しーくれっとらば~’S

しーくれっとらば~’S

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mocchi5
*ご注意*
このページに登場する人物、名称等は架空の物です。
BL、やおいの意味の判らない方、嫌悪感のある方、義務教育中の方、男性は読まれない方が身のためです。
読んで気分が悪くなっても責任取れませんよ(笑)







喧嘩をした。
つまらない事で。
悪いのは僕・・・きっと、僕。

でもキミもいけないんだよ?

僕もキミも意地を張っちゃって 
引くに引けなくなっちゃった僕は家を飛び出しちゃった。

家を飛び出してから気が付いた。
僕には行く所がないって事。
姉さんは北海道だし、潤さんの所やキミの実家じゃすぐに見つかっちゃう。
それじゃちょっと面白くない。

ポッケには財布だけ。携帯も置いてきちゃった・・・。

フラッと電車に飛び乗った。行くあてもないのに。
着いたのは私鉄のとある駅。
学生だった頃にキミと映画を見に来た場所。

行くあてがないのだから・・とキミと訪れた映画館に入った。
やっていたのはリバイバル映画。
いつか一緒に見ようねって言ってた映画。
ココで一晩明かすつもりだった。
だけど・・・だけど・・・。
一緒に見たかった映画を一人で見てもちっとも頭に入ってこない。
想うのはキミの事だけ。

・・・でも帰らないもん!!

街をちょこっとブラついた。
でもキミと笑いながら歩いたあの日が思い出されて仕方ない。

何か食べれば気分も変わるかな、と入ったお店。
初めて来たのに、意識してなかったのにキミの好きなイタリアンの店だった。

温かくて美味しいパスタも一人で食べたら味気ない。
頼んだワインもキミの好きなロゼ。

もぅキミの好みも何も僕の身体に染み込んでる。
一人なのにね。
乾いた笑いをひとつ。僕への「バカですね」って気持ちなのかも。

帰りたいけど帰りたくない。
どこかへ泊まろうかと財布の中身と相談。

昼間、ちょっと大きな買い物をしてしまったので中は淋しかった。
その買い物の事でキミと揉めてしまったのだけれど・・・。

きちんとした宿泊施設は無理なので漫画喫茶へ飛び込んだ。
24時間営業。「深夜利用はオトク!」なのだそうで。

普段、マンガなんて読まないから何が面白い本なのか判らずランダムに持って来た。
でもさ・・・。
いつだかキミが「面白いんだよ」って言ってた本だった・・・。
タイトルが頭のどこかに残ってたのかもしれないね。

ギャグ風味なでもどこかシリアスなそのマンガを読みながら
僕は涙でぐちゃぐちゃになってた。泣けるシーンじゃないのに。

やっぱり謝ろう・・・。
マンガ喫茶の公衆電話から電話をする。
ワンコールで受話器が上がる。

「ご、め・・・なさい・・・」
あとは何を言おうにも泣き声になってしまって。

「今どこにいるんだ?ん?すぐ迎えに行くからそこで待ってなさい。ん?いいね?」
優しいキミの声。
ただ「うん」「うん」と頷くだけの僕。

暫くすると息を切らしてキミがやってきた。
「ゴメン。俺が悪かったよ。本当にゴメン。」
そう言いながら僕の身体をぎゅっと抱きしめてくれた。

それだけで僕は満足。
ううん。僕が悪いんだから反省するのは僕の方。
言いたいのだけれど声を出そうにも出せない。泣いちゃってね、僕。

けど、「うん、うん。もぅいいよ。ゴメンな」って。
優しいキミがココにいる。抱きしめていてくれる。
それだけで僕は満足。

二人で帰る帰り道。
さっきまでとは違う幸福感。
今度は二人でこの街に来ようね?あの映画見ようね?パスタ食べようね?
マンガ読みに来ようね?二人でね。








キミの事を 想って想って。
けれど想う事も許されないの?






---僕と拓真の事---

こんにちは。優哉です。
↓にも書きましたが僕たちが知り合ったのは通学電車の中で、です。

ボクは中学から電車で、拓真は高校から。
どういうわけか通学・通勤電車の車両って特別な理由が無い限り
ずっと同じ車両に乗っちゃうんですよね。
ボクもそうだった。
変えようかな・・・なんて思った事もあったけど
不思議といつもの車両に乗ってて。

でもね、変えなくて良かったんです。
だって変えてたら、拓真に出会う事、なかったのかもしれないのだから。

ボクは生まれつき心臓が悪くて、身体は細いし、色は白いし、髪は金茶だし、
瞳はグリーンだし、背は低い(当時は168cmで今は170cmです)し・・・。
人は“いいじゃない”とか“羨ましい”とか言うけど、ボクにとっては
全くの反対で。コンプレックスの塊だった・・・。

ずっとそんな気持ちでいたんだ。
そんな時、同じ車両に乗ってきた人に目を奪われちゃって・・・・。

背は高くて(今現在の拓真は188cm、あの頃は183位だったかな?)、肩幅が広くて、真っ直ぐに見据えた瞳に“クラっ”としちゃった。
でもその人はボクと同じ「男性」だったんだけど。

