鴨都波神社






鴨都波神社が御鎮座されたのは、飛鳥時代よりもさらに古い第10代崇神天皇の時代であり、奈良県桜井市に御鎮座されている「大神神社」の別宮とも称されています。




ご祭神は、「積羽八重事代主命」(つわやえことしろぬしのみこと)と申され、大神神社におまつりされている「大国主命」(おおくにぬしのみこと)の子どもにあたる神様です。



拝殿





葛城の地には、「鴨族」と呼ばれる古代豪族が弥生時代の中頃から大きな勢力を持っていました。





当初は、「高鴨神社」付近を本拠としていましたが、水稲農耕に適した本社付近に本拠を移し、大規模な集落を形成するようになりました。





そのことは、本社一帯が「鴨都波遺跡」として数多くの遺跡発掘によって明らかになっています。






つつじ






ご祭神の「積羽八重事代主命」は古事記に「鴨都味波八重事代主神」と記されており、「代主」は田の神の古語で「鴨都味波」は鴨の水端、つまり鴨の水辺の意味で、「八重事」はしばしばの折り目という形容詞でつまり「鴨の水辺で折り目ごとに祀られる田の神様」というご神名なのだそうです。





事代主を奉斎してこの地を領地とちていた鴨王の娘が、神武、綏靖、安寧の三代の天皇の皇后となった由縁から、祭神は皇室の守護神とされ、宮中八神の一つとして崇拝されてきたのだそうです。






藤棚



藤棚も綺麗です。



今までもこの辺りに来たことがあるのですが、車などで通るとうっかり通り過ぎてしまいそうなところなのですが、意外にも皇室の守護神のため由緒のある素晴らしい神社のようです。



やはり、葛城の辺りからしばらく目が離せそうもないです。




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: