岡)の明治神宮大会優勝で増枠となったことが、逆にブロックをまたいでの2校の比較となった。この両校はデータだけで比較することが難しかったようだ。「決め手になるようなものがなく、最後は選考委員の見た目での判断。多角的に評価して決めた」と記者会見で本郷良直東海・北信越地区小委員長は敦賀気比高の選出理由を話した。だが、発表の際に一度、市岐阜商高と間違って発表し、会場にどよめきが起こるなど、激論となった一端も垣間見えた。北海道北海道/駒大岩見沢 9年ぶり8回目東北宮城/東 北 4年ぶり18回目福島/聖光学院 2年連続2回目希望枠岩手/一関学院 2年ぶり2回目関東(プラス神宮大会枠1)神奈川/横 浜 2年ぶり12回目神奈川/慶 応 3年ぶり7回目茨城/水戸商 7年ぶり4回目埼玉/聖望学園 春初出場千葉/千葉経大付 2年連続2回目栃木/宇都宮南 22年ぶり2回目21世紀枠千葉/安 房 春・夏初出場東京東京/関東一 21年ぶり3回目北信越長野/長野日大 春・夏初出場長野/丸子修学館 31年ぶり4回目福井/敦賀気比 10年ぶり2回目東海(プラス神宮大会枠1)静岡/常葉菊川 2年連続3回目愛知/中京大中京 6年ぶり28回目三重/宇治山田商 春初出場21世紀枠愛知/成 章 36年ぶり2回目近畿兵庫/東洋大姫路 5年ぶり7回目京都/平 安 5年ぶり36回目大阪/履正社 2年ぶり2回目和歌山/智弁和歌山 2年ぶり8回目奈良/天 理 3年ぶり18回目滋賀/北大津 3年連続3回目中国山口/下関商 29年ぶり14回目鳥取/八 頭 春初出場岡山/興譲館 春・夏初出場21世紀枠山口/華 陵 春・夏初出場四国高知/明徳義塾 4年ぶり13回目徳島/小松島 2年ぶり3回目愛媛/今治西 2年連続10回目九州大分/明 豊 春初出場沖縄/沖縄尚学 3年ぶり4回目熊本/城 北 11年ぶり3回目鹿児島/鹿児島工 春初出場←「センバツ出場校決定!」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.01.25
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大阪桐蔭・中田は日本ハムプロ野球の高校生ドラフトは、「高校ビッグ3」の一人で野手最大の目玉である高校通算87本塁打のスラッガー、中田翔外野手兼投手(大阪・大阪桐蔭)は、4球団による抽選の結果、北海道日本ハムが交渉権を獲得した。一方、5球団から指名され今夏の甲子園で最速157キロをマークし度肝を抜いた本格派右腕、佐藤由規投手(宮城・仙台育英)は、東京ヤクルトの古田監督が見事に交渉権を引き当てた。中田、佐藤とともに目玉選手である「ビッグ3」の一角を占める唐川侑己投手(千葉・成田)は地元千葉ロッテが広島との競合の末に交渉権が確定した。その後、外れ1位では、走攻守3拍子そろった横浜高・高濱卓也内野手に阪神と横浜、速球派右腕の市船橋高・岩嵜翔投手には中日と福岡ソフトバンクが重複。高濱は阪神が、岩嵜は福岡ソフトバンクがそれぞれ交渉権を獲得した。巨人は俊足巧打の熊本工高・藤村大介内野手を指名した。外れ外れ1巡目には、横浜は今春のセンバツ優勝投手の常葉菊川高・田中健二朗投手、中日は140キロを超えるストレートを持つ浦和学院高・赤坂和幸投手を指名した。裏金問題の制裁処分で上位指名権のなかった西武は4巡目から参加して、地元の春日部共栄高・斉藤彰吾外野手ら4名を指名した。 ■2007年高校生ドラフト 1巡目指名選手■【広 島】 安部 友裕 内野手 福岡工大城東【オリックス】 丹羽 将弥 外野手 岐阜城北【東京ヤクルト】 佐藤 由規 投 手 仙台育英【楽 天】 寺田 龍平 投 手 札幌南【横 浜】 田中 健二朗 投 手 常葉学園菊川【西 武】 指名権なし【阪 神】 高浜 卓也 内野手 横浜【千葉ロッテ】 唐川 侑己 投 手 成田【中 日】 赤坂 和幸 投 手 浦和学院【福岡ソフトバンク】岩崎 翔 投 手 市船橋【巨 人】 藤村 大介 内野手 熊本工【北海道日本ハム】 中田 翔 外野手 大阪桐蔭【西武は4選手を指名】西武は20人をリストアップして会議に臨んだ結果は4人指名となった。上位指名が予想される選手を除いてリストアップした中では、最も上位だった「武隈投手」を4位指名出来たと前田本部長は評価していた。スポニチ紙には7位指名の斎藤選手の記事が数日前に出ていたが、この選手は地元の選手で三拍子揃った選手として期待が大きいそうだ。更に、名前が「ショウゴ」というのも良いね!ポジション的には各ポジション一人ずつ指名したが、出来れば捕手ではなく投手か内野手を指名してもらいたかった。即戦力は大学・社会人ドラフトで「超目玉の東洋大・大場」を指名するそうだが、彼の入札に成功すれば岸以上の戦力になるのは間違いないだけに期待したい。4位:武隈 祥太投手 旭川工業5位:梅田 尚通内野手 鯖江6位:中田 祥多捕手 鳴門工業7位:斉藤 彰吾外野手 春日部共栄▼西武・前田康介球団本部長の話 (全ポジションで)バランスよく選手が残っていた。制限の中ではパーフェクトに近い。(今後の交渉は)スカウトが誠意を持って当たってくれると思う。←「高校生ドラフト」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「セ・リーグ首位争い関係」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2007.10.03
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中井監督、謝罪!40年ぶり3度目の決勝で敗れ、悲願の夏Vを逃した広陵・中井哲之監督)は怒りで震えていたそうだ。8回の審判の判定に本心を隠さなかった。「ストライク・ボールで、あれはないだろうというのが何球もあった。もう真ん中しか投げられない。少しひどすぎるんじゃないか。負けた気がしない。言っちゃいけないことは分かっている。でも今後の高校野球を考えたら…」。試合後のベンチで思いを吐き出した。 特に問題視したのは、4点リードの8回裏1死満塁。カウント1-3から、エース野村が投じた1球だ。佐賀北・井手に、外角低めにこん身の直球を投げた。しかし桂球審の判定はボール。押し出し四球で1点を与え、続く3番副島の逆転満塁弾につながった。ボール判定の時、普段はポーカーフェースの野村が驚きの表情を浮かべ、捕手の小林はミットで3度地面を叩いた。この光景が中井監督の胸を打った。「あの1球は完ぺきにストライク。ウチでは審判の判定にどうこう言う教育はしていない。その子が言ってくるんだから。キャッチャーは『どうしたらいいですか?』という顔をしていた」。7回まで1安打の好投も逆転負けを喫した野村は「狙った所には投げた。思い切って投げたので、悔いはない」と話すにとどめた。選手は不平を言えない。同監督は宿舎に戻っても収まらなかった。「子どもたちは命を懸けてやっている。審判の権限が強すぎる。高野連は考えてほしい。これで辞めろといわれたら監督をやめる」。3度目の決勝も敗れ、後味の悪い夏の終わりとなった。中井監督は優勝報告会のため大阪市内の朝日新聞本社を訪問し、学校長同席の上で、脇村春夫会長、田名部和裕参事(こいつが高野連を牛耳っていると報道されている!)と会談。「野球は審判が最終の判断を下す。それをよく理解するように」と同会長から注意を受けた。中井監督は「選手の悔しい思いを代弁し、つい口から出てしまった。申し訳ありません」と反省した。私なら会長に「最終の判断を下す審判が常に高い技術を持って判定を下して欲しい」と言いたいですがね。高校野球の審判の技術の低さは今に始まったことではない。中井監督だけでなく多くの学校の監督らも同様の考えだと思う。しかし、佐賀北の優勝の事実は動かないし佐賀北の戦いぶりは立派だった。私は準々決勝の試合を観ていたが、この試合の審判の判定も明らかに間違いが多かった。この試合に限れば、むしろ帝京に有利な判定が多かったと私は感じた。それでも佐賀北は勝った!決勝戦の問題の場面も押し出しの一球も明らかに「ストライク」である。この試合は生で見ていないが、球審が1回から最後まであのコースをボールと判定していたのかな?だとしたら大いに問題ありだ。甲子園では過去にも「4アウト」「エンタイトル満塁本塁打」などの「歴史的誤審」があるのは有名な話だ。高野連は中井監督の発言に対し「予想どうり」厳重注意を与えた。しかし、これでは何の解決にもならない。審判の技術の未熟さは明らかであり、今後は、中井監督の捨身の抗議をしっかりと受け止める位の度量が欲しかった。「特待生問題」に端を発した高野連による「私学バッシング」の「最終形」がこの「疑惑の判定」である。なんて思う人も出るかもね、この高野連の態度では...。←「中井監督、誤審発言」の話題も探せる!←西武ライオンズやプロ野球のことならここ←プロ野球、メジャーリーグの情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2007.08.24
