宝山寺(生駒聖天さん)


迷った結果、思い切って出かけることにしました。

今日の目的は宝山寺(生駒聖天さん)、往馬神社、竹林寺、円福寺、石切劔神社です。




まずは、宝山寺からです。
鳥居までの参道はみごとです。




鳥居





宝山寺の御本尊は不動明王です。
目を凝らしてよ~くみるとお不動さんが見えてきました。
ここのお不動さんは美しいお顔をしていました。






宝山寺




後ろに見える岩屋は般若窟です。
弥勒菩薩が御本尊です。





般若窟は役行者がここに般若経を納めたとの伝えによる。空海もここで修行したとの伝承もあります。




古代からの聖地で山麓の生駒神社のご神体です。




般若磐




聖天堂は、拝殿と本殿(聖天宮)に分かれていて、聖天宮に秘仏として大歓喜天尊像がまつられています。


大聖歓喜双身天王で、象頭人身の双身像の2つの姿の形像だそうです。
大変は秘仏で今までに一度も公開されたことはないのです。


この歓喜天を守っていくということは並みたいていのことではないのだそうです。
ここの僧侶になるには相当の覚悟がいるのだそうです。


修行も大変です。
毎日午前2時からお経を読み、お勤めをされているのだそうです。


それだけに大変御利益のある素晴らしい歓喜天なのだそうです。



合掌をしても神社のように拍手を打っても良いのだそうです。
鳥居がありますが、真言律宗なのだそうです。
神仏習合の名残でしょうか。




歓喜天



宝山寺は以前から来たかったのですが、想像していたよりも素晴らしいところです。
今日は来ることが出来て良かったと思いました。


このあと、生駒山頂まで歩いて上りました。


実は私は高校生の頃、この生駒山頂遊園地でアルバイトをしていました。
入場券を売ったり、券をちぎったりしていました。
その頃は、ディズニーランドもまだなく、遊園地は子供の楽園でした。
大変人気があり、活気があったものです。



今回行って驚いたのは、ずいぶん変わっていたことだけでなく、平日は休園日になっていたことです。

土日と、夏休み、冬休み、春休みだけの開園なのだそうです。

そういえば、あやめ池遊園地も、狭山遊園地も、ドリームランドもなくなってしまいましたね。

ここ、生駒遊園が細々でも続けているのがちょっと痛々しいながら嬉しく思いました。


じつは、この生駒の山は神武天皇が九州から東征してきて大和入りしようと思ったところが、長脛彦により阻まれたところです。


兄は深手を負いチヌの海(大阪湾)で傷を洗い、和歌山の窯山神社で亡くなりました。


そして、その後紀伊半島をまわり、吉野を通って大和入りします。


この生駒の山さえ超えられれば、そんな苦労をしなくても良かったのに…。


そんな思いを抱きつつ私と先輩は、生駒の山を歩いて下りて行きました。




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