メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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Jan 22, 2007
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自分で言うのも何なんですが、、、、

お客さまから
「笑顔がステキですね~。」
とか、
「いっつも笑ってますね~。」
と、お褒めの(?)言葉をいただくことがたびたびあります。

ホンマです!

で、私も関西人としてのスピリットを胸に秘めていますから

「そうですかぁ~、ありがとうございます。でも、営業用の顔なんですわ。」


まぁ、対お客さまの会話としては、ここで「ハハハ」と笑いを取って終わりなんですが、後輩のスタッフに諭すときにはここでは終われません。

本当に「笑顔」は営業用の必要不可欠なアイテムであり、プロフェッショナルとしての使命なんです。

とある後輩の弁。
「いやぁ、忙しくなってくるとボク目つきが悪くなっちゃうんですよね~。もとから笑い顔の人とかトクですよね~。」

はっきり言いますが、美男美女の差はあっても、好印象か悪印象かは自らが生み出すものです。「もとから印象の好い人」などは、居てません。私もさほど、四六時中笑い顔をしているわけではありませんし、いっつも笑ってはいません。


あらゆる舞台に登場する「役者」という職業の人々がいます。彼らはプロフェッショナルです。役者は、舞台の幕のあいだから一旦お客様の目の前に登場すれば、その役柄になりきらねばなりません。
悲しみを表す役柄であれば悲しみを、喜びを演じる役柄であれば喜びを表現せねばならないのです。ちょっとばかりお尻がカユいからといって、ポリポリと掻くわけにはいかないのです。

我々レストランのサービスマンにとって、ホール・ダイニングは舞台なのです。
舞台に立つ以上は、稽古を積み、立派に「サービスマン」として振舞う必要があるのです。

本当の舞台とは、お客さまの視線のその先である、ともいえます。それが国立劇場でも、路上のストリートミュージシャンでもお客さまの視線が舞台なのです。

だから、お客さまに見られている、と感じたその瞬間にサービスマンは「笑顔」でいなければなりません。舞台に立ってしまったら、プロフェッショナルとして演じなければならないのです。



そのとおり!

ならば方法は2つしかないのです。

ひとつは、常に笑顔でいること、それが至難のワザであるならば、自ら進んで舞台に立てばよいのです。
つまり、我々がお客様を「見る」ということ。それも、注意深く、さりげなく、さらにまんべんなく、、、そうすればお客さまの視線が何処に向かっているかが分かります。

その先に我々が「笑顔」で立つべき「舞台」があるのです。











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Last updated  Jan 23, 2007 02:04:41 AM
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Comments

背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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