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先日、息子がお年玉でCDラジカセを買った。ハードだけでなくてソフトも買わなあかんと言うわけで、一緒にショップへ行きCDの買い方を教えた。彼はオレンジオンジの「花」と長渕の「金色のライオン」を購入。小学校3年で長渕聞いてどうすんだ?とも思うが、まあその辺に口は出さない。自分は平井堅の「瞳をとじて」を買う。滅多に買わないシングルを買う時は、よほど気に入った時かカラオケ練習用である(もちろん、両方の場合も多い)。私のハスキーボイスで平井堅は無謀な気がするが、「楽園」もそう言えば買って何度か唄ったし(歌えたかどうかは別の問題)、ピアノの練習曲にしようとも思っていた。唄ってみると結構キツイ、ミディアムバラードである分、高音が楽園のように一瞬と言うわけでないので、裏声混じりになってしまう。顔と手が鬼束状態である(笑)。まあ、今日の主題はそれではない。アナログの場合はシングルにはB面と言うのがあり、それには結構隠れた名曲が多かった記憶があるが、CDになると多くの場合タイトル曲ともう1曲(これがB面にあたる)それにカラオケバージョンが付いてる。この「瞳をとじて」のB面が「Desperado」(ならず者)なのである。ふ~ん、イーグルスの名曲をパクって作った曲なのか?と思いながら歌詞を見てみると、パクリでは無くてモロのカバーではないか!実はこの曲は、イーグルスの中でも大好きな曲の一つで、実はカラオケでよく唄う英語の曲の中の一つである。もちろんメロディーも素晴らしいが、何よりこのくらいのテンポで言葉数の歌じゃないと私の舌は回らないのだ。こうなってくると、タイトル曲よりもこっちの方がメインになってしまう。実は今まで英語の歌詞は適当に歌っていた。特に早口の部分は遅れ遅れになって単語の最初の部分だけを発音すると言う具合に。で、今回折角なので、じっくりと歌詞も味わいつつ正確に練習しようと言うわけだ。この歌は、彼らの2枚目となる同名のオリジナルアルバムに収録されているが、そのジャケットのイメージも手伝って、西部開拓時代のアウトローを唄った曲のように言われていることが多い。しかし、今回じっくりと歌詞の訳を読んでいると(ネットで検索すると結構訳詞が見つかる)、これは古の開拓自体の歌ではなく、現代の都会、そういう名前の荒野をアウトローとして生きる者達へ捧げられた歌だと思う。光り輝くネオンの海、その中にじっと潜んで浮かび上がれない。挫折屈折した者、心の傷ついた者、今の日本なら引きこもって家に閉じ籠もって居る者達など。そういう者達へ語りかけた応援歌としてこの歌を聴いた。この歌詞について色々と検索していたら、面白いサイトを見つけた。同じ楽天のサイトだが、新英語教育に関する団体の真面目なサイトである。ここでは、リンダロンシュタットやカーペンターズがこの歌を取り上げているのを根拠に、この歌には女性版バージョンがあって、これは別の女性に心を奪われる男性を見守る女性の恋の歌として解釈している。なかなかの卓見だと思う(イーグルスはそんな事考えて作ったんじゃないと思うけど)堅ちゃんのバージョンもヌメヌメっとして、セクシーでイヤラシクって素敵です。何より英語の発音がきちんと出来てるのが素晴らしい(少なくとも私よりは・・)。聞くところによると、このバージョンはなんかのコマーシャルに使われているらしい。やっぱり広告マンは目の付け所が上手いなあと思う反面、やっぱり最近の音楽はタイアップかようとも思う。ま、そんな事はおいといて、しばらく夜のヘビーローテーションになるだろう。カラオケ練習しようっと(笑)。
2005.01.12
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今日28日は、仕事納めのところが多かったのじゃないかな。僕が大阪で勤務していたのは、国立療養所のひとつであったが、療養所と言うのは普通の病院よりも気分的にゆったりしたところで、そのせいか仕事は午前中で終わって、お昼にみんなで出前のお寿司を食べて午後は適宜解散、そんな感じであった。今から思えば、あの寿司代は税金だったのだろうかとか、午後の半日を勝手に休んで良かったのだろうかなんて思うけど、みんなバブルの頃のなせる技だったのかも知れない。自営業になるとそうはいかない。休む=収入減になるからだ。しかし、普段日曜も仕事してるし休みも必要、従業員はもちろん休みの多い方が良いだろうし。そんな経緯で、開業当初はお盆は13日の午前中まで、年末は30日のお昼まで(年始は4日から)としていたが、今は夏は12日から休みだし、年末は29日で終わりだ。しかし、当然患者さんの病気は29日で終わるはずもなく、このあたりから風邪引いて病気になる人も居れば、数日前から出ている熱がまだ下がらなくて29日が近づくにつれて表情が険しくなってくるお母さんが居るのもこの時期だ。タイムリミットを感じながら診察するのって、結構精神的に負担になる。結局、無理っぽい患者さんは余所の入院があるような施設へ紹介することになる。駆け込み受診と、そういう交通整理とで、やっぱり年の瀬は忙しい。それでも、全部完璧休暇って事はなくて、1日のうち少しは時間外を診たりしている。やっぱり住居が同じだから、2階に灯りが点いているのに、ピンポン鳴らされて無視ってのも出来ないよなあ。今年は1月2日の夜に在宅当番に当たったので、看護婦と事務員に一人ずつ出勤して貰うようにした。開業した年に元旦の夜があたって、7時から1時間の間に、アットいう間に20人ぐらい患者さんが来て、そのときには夫婦二人だけでやっていたのでどうにも回らず、たまたま病気の子供を連れてきたパートの事務員に仕事を手伝って貰ったという苦い経験があるからだ。で、同じ2日に往診も一人入れた。癌の末期の人で、点滴を希望されていて、訪問看護ステーションにお願いしているが、ステーションが元旦と2日は休診と言うので、代わりに行くことにした。でも、これは元旦に電話をして、調子良さそうだったらキャンセルさせて貰う。しかし、やっぱり癌の末期の患者さんに対しても「明けましておめでとう」で良いのかな?変なところで迷うアタシ・・。暫くジャズを聴いてなかったけど、この間の森山のアルバムを聴いたのが契機となり、ここ数日ジャズを聴いている。今夜はこれ。「リメンバリング・トゥモロウ」(スティーブ・キューン)ドイツ人ピアニストのキューンがヨーロッパを拠点とするECMレーベルから再出発した最初のアルバムである。黒人的と言うよりも、キース・ジャレットや、ドン・フリードマンに似た、硬質だけど叙情性を持つ美しいメロディの数々。ピアノタッチが繊細で美しい。こういうのを粒立ちが良いというのだろうか?しかし、美しいけれど甘くはない。そういうところが同じ美しくて叙情的であっても、ビルエバンスとは違うところである。ビルは、繊細で粒だった甘いピアノでも、硬質では無くどっか軟質で、アメリカ的、そして退廃的とも言える甘い美しさがあった。最近ではスタンダードを弾く企画物が多いキューンだが、このアルバムと同じく自分のソロを集めたECM時代の作品のCD化をして欲しいなあ。
2004.12.28
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今日の午後のフリータイムは分刻みの行動。ダイエットクッキーの昼食もそこそこに済ませてプールへ。今日はしっかり1000m泳ぐ。1000泳いだ後で、50mを2回ほど全力で泳いでみるけど、1分と3秒ほど。う~ん、まだ息子に負けとるぞ。このタイムは50m泳げなかった時の全力と同じぐらいだけど、1000泳いだ後でこれぐらいのタイムだから良しとしよう。長距離泳ぐと、脚を全然使わないようになるんだよな。その後家までとって返して娘の個人面談。本読みをしっかりさせてくださいと言われる。前から思っていたけど、彼女は本を読んでいても書いてある字と違う内容を読んでいる事が結構ある。まあ、意味が通っているのでこっちも聞くだけだと気づかない事が多い。要するに字を正確に読んでるのではなく、頭の中で物語を想像しながら読んでいるのだろう。あとは、給食の時におしゃべりが多いので食べるのが遅いんだって。家のように好き嫌いは言ってないらしい。その後レセプトを出しに市内の端っこの国保連合会へ。プールのあるところをずっと通り越して行くわけだ。プールの帰りに寄れば良かったけど、それじゃ面談に間に合わないので・・。で、またとって返して和のお迎え。今日は餅つきをして、餅を沢山食べたらしい。あんまり食べてお腹が出てきたので先生が止めたとか。配偶者が勉強会で出ていくので、こういう忙しい日はまたもや夕食は手抜きで宅配ピザ。今日はMサイズを3枚。子供人と僕では多すぎた!僕はピザはちょっと・・と言うので巻きずしを買っていたのに、巻きずし1本半食べた後で誘惑に負けてピザを全種類4ピース(1つはハーフ&ハーフだったので)食べてしまう。ああ・・せっかくの水泳が・・。濃いモノを食べたので喉が渇いて仕方が無かった。衛星放送でシンガーソングライターのリクエストライブをやっている。前回は佐野史郎さんが司会をやっていたけど、今回は大江千里がやっている。でも、佐野さんの方が蘊蓄が多くて思い入れも多くて面白いんだよね。(そう思っていたら佐野さんも後でゲストで登場した)。最初の頃は子供達が千と千尋を見ていたので(ビデオで持っているのを何でテレビで見る~)裏番組で録画していて、見たのは彼らが寝てしまった10時過ぎから。細野さんと矢野顕子のデュエット。ほのぼのとして良い感じだな~。これってけっこうレア映像のような気がする。リリィ・・高校生の頃、この人好きだったんですけど。まるで場末のスナックのおばちゃんになってる~。「私は泣いています」も今聞いたら古くさくて完全な懐メロ。長渕今日一番のお宝映像がこれでは?まだどこにもお目見えしていないと言う、今年の桜島ライブの映像。まあ押すばかりで引きの無いステージだけど、大規模ロックコンサートってこんな感じなんだろうなあ。長渕って、マザコン、DV男ってイメージだけど、映像で見る限りは男らしいマッチョマン。実際の自分と理想の自分(売ってる自分)の間を行ったり来たりしてるんだろうなあ。しかし、段々と清原とかこの前見たばかりのK1の武蔵の顔がだぶってきたんですけど。中島みゆきこの人って若い頃老け顔だと思っていたけど、年寄っても変わらなくて今となれば若いですね。ロスでオーケストラをバックに歌う「歌姫」。押しも引きもある歌唱が上手いですね~。よく聞けばコブシが効いている。演歌だとかJポップ(この場合はニューミュージックか)だとかじゃなくて、日本人のリズムにはやっぱりコブシがあるのかしらん。じいっと聞いていると、段々と美空ひばりが歌っているような錯覚に陥ってきました。ひばりが歌っても良かっただろうなあ、この歌。今日一番のインパクト。ラストがオフコースじゃ、ちょいとしょぼすぎでは??小田さん、涙ぐんで歌えなかったりする。こっちはライブの背景が分からないので、ただ欲求不満が残るだけなんですけど。個人的に見たい映像は、友川かずき、森田童子、三上寛、もうちょっとマイナーと言おうかあまりビッグネイムでないところでは、稲葉喜美子、白季千香子あたりでしょうか?じゃがたらや、ソウルフラワーも出して欲しい。もっと出ないと思うけど、光玄や山本シンが出たら逆立ちしても良いよ~。達郎さんだって、自分が出てないビデオクリップだけじゃずるいよ~。ライブの映像を見せて欲しいなあ。
2004.12.10
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今夜は久々のソフトバレーの練習。最近ずっとPTAの練習をしていたので、同じ木曜日に練習のあるソフトバレーはオヤスミしていた。朝夕寒くなったと言っても、練習をしたらまだまだ汗びっしょりで暑い。長袖の練習着は汗でぼとぼとになる。でも、こんな時に風邪ひきやすいんだよなあ。PTAの練習と試合で酷使した膝や肩がミシミシと言って痛いので、十分に動けない。それに、12月5日には試合に行ってはならんと配偶者に却下されたので少しモチベーションも下がっている。12月にはあと2つソフトバレーの大会があるけど、12日はレディースが中心になるし、26日に試合に行く訳にもいかないしなあ・・。今年はもうこれで最後かなと思う。家に帰ってくると家人はみんな寝てしまっている。息子は自分の部屋で寝ているが、娘は今夜は配偶者と一緒に寝たようだ。まだまだ毎日自分の部屋でとはいかないようだ。また夜中に踵おとしをするんだろう。久々の秋の夜長の1枚。今夜はこれ。「愛と青春の旅立ち」をジョー・コッカーとデュエットしたジェニファ・ウォーンズが、漂泊の詩人、作家、歌手であるレナード・コーエンの作品を集めて歌ったアルバムである。詩人、文学者、シンガーソングライターなど様々な肩書きを持つレナードコーエンは、ミュージシャンズミュージシャンとして、多くのミュージシャンからレスペクトを受けている。そんなわけでまだ存命中にもかかわらず、既にトリビュート盤が2枚も出ているのだ。こちらは1991年に出た、主に英国の若手?ミュージシャンを中心とするトリビュート。ロイドコール、ニックケイブ、REM、イアンマッカロク、ライラックタイム、ジェイムスなどが参加。制作はフランスのレコード会社で、そのせいかジャケットのセンスが素晴らしい。こちらは、主にビッグネームが参加した1995年のトリビュート。ドンヘンリー、エルトンジョン、ビリージョエル、ボノ、スティング、ピーターゲイブリエル、スザンヌヴェガなどのそうそうたるメンバーが揃っている。このようにミュージシャンからレスペクトされているレナードコーエンであるが、ジェニファ・ウォーンズもまた彼の大ファンの一人であった。ファンであるだけでなく、彼のバックボーカルとして何度かヨーロッパツアーに参加したりしている。いわばコーエンの弟子、コーエンファミリーのようなものだ。このアルバムを作るに当たっても、コーエンから歌詞を女性用に書き直したり、また様々なアドバイスを貰ったとの事である。ジェニファのボーカルと言うのは、良くも悪くも端正である。良く言えば品格があり、悪く言えば破綻が無い。声や歌い方で、あっという間に人を引きつけるような魅力があるわけではない。しかし、端正で誠実な歌い方は、じわじわと心の中にしみこんでくるのだ。そして裏方の声とでも言うのだろうか?デュエットしてる時には相手を引き立てて、ソロで歌っている時には楽曲を引き立てる、そんなボーカルなのである。このアルバム、実は最後から2曲目の「ソング・オブ・バーナデッド」がテレビドラマ「アルジャーノンに花束を」のエンディングに使われた事で、再び陽の目を見ることになったようである。テレビマンのドラマに使う音楽を引っ張ってくる眼力は(高校教師の森田童子とか・・)鋭いなと思う時がある。そしてそのおかげで埋もれていた素晴らしい曲がまた陽の目を見るのは素晴らしい事である。僕が一番気に入っているのは、表題曲の「素敵な青いレインコート」である。この歌は、自分の妻と不倫をして今は遠くへ離れてしまった友人への手紙なのである。いや、上のトリビュートアルバム(その中にもこの歌は含まれている)についてコーエン自身が書いた解説によると。女性が唄うように人称を書き直しているとの事なので、自分の夫と不倫した友人の女性に宛てた手紙なのかも知れない。前半部はピアノとベースのシンプルな伴奏に、時々サックスが絡む。そして後半部には本当にそ~っとストリングスが入ってくる。僕は基本的にストリングスが入った曲はあまり好きではないが、こういう風に控えめに来られるとちょっとグっと来る。アレンジはヴァン・ダイク・パークス。冒頭の曲ではスティービー・レイボーンのエレクトリックギターソロも聴ける。ヨーロッパでは出すアルバムが必ずヒットとなり、大規模なツアーが行われるレナードコーエン。こんな大人のミュージシャンが日本でメガヒットになることは多分無いだろう。でも、そんな事はどうでもいい。こういうミュージシャンに出会えたことを幸せだと思いながら、手のひらの中でその幸せを暖めていこう。そしてそのコーエンを歌うジェニファの歌に今宵は酔いしれよう。
