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同い年の親友フェルナンド君の誕生日、レストランで御家族、友人の皆さんと集合、誕生日会が開催されました。実はフト気がついたのですが、彼此13年に渡る長いおつきあいになるフェルナンド君の誕生日会に出席するのは初めて・・人にもよるのですが誕生日は家族だけの一時、超プライベートな日だったりするので、親しくても当日は電話挨拶だけにとどめ、後程あらためて祝うケースが多かったりするのですが・・今年は何だか特別。レストランも特別でした。予約のできないレストラン。人気のある場所のようで入口に待合場所があって、そこにはベンチと共に大きな樽がおいてあり、殻つきのピーナッツが入っていて、皆さんピーナッツを食べながら待っています。店の中央には大きなサラダバーがあって、メインの食事にサービスで食べ放題のサラダは非常にバラエティーに富んでいました。食べたことのないサラダに興奮。店にはニンニクがカーテンのようにぶら下がっていて、後で気がついたのですが全てのメニューにフンダンにニンニクが使われていました。ほぼ全ての創作に関わってくれたフェルナンド君。一緒に物語を刻むことができたプロセスに感謝。そんなプロセスという物語の詰まった本をお届けしました。近所の本屋でみつけたのですが・・ローリングストーンズの歴史を辿る写真集。立ち読みしてビックリ・・数々の収監、離婚、事故、、さすがロックといっていいのかどうか・・現在に至る日々の記録が凄すぎる。そして世界の歴史をトータルで辿るイラスト図鑑、これはマレーシア出版のようですが、非常に細かい1000に渡るイラストと共に世界の歴史がてんこ盛り。読んでいて楽しいし現在に繋がる面白さ、昔の勉強不足を補いつつ・・。 チリで見つけたダンスの歴史の本もトッテモよくて、社会とダンスがどのような形で関わり成長してきたかが多くの舞踊家の人生と共に綴られています。ドキュメンタリーも同じく、マリオの映画制作以来、こういったプロセスを辿るものに興味津々な今日この頃・・。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.10.24
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春分の翌日、ふいに動く物事・・一気に前向きな展開。渡航手配を見込んで早めの連絡を頂くことができました。ずっと気になっていた国、そして待ってくれている人がいる国へ・・却下の返事が続いていたので、少し慣れてしまいつつ・・期待をしないことで平成を保っていた今日この頃、、でも結果や行方を楽しみに思えなかったら「終わり」。春がきた! 飛ぶことのみに集中したい・・Dream Hero という歌を制作しました。2004年にサンマルティン文化センターの音響実習で録音、2007年にベース、エレキギターの追加、ミックスダウンを経て、過去と未来が融合するようなプロセス。ペルー出身、Negro de Miercoles, Condorkankiなどのグループでケーナ奏者として活躍、来日も果たしたMarco との共演、彼は2人のテーマソングだと思ってくれていて、いつも大事に演奏を重ねてきました。1番よい形で公演できた2002年のマタンサ劇場公演の撮影をスタジオ録音に重ねました。 ベースとギターは尊敬する素晴らしい創造的な音楽家二人組。当時は一緒にスタジオを経営していて、名パーカッショにストFacundo Guevaraとリリアーナエレーロのサポートを務めている時代に彼等の生演奏に遭遇。舞台裏は実に愉快で、やじさんときたさんのようなコンビ。Diego Rolonのギター前奏が素敵に導引。そしてベースLuis Volcoffのココぞという重いリズムのバックアップ。最期に親友ガストンと全ての録音をまとめるために長い長い時間をかけてミックス、そしてマスタリングで調整。この歌の背景を親友フェルナンド君と文章で煮詰めました。煮詰めに煮詰めて沸騰するエネルギー。応援歌として、お届けできれば・・LINK ビデオDream Herohttp://youtu.be/zbi_OL4iMQE佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.22
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本当に急激に朝から冷え込んで、マルで冷凍庫の中にいるような・・アイスキャンディーのように固まっています。 引き続き、様々な手続きを進めつつ誕生日の御挨拶の御返事を一気に済ませていました。舞台制作の関係で多くの方と接する機会が多いので、ほとんど年賀状状態。カナリ時間がかかりました。せっかくの機会なので自動的に御返事するのではなく、一筆に心をこめつつ、交流が深まって楽しかったです。昨日は1日、昼、夜と親しい方々と日本料理の食堂で食事会。今回は皆さんに本を頂きました。読みやすい絵本を頂いて「ホ」・・(事前に好みを聞かれ一言、文字の少ないものをリクエストしました)小さい方の絵本の出だしにイキナリ、SAMURAI, SAKURA, KEIKO、などの文字が・・もううひとつの大きな本も松尾芭蕉の俳句で始まっていました。アルゼンチンの作家さんの間で東洋的アレンジが流行っているのでしょうか・・引き続き・・御挨拶ビデオ掲載中http://youtu.be/01A51SLZ40Q佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.06.18
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毎週水曜日の用事を済ませるために再びレコレタ美術館へ・・ここを訪れるたびに視野が広がる、気持ちが上昇する、刺激をうけることができる場所。2003年から公演をココで常に行ってきて、創作の故郷のように心暖まる始まりの場所に戻るたび、思わぬ出会いや出来事に遭遇します。今日は何時になく行列ができていて何事かと思えば、お馴染みブエノスアイレス市の主催で開催されているCiudad Emergenteというイベントが今日からはじまっていました。新しいバンドが続々と登場する会場に、ブエノスアイレスの今時の若者に混じって観賞。音響が驚く程、整っていてバンドの音色も新鮮、特にベース音が心地よくて暫く佇んでいました。そこで偶然バッタリ遭遇、Diego Mazza。個人的に彼の創るサウンドとアレンジが好きです。新しい公演のタイトルは Made in Entrerios 近々Cooperacion 文化センターで発表予定とのこと。彼なりの拘りはわかるのですが、敢えて今更このタイトルはチョット・・「メッセージから生まれる場所を作ったらいいんじゃない?」なーんて偉そうな抗議、そんな会話が気さくに出来る友人の存在を楽しみたかったのが正直なところ。近々おこなわれる公演を見てマタ抗議できる日を楽しみに・・本当に創造的な音色と詩世界が素敵なので、公演のタイトルは英語でなくていいと思う。コスタリカ滞在以来コンテンポラリーな音色を耳が求めていて、技術と歴史の音色は勿論、勉強の一環としてラジオを中心に聞いているのですが、日々周波数は周囲の環境と共に変化していて、創造における人間関係は流動的。心の向かう先に素直でいる大切・・きっと新しい1年が始まろうとしている。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharangoにほんブログ村にほんブログ村
2014.06.04
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春分が近いというのに、この冷え込み。今日は朝から3度、、数日あめが降り続いていたので、仕方ない寒さとはいえ、この気温の変化に多くの人が体調を崩していて、特に剣道講義の生徒が揃って一クラス丸まる風邪でお休み。事前に皆キチンと連絡をくれるのですが、スタジオを借りているのでキャンセルはできず、せっかくなので講義のための時間をリハーサルに変更。献血を行ってから通っていたダンスレッスンを暫くお休みしている間に耐力が落ちていることをシミジミ感じつつ、、春の訪れと共に元気を取り戻したい。 皆も早くよくなってくれますように、、個人ダンスレッスンとしてスタジオを使用後、広報として必要な写真を撮影、講義を行う旅先に発送できました。 出発前、いろいろ整理整頓を行っているのですが、コレまでに使用していた日程表をまとめていて、この9月という月の特別な出来事の数々、、多くの節目となる出来事が重なる月。10年前の9月、とっても大事な始まりがありました。 引き続き同じ文化センターで公演を重ね、煮詰めることができ、創作の土台となっています。 Mari Sano 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.09.19
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文化庁に申請していた企画のお返事を頂きました。やることは全て行った上での今後の道程、、僅かな期待は消えることなく、共に検討していく流れ。 ブエノスアイレスは寒い日が続いていますが、陽射しは眩しく暖かい。帰り道、花びらが欠けても力強く咲いている花を見ていました。 結果以上に大切にしたいことがあります。長い長い過程を得て煮詰められていく音楽、映像、舞台を本当に共に育てることができる場所、人の下へ、、あわてず、あせらず、あきらめず、、剣道の恩師の言葉を思い出しています。 Mari Sano 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.08.13