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佐賀北、ミラクル優勝!!第89回全国高校野球選手権大会最終日は,佐賀北(佐賀)が5-4で広陵(広島)に逆転勝ちし、2度目の出場で全国制覇を果たした。佐賀勢の優勝は1994年の佐賀商以来2度目で、公立校の日本一は96年の松山商(愛媛)以来。センバツ8強の広陵は準決勝でセンバツ覇者常葉菊川を破ったが念願の夏優勝(春3度優勝)に一歩届かなかった。佐賀北は0-4と劣勢で迎えた八回、一死満塁から押し出し四球で3点差。さらに今大会2本塁打している3番・副島がレフトスタンドへ満塁本塁打を放って試合をひっくり返した。佐賀北の試合は準々決勝の帝京(東東京)戦を観戦したが、この試合は佐賀北が先制し帝京が追いつく展開だった。佐賀北はサヨナラ勝利を収めたが、帝京の攻撃を堅い守りで阻止した上での勝利は見事だった。投手は2人でまかなった。背番号「10」が先発して中盤まで試合を作ると、後半は背番号「1」が相手の反撃を見事に断ち切る継投がこのチームのパターンだった。攻撃は今日の試合で満塁弾を放った副島が3本塁打を放っているが、しぶとい打撃が持ち味のようだ。佐賀北は「開幕試合、延長引き分け再試合、サヨナラ勝利、優勝」と他のどの学校より一番長く甲子園で試合をこなし初優勝を成し遂げた。試合を重ねるたびに強くなっていった典型的なパターンだ。まさに「ミラクル優勝」と言った表現が当てはまる。一体、この優勝を果たして全国の高校野球ファンの誰が予想しただろうか?佐賀北の関係者、佐賀県民でさえ「1勝はして欲しい」と願っていたレベルだと思う。今大会はセンバツ大会後に、西武の裏金問題に端を発した「特待生問題」で高校野球が大いにゆれた。そして今大会優勝したのは県立高校だった。【佐賀北高、甲子園での成績】1回戦 佐賀北 2-0 福井商2回戦 佐賀北 4-4 宇治山田商(15回引き分け)2回戦 佐賀北 9-1 宇治山田商3回戦 佐賀北 5-2 前橋商準々決勝 佐賀北 4X-3 帝京準決勝 佐賀北 3-0 長崎日大決勝 佐賀北 5-4 広陵←「佐賀北優勝」の話題も探せる!←西武ライオンズやプロ野球のことならここ←プロ野球、メジャーリーグの情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2007.08.22
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高野連が全加盟校を対象に実施した日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の実態調査が締め切られ、午後6時の発表で計334校が制度実施を申告した。対象部員は判明しているだけで約7500人だった。春夏の甲子園大会で5度優勝の横浜高(神奈川)をはじめ、2004、05年の夏の選手権大会で2連覇を果たした駒大苫小牧高(北海道)や今春の選抜大会を制した常葉学園菊川高(静岡)など、甲子園大会優勝経験のある21校が含まれ、高校野球の強豪校で特待制度を採用している実態が明らかになった。また、334校はいずれも私立校で、日本高野連に登録している773校の4割強にあたる。横浜高校はこれで小倉部長が辞任に追い込まれた。小倉部長は渡辺監督と二人三脚で横浜高校野球部を仕切ってきた人物だ。部長の肩書きながら、投手育成には定評があり松坂(Rソックス)、涌井(西武)、成瀬(千葉ロッテ)、松井(東京ヤクルト)、横山(横浜)などをプロに送り込んでいる。常葉菊川高はセンバツで優勝したが特待生が在籍していることが発覚し当該選手を除いて県大会に臨んだ。ところがこの決定が急だったこともあり、センバツ優勝に貢献した選手が出場できず何と県大会初戦で敗退となった。「違反校なし」の報告があったのは高知県高野連だけで、東京都高野連は報告締め切り時間を間違えて、20校の申告が間に合わなかった。西武ライオンズの裏金問題に関与した専大北上高(岩手)で早大の清水元選手が高校在籍時に野球部員の特待生だったことが発覚したことを受け、高野連は「野球部員であることを理由にしたスポーツ特待制度」の実態調査の実施を決定。4月24日から全国の硬式約4200、軟式を合わせると延べ約4800の加盟校校長に文書で回答を求め、2日までに特待制度の内容、人数を申告させた。★高野連・田名部和裕参事に聞※以下の書き込みは管理人の「怒り」です! --数字は想像以上か 「全く違反がないとはもちろん思っていなかったが、ここまでたくさんあったのか…という思い。コミュニケーション不足がこういう結果を招いた。残念だ」※今まで放置していた高野連の責任はどうなる? --有力校の名前も多かった 「(処分後も)何とか新しい高校野球の中核として再生してほしい」※寝ぼけた事を言うな! --これで解決か 「分かりやすい基準作りを継続的に行い、高野連の考え方を広く、しっかりと伝えていきたい」※憲章のこの条項を配しするのがベストである。「高野連の考え方」は世間から総スカンを食らっていることを分かっていない! --新たな違反発覚や隠ぺいにはどう対応するのか「思い違いなどもあるし、あくまで状況次第。ルールを守ろうという話。守らない学校は想定しない」※「思い違い」をしているのは高野連の爺さんどもだけだ! --野球だけがなぜいけないのかという批判もある 「根本には行き過ぎた野球留学、特待制度による中学生の募集という問題がある。今回問い合わせのあった各校との話の中でも、こうした問題への憤りの声は聞いたし、中体連や高体連の一部からも、ご理解とご賛同を得た」※野球留学だってどこが悪いの?県境に住んでいて地元の高校より隣県の高校が近いからとの理由で入学しても「野球留学」なのか? --学生野球憲章の見直しはないのか「アマチュア規定をうたった学生野球憲章13条については不変だが、今回の件で、運用上の解釈についてはあらためて勉強することになった。11月の評議員会をメドに各方面の意見を伺いながら、基準作りを進めたい」※11月?何を馬鹿な!直ぐにでも「削除」するべきだ!◆脇村春夫・日本高野連会長「非常に数が多いことに驚いている。学生野球憲章13条の順守を通達していたが、行き届かなかったことを高野連としても反省しなければならない。(特待生問題について)見直す考えはない。野球留学とも関連する問題であるし、今後も徹底していきたい」※野球留学、特待生と何だか私立高校を目の仇にしているようだが、私立高校を排除して高校野球が成り立つとでも思っているのか?私立と公立が共存してこその高校野球なのに、「私立高校だけが悪人」扱いで「公立高校は善」とでも言いたげではないか!こんなことをしていたら高校野球の人気に翳りが出てしまうが、高野連はそれでも頑なな姿勢を貫くのか?←是非クリックして下さい←是非クリックして下さい人気blogランキングへ
2007.05.02
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常葉学園菊川、東海決戦を制し初優勝!大垣日大 2 2 0 0 0 1 0 0 0 5 常葉菊川 1 1 1 0 0 0 1 2 X 6 第79回選抜高校野球大会、決勝戦は決勝初進出同士のフレッシュ決戦は、常葉学園菊川(静岡)が八回、3長短打に敵失をからめ逆転。希望枠から勝ち上がった大垣日大(岐阜)を6-5で破り、春夏通算3度目の甲子園で初優勝を飾った。静岡県勢の優勝は、森下知幸監督が浜松商主将として優勝(準優勝は福井商)した1978年以来、29年ぶり4度目。大会を通じてバント「1」という攻撃野球で、同監督は選手、監督の両方で頂点に立った。対する大垣日大は1点リードの8回。紫紺の優勝旗がチラついた2死走者なしから、失策も絡み2点を失い逆転負け。希望枠と言う守備力を評価されての出場でここまで手堅い守備力で勝ちあがってきたが、最後に守備の小さなミスが勝敗を決してしまった。阪口慶三監督の節目、東邦高校(愛知)時代から甲子園で積み上げた監督通算30勝を初出場初優勝の快挙で飾ることはできなかった。それでも勝ち上がるたび無欲を強調してきた阪口監督は納得の表情。「満点、満点。これだけ甲子園で成長したチームはない」。0-4で完敗した昨秋の東海大会準決勝から5カ月後の「再戦」。主導権を握ってあと1歩まで押し込んだ。1人で全5試合計643球を投げ抜き進撃を支えたエース森田貴之投手も「こんなに雰囲気のいい所で1人で投げられた。満足です」と涙はなかった。戦前の下馬評には全く挙がらなかった東海勢の両校だが、優勝校の常葉菊川(ヤンキースとそっくりのユニフォームには驚きましたね!)は準々決勝で中田を擁する大阪桐蔭を破り、大垣日大は準決勝で帝京を破るなど決してフロックで決勝進出を果たした訳ではない。大阪桐蔭の中田や、帝京の太田のような傑出した選手を擁しないでも勝ちあがれるのが高校野球の魅力でもあることを証明してくれた。この2校はこれから夏の大会に向けて一転した追われる立場になった。常葉菊川はこれを機に招待試合の申し入れが殺到するだろうし大垣日大も同じだろう。夏の間までにチームを強化し選手権大会に元気な姿で再び戻ってきてもらいたい。「希望枠」で出場した大垣日大は、夏は「自力」で出場し実力を証明してもらいたい。人気blogランキングへ←是非クリックして下さい
2007.04.04
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大阪桐蔭の中田翔選手が2回戦の佐野日大戦で2打席連続本塁打と1試合2本塁打の2つの大会タイ記録をマークした。2打席連続は64回大会の松井秀喜(星稜)以来10人目。1試合2本塁打は76回大会の中村桂司(大阪桐蔭)以来16人目。過去には清原和博(PL学園)元木大介(上宮)らも記録している。中田は三回の第2打席で左越えに3ラン。四回の第3打席では左中間席に2ランを放った。今日の勝利で大阪桐蔭はベスト8進出を果たし、次の試合は31日土曜日の第1試合で常葉菊川(静岡)と激突する。大観衆が詰め掛けるであろうこの日、中田が高校野球史に残る一発を放てるだろうか?大阪桐蔭は中田が「背番号1」を背負うが1回戦登板も右ひじ痛の影響でスピードは押さえ気味の最速140km/hだった。登板後の状態もイマイチとの報道もあるが、投手としての才能を遥かに凌ぐ長距離打者としての素質は誰が見ても明らかだ。がっしりとした下半身から繰り出される高校生とは思えないパワーは少しでも甘いコースに入れば確実にスタンドへと打球は消えてゆく。中田の打棒が健在である限り大阪桐蔭の他の投手の失点もカバー出来るだろう。1回戦で20奪三振を記録した帝京の大田投手との対戦は決勝までないだろうが、もし実現すれば大いに沸くだろう。人気blogランキングへ
2007.03.28
