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2004.04.21
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今日も全国的に暖かい、いや暑くて夏日になった地方も多かったようだ。なんか、毎年夏になるのが早くなっているような気がする。これも温暖化の影響かな?そのくせ夏が冷夏だったりするんだからようわからん。季節の移り変わりにメリハリがあって、4つの季節があると言うことは魅力なんだけどな。

夜、家人が寝静まったリビングでふとテレビを付けたら、上田正樹と奥さんが出演していた。ちょっと恋人気分とかそんな題名の番組で、夫婦で出演して人生を語るという感じの番組だ。


上田正樹と言えば思い出すのはこのアルバム。



これは75年にナニワのブルースマン、有山じゅんじとの共同名義で出されたアルバムだ。
CDは94年に発売されたQ盤である。(現在廃盤らしい)

この大阪弁で唄われるブルース、ロック、フォークがごった煮になったような歌は、当時純粋なアコースティックフォークばかり聴いていた耳には凄く新鮮で衝撃的だった。
このアルバムで、初めてブルースフィーリングと言う物を知ったような気がする。

何よりも、粘っこくまとわりついてくるような上田のボーカルはそれでいて重くなく、そのくせ芯と跳ねるようなバネがあった。唄われる世界も、等身大の彼らの現実そのままなのだ。「come on おばはん」と言う曲では、「ちょいと、有山、トルコ風呂でも行かへんけ?」なんて歌詞が出てくるのだ。

収録されている曲では、上田の切ないボーカルが冴えるA面1曲目の「大阪へ出てきてから」と、上田とは対照的な軽妙な有山のボーカルとの掛け合いが聞けるB面1曲目の「梅田から難波まで」が白眉だと思うが、もっと軽い調子の「買い物にでも行きまへんか」(デュエットしてる金子マリさんのボーカルがええ感じ)や、思わず頭の中で計算してしまう「俺の借金全部でなんぼや」も僕は大好きだ。



その一つの成果が「悲しい色やね」であろう。
いつだったか、発売前のこの曲をラジオのスタジオライブで聞いた時、ええ曲やなあ絶対ヒットするわと思っていたら、その通り彼の歌では一番のメガヒットになった。

ちなみに、この曲を作ったのは、自らがミュージシャンでもあった(確か、ブルージェと言う佳曲があった)林哲司だ。(中森明菜の北ウイングや、松原みきの真夜中のドア、竹内まりあのセプテンバーなども彼の曲だよね)

別名、「大阪ベイブルース」と言われた「悲しい色やね」はこの「ぼちぼちいこか」に続く、80年代から90年代にかけての、ナニワブルースだったんだと思う。

そのヒットのおかげで彼は売れる曲、ヒットしたのとよく似た曲(「いつか冷たい雨が」という曲があって、これは僕のカラオケレパートリーでもあるけど)を求められるようになる。そのためジャズやR&Bのスタンダートばかり集めたアルバムなども求められるようになる。

上田正樹の声と言うのはアクが強すぎて、スタンダードなどを唄うとついマンネリに陥りがちなんだよね。だから、どれだけ個性的な楽曲に恵まれるとかと言うことが彼のような人に取っては重要なんだと思う。要するにジョーコッカーと同じようなボーカリストなんだろうな。

自分のやりたい音楽とのギャップに悩んだ彼を見て、奥さんのサックス奏者である朝本千可さんは、じゃあ辞めたら?と彼の背中を押してしまうのだ。しかし、彼女は背中を押して辞めさせただけではなく、秘かに彼を再生させる場を狙っていた。数年の充電期間の後に、誰も彼の事を知らないアジアの国々へ向けて上田正樹をプロデュースし始める。そしてアジアの各国で上田の歌は次第に認められ、インドネシアの歌姫とデュエットした曲は、堂々のナンバーワンヒットになるのだ。

同じミュージシャンとして、彼の才能を信じて同じ方向を見つめ、突き放すだけじゃなくてその裏でじっくりと策を練っている彼女は、音楽だけでなく生き方に置いても彼の有用なプロデューサーであり、同行人であるに違いない。

ところで、この朝本千可と言う女性、初めて見たんだけど、魅力的な女性なんだよな~。結婚したての若い頃も勿論可愛いけど、結婚して15年、ちょっとふくよかになっている現在が、心と体に余裕があってそれでいて鋭く輝いている、そんな感じなんだ。大人の女性の魅力プンプンと言う感じなのだ。

彼女の音楽も聴いてみたいなあ、そして彼女のサックスが聞ける、上田正樹の最近のアルバムも聴いてみたいなあと思わせた番組であった。(司会の中村うさぎの顔が怖かったけど(笑))





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Last updated  2004.04.22 00:51:53
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