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日曜日の再会日和、続きの話になるのですが、、コロン劇場の後、エクアドルから訪れた友人はマリオと遭遇。今回のメインといっても過言でない、マリオの映画でお世話になったエクアドルの映画館の方なので、とても楽しみにしてくださっていました。マリオはスッカリ照れてしまって、肩にのるに至らなかったのですが、こうして実際に映画を見た方々に楽しみにしてもらえるのは、映画が浸透した気がして嬉しいことです。 その足で文化施設の集中するフランス広場にむかいました。彼女が1番よろこんだのは、フランス広場にそびえる大きな大きなオンブーの木。広がる幹に走っていって木と触れ合っていました。ソンナ彼女に感化され、しばらく幹の上に座って瞑想。確かにエネルギーが満ち溢れてくるような、、いつも通り過ぎているオンブーの木の素晴らしさを改めて実感。 最近、根を詰めることが多くて少々疲れていたのですが、元気復活。前向きに進むのみ。周囲を気にして身動きがとれなくなりそうになることがあります。滞る前に常に旅が訪れるのですが、今年は何時になく難しい企画を抱えてしまい、身動きがとれずドンドン物事が滞っています。責任ある内容だけに放り出すことはできない。そんな最終段階、大詰めの一時に大きなオンブーの木の下に座っていて、ふと足元を見ると1枚の明るい葉がおちていました。 小さな葉っぱなのですが、実に力強く見えます。 弱気になっている場合じゃないな、、と反省。オンブーの木に御約束。とにかく今は真っ直ぐやりとげるのみ。Mari Sano 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.07.29
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書類作成のための映像を作っていました。シンプルですが二つの映画を先方に説明を兼ねて視聴できるように作成しました。Visiones de Hiroshima / Memoriahttp://youtu.be/96TwqKjcMdEZamba del Loro Mario http://youtu.be/GzBp_eA7xeQ来週にはスペイン語の下書きを訂正して発送できるといいのですが、、。夢、、というより希望を常に持ちつつ書類をヒタスラ作り続ける日々、7ヶ月の間、、多少複雑な気持ちになることも何度もありましたが、夢をかんじる仕事を楽しめる精神を大切にしたい。 残念ながら近所の騒音が日々エスカレートしていて、酔っ払って暴れている3階の住民のコントロールを怠っている責任者に皆憤っています。多くの住民は素朴な集合住宅に、仕事の後ユックリと休むために帰宅するのですが、眠れないほどの大騒ぎを繰り返している人々。エレベーターを壊し、階段を汚し、やりたい放題の彼等をどのように訂正できるか、、検討中。本当に多くの事を検討する日々が続いています。 Mari Sano 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.07.26
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夢の「金メダル」、、ロックバンドのクイーンの歌う「チャンピオン」、映画「ロッキー」など主にアメリカ映画を中心に勝利の栄光物語が描かれ続けてきましたが、勝敗を競うスポーツの世界では当たり前の夢。最近は歌を中心として、審査員の前で奮闘するテレビ番組が流行しているようです。そんなミュージカルや映画も幾つか見かけました。勝ち上がるという成功プロセス、、現代社会ではソンナ場面に多々遭遇します。映画、舞台、写真、彫刻、文学、、全てにおいて表彰という機会を得て築かれていく道程。時々、複雑な気持ちになることもありますが、こうして信用を重ね広がっていく、育っていく過程はキット永遠に続くのだと思います。本当は芸術そのものから遠い成り行きだとしても、、 我が家にある3つのメダル。鉄製の重たいメダルは10年ほど前にコスキン音楽祭の地方予選で頂きました。音楽でメダルを手にすることは、全く夢にも思っていなかったのですが、アルゼンチンで時が流れるごとに、このメダルが暖かく御守りのように感じています。もうひとつは貴重なスポーツにおける金メダル。これも全くの予定外で、愛地球博の国際サッカー大会で優勝して頂きました。一人ではなく、皆で勝ち取ったもの。しかもメキシコ、ポーランド、アルゼンチン、日本(私)の合同チームで、、ふと思ったのですが、現在進行中の舞台制作も合同チーム。 競演が饗宴に向かって育っていく、、今は比べて優れるように力を注ぐのではなく、成し遂げるために力を注ぐ日々。ただただ創ることが嬉しい。次の創ることができる場を整えることに6ヶ月間、力を注いでいるのですが、何時になく難しく、途方にくれる度、このメダルを手に祈ってきました。この二つのメダルに辿り着くまでの過程も決して容易ではなかった。困難を哀しむのではなく、過程として受け入れること、、そのための御守りに感謝。Mari Sano 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.07.05
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土曜の剣道講義の後、食事をとる時間もなく、コロン劇場の講義へ向かって、書類を徹夜で作成。半年に渡る長いオーガナイズを終える手配をしています。この6ヶ月すべてを込めてきたといっても過言でない、非常に難しい仕事でした。尚引き続き調整を必要とされ、しかも労力に敬意を払われることもなく、ヒタスラ流れるばかりの時間と厳しい応対の数々、、 今後のことを打ち合わせも兼ねて再び日本食。ゴーヤちゃんプルーにエネルギーを頂いて仕切りなおし。大使館の文化担当官に御馳走して頂きました。この企画には多くの「夢」が詰まっている。もう一度がんばる覚悟を固めています。 Mari Sano 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.06.30
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自宅作業に徹しているのですが、本当にブエノスアイレス一気に冷え込んでいます。外出の予定をキャンセルして以前に録音したトリオでの音楽をアップしてみました。シンプルですが力強く、今あらためて聞いてみて爽やかな気持ちになれました。 ケーナ名奏者Marco、バグパイプのDiego,とのトリオでの創作は特別な日々でした。 http://youtu.be/d8PY9e2tE78今は、ただ終了したオーガナイズを守りつつ、、幸運というものを願うことは滅多にないのですが、今回ばかりは幸運を願わざる終えません。いっそのこと全てキャンセルして忘れてしまいたいほど、、この不思議で複雑なコミュニケーションから解放されたい。そして我事に、もっと関るべき場所へスッキリと向かいたい。そんなとき、この以前の音色、パワーに励まされました。決してスムーズにいかない、、のは何時ものこと。故郷・瀬戸を思って制作した曲を聴きながら、もうひとふんばり。 http://youtu.be/T2JFlsCYUaU佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.05.16
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我が家を訪れてくれたファビオ君にマリオはスッカリ惚れ込んだようです。ジッと見つめ隙あらば肩にのろうとしていました。二人は即仲良しとなり、ファビオ君の歌に合わせマリオは口笛を懸命に吹いています。なんだか何時になく、のどかなリハーサルになりました。 今日は自宅に温存している楽器紹介を中心に当日の流れを模索。選曲を終了、新しい共演の形を模索することができました。サポート楽器奏者としての面、創作者としての面、表現者としての面、、様々な特色を入れ替わり立ち代わり持ち寄って試しています。そういった意味で物凄く楽しめる機会になりました。 再び大雨が降り注いでいる夜、ラプラタが心配です。きっと、この雨があがったら非常に涼しくなるのだと思います。冬が近づいてきている、、束の間の秋の心地よさが終わろうとしている。寒さが苦手なので寂しい限りです。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2013.05.14
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日本人学校を久しぶりに訪れ暖かな子供心に灯火、その足で前売りチケットを買いにいきました。話題のCAFF Fernandes Fierro という場所で行われるコンサート。そのチケットを親友イラストレーターFernandoくんに誕生日プレゼントしました。彼は公演のアナウンスを勤めてくれている関係で今日のコンサートの主人公、フロレンシアのここ数年の歴史を共に制作した「音楽の和」公演だけでなく、Mayorの記念公演も含め見届けています。そんな彼と共に事前に知らせずコッソリと伺いました。 が、前売りを手に入れていたせいか、入場して案内された席は最前列の中央。彼女ものすごく目がいいみたいで、、即効で発見され公演中に「マリサノ!」、舞台から呼ばれてしまいました。相変わらずの独特のトークで、フロレンシアワールドが展開され、彼女の吸引力で客席も舞台の一部となり、大きな会場でしたが完全に彼女のマイホームと化していました。旅を重ねてきて懐がグンと広がったことを感じました。 新しいアルバムに参加している素晴らしい演奏家,Mono Fontana, Facundo Guevaraとの公演。幕開け時点で涙が溢れるほど、、ズシーンと心に響く、驚きのサウンドが繰り広げられ、本当に感動しました。夢を確実に着実にかなえている。今日の公演では充実した圧倒的な存在感が印象的でした。おめでとう!フロレンシア これからもきっと留まることを知らずドンドンと羽ばたいていく、、そんな勢いで満ち溢れていた姿が歌声が、トテモ嬉しかったです。丁度、今日は友人の誕生日。おめでとうフェルナンド! 彼は2冊の本にアレンジャーとして制作に関わり、完成した新しい作品を見せてくれました。同じく着実に一歩一歩、歩みを進めている頼もしい友人です。 二人の素晴らしい活躍に素敵なエネルギーを頂きました。佐野まり
