近つ飛鳥 風土記の丘

梅

今日は良い天気だったので、近つ飛鳥にある風土記の丘へ行ってきました。

古代の近つ飛鳥一帯は、渡来人が持ち込んだ高い文化が栄えた地域で、周辺には6世紀以降の群集墳が広がっています。

そのうちのひとつ、一須賀(いちすか)古墳群を史跡公園として整備・保存しているのが、大阪府立近つ飛鳥風土記の丘です。


約29haの園内に、直径15m前後の円墳が(一部方墳)102基、うち40基が横穴式石室のもので、石室の内部に入って見学も可能です。

古墳

写真のような石室がいっぱいあります。
結構頑張って、坂を登っていくと一つ目の展望台がありました。
大阪平野が一望できます。
左のようにPLの塔が見えます。
遠くの山は六甲山です。


PLの塔

この辺りが頂上かなと思ったら、分かれ道がありました。
平石城址1.4キロと書いてあります。
ちょっと、行ってみることにしました。

道は細く、山の奥へ入っていく感じ、ちょっと不安になってきました。
本当にたどりつくのでしょうか。

山奥の1.4キロは長く感じます。
有りました平石城跡です。

平石城跡

楠正成が南北朝の戦いをした時に、平石氏はここに城を作って立てこもったのだそうです。

城跡

何とも山奥で狭いところです。
攻防戦らしいのですが、とても勝てそうな雰囲気ではありません。
とにかく立てこもって時間稼ぎをしたのでしょうか。

さて、もと来た道を戻ります。
分かれ道まで来たら、ほっと一息。
次はもう一つの展望台に登ってみました。

王陵の谷です。
推古天皇、敏立天皇、用明天皇、聖徳太子、などなど多くの御陵があります。

王陵の谷

肉眼では見えないので、望遠で写真を撮ってみました。
推古天皇陵が見えました。

推古天皇陵

良い景色です。
お散歩も終盤、もと来た道を戻ります。


古墳群

この辺りは古墳群がいっぱいあります。
この下の写真は何だと思いますか?
ただの坂に見えますね。
実は須恵器を焼いた窯なのだそうです。
この坂の途中に粘土で作ったお茶碗なんかを置き、上にまあるく屋根をつけ、下から火であぶって、上の方から煙を出して、須恵器を焼いたのだそうです。


須恵器の窯

ああ、面白いお散歩でした。
今日は天気もよくて最高。
梅も綺麗でとても気持ち良かった一日でした。


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