佐野まり はちどりの庭 Mari Sano Jardin Colibri
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トルコ航空は快適で素敵な飛行体験を得て、13日の早朝から実に3日間かけての長旅の末、15日の早朝に日本到着。個人的には骨折、手術なども含めて乗り越えてきた幾つもの非常事態の数々.. 本当に色々な事があったので、パンデミック後の久しぶりな到着は何時になく感慨深いものがありました。 飛行機をおりて最初の通路を抜けると早速「枯山水」なインテリア。最近、最寄りのスーパーのお米売り場にイタズラしていたのでシミジミ・・非常に個人的な「ただいま感」ですが、重要なポイントは「入国スタンプ」を忘れないこと。(それがないと免許更新ができません)それ以前にパスポートに傷がついてしまっていて自動ゲートが通過できないという「お騒がせ」もありましたが、パスポートと共にメキシコ身分証明書を見せて手続きを無事完了。このメキシコ身分証明書は渡航におけるデビューになったのですが、実に様々な場所で有効でした。滞在中のインターネット手続きでSIMカード購入。こちらも以前はなかったシステムですが、犯罪を防ぐため電話番号はなし。それでもSNSは全て使用できるという・・重たいモバイルを持ち歩くより便利ですが、不思議なシステム。受付の方がペルー出身の方で世間話で盛り上がりつつ、設定を全て行って頂きました。飛行場からは格安バスが沢山出ていて以前よりも旅行者に優しい佇まいというか、それもそのはず到着直後から多くのアジア系旅行者にうずもれ、飛行場の地上アテンダントからは全て英語で話しかけるのが当たり前で、何度か「日本人ですけど」と敢えて対応。日本のパスポートを思い切り振りかざさない限り、アジア系の旅行者と思われるのは仕方ないとはいえ、久しぶりの帰国者は「日本語」で迎えて頂きたいのです。2月に帰国するという事で「最高な寒さ」を覚悟していたのですが、東京駅に到着すると皆さん半袖などで歩いていて・・防寒の丸々厚着は即、汗だくに。あまりの暖かさにビックリしつつ、The温暖化をあらためて体感。東京駅の最寄り銀行での手続きを行いつつ、その銀行のアートギャラリーで開催されていた素敵な美術展に遭遇。アフリカのアートを学んだ日本人SHOGENさん。一気にアフリカの景色が広がる暖かい作品に感動。通常は高速バスで移動するところ、さすがに48時間飛行後は思い切って新幹線で贅沢に移動。思えば常にバスを利用していたため、実に20年ぶりの新幹線乗車。勝手がわからず非常にモタモタしてしまい、切符を2枚同時にいれるらしいのですが1枚ずついれてしまい駅員さんに英語でワーッと指導され、再びキッパリ「日本人ですけど」・・「え?..」と駅員さん動揺しつつ、丁重に日本語で御説明頂きました。もちろん自由席での乗車なのですが、驚いたことに「のぞみ」にも自由席で乗れました。以前は「こだま」しか乗れなかったような・・(何時の時代の話状態)人生初のぞみ。飛行機の速度より早いような気がするほど物凄い体感で正直すこし怖かったです。驚くべき速さで名古屋に到着できました。いつもはバスで7時間程かけているので、あまりの速さに大事な景色を見損なったような寂しさも感じつつ・・帰国乾杯! ちなみにメキシコでは公共の場で厳禁ですが、日本の新幹線は皆さん乾杯やすらぎモードですね。名古屋からは徐々に懐かしい景色が広がる車窓、静まり返った車内に戸惑います。メキシコでの喧噪、車内は常に販売や音楽演奏、大きな話し声に慣れ切ってしまっていて耳が聞こえなくなったかと思うほどの日本の「静けさ」に驚かされます。「瀬戸駅」到着後、タクシー乗り場にタクシーはなく、、軽くUberを呼ぶ事もできませんので自宅まで徒歩。これまた誰もいない「静けさ」の中、メキシコなら路上タコスの香りとクラクションや売り子さんの大声、自由犬や横たわっている人々を交わしながら歩くところ、人も車も通らない道を歩く不思議.. 「日本人ですけど・・」メキシコに慣れすぎてしまった事をシミジミ.. それにしても久しぶりの日本、正直だいじょうぶ? 一抹の不安で見上げる大都会のビルの森を彷徨った一時の記録.. 引き続き、遅ればせな事後報告を重ねさせて頂きます。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.02.15
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