たちまゆのケセラセラな毎日・・・

北東北の自然 (画像あり)

私は東北の景色が好き...

自分が青森出身だから当然と言えば当然だけど、

それでも10代の頃は都会への憧れもあった。

それで短大卒業後は地方都市だけど、札幌に移り住んだ。

とても楽しかった。

でもなんか心のどこかで青森出身の田舎者。。。

と言うコンプレックスみたいのも感じてた。  


八甲田

それがいつからかなぁ...

堂々と"私は青森出身よ"と言えるようになったのは。

多分ダディと結婚してアメリカで6年近く生活して、

日本から離れてみて改めて日本の良さ、

ひいては自然のいっぱいある東北に対する

愛着のようなものが芽生えてきたのかな???



小さい頃は周りに海はある、山はある、(青い)森はある、

湖はあるという環境の中で育ったので、

それが当たり前の事で

当然有難いなどと意識した事もないしね。。。



せせらぎ


でも自分の育ってきた環境と他はちょっと違うぞと、

初めて気がついたのは小学校6年の修学旅行のとき。

東京に行ったんだけど、そこで飲む水がやたら不味かった。

ぬるくて薬のような味がした。白っぽかった。。。



”え~、何で???私の知ってる水の味と違う"と言う大きな驚き。

勿論今ではさすがの青森も水道の蛇口から飲む水は、

当時小さかったウン十年前の私の飲んだ水とは違うはずだけど。

とにかく改めて、自然のありがたさ?を感じたのであります。


青空


青森県って、日本海と太平洋のどちらにも

またがっている本州で唯一の県だと

テレビで観た事があるけど(北海道は県じゃないので)

ほんとうに恵まれていると思う。

観光名所なんてあちこちにあるもんね。

キャンプの場所選びには事欠かないし、お祭りはいっぱいあるし、

温泉もいたるところにあるし、

食べ物がおいしい。


そしてなんといっても人々が暖かいことかな?

青森の良い事を挙げだしたら

このフリーページが間に合わないくらい書けるかも。。。

青森県知事から感謝状をもらいたいくらいだわっ!!



コスモス



確かに冬は厳しいし、とても長くつらい。。。

毎年アイスバーンの雪道をこわごわと走りながら

”あ~、雪の無いところに住みたいっ!!”

と何度思ったか。。。

わだちの深い溝にタイヤがはまる度、

"よし、決めた!!沖縄移住だ"と思った事か。。。



冬の滝


車でどこかに出かけるのにも、まずは前もって

車のエンジンをかけて暖めておいて、

それから車に積もりに積もった雪を綺麗に取り除く

作業をすることから始まる。

思い立ってサッとなんて出かけられない。

飲み会がある、食事会があるといっても

寒いと外に出かけるのも億劫になってくるしね。 



でもやっぱり良いこともあるのだ。

寒いと鍋がひときわ美味しく感じるし、

夜中に大雪が降ってる時ってなんだか世の中の

あらゆる音という音を包み消しているように静か。

ほんとにシンシンという音が聞こえてくるような気がする。

だから私は雪がいっぱい降っている夜中に敢えて

窓を開けて外を見ているのが好き。

そして朝起きて、雪がいっぱい積もって何もかも

埋め尽くしている様子を見るのも好き。。。。

その後の雪かきを思うとゾゾ~だけど...



岩木山


特にこの思いはダディの実家のあるフロリダで

クリスマスを過ごしてから強くなった。

だってクリスマスにTシャツにショートパンツで

過ごすクリスマスなんて、雪の無いクリスマスなんて

私の中では有り得ない話だから。

やっぱりクリスマスには白い雪が降ってるべき。

ロマンチックな気分がいっそう盛り上がるというもの。

それにセーターとかマフラー、手袋なんかの

冬ならではのファッションも楽しみたいし。。。



青森港



私、思ったのが白い雪がはらはらと降ってる時に

外で女の人を見ると何故かとても綺麗に見えるんだよね。

これぞホワイトマジック?!




