「東雲忠太郎」の平凡な日常のできごと

2024.04.20

WPF において、Collapsed と Hidden は UI 要素の非表示を制御するための Visibility 列挙型の値

カテゴリ： C#.NET

WPF において、Collapsed と Hidden は UI 要素の非表示を制御するための Visibility 列挙型の値ですが、それぞれ異なる動作をします。

1. **Collapsed**:

- Visibility.Collapsed が設定された場合、その UI 要素はレイアウトから完全に削除されます。つまり、UI 要素が占めていたスペースも消え、隣接する要素はその空間を埋めるために移動します。つまり、隠された UI 要素は存在しないものとして扱われます。

2. **Hidden**:

- Visibility.Hidden が設定された場合、その UI 要素は非表示にされますが、レイアウトからは削除されません。つまり、UI 要素のサイズや位置は維持され、他の要素には影響を与えません。

- このため、Hidden が設定された UI 要素は、レイアウト上でスペースを占有し続けますが、画面上には表示されません。

一般的には、Collapsed を使用して要素を非表示にすることが一般的です。Collapsed を使用すると、隠された要素がレイアウトから完全に取り除かれるため、レイアウトの変更が正確に反映されます。しかし、Hidden は UI 要素のサイズや位置を維持するため、レイアウトに影響を与えずに要素を一時的に非表示にする場合に便利です。