朝の電車ってどうしてああも混むんだろうね。
一言で言ってしまえば簡単に“ポキン”と折れてしまいそうな程華奢なボク
には、どうもあのラッシュはキツかったんだ。

ある日もいつもの様に混んでいて、ぐーーっと押されたんだ。
ボクは必死になって足を踏ん張ってたんだけどどんなに頑張っても
体が斜めになってしまう。なんとか力を振り絞って体勢を立て直したんだ。
でも、また斜めになってしまって。制服のジャケットは引きちぎれそうに左右
に開くし、ネクタイなんて人と人の間に挟まってて首、絞められちゃうって感じ
になっちゃうし。最悪・・・・。

そんな時だった。ボクの右ひじを何かが引っ張るんだよね。
凄い力で“ググッーー”っと。痛っ~と思って引っ張る方に顔を無理無理に
向けたんだ。“何するんだ!”って怒鳴ってやろうかと思ってさ。
で、睨もうとそっちを見た・・んだけど、気がついたらボクの体は真っ直ぐに
立っていて、ジャケットもネクタイもよれよれだけどちゃんとボクの体に
くっついてる。
あれ???なんて思ってるうちにその引っ張ってた何かがボクから離れたんだ。
でも、黒い腕だった。あ、えーっと、黒い服の腕だったんだ。

それで辺りを見回した。
と、言ってもラッシュのギュウギュウの中。
見回す事なんて出来ないんだけどね。
かろうじて動く顔(頭)を動かして、回りを見てみた。

いつも乗ってくるほぼ同じ顔。
でも、その中に一人だけ見慣れない学生服の男がいたんだ。
黒いガクランを着て、背の高い、いかにも“スポーツやってます”な体型の人。
だけどその時は顔をそっちへ向ける事が出来なかったんだ。
それ以上、顔を動かすとボクの顔と体がバラバラになっちゃいそうで。

その日はその人の正体は不明のまま。

その日以降も同じ様な事が何回かあって。
でもソイツの正体は依然不明で。

降りる駅で今日こそは正体を見てやろう!って決めたんだ。
同じ駅で降りる人の中にはガクラン着てる人なんていないから
ボクよりも先の駅まで乗って行く筈。
んじゃぁ、降りたホームからソイツが乗っている車両を見てやろう!って決めて。

・・・でも、失敗!!
朝のラッシュ時、降りたホームもまたラッシュ。
ボクは人の波に押されて階段→改札へと連れて行かれてしまったんだ。
ああ、残念・・・。

今日はこのくらいで・・・・。では、また。優哉でしたv

何かご質問・ご意見・ご感想等ございましたらBBSにお願いします(ないか~/笑)


みなさま、初めまして。
僕の名前は矢木優哉といいます。
このHPの管理人が創り出した<架空>の人物です。
(前に書いていた駄文の人たちです/注・結城)

管理人が僕にココに日記を書かないかと持ちかけてきたので
ちょっとその気になって書く事にしました。

以前にも別の所で書かせて貰ってたので覚えてる方もいらっしゃるかな?とは思いますが、また新たな気持ちで読んでみてくださいね。
まぁ、日記と言ったって「不定期日記」になるとは思いますし、管理人の気分で削除される事もあると思って頂いてた方がいいとは思いますけれど(笑)
あ、それと、ここの日記は上に行くほど新しいものになる(みたい?)です。
その方がいいでしょ?
いちいち最初から読むのって面倒だしね?ま、何とかなるでしょう(笑)

*僕のこと*

僕のこと、書かなくちゃですね。
正確には僕とパートナーの拓真のことです・・・ね。

僕たちは男同士のカップルって訳なんですが・・・。
こういうのが嫌いって方は逃げて下さい(笑)

知り合ったのは高校の時。
でも学校は別々だったんです。「通学電車の恋」とでも言いますか・・・(爆)
きっと・・たぶん・・バッチリ僕の一目惚れです!

このページの上に僕たちの絵があるのでみなさん、見て下さったとは思いますけど
僕が左側で拓真が右側。
コレを描いて下さったのは管理人のWeb友の「にょん画伯」です。(ありがちうv)

拓真、カッコいいでしょ?
本人は「吊り目で嫌だ」って言ってるんですが、その「切れ長」な目が大好きな僕です。
とっても優しい目なんですけどね、本人はそうは思ってないらしくて。
っていうか、そういう目をしてみせるのは僕にだけなのかな?なんちゃってv

僕は僕で自分の嫌いなトコが拓真は「いい」って言ってくれたりするんですけどね。例えば・・・天パで天茶な髪とか、色が白いとか、目が緑色とか・・・。
上げればキリがないんですけど。
ま、それは全部<遺伝>なので仕方ない事なんですけどね。
祖母がイギリスの人なので25%だけ外人なのかな?変な言い方だけど(笑)

ま、追々、書いて行きますね。
今回は最初という事でこの辺で。優哉でしたv

何かご質問・ご意見・ご感想等ございましたらBBSにお願いします(ないか~/笑)







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