あとこれは余談だけど。。。

10月頃になって日が暮れるのが早くなってくると、

同時に寒さもグッと増してきて、外を歩いていると

あちこちの家からストーブの匂いがしてくるんだけど、

その匂いが何故か好き。

”あ~、そろそろ冬が来るのね”とちょっと寂しい様な、

人恋しいような気分。





そしてこんなに長い冬を耐える東北の人々にとっては、

春は本当に待ち望んだ季節なんだよね。

だから私も四季の中で一番春が好き!!



弘前城


綺麗で可愛い花が咲いてきて、木々が芽生えてきて、

日差しが暖かく柔らかになってきて、

桜が蕾を持ってきて。。。

なんか理由もなくワクワクしてくるの。

なんかいいことあるかな~って...

重いジャケットを脱いで外を歩けるのも嬉しい。



雨の蕾



そして東北の短い夏...

どんなに暑くなろうが、それもお盆あたりまで...

一気に楽しまないと夏は駆け足で過ぎていきます。

ここぞとばかりに夏らしい事をしたくなるよね。

東北の象徴のお祭りも各地で行われます。

お祭りを見てると

"あー今年も夏がやってきた”

と実感します。


ケルと八甲田


そして9月になると一気に涼しくなってくる。

10月には紅葉も始まる。

私は特に十和田湖から八甲田にかけての紅葉が大好き。

その山々の、まるで色絵の具を塗りたくったような迫力には圧巻です。

でもそれでいて、なんだか寂しげな表情の山たち。

夏の青々とした八甲田も大好きです。 目に優しい景色。

冬には白い雪が全てを覆い尽くして、幻想的な世界。

なんかね、浮世から離れている錯覚に陥るほど。

今まで何度となく行ってるけど、全然飽きない。

季節ごとに違う顔を見せてくれるから...

何度でも行きたいな。



ダム


こうやって素晴らしい山に触れ合っていると

回りに山の無い生活は考えられないかも。

だからフロリダにいても何かが違う、落ち着かない。。。

それってやっぱり山がないから???

青森にいると繁華街を運転していても、どこかから山が見える。

なんか安心するんだよね。



キャンプに行って朝起きてテントから出たときの、

あの山の早朝の新鮮な空気。。。

シンと冷えてて静かで周りは深い緑に囲まれて、

時々白い霧がかかっていて幻想的でさえあるのよ。

あれを味わったら何度でもキャンプに行きたくなるよ。

私はあのキャンプの早朝の空気のご馳走が大好き!!




そして十和田湖...

過去に何度行った事でしょう。もう数え切れないほど。。。

三沢から車で50分程度のためか、とにかくよく行きました。

ドライブで、そしてダディのバイクで。。。

車で行くと木々の木漏れ日を楽しめて、バイクで行くと風を感じます。

それぞれの季節が美しい...



夕焼け空


ほんと今まで何かイベントがあれば行ってたな。

キャンプは勿論、花火大会、国境祭り、デートの場所として、

その他諸々。。。

奥入瀬渓流の散策も何度もした。

あれは本当に心も洗われてリフレッシュできるよ。

深々とした緑の中を歩いているとマイナスイオンがいっぱい。

奥入瀬渓流ではその美しい景色を描きとめようとスケッチしたり、

油絵の具の筆を持っている人達によく遭遇します。

なんかあの奥入瀬渓流には、にわかカメラマンでもちょっとした

プロ級のご機嫌な一枚が撮れちゃう魔力みたいなものがある?!

本当に青森県人で良かったと思える瞬間(笑)




私達夫婦は八甲田のハイキングコースを

散策するのも好きで何度か行っている。

ロープウエーで行ってから登る山もあれば、

酸ヶ湯温泉から出発できるコースもあって、

体力に合わせて選べるよ。



珍しい高山植物も見れるし、一休みで食べるおにぎりの美味しい事!

津軽の岩木山にも登ったことがあります。

あれは頂上に近づいてくると、結構斜面がきつかった記憶があります。


むつ恐山


とにかく東北の景色を思い浮かべる時は、とても懐かしくて

ゆったりとしていてなんだか心が癒される。

東京の渋谷出身の知り合いの人が言ってたけど、

よくお盆とか年末に田舎に帰省する人達を見て、

自分は帰る田舎というのがないからなんだか羨ましいなぁって。



そうだよね、心をリフレッシュできる田舎があるのは幸せな事。

そしていつでも恋しく想える田舎があるのは

きっと贅沢な事なんだな。






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