2011.10.25
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はるばる遠く離れた工場へ終了した作品を持っていくも、幾つか足らないものがあって、引き換えしたついでに作品を再び担当者とチェック。そこで一気に問題が浮上、このままでは出版が却下されるかもしれない、、という可能性を回避するため編集をやりなおすことになりました。事前に気が付いたのは幸運ではありますが、全体のバランスが1ヶ所削除するだけでこわれてしまうため、ほぼやりなおしとなってしまいました。10日近く徹夜を続けていてサスガに疲労がたまっていて、あまりに簡単に訂正を支持され少し怒ってしまいましたが、、再び編集をやり直す中でセッカクなので様々な方の意見を頂戴しようと関係者を訪問することにしました。 まず御馴染みの公演先レコレタ美術館の映画館で上映、大きなスクリーンで見る迫力の映像でミスも沢山みつかりましたが、何より映像が大きなスクリーンで耐えうることに感動。パソコンや過程のテレビで楽しんでもらうための制作だったのですが、公の場所での公開も実施できそうです。 映画館の責任者、親友ダニエル君の仕事最終日。「20年務めた最終日の映画」感慨深い面持ちでした。(市内の博物館にて映像技師としてスタートするそうなので、そんな記録作品を見る日が楽しみです) 2003年の美術館での初公演以来、2004、2008、2009、、と4回に渡って共に煮詰めてきた制作の日々、美術館外でも Bares Notables, Teatro Tunon.. 多くの制作を共にしてきた友人の新しい門出に新作を届けることができて良かった。そんな映像専門家の貴重な意見を元に編集を元気にやり直しました。翌日、マリオの声を担当して下さった国営放送のポルトガル語担当、ミルタさんが訪ねて下さって、マリオ登場場面の貴重な見解を頂き、幾つかの場面を削除しました。せっかく録音した素敵な声、沢山の場面で登場させたい思いだったのですが、ココゾという場所でないと効果がない、、本人からの削除の提案は本当に貴重。これが他の方からの意見なら聞かなかったかもしれません。 再編集を終えた作品を持って、今日は久しぶりにブエノス首都圏郊外のアルゼンチンにおける芸術活動の母、カンポスさん一家の御宅に伺います。放送関係に携わる報道のプロである一家の御意見を伺って、最終的な調整としたい。佐野まり
2011.10.09
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週末、コロンビアの映画監督と制作する映画「はちどり」の撮影を担当したMaria Alnoletti が照明を担当しているダンスの公演へ、舞台監督がアルゼンチン在住のエクアドルの方ということで、エクアドル大使館の方と伺いました。ブエノスアイレスの精神的混乱がテーマとなっているパロディ、、移民文化の家族関係や複雑な人間関係が浮き彫りにされていました。セリフを話しながらのコンテンポラリーダンス、、光を求め、どこにも行き場のない状況を友人は照明で素晴らしく表現していました。 ブエノスアイレスで暮らしていて時折、人々の気持ちの変化についていけないことがあります。笑ったかと思えば次の瞬間、怒っていたり、泣いていたり、安定した意思の疎通を保つことが難しく、次の日まったく別人となって現れる人々に翻弄される日々、、そういった背景が舞台に込められていました。きっとエクアドルの舞台監督は、自身が体験したブエノスアイレスでの日々での見解を作品にこめたのかもしれません。見終わった後、少し切ない気持ち。ただ、帰宅してから気が付いたのですが、その日は丁度3年前、いっしょに舞台を見た大使館の方と揃ってブエノスアイレスの「エクアドル文化の家」に伺い、その日に出会ったメンバーと「はちどりの和」公演を制作することになったこと。同じ日に一緒に舞台を見に行ったことは偶然とはいえ、時の流れをシミジミ感じ初心に返ります。あれから3年、、 そんなエクアドルの暖かさと穏やかさに触れてしまい、ブエノスアイレスにいながらエクアドルにいるような日々が始まりました。交流は気心知れたゴク僅かな友人に限られ、新しい出会いを求めることも、受け入れることもなく、制作と海外公演に集中する日々が続いていたのですが、本当に久しぶりに新しい和に参加することになりました。制作の親友のTonchiくんの依頼で、パーカッションもろもろで自身のグループを急遽サポート、早速リハーサルに参加してきました。恐る恐る扉を開けてみると、これが意外に心地よく、、グループは皆デザイン関係に携わっている技術者。その奥様や彼女も皆、デザイン、もしくは美術関係者。しかも国籍も様々でチリ、ブラジル、パラグアイと多様な人々が揃っていました。心地よさの背景、、繊細な視野の広さ。我が事以外はトニカクこんな穏やかな人々と過ごしたい。久しぶりに素敵な出会いに喜んでいます。彼らとのリハーサル初音だしの様子をフェイスブックにビデオでアップしました。http://www.facebook.com/danzacharango佐野まり
2011.10.03
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無料、スペイン語でgratuita.. 舞台、CD、芸術に関する「無料」という案内を見るたびに複雑な気持ちになります。確かに有難いし皆が気軽に親しめる環境は、視野が広まる機会として素晴らしい。ただ価値観が崩れてしまう危険も否めません。先日のお墓ツアーでの一件と、バレエの恩師の生徒さん達の出来事の数々、、 今一度、人の労力、真心の価値を見直すことの出来る機会を演出したい。 アーティストのコンサートに行くために、CDを買うために一生懸命お金を貯めた時代。そうして手に入れたものほど辿りつくまでの物語と共に大きな思い出が刻まれています。便利で気軽になっていく時代の中で、そんなプロセスを失っていくことは実は、大事な目に見えない、手に取れない心の豊かさを得る機会を失っていく。 今、制作している映画は制作の舞台裏をフンダンに盛り込みました。1枚のCDが、たった1曲がドレだけの作業を得ているか、、子供達が音楽制作の舞台裏をマリオの目線を通じて愉快に心にとどめてくれるように最後の編集作業を行っています。ちなみに主人公アーティスト・マリオは最近クッキーの大道芸に凝っています。 佐野まり
2011.09.02
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ブエノスアイレス市の選挙が後6日、、特に文化関係者において問題視されている現在の市政。ブエノスアイレスの文化が一気に落ちてしまった話を常々聞かされ、実際に目にする機会も多いのですが、市内の公園や地下鉄など諸々の改良も目の当たりにしています。議論に参加できるほど理解しているかどうか、、いつも政治の話題に直面する度に意見することを戸惑います。ただ、、メディアで他の政党の批判合戦を耳にする度に複雑な気持ちになります。他はいいから、自身の具体的な約束をわかりやすく明確にしてほしい。国の税金を自由に動かせることで勘違いしてしまう方々は何処でも後を絶ちません。7月10日のブエノスアイレス選挙、10月の大統領選挙、、落ち着かない日々が続きます。その上、現在アルゼンチンでおこなわれている南米サッカー大会も重なって、人々の行動は予測できず、様々なことが悪気なく滞ってしまいます。突然、一緒に仕事を進めている人に連絡を絶たれ全ての仕事の進行が停止しかかっていたのですが、サッカーの入場チケットを獲得するために奔走していたとのことでした。5時間も並ばなければならないとのこと、、他、重要なロックコンテストの締め切りにも追われていたとのこと、、電話の1本で説明してくれればソレナリの動きをとることができるのですが、ただただ他人の都合に翻弄されるばかりの日々。 でも今日は再び創造の瞬間が訪れました。尊敬するアナウンサーLiliana Daunesさんとの制作。意志ある方の言葉と佇まいに惹かれています。彼女の読む「詩」と「歌」との共演。記憶に残る1日となりました。佐野まり
2011.07.05
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名門リーベルが2部落ち、朝から晩までその話題で持ちきりでした。どれだけ大きな出来事だったのか、、今日の報道を聞いていてあらためて実感しています。名門チームだけあって、専門の報道関係者も含めて多くの人々の日々が変わってしまう、、大きな変化に戸惑う人々、荒れ狂った観衆の爪あと、サッカー場周辺の店、道路が大きく破壊されています。怪我人73人。とばっちりを受けてしまった人々は何処にも責任を追及できません。今日1日そんな様子を見ていて、あらためてサッカーから心が離れました。 サッカーよりも本!明日5月から展示されていたマルタミヌヒン女史の20000冊の本で作られたバベルの塔が閉館するそうです。1000冊の本を会場を訪れた人に配るとの事、、閉館セレモニーは13時、お昼時から開催されるそうです。記念に1冊いただいて彼女の創造の記念を持ってみたい、、気がしています。ブエノスアイレスは今朝から急激に冷え込んでいて、零下まで気温が下がっているようで、南国の鳥マリオは不機嫌。暖をとるためピッタリ寄り添ってきながら肩で暴れるので落ち着きません。友人から頂いたロウソクを止まり木の下に設置しました。いつもこの時期は海外にツアーに出ていてマリオはお留守番だったのですが、寒い中大変だっただろうな、、と帰国してからの彼の怒ってストライキをする背景をシミジミ感じています。今は手取り足取り愛しんでいるので、マリオは満足気に過ごしています。 そんなマリオをテーマにした作品、いよいよ完成目前。共に制作を進めているメンバーとの波長も心地よく揃ってきました。そんなイントロダクションの映像を公開しました。マリオの歌http://www.youtube.com/watch?v=8WcLHuIgQuY佐野まり