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選抜高校野球の組み合わせが決まった。センバツは夏の選手権と違い1回戦から決勝戦までの雛形が全て決まるのが違いだ。注目は大阪桐蔭の超高校級スラッガーの中田の存在だ。大阪桐蔭はいきなり初日第2試合に登場するが、対戦相手の「日本文理(新潟)」は強豪校ではないが最近は力を付けてきているので油断は禁物だが順当に勝利するでしょう。練習試合解禁と同時に中田の打棒も費を吹き既に高校通算70号を放つなどその存在は際立っている。ポジションは投手だが投手としての登板はないだろうから現時点ではライトで出場するだろう。大阪桐蔭は投手力が弱いので中田を含めた打線が弱い投手陣を支えれば上位進出は難なく達成する。開幕戦は佐野日大(栃木)と初出場の大牟田(福岡)のカード。70年ぶり出場の県和歌山商(和歌山)は第2日第2試合で古豪の熊本工(熊本)と顔を合わせる。 第2日第3試合の中京(岐阜)-千葉経大付(千葉)、第4日第2試合の広陵(広島)-成田(千葉)、第5日第2試合の関西(岡山)-高知(高知)などが1回戦の好カードとなった。 選手宣誓は抽選の結果、千葉経大付の飯窪主将が務める。組み合わせ▽1回戦 第1試合 佐野日大(栃木)―大牟田(福岡) 第2試合 大阪桐蔭(大阪)―日本文理(新潟) 第3試合 常葉菊川(静岡)―仙台育英(宮城) ◆第2日 第1試合 今治西(愛媛)―都留(山梨) 第2試合 県和歌山商(和歌山)―熊本工(熊本) 第3試合 中京(岐阜)―千葉経大付(千葉) ◆第3日 第1試合 報徳学園(兵庫)―室戸(高知) 第2試合 宇部商(山口)―日大藤沢(神奈川) 第3試合 帝京(東京)―小城(佐賀) ◆第4日 第1試合 聖光学院(福島)―市川(兵庫) 第2試合 広陵(広島)―成田(千葉) 第3試合 北陽(大阪)―鹿児島商(鹿児島) ◆第5日 第1試合 旭川南(北海道)―創造学園大付(長野) 第2試合 関西(岡山)―高知(高知) 第3試合 都城泉ヶ丘(宮崎)―桐生第一(群馬) ◆第6日 第1試合 北大津(滋賀)―大垣日大(岐阜)人気blogランキングへ
2007.03.15
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【出場校決定!】第79回選抜高校野球大会の出場32校が26日決まった。プロ注目のスラッガーで今秋ドラフト最大の目玉、中田を擁する大阪桐蔭(大阪)、昨秋の明治神宮大会を制した高知(高知)などが選ばれた。選抜大会優勝経験校は高知のほか、帝京(東京)報徳学園(兵庫)広陵(広島)の4校。戦力以外の特色を加味して選ぶ21世紀枠には、ともに初出場の都留(山梨)と都城泉ケ丘(宮崎)を選出。都城泉ヶ丘は東国原(そのまんま東)宮崎県知事の母校としても注目を浴びそうだ。守備力を重視して各地区(神宮大会枠で増枠された四国を除く)の補欠1位校から選考する希望枠は大垣日大(岐阜)が選ばれた。高知高校が優勝した昨秋の明治神宮大会枠として、四国に1校選考枠が追加され室戸(高知)が選出された。春夏通じて初出場は都留(山梨)、大垣日大(岐阜)、市川(兵庫)、大牟田(福岡)、都城泉ヶ丘の5校。最多出場は広陵の21度。【注目の選手と展望】さて、注目の選手は何と言っても清原以来の逸材との評判も高くドラフトの最大の目玉と目される大阪桐蔭・中田だ。彼は1年夏に3年生エース辻内(巨人)、主砲平田(中日)に交じり投げては147キロ打っては5番とまさにスーパー1年生としてデビューし強烈な印象を植え付けた。投球の方は右ヒジの不安で登板はなさそうだが、何と言っても高校生レベルを遥かに超えたパワーは桁外れだ。昨夏は早実・斉藤の巧みな配球に3三振を喫したがセンバツでは成長した姿を全国のファンに披露してくれるだろう。その中田を擁する大阪桐蔭は近畿大会決勝戦で報徳学園(兵庫)に敗れ準優勝に終わった。近畿大会優勝校として神宮大会に出場した報徳学園は準優勝を果たしており、大阪桐蔭のチームとしての力量も見逃せない。秋の日本一を決める神宮大会で優勝し、四国に増枠をもたらした高知高校も当然ながら優勝候補の一角である。その他では昨夏8強の帝京(東京)や春に強い広陵(広島)の存在も見逃せない。【センバツ出場校】 ▽北海道 旭川南(北海道)初出場 ▽東北 仙台育英(宮城)6年ぶり9度目 聖光学院(福島)初出場 ▽東京 帝京(東京)11年ぶり13度目 ▽関東 千葉経大付(千葉)初出場 佐野日大(栃木)13年ぶり3度目 日大藤沢(神奈川)9年ぶり3度目 桐生一(群馬)3年ぶり3度目 成田(千葉)2年連続2度目 ▽21世紀枠 都留(山梨)初出場 ▽北信越 日本文理(新潟)2年連続2度目 創造学園大付(長野)初出場 ▽東海 常葉学園菊川(静岡)3年ぶり2度目 中京(岐阜)4年ぶり5度目 ▽希望枠 大垣日大(岐阜)初出場 ▽近畿 報徳学園(兵庫)3年ぶり16度目 大阪桐蔭(大阪)3年ぶり3度目 市川(兵庫)初出場 北大津(滋賀)2年連続2度目 北陽(大阪)13年ぶり8度目 県和歌山商(和歌山)70年ぶり3度目 ▽中国 広陵(広島)3年ぶり21度目 関西(岡山)3年連続9度目 宇部商(山口)2年ぶり7度目 ▽四国 高知(高知)6年ぶり14度目 今治西(愛媛)7年ぶり9度目 ▽神宮大会枠 室戸(高知)初出場 ▽九州 熊本工(熊本)3年ぶり20度目 大牟田(福岡)初出場 鹿児島商(鹿児島)21年ぶり12度目 小城(佐賀)初出場 ▽21世紀枠 都城泉ケ丘(宮崎)初出場人気blogランキングへ
2007.01.26
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兵庫国体の高校野球・硬式の部は4日、兵庫県高砂市の高砂市野球場で決勝が行われ、夏の全国選手権で決勝引き分け再試合を戦った早稲田実(東京)と駒大苫小牧(北海道)が再び顔を合わせた。早実は4回、2死から5番船橋が二塁強襲安打で出塁し、田中の暴投で二塁進塁。ここで斎藤は、カウント1-1からの速球に詰まりながら、しぶとく右翼線に落とす。船橋が本塁を踏み、早実に虎の子の1点が入ったのだった。斎藤は投げては粘り強くコーナーを突き、4回1死満塁の最大ピンチも、遊ゴロ併殺打でしのぎ切った。「斎藤1人にやられた。今大会30イニング以上投げて(33イニング)、1点しか取られなかったのに、大事な所で取られた。自分の甘さが出た。斎藤とはまた対戦したい。プロで? そこしかないですから」と、田中はじだんだを踏んだ。国体の決勝が夏の甲子園大会決勝と同じ顔合わせとなったのは98年に松坂大輔(現西武)を擁した横浜と京都成章(京都)以来6度目で、そのうち夏に続く国体優勝は4度目。この両校の対戦は昨秋の明治神宮大会では駒大が勝利しこの大会も優勝したものの、選抜大会は選手とは無関係の3年生部員の不祥事で「出場を取り消される」理不尽な高野連の決定で対決はならず。そして夏の大会では決勝戦での戦いぶりは何の解説もいらないだろう。1勝1敗1分のタイで迎えた国体決勝戦では早実が駒大を返り討ちにしこの両校の対決は早実の勝ち越しで終わった。従来は国体の後にドラフトが開催されていたが今回は国体が夏秋同時開催となり、出場選手の何人かはドラフト指名を受けていた。スタンドの観衆も徹夜組が出る等いつもの国体とは異なった雰囲気だったようだ。これで高校野球の今季の公式戦は全て終了し、現在は選抜大会の予選が各地で行われており地方大会の代表校も絞られつつあるのでそちらも楽しみにしたい。ただし今春の優勝校横浜高校、夏の優勝校早実、同準優勝校駒大苫小牧は予選で既に敗退してしまいこれらのチームは来夏の出場を目指して頑張っているだろう。来年はどんなドラマが待っているだろうか楽しみにしたいね。人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【写真館】東北温泉巡り1東北温泉巡り2[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1.Soundtrack/The Bodyguard
2006.10.04
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西武、増渕を外し木村(埼玉栄)を1位指名プロ野球のドラフト会議の1巡目指名は、今夏の全国選手権大会で準優勝した田中将大投手(北海道・駒大苫小牧)には4球団が競合し、楽天が交渉権を獲得した。楽天1巡目・田中将大投手(駒大苫小牧)の話:新しいチームなので歴史に名を刻めるような選手になりたい。今までと同じ挑戦していく気持ちを忘れず、すべてをバランスよく向上させていきたい。阪神、中日、巨人の3球団が重複し、高校生野手ナンバーワンといわれる堂上直倫遊撃手(愛知・愛工大名電)は地元の中日に決まった。堂上は父も中日の中継ぎ投手として活躍し、兄も在籍中と中日一家だ。堂上は昨春の選抜大会で2年生4番としてモノの違いを発揮しその強打は注目の的で、予選では救援投手としても度々登板し140km/hを越す速球を投げセンスの高さを見せ付けていた。中日1巡目・堂上内野手(愛工大名電)の話:本当にうれしい気持ちでいっぱい。父と兄もずっと中日でやってきたので、自分もそこでしっかりやりたい。(楽天が指名の)田中とプロの世界でも対戦できたら打ちたい。2球団が抽選した増渕竜義投手(埼玉・鷲宮)はヤクルト、大嶺祐太投手(沖縄・八重山商工)はロッテに確定。唯一の単独指名となった広島は前田健太投手(大阪・PL学園)の交渉権を獲得した。大嶺はソフトバンクが囲っていたようだがロッテにまんまとさらわれてしまった。ロッテ指名の戸惑いを見せているようだが、もしこれでロッテ入団を拒否したら「新垣」と同じ路線を辿り「九州共立大→希望枠」で4年後の裏金ミエミエの入団となるのかな?投手補強を目指していた西武・伊東監督にとっては大満足の高校生ドラフトになった。初体験のくじ引きでは鷲宮・増渕竜義投手の交渉権を逃したが、同等の評価をしていた埼玉栄・木村文和投手の1巡目指名に成功。「木村君を“外れ1巡目”と呼ぶのは失礼。評価は増渕君と同じ」と笑顔を見せた。3巡目指名の中部大一・朱大衛投手も「プロで大化けするかも」と大きな期待を寄せていた。増渕の指名を巡ってはロッテが直前になって指名を匂わせたが、これは大嶺(八重山商工)指名の煙幕だったと判明。ソフトバンクは単独指名と思い込んでいただけに、競合の末に敗れたのは大いに誤算であろう。さてヤクルトと西武の一騎打ちになった増渕はヤクルト・古田監督が先に引いて伊東監督は残り物に...「福」は無かったのは残念でした。それでも監督が語っているように東京出身で埼玉栄高校の木村を指名できたのは増渕を逃した悔しさはあるが上々の出来だろう。木村は他球団も有力な「外れ一位候補」に上げていたし、スポニチ紙では外れ一位は「朱(中部大一高)」と書き立てていたがこの投手を3位指名できたのも良かった?朱は中日が堂上(愛工大名電)を外した場合の有力外れ一位候補だった投手だ。人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【写真館】東北温泉巡り1東北温泉巡り2[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1.Enya/The Memory Of Trees
2006.09.25
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早実、優勝!駒苫夏3連覇ならず第88回高校野球選手権決勝は早実(西東京)がついに夏の甲子園の頂点に立った。37年ぶり史上2度目となる決勝戦引き分け再試合の大一番で、73年ぶりの3連覇を目指した駒大苫小牧(南北海道)を破った。東京勢の優勝は2001年の日大三(西東京)以来、6度目。連日の先発となったエース右腕・斎藤佑樹が13奪三振で完投。大会通算奪三振を歴代2位の78に伸ばし、春、夏合わせて歴代2位の104奪三振を記録するなど数々の記録を塗り替えた。2日間で296球を投げる熱投で、偉大なOB・王貞治投手(現ソフトバンク監督)や荒木大輔投手(現西武投手コーチ)も成し得なかった偉業を達成した。私の自宅もブロックで言えば「西東京」であり、高校は国分寺駅が地元でしたので「地元」の高校が優勝したのは嬉しいです。私は中央線で職場まで通っているが昨日の帰宅時に国分寺駅から乗ってきた人たちの手には号外を手に新聞を読みふける人たちが目立ちましたね。早実は1915年、第1回大会に出場。春は18度出場で優勝、準優勝が1度ずつあるが、夏は過去26度の出場で準Vが最高成績だった。伝説のOB、王投手、荒木大輔投手を超えたことになる。荒木を擁して春夏5季連続出場を果たし1980年には準優勝を果たしたが、荒木がプロ入り(ヤクルト1位)してからは夏は1996年に1度だけ出場しただけで「低迷期」が続いた。今回の出場はそれ以来の10年ぶりの出場で、中でも一番苦戦したのは予選決勝戦の対日大三ではなく初戦の都立昭和戦の3-2だった。途中まではリードを許し際どく逆転勝ちした試合だった。2000年3月に新宿区から現在の国分寺市へ移転し、同時に東東京から西東京へブロックも移動した。このブロックには日大三という強豪校がいて早実の西東京代表としての「初出場」も後一歩のところで逸していた。今大会の早実の快進撃の最大の要因は、やはり選抜出場後レベルアップした斉藤投手の出来だった。ストレートは常時140km/hを越し変化球もスライダー、フォークが要所で決まっていた。一方の駒大の田中投手は夏V3を目指すチームの大黒柱であり打撃センスを抜群で、全国球児の目標の選手である。彼の持ち味は最速150km/hの速球と右打者外角への高速スライダーが武器の馬力のある投手だ。私はこの二人の投手を昨秋の明治神宮大会で観戦しているのだが、田中投手の出来は今大会よりこの時のほうが遥かに良かった。斉藤投手はストレートは140km/h前半程度でフォークを多用していたが、フォークの制球は今ひとつだった印象を持った。それだけに選抜出場を経て大きく成長した斉藤がチームに勝利をもたらしたと言える。両投手は進路を明確にしていないが田中はプロ志望、斉藤は未定だがプロ志望とも噂されている。もし二人ともにプロ入り希望を表明すれば高校生ドラフトでの1位指名は確実視されている。田中投手には地元日本ハムが早い段階で指名を表明しているし、他に2,3球団の指名も予想されている。ソフトバンク・王貞治監督「この優勝は斎藤投手の熱投の一語に尽きる。そして昨日までの疲れなどすべてを超越した、チーム一丸となっての勝利です。今はとにかくゆっくり休んでください。本当におめでとう」西武・松坂大輔投手「どっちが勝つか楽しみな試合。テレビでゆっくり見ていました。(斎藤は)4連投でも、それができるような練習を積んできたんだと思います。ぼくは準決勝(明徳義塾戦)が1イニングだったので、実質は3連投でしたね」人気blogランキングへ[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1.Roberta Flack/Set The Night To Music
2006.08.22
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高校野球埼玉大会・決勝戦観戦記鷲宮 - 浦和学院 決勝戦 (県営大宮公園野球場)鷲 宮 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 浦和学院 2 0 0 0 0 1 0 1 x 4(鷲)増渕竜-赤荻 (浦)坂上、赤坂、坂上、赤坂-真中 ▽本塁打 鮫島(浦) (浦和学院は2年ぶり8度目の出場) 全国各地で甲子園への地方大会の予選も佳境を迎え、既に代表校も決まっている中で今日は埼玉県大会の決勝戦を観戦にいった。場所は大宮公園内の県営球場で正午からの試合開始であったが、自宅からの所要時間を90~105分と読んでいたのだが出るのが少し遅れた。大宮駅に着いてタクシー乗り場には11:40に乗ったが球場へは渋滞が予想されていたが途中から全く動かず。結局、球場に着いたのは1回裏の途中で浦学が2点を既に先制していた。何で2点入ったのかはその時点では当然分からなかったが2ラン本塁打での先制だった。 いざ、急いで球場の中に入ると既に満席で立見状態。スタンドを移動しながら空席を探すがそれも徒労に終る。正午開始の試合は陽射しがきついが時折小雨がぱらつくが暑かった!そんな中で通路には鈴なりの観客が溢れており、場内アナウンスや係員が時折やってきて「通路での見学はダメ!」と言うがこれは無視するしかない。さて試合のほうは春の県大会優勝校の公立校鷲宮のエース増渕竜が強豪浦学相手にどういう投球をするかがポイントだった。増渕は最速149km/hを誇り駒大苫小牧の田中と二人で東日本ナンバーワン右腕を争い、今秋のドラフトでは一位指名が確実視(どの球団が指名するかは別として)されている注目の右腕投手だ。スリークォーターから投げる速球、スライダー、シンカーにシュートも投げる。ここまでの成績も第一シードらしく無難に勝ち上がり5回戦の市浦和戦ではノーヒットノーランを記録するなど、その実力を遺憾なく発揮し準々決勝では春日部共栄を準決勝では聖望学園の甲子園出場経験校を撃破し決勝まで進んできた。関東以外の方には馴染みがない鷲宮高校だが選抜出場経験は一度あります。試合は1回に浦学が先制したあとは、序盤に浦学が目まぐるしく投手を外野手と交代させるなどで鷲宮の攻撃を断つ。一方の鷲宮の増渕竜は噂の140km/hを越す快速球こそ連投の影響で見られないが、それでも指に掛かった時のストレートには目を見張るものが感じられ豊かな将来性を伺わせた。浦学はこの怪物投手を6回と8回にも攻略し10安打を浴びせたのは流石県内屈指の強豪校だ。鷲宮も浦学の背番号「18」の投手が安定してきてからは中々攻略の糸口を見いだせられず守備も乱れ残念ながら夏の甲子園初出場はならなかった。敗戦の瞬間はスタンドからは健闘を称える拍手が鳴り止まなかったが、特に1塁側の鷲宮サイドではナイン等が試合後に挨拶に来た時は大きな拍手が送られた。浦学はそつの無い攻めと序盤の必死の細切れ継投で鷲宮の反撃の芽を摘んだのが終盤に来て効いて来た。埼玉大会は激戦区でありプロ注目の好投手が多い地区であり、その中から勝ち上がった浦学は甲子園でも十分に戦えるであろう。鷲宮は私学の強豪がひしめく中で春の県大会に続き決勝まで進出したがあと一歩の壁を破れなかった。それでも増渕竜の今後の進路を巡ってはプロ球団の激しい争奪戦が繰り広げられるであろう。そして何時の日かプロのユニフォームを着て、この日の悔しさをバネに活躍してもらいたいと思った。体格も良いのでプロとしての体が出来て常時140km/hの速球がコーナーに決まれば先発としてもやっていけるだろう。人気blogランキングへ[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1.The Beatles/Rubber Soul(U.S.Capital Version)
2006.07.29
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選抜高校野球大会の優勝候補の大本命だった駒大苫小牧の出場辞退で、補欠校の北海道栄の繰上げ出場が正式に発表された。「高校野球も教育の一環」を掲げながら、相変わらず暴力事件は後を絶たない。最近では指導者による部員への暴力も目立ち始めてきたのも特徴だが、今回の件は「三年生が卒業式後に飲酒」していたのが原因。高野連の規定では卒業式当日まで「部員」として扱われるそうだ(そんなアホなルール私は知らんかった)。選抜大会は前年の秋季大会での成績を元に決定するので、秋季大会が終わる11月中旬には出場校の大部分は想像が安易につく。従って、この間に出場校の足を引っ張ろうと様々な「密告」が横行するのも選抜の悪しき伝統だ。駒大苫小牧は昨夏のV2、国体優勝、明治神宮大会優勝と新チームは公式戦無敗の強豪校だ。田中主将はエースとして140km/h後半のストレートと高速スライダーを武器に、早くもドラフト一巡目候補の選手である。選抜大会でもチームは当然優勝候補の筆頭だったが、高野連の圧力に屈して「出場辞退」の道を選ぶしかなかった。高野連は新チームとは関係ない3年生が起こした「事件」の責任を、何故後輩たちに負わされるのか?こんな理不尽なことが「教育の一環」と胸を張って言えるのか!駒大苫小牧ナインの夏春連覇の夢は、試合をする前にあっけなく潰えてしまった。高野連幹部のアホども!「連帯責任」なんて前時代的な制裁はもう止めろよ!当該選手と学校責任者が処罰されればそれで充分ではないか!人気blogランキングへ[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1.Rod Stewart/Unplugged...And Seated2.Paul McCartney/Unplugged(The Official Bootleg)3.Quincy Jones/Live At Budokan
