ぼちぼち。

ママも成長した・・・!?



 子供って「五体満足」で生まれてくるのが当たり前って思ってた。
だからメイメイの難聴が信じられなくて、毎日毎日泣いてばかりで、「どうしてこうなったん?」って原因ばっかり考えて、先の事なんか全然考えられなかった。

 メイメイの1ヶ月検診の時、先生から「お母さん、妊娠中に風疹にかかった?」と聞かれた。(妊娠中に風疹にかかると、赤ちゃんの目・耳・心臓に障害が出ることがあるらしい)メイメイは心臓と耳に障害があったので、先生は聞いたのだと思う。風疹にはかかっていなかったけど、なんか「お母さんのせいです。」って言われたみたいで、結構傷ついた。

 でも、ひよこ組に通い始めて、先生をはじめたくさんのママと出会い、悩みを聞いてもらったり、時には「こうしたらいいよ」とアドバイスをしてもらい、とても
気持ちが楽になり余裕も出てきました。

 初めは、掃除機をかけては、「あ~聞こえてないんや・・・」と落ち込んでいたけど、今は、「寝てる時、掃除機かけても起きないからラッキー!!」なんて・・。
外で工事しててうるさくても平気で寝てくれるし・・・
これが聞こえてて昼寝もできなかったら、ママは外に向かって、
「うるさ~い!!」と怒鳴っているんだろな・・・・(笑)

 そしてなんといっても、やっぱり家族かな・・・
おじいちゃん、あーちゃんには、「メイメイに対してしてあげられる事はなんでも協力するから」と言ってもらった。

 パパは、私が泣いてばかりいる時に、「お前が強くならんでどうするんや!!」と喝を入れてくれました。ほんとはパパも泣きたかったと思います。
 私は、後ろばっかり向いていたけど、パパは前をしっかり見ていた。

 少し前、私がメイメイに対して気持ちだけがすごく焦っていて、パパのメイメイに対する接し方も気に入らなくて、喧嘩になりました。
 そんな私にパパが、「俺は俺のやり方で接してるんや!他の子と比べてちょっと耳が聞こえへんだけやろ!遊んであげたら、笑ってくれるし、喜んでくれるし、別に普通の子と変わらんやろ!!」と言いました。
 それを聞いて、なんか胸につかえていたものが「ス~」と取れて気持ちが楽になりました。それから、「私は私なりにメイメイに接してあげればいいんだ!」と
焦らず「ぼちぼち」行こうと思いました。

 手話もこういう事がなかったら、一生勉強することはなかったかもしれません。これからもっとたくさん覚えて、メイメイといっぱい話がしたいなと思います。

 後ろ向きだった気持ちが、少しでも前に向いたことは「成長」かな?

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