龍田大社


大和川沿いを亀の瀬を越えたところを山の方へ入ると龍田神社があります。

古代、大和川の亀の瀬というところは飛鳥と難波の都を結ぶ中間地点でした。
亀の瀬とは大和川のもっとも浅瀬になっているところです。
浅瀬で大きな船が通れないので一旦小さな船に乗せるという仕事をして利益を得ていたのが物部氏でした。
つまり、巨大軍事氏族、物部氏の収入源の場でもあったのです。

大和側沿いの亀の瀬を越え、明治橋を渡ると龍田神社が見えてきました。

龍田大社1

私は子供の頃、奈良に住んでいました。
そこは、ここからんなに遠くないところだったので、友達数人と何度か自転車で来たことがありました。
そのときはたいてい人が誰もいなくて本当に静かなところでした。

今日は初詣のせいかお店もたくさん出て人もたくさんいて、まるではじめて来た神社のようでした。

今日はお神酒が振舞われていました。
私も頂いてみました。
うーん、おいしい。

お神酒

今年は娘の受験もあるので見守っていただけるようにお祈りしました。

龍田神社本殿

さて、今日のもう一つの目的は以前ランママさんに教えていただいた「音の花温泉」へ行くことです。
夫は温泉付だと私の神社巡りに付き合ってくれるのです。(笑)

龍田神社を出て信貴山方面へ車を走らせます。
信貴山の麓から生駒山の方向へ竜田川沿いに向かいます。

この辺りは古代の歴史の宝庫です。
平群氏の本拠地があった場所を通ります。
長屋王の御陵も横目で通り過ぎました。

大和川沿いは物部氏、竜田川沿いは平群氏の本拠地で古代の人々も通った道です。
その分岐点の王寺の辺りは蘇我氏と物部氏の戦いの時に蘇我氏が陣を構えたところです。

大和側沿いの竜田道は古代の壬申の乱や蘇我、物部の戦いなどで使われた道です。
そういった歴史的にゆかりのある地を通っているのだと思うとなんだか感慨深いものがあります。

いろいろ考えをめぐらしていると、あっというまに「音の花温泉」に着きました。
近鉄東山駅から5分くらいのところに温泉が出来ているなんてちょっと驚きです。

音の花温泉

「音の花温泉」は露天風呂が大変広いのです。
山の中で冷たい風が吹きぬけ温かい温泉につかっていると本当に気持ちがいいのです。
以前、和歌山の「渡らせ温泉」という大変山深いところで、西日本一の大きさをを誇る露天風呂にちょっと似ていました。
ゆっくりとお湯に浸かり体の芯まで温まりました。

「音の花温泉」でもお正月のせいか、お神酒を振舞っていました。
私たちはまたまた頂いてしまいました。(笑)

温泉を出ると隣は小さな地元の野菜を売る八百屋さんがあります。
私は干し柿を買いました。
奈良の柿はおいしいです。
干し柿もとってもおいしいです。

さて、神社でおまいりをして、温泉につかって今日はとってもいい一日でした。
今年も一年頑張れそうな気がしました。








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