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カテゴリ: 映画
愛すること。信じること。最後まで諦めないこと。

トラの深い愛情に驚いた。

監督・原作・脚本・製作は「子熊物語」「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の
ジャン=ジャック・アノー。2004年の英・仏合作。
出演は「メメント」のガイ・ピアース、ジャン=クロード・ドレフュス。
予告編から気になっていたが、それを上回るステキな物語だった。
30頭ものトラを使い撮影されたそう…素晴しいシーンが満載。
トラの兄弟のじゃれあう姿に思わず涙がにじんでしまう。

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寺院の遺跡で暮らしている4匹のトラの家族の姿。
彼等が水浴びをする川の中にも転がるレリーフの遺跡…。
子猫のような子トラの兄弟、立派で堂々とした愛情深い両親。
じゃれあい、救いあう子トラ達…。
この風景に見入ってしまった。

象牙より、めずらしいアジアの石仏がめずらしく高値で取り引きされた時代、
伝説のハンター、エイダン(ガイ・ピアース)は違法承知でトラ達の住む寺院へやってきた。
人間達から子を守ろうとする親達。
まだ葉も生えない乳飲み子の子トラ達は、
一匹は父に守られきれずにエイダンの手、そしてサーカスへと売られてゆき
クマル と名付けられ、

その後やはり捕らえられ、行政長官ユージン(ジャン=クロード・ドレフュス)の家へ、
サンガ と名付けられた。

子を奪われ、残された子と走り去るトラックを見つめ、
道にたたずむ母と子の姿が目に焼き付いている。
木登り中、そして炎の中、兄弟で見つめあう信頼の眼差しも忘れられない。

子を乗せて走るトラックを追いかけ荷台にまで乗る。
穴に落ち銃で撃たれても、チヤンスを逃さない、野生に生きる母トラの粘り強さ。
この母の姿を子供達はずっと追い求め見てきたのだ。


野生の本能に従ってしまう肉食動物のトラ。
人間達の身勝手な欲望に翻弄され、数奇な運命を送る事になるトラの兄弟。
まさかの運命のイタズラ…イベントのための兄弟対決。
アジアの密林の中で人間とトラが同等に見えた。
そう…当たり前だが、人もトラも大自然の中では同じ食物連鎖の中に存在しているのだ。
それぞれ悩みや欲望を抱え、全ては生きてゆくために…。

人間達の小さな欲望や悩みがバカバカしく思えてくる。
石窟寺院の石仏の持ち出しを闇に許可する村の長。
人間を襲うトラを許せない村の知的な娘。
偉大な父の後を継いだ、ボンクラ息子、おとぼけ閣下のマヌケさ。
彼の財産に目がくらむフランス女性。
動物に芸を仕込まなければ、興業を行えないから、
お金のためには何でもするサーカス団。

ハンターのエイダンとクマルのちょっと複雑な友情。
エイダンがミルク替わりのハチミツドロップをずっと覚えていたクマル。
少年ラウル(フレディー・ハイモア)とサンガの絶対的な信頼。
行政官の息子ラウールと同じベッドで眠るサンガ。
「彼等は人間を襲わない」とサンガを信じたラウルの純粋な思い。
実際こんなに美しい物語になるかどうかは運のようなもの。
彼等(野生の動物)は、憎しみがあって人を殺めるわけではない。
生きるために、身を守るために、時にはじゃれて遊んでいて…。
野生動物との共生というのは難しい。
だからこそ、彼等の世界も守らねばならないのかも…。
この作品の結末には、少し救われた気分になった。

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Last updated  2005/07/17 07:32:47 PM
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