2011.06.28
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アルゼンチンはサッカーのイメージが強いかもしれませんが、芸術関係者と過ごしているとサッカーの話題に触れることは皆無。一重にサッカーにまつわる暴力的な面が苦手な方が多いようです。サッカーをプレイすることは好きですが、観戦には参加せず過ごしてきました。が、今日は全ての報道がサッカーに徹していたので、その流れにのって試合を観戦、ただただ呆然と報道を眺めています。 一流チームが2部リーグに下がる瞬間。しかも日本でいう「巨人」的な存在の「リーベル」が、、幼い頃アルゼンチンに到着して即はじまったワールドカップの影響で、現在リーベルの総支配人であるパサレーラのファンとなり、当時は多分リーベルのファンでした。再度こちらにきてからは親しい音楽家が皆ボカのファンだったため、「どこのチーム?」と聞かれ、特に思い入れがなかったので「どこのチームでもない」ことを伝えてきましたが、思い出を辿るとやはり、リーベルは気になる存在でした。人々の流す大粒の涙、選手達の落胆、直後の熱烈なファンの暴力的な行為、、あらためてサッカーから遠ざかりそうです。でも2部から上がってきた「ベルグラーノ」という、コルドバのチームの新しい物語は個人的に興味があります。このチームが1部で優勝したら、、そんな素敵な夢物語を見てみたい。とはいえ、サッカーの歴史における大きな大きな1日となりました。 制作終了まで後一歩。嫉妬や利用の戯れる場所と距離をとって、ヒタスラ創作に徹する環境を保つこと。求められる場所へ向かうこと、理解してくれている方にのみ語ること、それさえ間違えなければ時間を無駄にすることもなく、本当にスムーズに物事が進んでいきます。「はちどりの羽ばたきをとめないで」 誕生日にソンナ一言を書き込んでくれたアナウンサーの言葉に、黙々とキッパリとした日々を過ごす勇気をもらいました。 佐野まり
2011.06.27
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同じ価値観とエネルギーを感じました。照明担当者との打ち合わせに手ごたえを感じています。純粋に真っ直ぐに進んでいくことのできる環境と、感性の重なりを模索しています。マヤカレンダーを薦められ検索してみるとナルホド、、まさに今丁度かんがえていることが記載されていて参考になりました。http://maya-reki.jp/ブエノスアイレスではガッカリする残念なことばかりに遭遇していましたが、マヤカレンダーを参考に振り返らずに煮詰めていくことができそうです。必要とされる場所に向かっていくこと。心を込める場所は限られている。佐野まり
2011.06.14
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昨夜のコンサート中止ハプニングの際の路上パフォーマンスを、涙目で鼻をすすりながら見守っていたら、そのまま鼻風邪に発展、現在発熱中の身です。突然の急激な風邪。多くの人がかかっているようで、今日の「はちどり教室」も生徒が全員風邪でダウン、中止になりました。昨夜の件は一夜明けて様々な波紋が飛び火しているようで、インターネットfacebook等を中心に議論が交わされています。確かに常識では考えられないことでしたが、今思えばコロン劇場で行われるオペラの名歌手プラシド・ドミンゴの公演さえ直前に中止になったことを思うと、冷静になってみるとアルゼンチンの現在の状況では運が悪かった、、といわざるおえない。 ちなみに彼女に昨日お届けした植木は「シクラメン」だそうです。(植木名人の母が教えてくれました)スペイン語ではVioleta de los andes アンデスのバイオレットという名前で、言われてみればナルホド。花々に縁のない生活で忘れていました(照) この花で友人は和んでくれているだろうか、、こういった哀しみは時が発つほど重く心に宿るので心配。本当に音楽人生における記念すべき大舞台だったであろう、昨夜の公演。多くのゲストとの準備もろもろ耳にしていたので、ガッカリは想像を絶するものだと思われます。イロイロ調べていて、そんな歌うシクラメンの天使、、Vioreta Pala のページに行き着きました。http://www.violetaparra.cl/2時間ほど母とスカイプで話していました。スカイプのお陰で顔をみながらユックリ話せるので、なんだかアルゼンチンにいながら半身、日本にいるようです。みんなの元気そうな現在の様子を見ることができて、マリオを肩にのせて話ができるので嬉しい。早速、レコーディングしたばかりの歌、、聴いてもらいました。今回の出来事で尚一層、しっかり作らなくてはとマリオと共に肝に銘じています。 佐野まり
2011.06.02
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2007年、アルバム「音楽の和」のミックスダウンを担当したGaston Garcia、トンチ君。再びタッグを組みました。今回もヤルキ十分の参加に和気藹々と作業を進めています。音の立ち上げから修正に至るまで彼のクリエィティブな技術の決め細やかさは一言、まるで魔法のよう。今回の主人公、マリオもスッカリ彼と意気投合していました。なんだかお二方どこか似ているような、、気もします。 ベースとなるピアノとボーカルにオカリナ、リコーダー、チャランゴ、コーラスと音を追加していく中でトンチ君きっぱり。 「パーカッションが足りない」 早速、自身のコンピューターにある打ち込みでアイディアを聞かせてもらうと、、なるほど。確かに尚パワフル、全く別物になっていく、、黙って考えていると。 「わかるよ、、ピアノとボーカル、オカリナだけのシンプルなものもいい。二通り創ろうよ」 敢えて言わなくても心を読んでくれるトンチ君との仕事は、とっても平和で軽快に進められていきます。彼の発展させてくれた音とアイディアを元に再びレコーディングが始まりそうです。 昨日、母の校正で「最期」を「最後」に訂正したばかり。パソコンの変換で簡単に綴ることができる漢字ですが、同じ音で一字違うだけで物凄く意味が変わってきます。制作は永遠に続くといって過言でもない、そんな広がりに再び身を任せてみよう、、心持ちを訂正しています 延々とミックスダウンは続き、仕事から帰宅した奥様メルセさんの暖かい眼差しの元、深夜作業を進続けていました。マリオは優しいメルセさんに一目惚れしたようです。「僕の彼女だからね」とトンチ君に釘を刺されていました。 佐野まり
2011.05.22
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「私の苦難などは、地球的規模で見れば、まったく取るに足らないものですよ」 チェロ奏者ミッシャ・マイスキーの言葉。彼のアルバムを聞きながら、、充実した土曜日の朝。最寄の大きな本屋さんが近々閉店になるためセールをおこなっています。名前が素敵「夢屋書店」(瀬戸市ジャスコとなり)品揃えが充実していて、レンタルレコード、ビデオも併設、流行のゲームステーションも揃えています。1月30日に閉店するそうです、、それまで店内にあるCDは70%OFF。3000円台のCDが900円、「本当にいいでんしょうか、、ごめんなさい」、、と心の中でつぶやきつつ、素晴らしい作品を手に入れました。多分これから一生聞き続けていくだろう作品。 今、CDを買う人は段々いなくなってきている、、そんなコメントを各地で聞くたび、こんな閉店を目の前にしてイロイロ考え込んでしまいます。作品として仕上げることに徹しているので、正直こういった事情は気にならないのですが、日本に滞在していて日々思うのは物が溢れ、ものそのものへの愛着に至ることは少なくなってきているようで、、。できるだけものを少なく持ちたい今日この頃、ついていけないことがよくあります。新しく買え、買え、、といわれてしまうのは辛い。ここぞと思うものを末永く持ちたい、そしてその価値を作る過程を思って慈しんでいたい。壊れたら直して使いたい。ブエノスアイレスで親しい友人が聞かせてくれた、キューバ市民がよく口にする言葉「できれば少なく持ちたい、誰かが苦しまないために」 アルゼンチンの20人のアーティストと共に10年かけて制作した作品、Amistad Musical「音楽の和」。 10年間の数多くの物語が込められています。制作過程、録音、マスタリングに至るまでの物語、そしてその作品そのものが出来た理由、、スペイン語の解説書にはソンナ過程が親友フェルナンド君の文章と、同じく友人Silvinaによる歌詞の翻訳、多くの背景のこもった解説書は、アルゼンチンで制作されエクアドルで製本されました。今その解説書を日本語に訳しています。日本には日本の伝え方、、訳すだけでは駄目でした。発表以降に頂いたジャーナリストによる解説も含まれた日本版の解説書。完成までは1ヶ月程かかりそうです。そのジャーナリストの方々から正月に応援メールが届きました。心熱いブエノスアイレスの創造に感謝。佐野まり
2011.01.08
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今回の上映先、鉱物博物館 MUMIN なによりまず名前「ムーミン」に心を動かされました。トーベ・ヤンソン著書ムーミンの大ファンなので、、。Museo Mineria Nacional の略でムーミン物語とは関係がないのですが、ディレクターが本当に情熱的な仕事をされている方で大いに感化されました。上映を通じて新しい和が広がっています。ただ今回の和は今までになく心豊かな出会いの数々に恵まれています。誰かのために一生懸命、尽くすことができる人達の輪は本当に心地よいし、ぐんと未来が広がっていくような力強い饗宴。エネルギーを沢山頂いています。ベネズエラ大使館から御連絡を頂いた関係でベネズエラ人の方の来場が多かったようです。博物館に溢れている鉱石の数々、、父が鉱物の輸入に携わっていたため、我が家に面白い鉱物が幾つかありました。石を拾うのが趣味でもあるので、この博物館には本当に感動。忘れかけていた「石」への思いが膨らんでいます。地球って凄い、、とあらためて思いました。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.09
