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2015年10月02日
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カテゴリ: トピックス
映画 聖職の碑 をご存じでしたか。

教師とはなにか、という本質で、 
十分見応えのある映画になっています。 

同じ路線の「八甲田山」のヒットに続き 
東宝では大ヒットが期待されましたが、 
これを大きく裏切る成績となってしまった作品です。




この話は実話です。 

大正デモクラシーという時期の 
歴史的背景があります。 

大正2年、 
長野県のある中学校が 
学校行事で1泊の木曽駒ケ岳登山を決行します。 

しかし台風に見舞われ山小屋が壊れており、 
教員含め37名のうち、 
死者11名を出すという大惨事に見舞われます。 

この作品を知っている方・・・少ないかもしれません。 

出演者には、 
鶴田浩二、岩下志麻、北大路欣也、三浦友和、大竹しのぶ など、
かなりスゴい面々になっています。


鶴田浩二や岩下志摩の演技がすばらしい。 



教師とはなにか、 
を考えさせられるいい話だと思います。 

教師の人に見せたい映画です。


けだし『名言』です。 
▼▼▼ 
頭だけが先走ったのでは駄目だ。 
高い理想や夢を与えることは確かに必要だ。 
しかし、 
世の中に出れば、
子供の夢はすぐに壊わされる。 
それでもそれを撥ね返して、 
生きていける力を与えるのが教育だろ


辛いことから逃げ回ることだけを教えて 
何が教育だ。 
苦しみや困難はどこにいたって起こってくる。 
子供は生まれついては強くも正しくもない。 
それを鍛え、困難を乗り越えて生きていける 
人間に育てるのが教育だろ。 

思想も考え方も時代によって変わる。 
しかし、 
体験が人間を作るということは、変わらないのだ。


実際の事件なので説得力があり 
聖職の教師が今はいないのが残念です。 

鶴田浩二さん演じる赤羽校長が、 
自身の考え(実践主義)に立ちながら、 
白樺派という理想主義的な若き教師たちと 
それに反発する教師たち双方の意見に、 
きちんと耳を傾けているのが印象的です。 

現在の教師や役人たちの意見には、 
ある種の思想のみを感じざるを得ません。




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最終更新日  2015年10月02日 16時49分50秒
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