さるばどりん

さるばどりん

マナブコト・樹木

Los árboles de El Salvador

~エルサルバドルの樹木~


 ここでは、エルサルバドルで目にする樹木を紹介していきます。


セイバ

No.1 Ceiba


 アメリカ熱帯地帯の最も巨大な木の一つです。グアテマラ共和国の木として公認されています。

 星の王子様の絵本に出てくる、アフリカ地方に見られるバオバブと同じ系統であると聞いたことがありますが、本当なのかな?バオバブは是非見てみたい樹のひとつです。

 この樹は大きくなるにつれて、幹にバラの花に似た、しかしそれよりもはるかに固く大きな刺が表皮一面に生えてきます。さらに成長すると、樹の皮には長方形の刻み目が刺を囲むように現れます。また、その実からはカポックという綿の一種が採られます。


 巨大であり遥か高く茂る葉は太陽の直射を遮り、一本のセイバが1,600m2の緑陰を作ると言われています。先コロンブス期には特別に重視され、多くの種族の間では神聖な木として敬われ、セイバの木の下で多くの儀式を行なうという習慣がありました。

 マヤ族の宇宙観によれば、私たちの生が営まれている地上には全部で5本の聖なる樹(セイバ)が生えていて、それぞれが世界の四方向(東西南北)と中心にあって、天空を支えているそうです。

 また、マヤは「生命の源」というイメージをセイバの樹に付与しています。例えば、17世紀のチアパ司教区の司教、フランシスコ・ヌニェス・デ・ラ・ベガは、自分の司教区のインディオたちは、その祖先がセイバの樹から「やって来た」と信じていると記録しています。


karukamoahiru





Madre cacao

No.2 Madre de Cacao


 学名はGliricidia sepium Walp、マメ科マメ亜科です。

 Madre cacao はメキシコからパナマにかけての太平洋側に天然分布します。コロンブスの時代以前より各地で栽培されていました。

 一部または全部の葉を落とす、乾季(1月から3月)に開花するMadre cacaoの花は、日本の春を思い出させます。小ぶりな桜色のつぼみが愛らしい。

 普通は多幹性で、樹高は平均12m、直径もせいぜい30cm程度。長さ15~40cmの羽状複葉が互生し、葉軸は細かい毛で覆われています。7~17対の側小葉と頂小葉には切れ込みはなく、先はとがっています。小葉の表面には毛がなく、裏面と小葉柄には僅かに毛があります。


 一般に、広範な気象条件・土壌条件に適応し、生垣や、林道法面の固定、
コーヒー等プランテーションの被陰樹、燃材、飼料、小径材、緑肥材料、建築材(←シロアリに強く、腐朽しにくい)に用いられます。


 水平方向に根を発達させる傾向があるため、アグロフォレストリー用樹種として、土壌浸食防止を期待して用いるには向いていません。


 根茎部に窒素固定バクテリアをもち、根粒をつくります。また、挿し木繁殖が極めて容易に行えます。

(参考:熱帯樹種の造林特性 第1巻  (財)国際緑化推進センター 1996)



かぼちゃ




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: