🐶🔮🐱🎵シンガポールで追記憶~パシールの不思議体験Reminiscences in Singapore: Pasir's Mysterious Experiences

2015.05.04
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カテゴリ: 夫婦問題
10年前の話だ。
静岡の友人のK子が突然離婚した。

理由は夫の浮気だった。

女性は第六感が働く生き物である。
だから浮気が露見する前にも、彼女は夫の不審な動きには気が付いていた。

K子は霊感も強かったが、それ以上に精神力と体力が強かった。
国体で活躍するスポーツ選手だったし、まさかの時のメンタルコントロールも
普通の人よりは上手かったと思う。

時々夫にカマをかけたが、なかなか尻尾を出さなかった。

面倒くさい男だったようだ。

それでも決定的な瞬間がやってきた。

離婚する数か月前から、夫が一本早い電車で出勤するようになっていた。

ある日、この電車の同車両に、たまたまK子の父親が乗り合わせていた。

そこで父親が見たものとは…。

若いオンナが夫と親しげにしていたらしい。

この二人。どこからどう見ても恋人同士の様子だった。

父親はショックを受けたものの、その場は見つからない様にして無言で立ち去ったという。

それから娘に連絡をして、トントン拍子に離婚へ進んでいった。

その間たったの3か月くらいだったとか。

一人息子がいたので面倒なことになると思いきや、そうでもなかった。


弁護士を入れて慰謝料を提示したところ、きちんと払ったそうだ。

あの頃の家計の状況から、あの慰謝料は厳しいと思っていたのにだ。

その後分かったことだが、K子の父親が電話でオンナの家族に話をして、
そこから慰謝料が出されたようだ。

浮気現場を父親に見られなければ、違う理由で離婚に持ち込まれて


K子が未だに思い出す度に悔しくなることとは、

「Yシャツをもっときれいにプレスしてほしい。」とか、
「早く出勤するようになったのだから、朝ご飯も早く準備してほしい。」と言われたこと。

女性が仕事を持ち、家事や子育てもし、その上、旦那の朝浮気デートの為に
余分な仕事をさせられていたわけだ。

情けなくて、悔しくて、腹が立ってしょうがないと。

慰謝料は、あっという間に使い切ってしまったそうだ。

元夫やオンナにもらったお金を、いつまでも自分のところに置いておくのが嫌だったそうだ。

巡り合わせというものは本当に怖い。

あの日、K子の父親は普段は乗らない電車に乗り、義理の息子の浮気現場を
見てしまったのだから。


そう言えば、もっと昔に面白いことがあった。

身内や友人ではなく、パシールの会社の役員が朝の通勤列車の同車両に乗り合わせていた。
その時に役員と目が合ったのだが、その瞬間に相手がギョッとしていたので妙な感じがした。

その日の午後、総務の子にそのことを話すと、「そりゃ、ヤバいわ。」と言われた。
その子が色々と詳しく教えてくれた。

その役員の自宅はその路線ではなく、真反対の方角の路線にあった。
それに、その役員にはパシールの路線に奥方以外のオンナがいて、
そのことが会社にもバレてしまった。
その後、オンナとは手が切れたことになっていたらしいのだ。

でも、結局切れていなかったのね。

そもそも、会社にオンナがバレた経緯がスゴイ。
海外出張先の領収書を経理に出したところ、その中になぜかネグリジェが入っていたと。
さすがに今の時代ではありえない請求だと思うが、外資とは言え、20年前の会社では
このような公私混同をする役員はいたのだ。

お天とさんが気に入らないことは、こうやってバレてしまうのではなかろうか。





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最終更新日  2023.08.08 16:20:27
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