2004.11.25
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ジーコが考えていた、代表の功労者であるカズやゴンを、ワールドカップ1次予選の最終戦に招集すると言う案は、色々な波紋を呼んでいたが、思わぬ妙策で収集がついたみたいだ。アレヴィレックス新潟と、ジーコドリームチームのスペシャルチャリティーマッチを新潟でやって、その収益金を寄付すると言う案である。絶対にこっちの方がいいと思うなあ。ジーコの言うところのお祭りと言うのは、ワールドカップの予選には似合わない。あれは戦争とも言われるのだから。こっちの案の方が絶対にお祭りである。よく考えたら誰でも思いつきそうな案だけど、何で今まで出てこなかったのか不思議だ。発案した人は偉いと思うよ。でも、実際のところ、震災がなかったらどうなっていたのだろう?~~**~~**~~**~~**~~**~~**~~**~~**開業医をしていると、病気の流行と言うのが半日単位で分かるけど、今日の午後からは熱の高い風邪の人が増えた。熱だけでなんにも症状ない、インフルエンザみたいな高熱だけの人と、高熱と咳の激しい人。レントゲン撮っても肺炎の人は居なかったなあ。相変わらずインフルエンザワクチンを打ちに来る人が多い。当院はまだ予約を取らずに来た人に打ってるので、それを聴いてどっと家族連れで打ちに来る人がいる。午前中は高齢者、午後から夕方にかけては子供達と、時間的棲み分けが出来ているようだ。待合いで、高熱の人と、ワクチンの人が並んでいるのはちょっと危ない気もする。小児科の外来とかでは、子供のワクチンや健診は別の枠に時間を設けて居るところが多いと思う。それは感染に対する配慮としては素晴らしいなあと思うけど、そういう時間帯は、どうしても暇な昼間の時間帯になる事が多い。お母さんが働いていて、保育園に行く子供が多い昨今としては、やっぱり夕方の6時以降の方がありがたいんじゃないかな。その意味では、その時間に来なくてはならないと言う縛りを利用者にかけているとも思う。もちろん、病気の子供が来るのもそういう時間帯が多くなるわけで、この問題は永遠の課題だと思うな。以前紹介した「ドクターズルール(医者の心得集)」と言う本の中に、病気と関係の無い話を必ず1つはしなさいと言うのがある。患者さんが多いせいで、3分間診療と言う悪名まで貰っている日本の医療であるけれど、その中で少しでも暖かみを持たせるために、こういう事は大事だと思う。で、最近の話題はこの間の台風。「台風はどうでしたか?」と、まあワンパターンに聞いている。14日処方の人はもうこの話題を使用する期間は過ぎてしまったけど、28日処方の人にはまだ使える。で、被害がヒドかった人などは、カルテに「床上浸水」とか、「屋根に穴が空いた」とか書いて置いて、次回に来た時に「この前の水の後始末はもう済みましたか?」とか聞くわけだ。こんな風に話題を繋いでいく。それ以外にも「○日に孫が結婚」とか「月末に○○へ旅行」とか書き込みをしておいて、次回に来た時にその話題にするのである。知らない人がうちのカルテを見たら、何でこんな病気に関係ないことを書いてるの?って思うかも知れないけど、まあそう言う深い訳?があるのです。~~**~~**~~**~~**~~**~~**~~**~~**昨日のミックスの試合は惜しくも2試合とも敗戦だった。2試合目はフルセットで10-5から逆転負けと言う悔しいもの。僕自身のプレーは、久しぶりにかなり満足のいくものだったけど、やっぱりチームが勝たないと嬉しくないのよ。あんたは、松井か?って言われそうだけど、それは本当にそうなのです。我がチーム以外の試合もフルセットが続出。そんな訳で5時に始まった試合が終わったのは9時過ぎ。それからダッシュでPTAの練習試合に飛んでいったけど、時既に遅く、もう殆ど終わりかけでした。今日の筋肉痛はあまりヒドくなかったけど、年寄りは2日後の方がヒドいと言う説もあるので明日が怖いかも!それより、今日は眠くて参った。インフルエンザの注射で忙しいので、うっかり居眠りも出来ないわ(笑)。そんな訳で、疲れた身体を休めるべく、棚からひとつかみ選んだ1枚。これは確か大阪時代から15年ぐらい前に買った、スタンキャンベルのデビュー盤。確か、ミュージックマガジンの輸入盤紹介コーナーで出会ったのだと思う。当時流行ったUKソウルという範疇に属するのだろう。ややハスキーだが、シルキーで中性的な声に打ち込み系のスカのリズム、そしてまたシンプルでメローなビートが絡む。「Don't let me be misunderstood」なんて言う古い曲がカバーされていたり、ラストがビリーホリディの「奇妙な果実」だったりするのが新鮮味のあるころかも知れない。この人どうなったのだろう?消えてしまったのかな?と言うことでゴーグルかけてみると、すっかり忘れていたこの辺の事情を思い出しました。この人、SPECIAL AKAのボーカリストだったんだよね。SPECIAL AKAはSPECIALSの前身のバンドだったけど、SPECIALS解散後にもう一度SPECIAL AKAとして再編、この際にボーカリストとして選ばれたのがこのスタンキャンベルだったのだ。で、一発で終わってしまったこのバンドのアルバムがこれ。僕はこういう順で逆に聞いていったのだと思う。このジャケットから想像されるように、どちらもアダルトでブルーな雰囲気を持ったアルバムである。今の自分にはそんなに必要なアルバムじゃないと思うけど、グラス片手に身をゆだねるには重宝するアルバムなのだ。しかし、僕の日記ってカテゴリー分類が難しい・・。今夜はとってつけたようだけど、音楽関連で許して貰えるかな?
2004.11.08
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やっぱりどうも死んでいるようだ。メインのマックのハードディスクの話しである。レストア用のCDで起動したときに、そのディスクを全く認識していない。これはもうハードが壊れてるんでしょうと、パソコンショップの店員の弁。マック関連のメーリングリストでも同じように言われたけどノートンなどの修復ソフトで修復されるかもとも言われた。ノートンは持っていないのでショップに任せたけど。頼むよ~。何とかデーターが消えないようにして欲しい。最近、何となくイヤな気がしていたのでバックアップを取っていた。丁度部誌は印刷し終わったところだったし。惜しいのはデジカメの写真。4年分の写真が全部入っていた。無精もんだから、一度もプリントアウトしてないのよ。和なんてビデオも、普通のカメラの写真も撮っていないので、デジカメの画像が無くなると小さいときの記録がなくなってしまう。そんな訳で今日は1日憂鬱な気分だった。それだけPCに依存していると言うことなのだろう。なんか一つ不都合があると、全部の調子が狂ってしまう。弱い人間だ。幸いネットに繋がったマックが他に2台あるので、この日記も書くことが出来る。今夜は消えてしまった7月分の帳簿を作り直していたら、息子がデーターを読み上げる役をやってくれたので、予想の3分の1ぐらいの時間で済んだ。結構頼りになるじゃん!後は診察室で使っていたiBookにプリンタとスキャナとデジカメのドライバをインストールした。当分はこれがメインだろうなあ。