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3日目、エクアドルで再会を重ねる中で、新しい報告と共に新しい創作を頂いています。2年という年月は、あっという間ですが確実に日々重なっていく仕事の結晶が、結果としてついてくる。ここでは敢えて触れていませんが、常に舞台裏の困難とは背中合わせ。本番まで残り僅か、、フェスティバルへの一抹の不安を抱えつつ、その後の映画上映の準備のため徹夜で作業を続けています。今回のエクアドル滞在で気が付いたのですが、残念ながら治安が非常に悪化しているようで、、歩いていても人々の目の曇りというか、、変化を感じています。タクシー誘拐なども邦人に発生しているようなので、大使館で気をつけるようにと釘をさされました。新聞の記事でも殺人事件の犠牲者が365人に達しているとのこと。以前華やかだった文化施設もガランとしているような、、エクアドルに滞在していることを知った人々から仕事のオファーが山のように届いています。きっと皆さん職がないのかもしれません。何処となく憂いで満ちているエクアドル、、とにかく次の重要な予定の重なっているアルゼンチンへ「無事」なにごともなく帰国することに徹します。6月12日(土)17時 Festival Cantos del Sur vol.3メインゲスト Danza del Colibri 場所 Concha Acustica (FlorVilla)6月21日(月)19時半映画 Amistad del Colibri 上映場所 Casa de la Cultura Ecuatoriana 佐野まり・Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.06.09
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南米全土が注目しているコロンビアの大統領の選挙、アルゼンチン在住のコロンビア人の投票所へ訪れました。2900人が投票の手続きを済ませ、1300人が投票所に向かったそうです。結果はMokus氏とSantos氏の決選投票となったそうです。 コロンビア人の剣道の生徒にバッタリ、バスの中で会い、興味津々、投票所の様子を見てきました。 周辺ではコロンビア名物の品物の数々が販売されていました。KUMISという濃いヨーグルトは美味しかった。コロンビアならではのMISANGAを生徒がプレゼントしてくれました。エクアドルに行ったら、最寄のコロンビア・彼の故郷CALIに寄るように、、日程にサホド余裕はないのですが、なんだかこの流れにのってみたくなりました。この投票所の前で多くのコロンビアの方と話していて、こころが洗われていくというか、、神聖なものを常に彼らとの交流で感じることができます。 コロンビアには2007,2008、2度、伺って多くの物語を重ねることができました。多くの親しいアーティストの友人、特にNathalie Gampert、つい最近アルゼンチンを訪れアルバムを制作して帰っていったVictoria Sur。彼女達とユックリ話して煮詰めたいプロジェクトがあります。 エクアドルから帰国したら即、ベネズエラの映画監督を迎えます。今、最終調整を行っているのですが5つの主要文化センターでの紹介が決まりました。エクアドル、コロンビア、ベネズエラの旗の色は全く同じ。日々深まっていく繋がりの深い、3つの国への思いをこめたMISANGAと共に旅立ちます。
2010.05.31
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一家が旅先から戻ってきて、10日間に渡る留守番が終了しました。猫とインコとの日々、、非常に新しい体験でした。相棒マリオと同じく、猫テレレくんはカナリすねていて、帰ってきた一家に距離をとってふんばっていました。きっと数日はストライキを決め込むに違いありません。6ヶ月も留守にしてしまったことがある我が身を振り返り、マリオにあらためて謝っています。素敵な旅の写真を見せてもらい、お土産を頂いて、責任から開放されて一気に身軽になった気持ちですが、最後お宅を後にする際に猫のテレレくんが玄関までピッタリ付き添ってくれました。たった10日間ですが彼との交流の日々は思いで深いです。一緒に踊ったり、ソファーで寄り添って眠っていたテレレ君の温もり、扉を開ける度にニャーーと迎えてくれる眼差し、、新しい良い友達ができました。 佐野まり・Mari Sano
2010.02.26
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とにかくアルゼンチンでは誕生日会が沢山あって、落ち込んでいる暇なし、、大女優Eddaさんのスペシャルな誕生日会が開催されました。踊り、芝居、ガンガンと登場する個性派の方々に見とれつつ、素朴にハーモニカで参加。ハッピーバースデーを吹いてきました。そして皆に「痩せた痩せた」といわれ、少し誇らしい気持ちでしたが、、早速リバウンドの危機。久しぶりに楽しくて、ついうっかり沢山食べてしまいました。。 いろいろありますが、お馴染み元気な黄金・巨匠デュオ、サラ・ビアンキ86歳、エダさん?歳を目の当たりにすると、本当にヒヨコな気持ちになります。誕生会の様子をある親しい記者の方に御告すると、、往年の女優はアルゼンチンの宝、数少なくなってきているけれど、彼女達は最後の最後まで闘いぬく、、そういう貴重な世代に敬意が足らない。高齢で貧しさと戦う姿を見るのは辛い、何か称えるような援助があっていい、そうでないなら、巨匠達に良い仕事の機会を与えてほしい。落ち込みながら闘っている今、自分が彼女たちの年齢になって、どんな芸術的な日々をおくることができるだろう、、30年、40年後、、まだまだ長い道程ですが、、準備はしておきたい。自由に表現できる場所、そして教えられることもできる劇場を持ちたいものです。はちどりハウス計画、、なんか新しい夢が膨らんで元気でました。Eddaさんに感謝。 ブエノスアイレスは猛暑から一変、どしゃぶりの梅雨状態。丸1日、大雨が降り注いでいて、多くの御家庭が水につかっている今日この頃、近郊の洪水が心配です。佐野まり・Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.02.06
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身体と魂の存在する最期の夜、明日この世から旅立っていく友のことを考えながら、1時間ほど深夜、出会いからの様々な出来事を思い出しつつ歩いてきました。きっと彼の友人の多くがソレゾレの寂しい夜を過ごしていることでしょう。 ベネズエラのパーカッショニスト、エリアサル・ジャネスの突然の訃報。心筋梗塞で昨日の夜、なくなったとの知らせをfacebookを通じて知り、彼のfacebookは亡くなる直前まで更新されていて、まるで最後の一言を見るような、、、そして後、一斉に彼へのメッセージが並んでいます。まるで彼に話しかけるように。 きっと彼は皆のメッセージを見ているのではないかと思えてくる。 2006年、初めて訪れたベネズエラのJuanSebastianBarで、セッションに参加して彼と出会い、翌年に日本文化週間の舞台で共演することになりました。彼の御宅に伺い素敵な奥様の御食事を頂きながらリハーサル、なんとお宅には相棒マリオと同じインコがいました。「パルケラティーノ」を気にいってくれて、本当に楽しそうにドラムを叩いてくれた姿がドキュメンタリービデオに残っています。広島のドキュメンタリーを制作した友人フリオ・マルティーネスから、5年がかりで完成させた作品が届いたばかり。エリアサルに見てほしい、、とマズ思いました。彼との共演は本当に特別だった。彼の「ラテンな和太鼓」と、よく記者の方にいわれる「東洋のチャランゴ」は、ある意味とても自然に噛みあって、会場の盛り上がりを大いにかんじることができた踊る太鼓と踊るチャランゴの出会うことのできた舞台。2007年は二人で煮詰め、2008年はコロンビアからケーナ奏者マルロン・ゴメスを迎え、トリオとしての成長がありました。お互い突発的な発想や演奏で時折リハーサルではぶつかることもありましたが、本番は何年も一緒に演奏しているように、即興が全て噛みあっていきました。変な日本語で冗談ばかり、でも凄く繊細で、本当に真面目に心全てを太鼓に注いでいた。朝起きてから眠るまで、太鼓を叩くための生き方。物凄く健康的な生活をしていたはず。疲れていたのだろうか、、愛する奥様の悲しみを思うと、正直ベネズエラに飛んでいきたいです。 日本で大きな公演を開けたらエリアサルと渡辺亮さん、そしてパディ米本義彦、踊るドラム、踊る和太鼓、踊るビリンバウ、踊るチャランゴの共演。そんな夢を密か勝手に思い描いていました。彼とのベネズエラ国外での共演の夢は、コロンビアへ向かう際に政治的な事件が発生して、国境が封鎖され適わなかったことがありました。2回の共演の様子はビデオに残っていますが、リハーサルからとっているので未だ見る気にはなれません。舞台で浴びた彼の音色、そして彼の歌「アビラ山」が耳に響いています。佐野まり・Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.01.23
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舞台のための身体調整で体重を一気に落としていて、エネルギーの不足から、心がションボリしそうになるときがあります。多分、それは食べ物のせいではなく、今日ひさしぶりに再会できた友人の変貌にショックを受けているためであるのかもしれません。輝いていた天使の瞳と勢いで満ち溢れていた友人の「大人になったんだよ」の一言。 何があったのか、、とても気になって、気になって、時計の針を元に戻して、彼女の輝きを元に戻して。お願いできる満月を探す夜。最近、悲しいときはメキシコでの写真をみます。元気の出る愉快な写真を発見しました。メキシコでベラクルスに通訳で同行した人にパエージャを御馳走してもらって喜んでいます。本当にメキシコで食べたパエージャ美味しかった。値段も激安でした。サンフェルナンド教会の前にある食堂です。1月は何故か毎年、哀しみ色。苦手な月だったりします。 佐野まり・Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.01.20
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メキシコ4日目、死者の日を控えて街は尚一層、ドクロの笑顔で溢れています。最初は少し気味が悪いような気がしていたのですが、今となっては親しみさえわいてきて、一つ購入してしまいました。自宅にセッティングするオフェンダという祭壇には、ソレゾレの家族の亡き人々の数、ドクロが並べられます。お世話になっている御宅の祭壇に、我が父のドクロが参加することになりました。 何処で死者の日を過ごすか、、まるでアルゼンチンのクリスマスのように悩みましたが、今回は撮影に徹するため、1番カラフルな様子の、シティからバスで6時間のオアハカへ向います。本日10時半出発、16時着、、夕方から夜通し撮影に徹し、翌日の深夜まで満喫した後、2日の早朝にシティへ、2日はミスキーという場所で引き続き儀式が行われているようなので、到着したその足で現地へ直行。死者の日スケジュールが決定しました。よく覚えていませんが、、幼い頃に家族でオアハカには何度か訪れています。父の愛したメキシコにて父の思い出話をしながら死者の日を過ごしています。地球便の放送も父一色でしたが、今年は父の追悼イヤーとなりそうです。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.10.31
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荷物をまとめながら頂いたCDを聞いています。これが本当に良い!!こちらのページで聞けます。特にNuevo Dia が気に入っています。今回の旅のテーマソングにしようとパソコンに取り込みました。トゥクマン出身の兄弟デュオで「ホセミエル」という名前、、実はトッテモ日本で御馴染みな「みつばちハッチ」のスペイン語タイトルなのです。彼等の田舎では非常に人気のアニメだったそうです。同じく幼い頃大ファンで人形など持っていたので、スッカリ盛り上がってしまいました。 彼等がプロデュースするMaximiliano Diomedi のアルバムのレコーディングを終えたばかりです。このCDを聞いて尚一層、完成が楽しみになりました。ちょっと旅の準備にのりきれていなかったのですが、この曲で一気にエンジンがかかりました。Jose Mielhttp://www.myspace.com/jos3miel
2009.10.27
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出発前、何故かいつもレコーディングが入ります。旅の支度の合間を縫って急いでレコーディングスタジオへ、、すっかりのめりこんでしまい4時間近くアレコレ煮つめていました。これでアルゼンチンでは6作品目の参加になりますが、本当に良い楽曲にあたります。 曲の前半は川の流れをイメージした柔らかなハーモニー、中盤から川底に転がる石ころ、そしてリズムのバックアップ、最期に何故かリクエストでコーラス追加。なによりアーティストがとても喜んでくれていたので嬉しかった。 旅行会社でステンドグラスのハチドリに出会いました。出発まで後4日、いそがしくなりそうです。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.10.23
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今日は本当に思わぬ予定が重なる1日でした。昼、電話がかかってきて久しぶりのコンサートの司会で御馴染みのフェルナンド君、、「本が完成した」本当に嬉しそうでした。イラストレーターとして本格デビュー。かれこれ2年近く、やっとの完成。児童図書の辞書の挿絵を担当、500ページに渡る分厚い本で全国主要の本屋で発売となるそうです。彼の喜びは個人的に特に嬉しい。「クリエィティブなものに導いてくれた、、この本に至るまでの道を一緒に歩んでくれた」とフェルナンド君。友人のよりよい道程を旅の出発前、見届けることができて本当に良かった。 彼と合流本を見せてもらっている間に電話がなり、大女優Eddaさんスペインから帰国して、最寄の映画館に来ているという、、急いで映画館にかけつけ合流しました。お目当ての映画は上映しておらず、以前から見たかったHomero Manzi の映画を一緒に見ました。タンゴの名詩人のドキュメンタリー的な映画で、時代背景を体感できた貴重な一時でした。映画の後は報道の授業へ、、宿題のCDを聞きながら書いています。今日は夕方から久しぶりに停電があり、マリオが暗がりに取り残されていました。ふくろうではないので暗闇が苦手です。帰宅すると本当にピッタリよりそって泣いています。ごめんね、、と頭をなでながら、、幸せな1日を振り返っています。深夜、大雨が降っています。明日は寒くなるのかもしれません。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.10.21
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全ての物事に物凄い情熱を持って取り組んでいる人、しかも全て持ち出し。ラジオ番組を持つには支払わなければいけない。しかもカナリ高額。いつもゲストで伺う番組の数々を思っていました。そんな番組のDJの一人に、レコーディングを頼まれました。突然、何事かと思えば実は以前から何時の日か自分の作品を制作することを考えていたらしく、正直とまどいました。彼の番組Patologia Cultutral はトテモ落ち着いた心から音楽を慈しむ姿勢に好感が持てます。ゲストで伺ってよい関係を築いているだけに、、ちょっと公私混同かもしれない、、でもトニカク聞いてみることから。即、返事はしなかったのですが、丁度いろいろなことが一区切りついたところで穏やかな日々が訪れたので、曲をインターネットで送ってもらいました。これがビックリなことに、すごくいい曲で。シンプルで心を打つ。純粋に感動しました。昨日、自宅スタジオに来てもらって色々煮詰めてみました。今となってはレコーディングが楽しみです。マリオも気に入ったようでリハーサル中、一緒に歌っていました。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.10.20
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物事は時折、思わぬ形でアッサリと終わってしまいます。ロックバンド、Los Pakidermosへのコラボレーションは、個人的にクリエィティブな参加を純粋に楽しんでいたのですが、ここ数週間で気になることが、、毎回あぶくのようにプチッとくるホノカな怒り。ま、いっか、、と流していたのですが、、昨夜は大きく爆発しました。リハーサルのため3時間前に会場に到着、長い無意味な時間の後、ふいにステージでセッティングが始まり、流れに合わせて繋ぐものを繋いで準備、まずバンドの音だしから、、中心メンバーの音色を合わせ3曲ほど、会場側がOK。はい終わり。ちょっとまった、、「一緒に合わせないの?」「時間がないから仕方ない、本番で合わせられるから大丈夫」 リハの時間に駆けつけているゲストに敬意まったくなし。大丈夫なわけないでしょう、、本番は全く音が出ない、しかも返りも聞こえない。費やしたもの全てが無駄。こんなにヒドイ状況は初めてでした。昔なつかし「なめねこ」を思いだしながら、会場を早々後にしました。Never Again.. 失望 good bye ひさしぶりですが、1年に1度、これで2度目。結構、本人アッサリしており、1週間ほどで記憶から存在自体、消してしまう。フォーマットあるのみ。野外劇場での穏やかな控え室を思い出しています。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.10.10
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快晴、心地良い気候の金曜日。今日の夜は盛り上がりそうです。とはいえ寒い春が続いています。昨夜はフイにフォルクローレセッションに参加してきました。大ファンである友人の名前をみつけ、しばらく見ていない彼の演奏を見たいが一心で伺ったのですが、非常に興味深い一時でした。 まるでカラオケの本のように楽曲の楽譜が用意されていて、参加者はその中から選択、コーディネートのバンドが舞台をサポートしつつ、ライブ演奏が繰り広げられます。その際に中心となるのがメインゲスト、今回はFacundo Guevara, Hernan Rio, そしてBluno Ariasでした。FacundoパーカッションとHernanピアノ、ずば抜けた演奏で静まり返る会場。FacundoとデュオでCDで録音した曲を演奏することになりそうだったのですが、直前にBluno Ariasに頼まれリカルドビルカの楽曲にチャランゴで参加しました。本当に心を打つ素晴らしい歌声でした。昨夜マリオのお祝いビデオアップしましたSaludamos con loro MarioLoro Mario le saluda atentamente..