2006.03.09
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春の選抜高校野球大会出場校が今日発表された。注目は夏優勝校の駒大苫小牧(北海道)の夏春連覇達成なるかにあるだろう。エースであり打線の中心でもある、田中投手は150Km/hを越す速球で早くも日本ハムと巨人がドラフト1位指名を検討していると言われている。田中投手の投球は、昨秋の明治神宮大会を観戦した際に終盤の3イニングだけ観戦した。9回でも140km/h後半の速球で、三振を狙いにいく投球は甲子園でも注目されるのは間違いない。沖縄代表の八重山商工は部員の不祥事が報じられたがお咎めなしで出場となった。優勝候補の筆頭は駒大苫小牧で間違いないだろうし、対抗馬は昨夏決勝で対戦した京都外大西や横浜(神奈川)辺りが絡んでくるだろう。明治神宮大会準優勝校であり夏にも出場した関西(岡山)はダース投手の成長に掛かっている。近畿勢はPL学園(大阪)、智弁和歌山の強豪校の存在が不気味だ。【21世紀枠】(2校) 真岡工(栃木) 初出場 金沢桜丘(石川) 53年ぶり3度目【北海道】(2校=明治神宮大会枠を含む) 駒大苫小牧 2年連続3度目 旭川実 3年ぶり2度目【東北】(2校) 秋田商(秋田) 2年ぶり5度目 光星学院(青森)8年ぶり3度目【関東・東京】(6校) 成田(千葉) 初出場 高崎商(群馬) 7年ぶり2度目 東海大相模(神奈川) 2年連続7度目 横浜(神奈川) 3年ぶり11度目 早実(東京) 18年ぶり18度目 東海大菅生(東京) 9年ぶり2度目【東海】(2校) 岐阜城北(岐阜) 初出場 愛知啓成(愛知) 初出場【北信越】(2校) 高岡商(富山) 18年ぶり3度目 日本文理(新潟) 初出場【近畿】(6校) 履正社(大阪) 初出場 智弁和歌山(和歌山) 3年ぶり7度目 PL学園(大阪) 7年ぶり19度目 京都外大西(京都) 8年ぶり6度目 神港学園(兵庫) 11年ぶり4度目 北大津(滋賀) 初出場【中国・四国】(5校) 関西(岡山) 2年連続8度目 岡山東商(岡山) 28年ぶり8度目 南陽工(山口) 6年ぶり3度目 小松島(徳島) 5年ぶり2度目 今治北(愛媛) 初出場【九州】(4校) 清峰(長崎) 初出場 八重山商工(沖縄) 初出場 伊万里商(佐賀) 初出場 延岡学園(宮崎) 3年ぶり2度目【希望枠】(1校) 一関学院(岩手) 初出場人気blogランキングへ[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1.Brenda Russell/Two Eyes2.George Michael/Faith3.George Harrison/George Harrison4.George Benson & Earl Klugh/Collaboration
2006.01.31
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人気blogランキングへ駒大苫小牧、今や常勝校!駒大苫小牧が明治神宮大会高校の部で優勝した。この大会は選抜大会の予選を兼ねる、秋季大会の優勝校が神宮球場に集い秋の日本一を決める大会だ。この大会で優勝すると、その高校の所属する地区に1校出場枠が追加される。駒大苫小牧が所属する北海道大会では、北海道栄が準優勝校だが2-15で大敗しているので準決勝で駒大4-5で惜敗した旭川実の選出が濃厚だがまだ動向は分からない。駒大は春季大会で白樺学園に敗れて以来、公式戦で29連勝中だ。その間の夏の甲子園、国体、明治神宮大会と3つの大会で優勝を飾った。公式戦での連勝記録となれば松坂擁する横浜高校が53連勝し、このチームの全ての公式戦で勝利を飾った。駒大は夏の大会中に部長の部員への暴力事件が発覚し、逆に日本一新チーム結成が遅れたがそれでも日本一に輝いた。これにはエースで主将の田中の力も大きい。彼は早くも来年のドラフトの目玉となること間違いなしの実力だし、打線もそつがない。これから一冬の間にスタミナ強化を図れば怖い者なしの存在になるだろう。それにしても北海道から高校野球の常勝チームが出るとは、一体どれだけのファンが予想しただろうか?これには香田監督の力も大きいだろう。今から来春の選抜での試合が楽しみだ。
2005.11.16
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人気blogランキングへ神宮大会観戦記(高校の部)今日から4日間の日程で明治神宮大会が開催された。神宮大会は大学の部と高校の部に分かれており、大学は各地方のリーグ代表が高校は各地区の秋季大会優勝校10校が神宮球場(第一、第二)で日本一を争う。私はこの中で高校の部を観戦に出かけた。神宮大会のシステムを簡単に説明すると、9月から47都道府県の大会を開きそこの上位校が更に地区大会に進出し優勝校が、来年春の選抜大会(甲子園球場)に進出する。優勝校以外の出場は地区によって異なるので割愛する。念のため10地区とは北海道、東北、北陸、関東、東京、東海、近畿、四国、中国、九州である。北海道と東京のみが単独地区で、その他は所属の地区大会で勝ち抜かないと選抜出場に届かない。早い話、高校野球には春・夏の甲子園と秋の神宮大会が日本一を予選から決定するシステムとなっている。因みに国体は、夏の出場校の開催地高校以外は3回戦進出高校から選抜されるので純粋な予選はない。神宮大会がこうしたシステムになったのは比較的最近で、各地区の優勝校が東京に集うと言う意味で都内のファンは注目しているだろう。何しろ秋のこの時期とはいえ、全国規模の高校野球大会は国体を除けば東京では観れないからね。この神宮大会で秋の日本一に輝くと、その高校が所属している地区に1校の出場枠が追加される。従って、当落線上の高校はどこもハラハラとしながらTV中継を観ているかも?高校の部の組み合わせ結果第1試合:清峰(長崎・九州)2-6駒大苫小牧(北海道)第1試合は08:30開始予定だったが、昨夜未明からの雨が残り09:00からの開始と変更になった。流石に休みの日の早起きは辛いので、試合開始時間が遅れたのをネットで確認してから家を出た。球場に着いたときには6回が終わったところで、終盤の7回から観戦となった。早朝の試合にも関わらず話題のV2校駒大苫小牧が出るとあって、既に多くの観衆が観戦していた。試合は駒大がリードし一時は清峰が追いついたが、自力に勝る駒大が振り切った。清峰は夏の大会に出場し、今春と昨春の優勝校を撃破し話題を独占した高校だったがまだまだ駒大の敵ではないのか?駒大の田中投手は私が来る前に本塁打を放ったそうだが、私が観始じめてからも6番打者がライナーをセンターに打ち込んで本塁打するなど、攻守に隙が無い。田中投手は最終回にも145km/hを記録するなど、調子良さそうだった。第2試合:成田(千葉・関東)4-8履正社(大阪・近畿)第二試合の履正社は大阪3位校ながら近畿大会を勝ち抜き、準決勝ではPL学園をコールド、決勝では智弁和歌山を打撃戦の末に下して優勝した。一方の成田は接戦をものにし関東大会で初優勝を遂げた。試合は履正社のサイドハンド投手の魚谷を成田打線が捕らえきれなかった。履正社は序盤は成田の1年生投手唐川を攻略出来なかったが、3回から中盤に掛けて小刻みに点を加えた。履正社の打者はどれもフルスイングしていたが、成田打線はサイドハンド投手に対して引っ張りが目立ち一時は詰め寄ったが、守備の不安定さも重なり履正社が勝利。第3試合:早実(東京)11-3岐阜城北(岐阜・東海)(8回コールド)今日の組み合わせで地元東京の人気校である早実が登場。東京での人気ではやはり他校を圧倒している早実。否が応でも神宮のファンの声援は大きくなる。一方の東海大会の覇者・岐阜城北は全国的には無名で都内のファンには未知数の高校。東海地区からは愛工大名電が2年連続で決勝進出し昨年は優勝している。今年の岐阜城北は果たして如何に?と思いながら観ることに。試合は初回から岐阜城北の尾藤投手の制球が決まらない上に、内野手が緊張のせい(寒さ?)で動きが総じて硬く失策のオンパレード。この試合では6個の失策が出ては、東海地区優勝校と言えどもまともな試合にならない。選抜までにもう一度守備を鍛えないと苦しいだろう。早実は立ち上がりから斉藤投手の安定した投球で城北打線に付け入る隙を与えない。中盤に球が多少浮いた所を捕まえられたが大量点は許さずにコールド勝ちした。観戦後の感想早実の斉藤投手と駒大苫小牧の田中投手の能力の高さが目に付いた。斉藤投手は直球主体の投球で、直球は136KM/h~144KM/hの間を常時保っていた。変化球はスライダーとカーブ、それに1球フォーク系の球を投げていたが暴投になった。変化球のキレと制球が向上すれば選抜でも上位進出可能だ。一方の田中投手は甲子園を既に経験している余裕があり、更に打撃でも本塁打を放つなど高いレベルの選手だ。駒大は国体も制しているので、この勢いで神宮大会も制覇するようだと選抜も本命か?あとは、選手たちの慢心が敵となる。最後に、今日の観戦は観衆も比較的多かったが途中からは風も強く試合観戦は寒さに耐える形となる。3時前に陽が傾き始めた頃からは、一段と風も強く辛かった。まあ、それでもこうして2年ぶりに神宮大会を観戦できで満足だった。
2005.11.12