今日、修理に持っていったPCショップで、色々と新しい機種を見ていたら、思わず手が伸びそうになって・・。もう片方の手で必死に押さえていました。昨日届いたCD(アマゾンじゃないよ・・)。南正人の新作「Songs」。渋谷アピアというライブハウスがやっているベルメージレコードと言うマイナーレーベルから出ている。歌はいつも通り力強いけど、ちょっと言葉の数が多いような気がするな。2曲目の「心のブーメラン」と言う曲は、どこかで聴いたことがあると思ったら、そうよ、春一番で唄っていたわ。ええ歌です。もう1枚。火取ゆきと言う女性の「真昼の星空」。これも全く同じベルメージレコードからでている。この人の事は全く知らない。南正人の新作の情報を探していたら、アピアのサイトに、ベルメージレコードのアルバムが並んでいて、Songsの隣にこのアルバムが紹介されていた。この作品は、彼女の2作目にあたるが、1作目はなんと鬼才、いや奇才友川かずきの歌を集めたアルバムだと言うではないか。あの唯一無二の個性の友川の曲を歌うとは・・。それだけで聞いてみたくなったのだ。この2作目は小池真司と言う人の作品を歌ったアルバムのようだ。と、すると彼女はソングライターと言う側面よりもヴォーカリストとしての側面の強い人だろう。ヴォーカリストとは歌が上手いのか?その一面もあるだろう。しかし、どのように唄うかと言う前に、何を取り上げて唄うかと言う問題がある。どのような曲に魅力を感じて唄おうと思うか、その点においてヴォーカリストもソングライターに匹敵する資質を持っていると思う。聞いてみると、彼女のボーカルは煌びやかなものではない。声に極端に個性があるわけでもなく、音域が広いわけでもなく、声量が大きな訳でもない。どちらかと言うと地味かも知れない。ちょっとハスキーな声で、淡々と唄う。前を向いてと言う表現が適切かどうかわからないけど、じっと前を向いて、作品の方を向いて、その中に深く入っていくような歌い方である。浅川マキと、山崎ハコと、森田童子、そんな人達の名前が浮かんでくる。3人全然違うじゃんって言われそうだけど、僕には確かにそういう気持ちがしたのだ。火取ゆき本人と、小池真司がギターを弾き、元頭脳警察の石塚俊明のパーカッションがアクセントを添える。ベースの高橋耀櫂と、セロの翠川敬基と言う人の事は知らない。伴奏は決して前に出ることはなく、あくまで火取のボーカルとアコースティックギターだけが語っているようだ。作品を提供している小池真司の事も知らないが、詩を読んでいると友川と同じような香りがする。唯一無二の・・と書いた友川だが、彼の影響を受けたと言うよりは全く違う道を歩みながら、いつしかシンクロして、同じようなところにたどり着いたのか?という感じだ。火取の歌声がいつまでも心に残るのは、この小池の詩が素晴らしいからなのかも知れない。 「祈り」 防波堤に立ち二人鴎を見ている 空に舞う一羽きれいだなとても それを見ながら子供のように笑う どんなにお前は僕を信じたいだろう 心を抱く腕があるなら 抱かせてやる心があるなら 泣きながら誰を許してきたんだ もう人生しか残されているものはないよ 笑わずにはいられない淋しさを 笑えない悲しみの腕で眠らせておくれ あの海さえが死んでいくのに 僕らにどんな夢が見れただろう 終わりゆく命を生み出して お前にどんな歌がうたえるだろう 心を抱く腕があるなら 抱かせてやる心があるなら 灯台は全て海へと崩れた もう人生しか残されているものはないよ 笑わずにはいられない淋しさを 笑えない悲しみの腕で眠らせておくれ そして鴎のようにもし出来るなら 僕の中で新しく生まれておくれ 小池も火取も僕よりも年下の世代だ。 もっと彼ら(彼女ら)の事を知りたい。唄うときに、瞳が涙でいっぱいになると言う、そんな彼女の瞳が見えるぐらいの距離で彼女の歌を聴いてみたいと思う。
2004.08.10
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