2009.10.09
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近々おこなわれる小劇場Uni Teatro主催のイベント(以前バビロニアで知られる)TemporalAのリハーサルが行われ、昨日はミュージシャン部門全員集合でした。音楽家37人、美術系アーティスト15人、劇場の俳優など60人近くにのぼる出演者の共演、共作で瞬間のコラボレーションを模索するという、、ビックリな企画で、個性豊かなブエノスアイレスのアーティストの集合は衝突場面が絶えず、楽しみな反面、不安でした。が、リハーサルで皆さんの控えめで優しい雰囲気に、これはトテモ良い機会になりそうな予感がしています。誰かと何かをするときに嫌な思いをするくらいなら、一人でモクモクと進んだ方が健康的。複雑な心境になることの多い機会や関係を今年キッパリ絶って、物事をシンプルにスムーズに進める今日この頃。久しぶりに友好日和になりそうです。皆さんが喜んでくれる演出をバックステージからサポートしていきたいと心から思いました。8月16日(日)Uni Teatro - TemporalA 22hsGuardia Vieja 3360 $15Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.08.13
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「1番後ろから」、「パルケラティーノ」に続く、Vol.3 「音楽の和 Amistad Musical」、全11曲、曲によっては2000年に録音されたものがあるので、完成まで8年。ゆっくり、じっくり煮詰める中で出会いが重なり、アルゼンチンを代表するアーティストと制作した奇跡的なコラボレーションアルバム。昨年5月に完成、11月にガルデル音楽賞エントリーと共に正式発表となりました。ここにきて徐々に波紋が広がりつつあります。 各曲は我子同然、彼らがソレゾレの場で活躍、育まれる道を感じるのが嬉しい。その過程を今後、波紋としてシッカリ眺めていきたい。特に元気なのは1曲目「幸せの森」、ベーシストWilly Gonzalez、ビートボックスMiguelius との共演に最期、MalceloLupiz のバイオリンを追加、ラジオ局のアナウンサーが一押しして下さりオンエアーの回数は数え切れません。ペットとの交流がテーマになっていることもあり、身近な話題に共感が集まったのだと想います。なにより相棒マリオの参加は紹介する際に力が入ります。同じくオンエアー回数が多いのは「Memoria 記憶」これはアーティスト、ハーモニカ奏者Franco Luciani の勢い様様につきるのですが、ロック系のミュージシャンがメロディ部分を押してくれました。そしてオカリナでパーカッショニストHoracio Lopez氏と録音した「Ilucion de los opuestos」、和風な部分で多くの紹介の機会を得ています。アンデス音楽系の方々、詩人の方々は「Dream Hero夢英雄」を押してくださり、Florencia Ruiz との「Remanso平安」は子供の子守唄にしている、、とのお便りをある俳優の方に頂きました。巨匠チャンゴファリアスゴメス氏、社会派のDJの方々は「通りの人へ」を紹介して下さり、国営放送のフォルクローレ局でNuria Martinezとの「声なき道」が常にジングルで使用されています。 唯一やや機会が少ないのは「満月」、前奏が長すぎる面で少しオンエアに支障をきたす部分があるのですが、このアルバムの音響担当者が1番力を入れていたので、、登場は少なくとも、アルバムを手にして初めて聞いていただける新鮮な役割としての曲が何曲か存在する、これはこれでいいのではないか、、と思っています。 ブエノスアイレスでは3つの大きなレコード店に置いてあるのですが、2件が完売、1件はショーウィンドーに飾られています。来週に新たな販売契約として完売した2件と打ち合わせが行われます。9ヶ月目、、生みの親、少しだけホッとしています。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.08.07
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なんだか最近、ずっと嬉しい日曜日が続いています。昔「にちようび」、、という歌を聴いていたことがあったことを思い出しつつ、、誰の歌だったのか思い出せないのですが、、楽しくなる歌ばかりだった、、そんなバンド。先日、出演したラジオ番組FMP3の主催する寄り合い、、Te extrano (会いたい)に参加してきました。パティオにマットが敷き詰めてあり、そこに多くの人がゴロゴロ転がって音楽を奏でています。全て即興なのですが、そんな中で思わぬ音楽が生まれ続ける、、暖かいお茶をのみながら。 お茶=Te、をもじってのタイトル。時折、演奏を休んで様々な会話を楽しみます。とっても有意義な会話でした。視野が開かれ、知りたかったことを知れる機会、、その会話から詩の生まれるような流れ、、そんな一時を過ごしたとき、何より嬉しく、そんな喜びは長持ちします。そういったことのできる機会や出会いが不足していました。豊かな会話、、これにつきます。充電めいっぱいの「にちようび」に感謝。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.08.03
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深夜1時、夜中のラジオは出かけるのに勇気がいりました。普段、現地まで使用している地下鉄が深夜のため使えずバスでむかったのですが、夜はバスの本数が少ないし、降りた場所で誰かに道を尋ねようにも道には誰もいない、しかも後少しのところで擦れ違った方に「気をつけて、あそこにいる少年は怪しい」とささやかれ、慌てて向いの道へ渡り、そこから走ってラジオに到着しました。昨夜の夜は冷え込みが厳しかったため再び風邪です、、とはいえ、本番はとってもご機嫌モードでした。ラジオに到着すると実に大勢の人々が、、何度か深夜この番組を聴きましたが、こんなにメンバーがいるとは知りませんでした。舞踊、チャランゴ、環境保護に至るまで多岐にわたる話題豊富な一時でトテモ楽しかったです。ラジオが終わって深夜2時、このメンバー全員で住むという文化の家La Vesindaに伺いました。アーティストが集って共同生活、、しかも、その家には映画館とサロンがあり、中央のパティオでは毎週日曜日にミニ芸術イベントが行われているとのことです。壁画がとっても素敵でパティオにぶら下がっている様々なものが面白かったです。日曜日、うかがってもう少し写真などでお伝えしたい。ビックリ箱のような、わくわくする住宅、そこに住む面白い人達。日々視野が開かれるブエノスアイレス、昨夜は久しぶりに寒いけれど心暖まる一時でした。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.07.30
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至らない事で謝ってばかりの今日この頃。「ごめんなさい」を今日1日だけは「ありがとう」と徹したい。父と母のお陰で世に存在することができ、多くの奇跡と幸運で充実した物語を築くことができ、やるべきことを見定めまっしぐらに働くことができました。振り返らず前ばかり見てきた中で、振り返る機会を得た取材の後、後ろばかり見てしまっていた今日この頃。今日そのケジメをつけるためスタジオに入ります。多くの友人から「パーティーはどこ?」などというメッセージを受け、返信「今日は生むための仕事をする」 編集作業が早朝9時よりスタートです。撮影された映像と多くの写真素材、インタビュー、それらをどう組み立てていくか、全ての映像をチェックして構想を練りました。「踊るチャランゴ・はちどりのダンス レコレタ美術館2009」新しい日々を、この作品から始めることができるように。 そして作品を通じてシッカリ前を向くことができるように完成させたいと思います。少年ジョルディくんの目線に励まされ、前進あるのみです。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.06.17
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久しぶりにシンプルに喜んで過ごしていました。音楽を通じた出会いと交流、感動してくれた方々の反響で心地よく過ごすことのできる場所、機会。そんなことを忘れて過ごしていました。アルゼンチンの始まりの日々は、常にソンナ即興的で軽やかな一時を重ねていたのですが、いつしか重い責任と抱えるものの大きさで笑うことを忘れていたかもしれません。とっても楽しかったです。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.06.14
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3月24日が審査締め切りだったので多分、数日後には全ての部門でのノミネート作品が発表されると思うのですが、、今日ひさしぶりにガルデル音楽賞のページに入ってみると作品の試聴は審査員のみと思っていたのですが、こちらで全ての作品を少しずつ聞いて頂けるようになっていることに気がつきました。せっかくなのでココゾとばかり、おしらせさせて頂きます。Myspaceで何曲か紹介していますが、、こちらで11曲全て御拝聴。ガルデル音楽賞・個別サイト AMISTAD MUSICALリンクはこちらのHPから、、楽天では許可されないHPの長さでした。http://marisano.exblog.jp/詳細1. Feliz Bosque 幸せの森con Willy González, Mr. Miguelius, Marcelo Lupis ご近所の名ベーシストWillyが即興で参加。Diego Torresとの共演でも御馴染みのビートボックス達人Migueliusがフォルクローレのリズムに初挑戦、最期の最期にMarceloがバイオリン追加録音で全てが丸くおさまりました。相棒マリオの声で始まり、他 猫、犬、カナリアが参加しています。2. Dream Hero 夢英雄con Diego Rolón, Luis Volcoff, Marco Villegas サンマルティン文化センターのホールにて録音実習での生録音にDiego, Luis のギター、ベースを追加してミックスダウンでマルデ同時に録音しているような魔法の制作。コンドルカンキと共に日本へ訪れたマルコとの共演。今年のレコレタ美術館の公演はこの曲がメインとなります。3. Camino sin voz 声なき道con Nuria Martínez 2000年より何度か録音を試みては延期、旧友ヌリアとの共演で4部に渡る長い長い曲です。長い長い道のりでした。4. Memoria 記憶con Franco Luciani 名ハーモニカ奏者フランコが即興で録音してくれました。ここでは本人パーカッションを担当しています。5. Remanso 平安con Florencia Ruiz フロレンシアの多重ボーカルとチャランゴ、波の音との絡み。6. Flores y Viento 風花con Facundo Guevara 2000年に録音したものを新たにミックスダウンで修正に修正を重ね何とか持ちこたえました。(肝心な録音が電気の雑音でほぼ使えませんでした)7. Ilusión de los Opuestos 天地con Horacio López Alfombra Magica, Cuatro Elementoなどで活躍の名パーカッショニスト、長年の友人オラシオ氏と即興で3曲録音しました。本人はオカリナを担当しています。8. Marcha Callejera 通りの人へcon Wayra Tuta ラプラタ市在住の親友、フォルクローレグループと制作しました。チャンゴファリアスゴメス氏がアルバムの中で1番気に入って下さった楽曲です。9. Mira Vos ほらごらんcon Axouxeres, Facundo Guevara ケルトグループとの共演に名パーカショニストFacundoのジャンベが絡みます。2003年、バグパイプとチャランゴの共演でブエノスアイレスのフォルクローレ音楽祭で表彰された楽曲。10. Luna Llena 満月Sami Abadi 前奏では全て紹介できないサミのバイオリンが素敵です。Bonus: Por la manana circular 巡る朝 con Horacio Lopez 遊び心でHoracio氏と録音したものをミックスダウンの編集で見事アルバム入りとなりました。1番たのしい録音でした。letra y musica : por Mari Sano Alegro con Amigos Artistas(作詞・曲 佐野まり 編曲 佐野まりWITH 参加アーティスト)produccion y coordinacion : Mari Sano (2000 - 2008) プロデュース結果はどうであれ、、この作品が手元にあること、こうして皆様にイチハヤクおしらせできたこと、皆と出会え制作、完成に至ったこと、、奇跡的な物語、できれば良い形で幅広くお届けしたいと思います。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.03.27
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初めてコスキン音楽祭を訪れ、武者修行とばかり毎晩ペーニャ演奏を続けた2001年、道端で出会った詩人Juan Manuel。4歳児の父として主婦業に徹し、我子を連れてブエノスアイレスにやってきました。生まれつき手に障害を持った息子さんの診察のため1年に2度ほどブエノスアイレスまでハルバルやってきます。2006年12月30日に会って以来。ヨチヨチとしていたSanti君がハキハキと話してくれてドキドキしました。奥様に似たのかハンサムで本当に可愛い。最高の笑顔は変わりなく、友人はマスマスおやじ腹たくましく、どっしりとしたおとうさんになって、、8年という月日、彼を通じてシミジミ感じてしまいました。時は流れ人々がドンドン変わっていく中、変わりない自分がいる不思議。宇宙人と言われてゴモットモ、、大統領も出席する、あるレセプションに国を代表する文化人の一人として招待されました。政治的なことは距離をとっていたいので正直とまどっています。母に話すと即「服はあるの?靴は破れてない?」(苦笑) 服もないし、靴も破れているので伺うのをやめようと思います。 素朴に創作に徹するのみ。そして心ある友人と穏やかな日々、今はそんなことを大切に過ごしたい。今日は、もうひとつどうしても追加したい話題が、、昨夜フルで世界野球の模様が放送されていました。母から聞いていたので是非みたかったので感動。日本VS韓国戦フルでみることができました。久しぶりに見るイチローさんの雄姿、チームのよい雰囲気が感じられ久しぶりにスポーツ観戦、楽しかったです。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.03.25
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Amiga de arma 魂の友達、、久しぶりに充実した会話、会話というより交信といった方がいいかもしれません。言葉のもっと向こうで話し合っていました。3日間、有意義な一時を重ねさせて頂いて、しみじみ意志の強さというか、志を貫くことの大切さを感じています。80年に渡り貫かれた重み。惑わされない強さ。Victor Velazquez 氏との交信は今後の全てを決める、まさに心のガイドとなりました。笠智衆さんのような方です。今はただ、真っ直ぐに目的の場所へ。様々なことを遮断しつつ一人で過ごす日々。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.03.23
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昨日から今年の公演のリハーサルが始まりました。今回の共演者と曲選びから、、8曲を選んでアレンジを今週ゆっくり煮詰めなおします。実際の舞台では録音と違ったものを探したい。昨年の公演は本当に充実していたので、今年も文化センターの期待を裏切らないように。早め早めの準備で対策を練っています。写真は昨年のリハーサル模様。ハーモニカ奏者フランコ・ルシアーニ、ギター奏者ディエゴ・ロロンと共にピーターガブリエルのDontGive Upを舞台で初公開。感動的な一時でした。今日はアルゼンチンでピーターガブリエルの公演が行われます。友人の多くがチケットを入手しています。土壇場、、明日もしチケットがあったら入手するかもしれません。ギリギリまで予定が見えない今日この頃、、Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.03.21
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今夏休み期間、2週間という短期間で10曲を書き上げた猛烈な日々をMartin Matillaと過ごしていました。6月の公演で発表か、、という勢いだったのですが、ブエノスアイレスに疲れてしまった彼は、お兄さんの住んでいるNeuquenという南部の寒い街に旅立っていってしまいました。La Pampa パンパの草原地帯から大都会ブエノスアイレスに出てきて音楽プロダクションなどに勤めつつ、夢の音楽家を目指し頑張っていたけれど、、どうもうまくいかなかったようです。その最終コーナーで出会い、激励、後押しするつもりだったのですが、音楽を離れた場所での波乱万丈な日々における彼のイライラまではフォローできませんでした。一緒に制作した音楽も新鮮で楽しかったのですが、時が経過すると一気に興ざめ。エレクトロニクス音楽は体質的に向かないみたいで、無機質に繰り返される音色に降参。制作した曲がMartin Matilla のMysite に制作した曲が2曲アップされていました。よろしかったら御拝聴ください。(本人、2曲とも不満)http://www.myspace.com/martnmatillaいよいよ早朝8時半から自宅工事がはじまります。夢のロフト計画、ワクワクしています。6月4日(木)レコレタ美術館・本公演2009Danza Charango y Amistad del colibri Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.03.16
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先日オフィス青空工房を閉館して早いもので1週間、、自宅に全ての楽器や新しい本棚が戻ってきてごった返しでいたのですが、大家さんと相談して部屋の一部を区分けして2階だてにすることにしました。5mの天井をフルに使用します。ベットを取り払った時点で部屋は十分大きく使用できました。今日から工事が始まりそうです。新しいスタジオ兼オフィス、、改築大作戦。きっと相棒マリオは工事中ハラハラしてしまうのでしょう。鳥さんは本当に物音や変化に敏感です。今年のレコレタ美術館での公演準備が始まりました。今年は再び長年の親友ケーナ奏者Marco AntonioとのDUOで落ち着いたパワフルな公演となりそうです。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.03.12
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先週末の剣道の授業中、スタジオの鏡に生徒の足が接触。スタジオの大きな鏡が割れてしまいました。鏡の大きさは180-250。もちろんスタジオの管理人から鏡の修理費用の請求があり、指導者の監督ふゆきとどき。非常に高い出費となってしまいました。スタジオのある文化センターにオフィスを借りているのですが、費用はオフィスの賃貸3ヵ月分。考えに考えた上、その賃貸費用で鏡を修理、オフィスを引き払いました。非常に充実したオフィスでの日々を送っていたので残念ですが、1ヶ月間に芸術的に有意義な一時を過ごすことができました。指導者として気をつけなくてはいけない、、見落としていた部分。深く反省しています。生徒に怪我がなかったことは幸いでした。Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2009.03.04
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