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特別な展示や催しが行われ、友人同士でお祝いのメッセージが交わされる1日。テレビでも多くの特別番組が放送されていました。特に医療の場での女性の活躍をテーマにしたドキュメンタリードラマで、院長を担当している女性が取材に応えていて、その存在感もしかり、知性と母性でオーガナイズのできる女性の存在が光る今日この頃。多くの女性大統領も各国で活躍、立派で逞しい権力を持つ女性の存在は頼もしい限りですが、今はインドの学生暴行事件など厳しい状況にある女性にスポットをあててほしい。登りつめる人に男女の垣根はなく、底辺での敬意のなさにも垣根はなく、、今日1日が「全てのものにおける敬意」を考える1日でありますように。そんなメールを親しい方々に送りました。 丘の上から女神が見守っている、PanesilloのVirgen de Quito。とっても芸術的な佇まいと見晴らしに心打たれて1週間に1度は登っていました。あの女神を思い出すたび元気が出ます。丁度2ヶ月に渡り煮詰めていた公演の手続きが承認されました。再びエクアドルを思いながら心を引き締めつつ、、テレビで放送されているウゴ・チャべス大統領の葬儀で交わされる一言一言に感銘を受けています。平和を勝ち取るためには願うだけでなく、闘わなければいけないことが沢山あるのですね。 報道場面http://www.youtube.com/watch?v=X-oWq-Z0euYベネズエラ滞在時に何度耳にしても涙が浮かんでしまう素敵なメロディがありました。タイトルはズバリそのまま「ベネズエラ」 葬儀のオープニングにベネズエラ出身の、世界的指揮者Gustavo Dudamel氏による交響楽団と合唱団の素晴らしい饗宴。Ofrenda Musicalというタイトルでチャべス氏追悼公演が行われていました。本当に素晴らしい演奏と歴史的な一時。チャべス氏の遺体はレーニン、エビータのように完全に保存されるそうです。2006年より3年に渡ってベネズエラに滞在、多くの思い出を辿りつつ、名曲を聴いて涙ぐんでいました。皆さん、お元気でしょうか、、一連の歴史的な場面を見ていてカメラを担いで現場に向かいたい気持ちでイッパイです。 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.03.08
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呆然と放送を見ていました。アルゼンチン、エクアドルなど南米各国が3日間、喪に服しています。ベネズエラは7日間。こんなに凄い追悼の場面はリアルタイムでは見たことがありません。大観衆が7キロの道程を埋め尽くしています。特集番組もマルデ映画の一場面に参加しているような、、第一報は昨夜の合唱団の公演でした。監督が「先ほどチャべス大統領の亡くなったことを知りました。今日最後の歌は追悼も兼ねベネズエラの歌をお届けします」 本当に特別な方でした。初めてベネズエラを訪れた時にテレビでALO Presidente(大統領こんにちは)という番組が放送されていて、国民一人一人に対応している姿、その演説に驚き、全てをビデオカメラに収めました。アルゼンチンに帰国して友人に興奮して見せた記憶があります。それから3度、ベネズエラに訪れる機会がありましたが、親しい友人が二手にクッキリ別れていて、期待で夢を膨らませている辛抱者と、独裁政治に恐怖を抱いている人、、今思うと芸術関係者は生活に困っている人は少ないので、(余裕があるからこそできる部分は否めません) チャべス派の報道関係者と、そうでない舞台芸術関係者の間で、なんともいえない揺らぎに言葉を失いました。チャべス大統領の言葉は文学的で心を打たれることも多々ありましたが、声も音もドカドカと常に大きくて、繊細で洗練された芸術性は削除されていくような流れは苦手でした。 賛否両論クッキリ分かれるところですが、社会のシステムを大きく変えた貢献は南米全土で大きな支持を集めています。潤いすぎた少数の人々のために動いているものを、そうでない人々に届けたという教育、医療、住宅、、不公平だったシステムを変える難しさを独特の個性で推し進め、58歳で終えた一生。ご冥福をお祈りすると共に、今後のベネズエラのよりよい展開を祈っています。 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.03.06
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