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人気blogランキングへドタバタ劇のドラフト【辻内は巨人】今年から制度の変わったドラフトは、高校生を対象にした選択が本日行われた。何と言っても注目の的は甲子園でその速球が注目された大阪桐蔭高の左腕・辻内の進路だ。当初はかなりの球団が入札すると思われたが、ふたを開けてみるとオリックスと巨人の2球団に留まった。前日まで競合覚悟で西武の指名も噂されたが、何と西武は平安高の大型捕手炭谷の単独入札という【弱気の指名】だった。結局この西武の入札もしないという根本管理部長が存命の頃なら考えられない戦略で、巨人もオリックスも2分の1の確率で抽選に挑んだ。抽選の結果は、中村GMの勘違いとぬか喜びの末に巨人の選択が確定した。辻内の同僚で甲子園で強打を炸裂させて平田は、中日の落合監督の推薦で単独指名となった。【事務局の失態】今回のドラフト劇では、辻内の指名での中村GMの早とちりがあった。と思ったら今度は日本ハムとソフトバンクが入札した、福岡第一の台湾人留学生陽内野手の際にも同様のドタバタ劇が起きた。どちらも事務局がはっきりと事前にくじ引きの当選券のサンプル開示と、その場で券の中身の確認をしなかったのは大失態だ。辻内はオリックス指名が当初伝えられると引きつっていたが、巨人指名が確定すると【巨人ファン】だったと告白し満面の笑みを見せていた。陽も一度は希望のソフトバンク指名とされていたが、こちらも同じミスが発覚し日本ハム指名となった。【1巡目指名選手】今年の高校生は高素質の選手が多い傾向にある。その中でも前出の選手ら以外にも、難波の四天王と呼ばれる鶴(近代附)は西武の単独入札も有力視されたが阪神の単独入札に。辻内を外したオリックスは履正社の岡田と四人全てが1位指名された。その他では柳ヶ浦の大型投手山口は横浜、広島と楽天が入札した報徳の片山は楽天が指名となった。来月には大学生・社会人対象のドラフトが開催されるが、今回の指名選手の影響が当然そちらにも出るはずだ。◇12球団の1巡目入札選手は次の通り。広 島 ×片山 博視(投 手・報徳学園)→鈴木 将光(外野手・遊学館)楽 天 〇片山 博視(投 手・報徳学園)巨 人 〇辻内 崇伸(投 手・大阪桐蔭)日本ハム 〇陽 仲寿(内野手・福岡第一)ヤクルト 村中 恭兵(投 手・東海大甲府)オリックス×辻内 崇伸(投 手・大阪桐蔭)→岡田 貴弘(外野手・履正社)横 浜 山口 俊(投 手・柳ケ浦)西 武 炭谷銀仁朗(捕 手・平 安)中 日 平田 良介(外野手・大阪桐蔭)ロッテ 柳田 将利(投 手・青森山田)阪 神 鶴 直人(投 手・近大付)ソフトバンク ×陽 仲寿(内野手・福岡第一)→荒川 雄太(捕 手・日大高)(〇は抽選で当たり、×は抽選で外れ)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━自己PRコーナー日記のテーマとは関係ないけど、私のカンボジア・タイ旅行記の写真が完成しました。是非、暇つぶしにでもご覧下さい。ついでに感想を書き込んで戴けると、とても嬉しい管理人でした。写真をご覧になれます第一日目第二日目第三日目第四日目第五日目
2005.10.03
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人気blogランキングへ高野連に優勝旗剥奪の権利なし!駒大苫小牧の夏V2の裏で27歳の部長による体罰が表面化した。この体罰問題をどう捉えるかであるが、まずは客観的に見る。第一に27歳と監督より若い部長が体罰を与えた生徒は6月と8月に暴力を振るわれた。部長だって理由も無く殴らないだろうから、双方にそれなりの言い分はあるだろう。部長からすれば生活態度や練習態度に問題があったからだろう。部員からすれば何で自分だけ、それも何発も殴られるのかとの思いもあるだろう。第二に体罰が甲子園出場中に発覚しながらも学校側は一切高野連に報告しなかった。これには部員の不祥事で出場を急遽取り消された明徳義塾の件が頭をよぎったのか?第三に学校側は事件発覚後、保護者と話し合いをもったそうだがその内容については大きく食い違っている。父は30~40発殴られたと言っていたが、今日は20発かもとイマイチはっきりしない。学校側は3~4発と大きく異なるが、何発殴ったか殴られたかが問題ではない。何故起こったのか、今後に向けての再発防止などを抜本的に検討しないとまた起きそうだ。第四に高野連には優勝旗返還の是非を巡って、概ね6割が返還の必要なしで4割がやむを得ずの内容だそうだ。4割も返還意見があることに驚きを禁じえない。冷静になって考えれば、事件を起こした野球部長には厳罰が下されるのは当然だ。更に監督、校長に何らかの処分が下されてもこれも甘んじて受けねばならない。最後に連覇を目指して見事に達成した部員には何の罪もない。もし高野連がチラッとでも「優勝旗返還」「優勝取消」へ向けて検討するなら、そんな高野連はいらない。仮に取消をして高野連は無関係の部員にどう説明し、心のケアへの方策はあるのだろうか?部員は優勝へ向けてしてきた全ての努力を否定されて、一生涯傷ついたまま人生を送ることになる。そこまで考えた上で「当然の判断」を下すべきだ。
2005.08.24
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人気blogランキングへ駒大苫小牧、夏V2達成駒大苫小牧が遂に夏連覇の快挙を成し遂げた!!。京都外大西との決勝戦は土曜日という事も有って甲子園球場は超満員札止め。京都外大西が先取点を奪う面白い展開も駒大が直ぐに追いつく。一度は駒大が2点リードを奪うが京都西も踏ん張り同点に追いつく。試合内容的には今まで無失策で来ていた駒大にも失策が記録されて点を奪われるなど、決勝戦独特の雰囲気に動きが固かった。それでも駒大は出塁した走者が、詰った内野安打や内野ゴロで加点するなど勝利の女神が微笑んだ格好だ。準優勝に終わった京都外大西は、三原監督最後の夏とあって関西戦などは神がかり的逆転劇だった。ここで乗ったチームは1年生右腕本田の好投と打線のおかげで決勝まで来たのは見事だった。両チームには1,2年生の主力選手が多いので来年の春夏の大会でも上位進出が期待できそうだ。今大会で印象に残ったのは、長崎県代表の清峰高校の春の王者を連破した勢いと、3回戦では敗れたものの対戦相手の大阪桐蔭相手でも気後れしなかった点だ。その大阪桐蔭は高校のチームらしからぬ大型選手を揃えて優勝候補の筆頭と見られていた。ドラフトの超目玉の辻内投手と平田外野手を中心に、素質の高い選手が多かった。残念ながら駒大に敗れたが期待通りの活躍を、平田と辻内は見せた。次はプロのユニフォームを着ての活躍を見たい。
2005.08.20
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人気blogランキングへ駒大苫小牧、夏連覇へ王手!【駒大苫小牧VS大阪桐蔭】夏2連覇を目指す駒大苫小牧と、今大会の優勝候補の最右翼の大阪桐蔭の対決は『事実上の決勝戦』と言っても過言ではないだろう。大型投手にありがちな立ち上がりの不安を駒大打線は利用して、大阪桐蔭の豪腕辻内を攻略して5点を先取。大阪桐蔭は終盤にその辻内の2ラン本塁打などで追いついて延長戦に突入。しかし駒大が勝ち越し点を奪い、準決勝で3本塁打を放った怪物平田が最後にハーフスイングを取られて呆気なく三振で試合は終わった。これで駒大の2年連続の決勝進出が決まり、いよいよ偉業へ挑戦する。【宇部商VS京都外大西】ミラクルをおこして勝ち上がってきた両校の対決は9回にドラマが待っていた。京都外大西は今日も序盤から1年生右腕の本田を投入してきた。京都が先制しながらも、宇部商が逆転したが9回に宇部商の左腕好永の悪送球が絡んで京都が一気に逆転。まるで対関西戦のような試合ではないか!京都の三原監督は今大会を最後に監督を勇退するそうだが、1年生右腕本田の活躍と活発な打線が絡み合って監督としては2度目の決勝進出だ。前回は広陵(広島)高時代で準優勝だったそうだが優勝で有終の美を飾れるだろうか?それは1年生本田の投入時期の判断に掛かっている。京都外大西VS駒大苫小牧この2校が決勝戦に残ると予想した人は日本中でどれだけいただろうか?駒大は昨年の優勝校とは言え、選抜大会でもふるわなかったので決勝進出予想は難しかっただろう。一方の京都外大西の方はもっと予想外(学校関係者ごめんね)だった。1年生右腕の本田がここまで活躍するとは、はっきり言ってノーマークに近い高校だった。駒大の夏2連覇が明日の最大の見所だが、京都外大西の本田の投球も注目だ。是非、明日はテレビで(テレ朝で観ます、NHKは嫌いだから!)じっくりと観戦したい。
2005.08.19
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人気blogランキングへ駒大苫小牧、夏連覇へあと2甲子園はこの日からベスト8の戦いに突入した。今日の2試合で注目は、夏連覇へ向けて注目の駒大苫小牧が登場。鳴門工業にリードを許すも7回に一気に6点を奪い7-6で勝利。昨年同様に固い守備、複数投手、集中打の出る出る打撃は去年と同じだ。センバツでは上位進出さえ出来なかった同校が、夏になって一気にエンジン全開だ。春夏連覇を狙った愛工大名電が初戦で敗退した為に、駒大苫小牧に夏連覇の期待がかかる。しかし連覇へはまだまだもう一山超えないと到達できない。それだけ連覇は難しく勝ちのある記録なので、是非、力の限りを発揮して偉業へ挑戦して欲しい。もう一つのベスト8の戦いは、京都外大西が救援で登板した1年生右腕本田が相手の攻撃を封じて勝利した。三原監督は最後の夏だがまだまだ終わりそうもない。
2005.08.17
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人気blogランキングへ旋風を巻き起こすか、清峰高校!長崎県立清峰高校が、初戦の愛工大名電に続いて2回戦では済美高校と今春と昨春の王者を連破した。長崎県内ではかつて波佐見高校や長崎北陽台が初出場ながら健闘したが、今回の清峰は去年と今年の優勝メンバーが残るセンバツの優勝校を連破したのだから凄い。その清峰の3回戦の相手は何と優勝の大本命の大阪桐蔭ではないか!大阪桐蔭には2回戦の藤代戦で19kを奪った150km/h左腕辻内、背番号17の1年生右腕中田の二枚揃っている。打線も4番平田を筆頭にパワフルな打線は怖い。清峰戦は1年生右腕中田の先発が予想されるが、1年生ながら146km/hを1回戦では記録しているので勢いに乗る清峰打線と言えども攻略のチャンスは少ないだろう。3回戦に勝てば次はひとつの区切りでもあるベスト8進出だ。かつての炭鉱の街は、清峰の快進撃に沸いているだろうが大阪桐蔭を破れば頂点もグッと近付くがどうかな?
2005.08.14
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人気blogランキングへ駒大苫小牧、夏連覇なるか?昨年の覇者の駒大苫小牧が、宮崎代表の聖心ウルスラ学園を完封して連覇へ向けてスタートを切った。センバツも出場した駒大だが夏春連覇は途切れたが、夏連覇の夢は繋いだ。対戦相手だった聖心には失礼だが、初出場でいきなり前年の優勝メンバーが残る駒大相手では荷が重かったか?昨年は横浜高校戦で涌井(西武)を攻略した強力打線と投手陣が噛み合っての優勝だった。当時2年生だった松橋は140km/hを越す直球で相手をねじ伏せた。その駒大の次ぎの相手は、この日福井商業相手に8-7で勝利した日本航空が相手だが気を抜ける相手ではない。果たして今年も勢いに乗って優勝旗を手に出来るか、3回戦以降の戦いに注目したい。
2005.08.11
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人気blogランキングへ高知高校、初戦負け!熱戦の続く高校野球、今日の注目は2回戦の高知高校VS日大三高だった。高知は明徳の不祥事に伴なって急遽出場が認められた。高知は明徳が常連になる前は、高知商業とともに県内の高校野球を盛り上げていた。県決勝で明徳に敗退してから練習もせずに、いきなり甲子園出場を認められたが2-6で敗退した。日大三は本塁打も2本飛び出すなど、西東京予選から持ち味の強打が炸裂した。それでも2-6なので決して大敗でもないので、高知の選手には胸を張って帰って欲しい。対戦はまだ一周していないが地元近畿勢が早くも3校姿を消したり、春の王者愛工大名電が初出場校に敗れるなど波乱もあった。そして今大会では1年生の活躍も話題になるなかで、やはり大阪桐蔭の中田投手の投打に渡る活躍は彼の豊かな将来性を感じる。果たして、これからどんな学校が勝ち残るのか注目していきたい。
2005.08.10
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人気blogランキングへ明徳義塾高、夏の大会史上初の辞退!夏の甲子園で前代未聞の出来事が発覚した。高知県代表の明徳義塾高校が、外部からの投書で部員の喫煙と暴力があったことが判明した。既に組み合わせ抽選が行われた後の不祥事発覚からの出場辞退は夏ではない。出場校が発表から組み合わせまで期間が開くセンバツでは、不祥事発覚での辞退はあったが予選から本大会まで一気に実施する夏では初だ。過去にも大会期間中に喫煙が発覚した高校はあったが、今回の様に直前に発覚して出場辞退とは情けない。聞くところによると11人が喫煙していたそうだが、連帯責任を取らせるのは嫌いだが1人なら当該選手の登録抹消で済むだろうが11人とはね~。11人の部員の中には3年生は含まれていないだけに、3年生部員の落胆は計り知れない。罪の無い3年生には誠に気の毒でもある。事件発覚後に直ちに報告すれば辞退まで及ばなかった可能性はある。現に柳川高校は予選出場が叶い甲子園出場を果たした。今回の明徳の部内暴力と集団喫煙は、日本の高校野球で相変わらずこうした悪しき習慣が蔓延しているのを証明してしまった。日本は喫煙大国だが、スポーツ選手が高校のころから喫煙していて良い成績が残せる訳が無い。技術向上以前の問題だ。明徳は最近では8年連続出場する輝かしい実績を残すが、今回の事件が今後同校の部員獲得や勧誘に影響を及ぼすことも考えられる。馬渕監督は辞任をほのめかしているが当然だ。最近の明徳は、選手には罪は無いがどうも馬渕監督の横柄な態度でのインタビューの受け応えが気になっていた。選手も甲子園馴れからか、明徳の選手から勝利への感動や執念はあまり感じない。喫煙すれば当然臭いや煙が立ち込めるから、生活を共にしていれば監督だって気が付くはずだ。その点において馬渕監督の生活指導に問題があったと思える。明徳の辞退の一方を聞いた時に、てっきり初戦の日大三戦は不戦敗だと感じた。だが実際には明徳に県予選決勝で敗退した名門高知高校が出場する事になる。3日目の試合には急遽駆けつけるが、当然良い試合は期待出来ないが開き直って臨むしかないね。追加:実は今回の件で、高野連は出場校決定後の辞退は2度目だとのこと。前回は東京で決勝に残った2校が失格になり、準決勝で優勝校の帝京商業に敗れた早実が出場したそうです。
2005.08.04
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人気blogランキングへ夏の高校野球出場校が出揃った。やはり高校野球の予選が始まり出場校が決まると、夏も本格化してきたのだなと思ってしまう。そんな中で話題校を気の早い有力校と共に探ってみたい。【優勝候補】今の時点で優勝候補と言えばやはり春の優勝校である愛工大名電(愛知)であろう。同じく春の準優勝校の神村学園(鹿児島)は県大会決勝で樟南に敗れた。だが準優勝校に勝ったからと言って、常連の同校が甲子園で勝てるとは限らない。それは愛工大名電も同様だが、春の時の様な戦いが出来れば実力校なので可能性は高い。更に、昨年の準優勝校の済美(愛媛)もエース福井が残っているので不気味だ。昨年優勝校の駒大岩見沢(南北海道)も同様に優勝メンバーが残留したが、昨年のような神がかり的な快進撃が期待出来るだろうか?地元近畿勢ではやはり大阪桐蔭の能力の高い選手らが、ノビノビとプレーして実力を発揮すれば間違いなく優勝の最有力候補だ。他には優勝経験校の日大三(西東京)や天理(奈良)も打線が勢いに乗れば怖い。その他でも予選の勢いが持続するチームは不気味だ。【初出場組】春夏通じての初出場は5校に留まったが、念願の『夏初出場』を勝ち取った国士館は春7回の実績から言って侮れない。その他の初出場組みは九州に多いが中でも大分の別府青井は県大会の準決勝で昨秋の神宮大会優勝校の柳ヶ浦を破ったのは見事。その勢いのままで甲子園に出場すると怖い存在か?【プロ注目選手】やはり今大会の注目選手は大阪桐蔭の平田と辻内だろう。秋のドラフトでは二人とも1位候補としてマスコミを賑わすだろう。平田はその長身からの強打と、辻内はプロでも稀な左腕で155KM/Hの速球を投げる投手だ。府大会では今ひとつだったとの報道もあるが、注目を浴びる甲子園で快投を披露すれば高校生では中々攻略できないだろう。大阪桐蔭には1年生の控え投手も140KM/Hを越す速球を投げるのがいるそうだから、勝ち上がっても連投の影響は少なそうだ。愛工大名電にはセンバツで2年生ながら4番として長打力を見せ付けた、堂上(どのうえ)の打撃にも期待したい。父が中日で主に中継ぎ投手として活躍し、2歳上の兄も同校で甲子園に出場したが間違いなく兄よりその打撃センスは上であろう。順調に成長すればドラフト上位候補に名乗りを挙げる可能性は高い。去年は済美のあわや春夏連続の初出場初優勝の快挙が達成されそうだったが、今年の夏の大会ではどんなドラマが待っているだろうか?
2005.08.01
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センバツ高校野球の決勝戦が甲子園球場で愛工大名電(愛知)と神村学園(鹿児島)の間で行われた。創部2年目で昨年の済美(愛媛)の再現を狙った神村学園だが、そこは昨年準優勝の雪辱を晴らすべく頑張った愛工大名電に凱歌が上がった。愛工大名電と言えば、マリナーズのイチローや巨人の工藤らを輩出した野球の強豪校である。今までのチームは優秀な選手は多いものの、ここ一番で力を発揮できなかったり雑な攻めで敗退を繰り返していた。所が昨年から従来の同校のカラーを打ち破り、バントや盗塁を多用し守備も堅実になった。そうした野球が出来るようになった昨年のカラーを引き継ぎ、今大会でも地元近畿勢の強豪を次々と撃破してついに春の頂点にたった。一方の神村学園は、女子の硬式野球では元々実績があった。今回の初出場は監督がソフトボールの監督時代に培った練習方法を取り入れて、更に選手もスカウトして強豪の鹿実などを押しのけて初出場で決勝戦にまで進んだのは見事だった。これで春の大会は終わったが、例年春夏連続出場を果たせるのは10校ある程度だ。例えば、愛工大名電の愛知県からは春は東邦が出場しこちらもベスト8入りした。夏の大会になると他の高校も虎視眈々とセンバツ出場組みを喰うべく狙いを定めてくる。さあ、夏の大会はどういう展開になるだろうか楽しみにしていたい。
2005.04.04
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センバツ高校野球の組み合わせが決まった。センバツは夏と組み合わせの方法が異なり、1回戦から決勝までの雛形が決まる。そして1都道府県から複数校出場している場合は、緒戦から対戦がないように振り分けられる。今回のセンバツの優勝候補は、昨秋の明治神宮大会を初制覇し秋の日本一に輝いた柳ヶ浦(大分)が有力視される。だが秋の日本一に輝いたチームが春にも勝とは限らない。何しろ10月から11月にかけて行われる大会の結果が、3月のセンバツ大会に繋がるとは言えない。昨年は創部2年目の済美(愛媛)がセンバツを制し、夏も準優勝と輝かしい結果を出した。果たして柳ヶ浦が済美のような旋風を巻き起こせるのだろうか?組み合わせから見ると柳ヶ浦はセンバツ優勝経験のある天理(奈良)との緒戦は、組み合わせとしても辛い相手だろう。昨夏の優勝校の駒大苫小牧(北海道)は開幕試合で戸畑と対戦するが、順調に行けば勝てる相手だ。4日目の東邦(愛知)対地元育英(兵庫)の対戦も好カードだ。第1日 1.戸畑(福岡)-駒大苫小牧(北海道) 2.神戸国際大付(兵庫)-甲府工(山梨) 3.慶応(神奈川)-関西(岡山) ◆第2日 1.福井商(福井)-新田(愛媛) 2.一迫商(宮城)-修徳(東京) 3.柳ケ浦(大分)-天理(奈良) ◆第3日 1.高松(香川)-宇部商(山口) 2.愛工大名電(愛知)-大産大付(大阪) 3.如水館(広島)-東筑紫学園(福岡) ◆第4日 1.八幡商(滋賀)-羽黒(山形) 2.三本松(香川)-東海大相模(神奈川) 3.東邦(愛知)-育英(兵庫) ◆第5日 1.青森山田(青森)-沖縄尚学(沖縄) 2.浦和学院(埼玉)-西条(愛媛) 3.神村学園(鹿児島)-星稜(石川) ◆第6日 1.市和歌山商(和歌山)-常総学院(茨城)
2005.03.15
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春のセンバツ高校野球の出場校が決まった。高校野球に感心のない人には、センバツの出場システムは難しいだろう。今日の日記ではそのシステムは触れずにおく。さて今回のセンバツ出場校の話題と言えば幾つかあるが、そのうちの2つを紹介する。まず関東地区代表に決まった高校の一つに、神奈川県の慶応高校がある。この高校は戦前は慶応普通部の校名で東京代表として出場していた。ここ数年慶応は県大会でも安定して上位に進出していた。関東大会にも出ることもあり、その実力は侮りがたいものがある。プロにも西武に慶応大学経由で入団した佐藤友が在籍していた。高校野球には主に春、夏、秋の3回に渡って各都道府県で公式戦が組まれる。その中で夏と秋は甲子園に直結する大事な大会だ。ここ最近の慶応は常に県内でも上位に来るし、県大会を制したことさえある。今回の出場は、東京の第二候補だった帝京と関東最後の1校の枠を争った形だった。センバツ出場は昨秋の関東大会でベスト8だったので、私は微妙だと感じていたが試合内容は良かった。結果的に高野連は、帝京の常連性よりは慶応高校を選ぶことで新鮮な話題を?提供できると思ったのだろう。もう一つはやはり高校野球では難しいとされる連覇の話題だ。昨年の高校野球は春は、創部3年目で初出場の愛媛の済美と、夏は北海道の駒大苫小牧が優勝した。センバツにはその駒大苫小牧が出場し、夏春連覇を狙う。済美は昨秋の四国大会では4強に入ったが、その大会では愛媛県勢が4強の3校を占めた為に選から漏れて連覇はない。駒大苫小牧の昨夏の優勝は、最近の甲子園の常連の横浜や、史上初の初出場の春夏連覇を狙った済美を破っての優勝で勢いがある。果たして昨夏に見せた集中打と、投手が踏ん張れば春も期待できそうだ。
2005.02.02
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今年の夏の甲子園の高校野球は、もろにアテネ五輪に重なるからテレビの視聴率や観客動員に影響が出ないだろうか。そして今年の夏は例年にない猛暑で、予選を戦う高校球児も楽ではないし辛いことだろう。その辛い予選を戦い抜いた末に待っているのが、甲子園という晴れ舞台だ。私の母校はその晴れ舞台には春夏通じて一度も登場したことがない。ブロックでいえば西東京になるのだが、ここには最近優勝した日大三がいる。更に、東東京から「移籍」してきた王監督の母校の早実、創価、国学院久我山らの強豪私立が犇(ひしめ)いている。過去に限りなく近づいた事が無い訳ではない。それは選抜の予選である秋季大会で準決勝に2度進んだことがある。そのうちの一度は確か2~3年前だったが、もしこの準決勝で勝てば決勝進出で選抜出場が濃厚になっていたかもしれない。だがいずれもここの壁を破れてはいない。今年に夏の予選では2回戦から登場して順調に勝ち抜いたが、残念ながら5回戦で1-2で敗退。またしても甲子園は夢の彼方へと遠ざかっていた...。夏の予選ではこの辺のシード校とあたると大抵負ける。それまでにあたるレベルの低い都立高校や、野球が盛んでない私立には勝っているのだが今のままでは、また来年も同じことの繰り返しかな。今年の甲子園ではどんな試合が展開されて、そしてどんな凄い選手が現れるのか注目したい。
2004.07.25
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春の選抜高校野球の決勝戦は創部二年目の済美(愛媛)が、愛工大名電(愛知)を振り切って優勝した。愛媛県勢としては16年振りだが、その時の宇和島東の上甲監督は今回の済美の監督でもある。済美は準々決勝の東北戦の最終回にまさかの逆転サヨナラ本塁打が飛び出して、劇的な勝利を収めて勢いに乗った。準決勝戦の明徳義塾戦も6点差を追いつかれながらも、8回に相手の捕手のミスに乗じて決勝点を挙げた。対する愛工大名電はイチロー(マリナーズ)や工藤(巨人)の母校として、甲子園では既に常連校だが最近は出場しても早いラウンドで負けることが多かった。昨秋の東海大会を制して出場した、明治神宮大会では優勝して秋の日本一に輝いた。今大会では犠打を多用した戦法で確実に点を取りに行き、秋の日本一高校らしく初の決勝進出を決めた。今日の決勝戦は低気圧の接近で夕方に変更されたが、今日の決勝戦は内容も濃いいい試合だった。惜しむらくは愛工大名電の一回の守りで、慎重さを欠いたかのようなエラーをきっかけに先取点を許したのは残念だった。両チームともに全力を出して最後までハラハラする内容で、どっちに勝利の女神が転ぶか分からなかった。済美の上甲監督は前回の宇和島東の時同様に、サヨナラ勝ちをして勢いに乗り決勝で同じ愛知県勢(当時は東邦)破った。常にベンチでは笑顔を絶やさずにして、選手に安心感を与えてプレーさせていた。夏は今回愛媛からアベック出場していた八幡浜や古巣宇和島東や松山商等も油断できない相手だ。春と夏ではやはり状況は変わるし、今度は済美を倒そうと目標にしてくるので勝つのは難しいだろう。夏へ向けて練習試合や招待試合の誘いが増える中で、夏への調整をこのベテラン監督がどうするのか楽しみにしたい。
2004.04.04
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ダルヴィッシュ投手、無安打無得点を達成今大会注目の高校ナンバーワン右腕の東北高校のダルヴィッシュ有投手が、史上12人目のノーヒットノーランを達成した。今日の投球内容は12三振を奪ったが、決して速球一本槍の投球ではなかった。軸の速球も今日は最速145km/hを記録したが、むしろ立ち上がりは球速は抑えて130km後半で制球に気を付けていた。変化球もカーブ、スライダー、チェンジアップ、シンカーらも巧みに混ぜていた。彼は他にもフォーク、ナックルも持っているが今日は投げなかったのでは?。何よりも速球の制球が良くて、中盤には6打者連続三振も。だがここでも速球だけに頼らずに、右打者の外角へのカットボール気味のスライダーの制球も抜群だった。熊本工業打線もベースギリギリに立つなどして工夫していたが、甘い球を逃したりしてダルヴィッシュの投球を崩せなかった。バックも打たせて取るタイプの投手を守り立てられずに、逆に5失策で序盤に失点した2点が終始重くのしかかっていた。中盤以降は東北打線を完全に封じていただけに、もう一工夫すれば違った展開で相手にプレッシャーを掛けられたかも。ダルヴィッシュは昨夏に準優勝して今大会は、チームも本人も注目される立場になった。その194CMの長身から投げ下ろす速球と豊富な球種で、今大会は主将として戻ってきた。昨年はイラン人の父と日本人の母を持つルーツに注目され始めていたが、一年生のころから注目されていた。一年生の頃は三年生エースの高井(現ヤクルト)が投打共に注目されていたが、その時の夏の県予選でも登場し早くも140KM/Hの速球で将来を期待された。昨夏は開会式の前に握手を迫る手を握った時に、逆に引っ張られて脇腹を傷めて満足な投球が出来なかった。それでも豊かな素質を感じさせる投球にプロのスカウトは注目した。今年のドラフト会議では早くもダルヴィッシュの進路に熱い視線が注がれている。今年の目玉として秋には取材攻勢がより一層激しくなるであろう。特に巨人は昨年のドラフトで東北高校の佐藤捕手を指名し獲得しているのも、ダルヴィッシュ獲得への布石と言われている。巨人は過去にも敦賀気比高校の内海を獲得する布石として、捕手の李を指名し獲得しているので二匹目のドジョウを得られるか?。
2004.03.26
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春の選抜高校野球大会が遂に甲子園球場で開幕した。【春は選抜から】という言葉があるように、選抜が始まると春が到来してきたのだと実感する。BUT(しかし)今日の東京や関東地区は昨日から続いてまるで季節が、真冬に逆戻りしたかの様な天気だった。昨日は一日中大雨で所によっては積雪も観測されたし、今日だって一日中どんよりと曇っていて風も強く寒かった。さて甲子園での試合では開幕試合に、昨秋の神宮大会を制して『秋の日本一』に輝いた愛工大名電(イチローの母校)が登場。私は序盤しか観れなかったが、バントを多用して一点差で勝利を収めたそうだ。名電は昨夏も出場して堂上を中心にしたチームだったが上位進出は出来なかった。堂上は父も元中日の投手で本人も豊かな素質が評価されて、ドラフトで指名されて中日に入団した。今回のチームはその時よりは小粒になってバントで繋ぐ野球をするらしい。名電は最近は出場はするものの、監督の采配の拙さも?あって出ても中々勝てなかった。今回のチームはバッテリーが新2年生で波に乗れば昨秋並の活躍も期待出来るかも。だが、名電ファンには申し訳無いが秋の大会から選抜までには4ヶ月近い空白期間が存在する。いくら秋の日本一校でも神宮大会の優勝校は選抜では優勝が難しいとのデーターもある。私の記憶では岩倉高校(東京)まで遡らねば無いのでは?。因みに名電の前は中京(三重)が優勝したけど確か3回戦敗退だった筈だ。密かに期待しているのは創部2年目で出場した済美(愛媛)だ。四国大会をミラクルで制して所詮は同じく初出場ながら関東大会を制した土浦湖北(茨城)と初戦で対戦する。相手の4番でエースで主将の須田は好投手で、この相手を撃破して勢いに乗れば面白い存在だ。何しろ上甲監督は宇和島東を初出場初優勝に導いた監督なので戦い方を知っているので不気味な高校だ。さて今年はどんな戦いを展開し、どんな選手が注目されるのか見守って行きたい。果たして東北のダルヴィッシュ投手は昨夏の無念を晴らせるのだろうか?。そして150km/hの速球を披露するのか?。その応えは4日目の金曜日に出る。
2004.03.23
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出場校一覧自分の過去の日記では(11/21付、★マークはその時の予想)では以下の様に予想していた。 ↓ ★北海道(1)/○鵡川(北海道),△駒大苫小牧(北海道)〇選考結果(1)/鵡川で的中。★東北(2)/○東北(宮城),○東海大山形(山形),△秋田商(秋田)○選考結果(2+1+1)/東北、東海大山形で2校共的中。秋田商は希望枠で的中。一関一は21世紀枠での選考で、全くの予想外で東北としては選抜では異例の4校選出。★関東(4)/○土浦湖北(茨城),○拓大紅陵(千葉),○甲府工(山梨),○桐生一(群馬),△埼玉栄(埼玉)○選考結果(5)/土浦湖北、拓大紅陵、甲府工、桐生一の上位四校が的中。作新学院の選考は予想対象外だった。これは東京の準優勝校の関東一との争いだったと思うが、結果的に作新学院に軍配が上がる。関東5、東京1で全体では6校で変わりが無いが、東京一校は久し振りだ。★東京(2)/○二松学舎大附(東京),○関東一(東京),△日大豊山(東京)○選考結果(1)/二松学舎大附は的中も、関東一が作新学院との争いで脱落。これは予想外だった。★北信越(2)/○金沢(石川),○福井(福井),△新潟明訓(新潟)○選考結果(2)/金沢、福井二校ともに妥当な選考で的中。★東海(2)+(1)/○愛工大名電(愛知),○東邦(愛知),○海星(三重),△常葉菊川(静岡)本来の枠は<2>だけど、神宮大会で優勝した為に<1>追加で計<3>となる。○選考結果(2+1)/愛工大名電、東邦、常葉菊川の三校で的中。★近畿(6)/○大阪桐蔭(大阪),○社(兵庫),○立命館宇治(京都),○斑鳩(奈良),○八幡商(滋賀),○報徳学園(兵庫),△智弁和歌山(和歌山)○選考結果(6)/大阪桐蔭、社、立命館宇治、斑鳩、八幡商、報徳学園で全て的中。★中国(2)/○広陵(広島),○岡山城東(岡山),△倉敷商(岡山)○選考結果(2)/広陵、岡山城東の二校で予想通り的中。★四国(3)/○済美(愛媛),○鳴門工(徳島),△明徳義塾(高知),△八幡浜(愛媛)○選考結果(3+1)/済美、鳴門工、明徳義塾三校と、八幡浜が希望枠で選考で全て的中。四国の枠では明徳義塾と八幡浜は揉めたと思う。結果として両校選出は自分としても予想通りだった。二校とも成績が拮抗していたので、どちらの枠で(四国枠か希望枠)も選んだ事には異議は無い。★九州(4)/○福工大城東(福岡),○熊本工(熊本),○佐賀商(佐賀),○日南学園(宮崎),△明豊(大分)○選考結果(4)/ここの四校は上位校がすんなりと選ばれた。これもすべて的中した。自分の予想外だったのは、関東の「作新学院」選考と21世紀枠での「一関一」だった。それ以外の30校はここにリストアップした高校だったので、予想通りだった。正直言って21世紀枠の予想は難しい。何故なら、まだ制度が始まって浅いし、今回みたいに東北地区から正規の2枠に希望枠と21世紀枠とここまで厚遇されるとは思わなかった。今の時点では大会の行方を占うのは難しい。これらの成績は夏の大会終了後の9月から11月に行われる、秋季大会の結果が元になっているからだ。3月下旬の時点では半年近く公式戦から遠ざかっているので、意外な学校が上位進出を果すケースも春は多い。参考までに『秋の日本一』は、明治神宮大会を制した愛工大名電で準優勝は大阪桐蔭だ。今大会の台風の目になるかもしれない学校は、ズバリ愛媛の済美(さいび)だ。創部二年目ながら四国大会を制したが、その戦いぶりは正にミラクルであった。ここはかつて宇和島東(愛媛)を初出場初優勝に導いた、上甲監督が率いているので波に乗れば面白い存在だ。さて、どんな戦いが繰り広げられるのか楽しみだ。
2004.01.30
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