バリュー投資に騙されるな!

バリュー投資に騙されるな!

PR

Favorite Blog

お酒を飲むのを止め… New! みきまるファンドさん

Comments

MEANING @ Re[1]:2年で2倍(11/23) New! 青野菜さんへ ありがとうございます。 資…
青野菜@ Re:2年で2倍(11/23) New! まさにバリュー投資に騙されるなですね。…
MEANING @ Re[1]:逆イールドカーブ解消(11/02) 青野菜さんへ これから不況入りすれば下…

Free Space

楽天以外のお気に入りブログ

株は最高のゲームだ
あらなみの里


いつか本を出版したいという夢があります。
もし出版しても良いという出版社の方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。
meaning756@hotmail.com



たまにyoutube動画配信もやってます。
動画一覧ページはこちら
2013.08.15
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
やる気のない人は置いてきます、と言って突っ走った後で振り返ってみると、誰一人付いて来ていなかった。
そんな銘柄紹介もお陰様で第三弾。ここまで続くとは思っていませんでした。みんな、本当にありがとう。付いて来ないでくれて本当にありがとう。
(もし付いてきていたら、あっという間に追い越されてしまうだろうしね)

読者を楽しませることを目的とした銘柄紹介で、一味違うヘンテコな紹介文。
実際にはクソの役にも立たないところは、そこら辺のバリュー投資家の銘柄紹介文と同じです。
まだポジショントークではない分だけ、良心的だと思いませんか?
(思いません!という皆さんの声が聞こえてきそうですが…)


今回紹介する銘柄は6060こころネットですが、そんな事はどうでも良いのです。
今回のテーマは株主優待です。



今後も出続けると思います。

今後株主優待制度を新設する企業は、殆どが制度を悪用する為の新設だろうと思います。
株主優待新設=下心あり
という方程式が成り立ちます。

多くの株主優待を新設する企業にとって、株主優待は単純に株主に対するお歳暮のようなもの、という扱いではありません。
株主数増加や株価吊り上げの為の非常に有効な手法です。
この株主数増加や株価吊り上げを目的として、殆どの企業が株主優待を新設するのです。
ナメ腐りやがってこのクソ企業が!

しかし、まさにその時、その瞬間、株主優待新設をプラス材料として市場が受け止めて株価が上昇する、という事が今の日本市場では十分考えられるでしょう。
何故なら、実際にそうなっているからです。そうなるからそうなるのです。「株価の事は株価に聞け」という格言もあります。過去の分割バブルやIPOバブルでもお馴染みです。

多くの株主にとって実質的に2000円位の価値しかない商品でも5000円と称して優待新設すれば、それだけで3000円は株価が上がります。理由は僕には分かりません。優待株収集家の皆さんに聞いて下さい。
ただし、優待権利落ちでその評価分だけ株価が下落します。例え自分にとっては実質1000円未満の商品でも市場の評価の3000円分株価が暴落します。


優待を貰える権利日の翌日の株価は急落します。そして、その事は全ての株主が分かっており、その優待権利落ちを考慮した取引が成されています。優待自体が主要因となって株価が上昇傾向にあった銘柄は、権利落ちを見越して権利日前に株価が下がる場合も多いです。優待権利落ちに関係する株価変動は、読者の皆さんもよくご存知だと思います。優待銘柄に投資をすると、否が応でも優待権利落ちは認識せざるを得ないという状況です。

権利落ち日は月々によって違いますので、事前にそのチェックが必要になります。
日本株を買うのであれば、次の3点を 徹底的に 把握する必要があります。
・その銘柄が優待を出している企業かどうか
・優待を出しているなら何月に出しているのか
・今年のその月の優待権利日はいつなのか

優待権利落ちを避けようとするのであれば、この3点は忘れないようにしなければなりません。確認する癖を習慣付ける必要があるでしょう。保有銘柄数の多い分散投資家であれば、保有銘柄を権利落ち月毎に分けるなどの工夫が必要でしょう。集中投資家であっても当然優待権利落ち日の確認・把握は必要です。むしろ集中投資家であれば、分散投資家よりももっと多くの注意を向ける必要があります。集中投資であればあるほど、権利落ちの被害が甚大になるからです。

優待権利日を意識しないで投資をする中期投資家は、意識をして投資を続ける中期投資家と比べて、長期的な運用成績に物凄い差が開くことでしょう。残酷な、絶望的な差です。この差がどれくらいあるか分かりますか?考えた事がありますか?

現在の日本の投資家に求められる能力は、まず第一に株主優待の権利日をしっかりと把握する事です。それ以上に重要なことがありますか?

優待銘柄の株主曰く、「優待が嫌いなら優待銘柄に投資しなければ良い」。
これは優待銘柄で優待の批判をすると、よく他の投資家から言われる言葉です。
非常に残酷な言葉だと思います。株式市場でこれ以上に残酷な言葉があるでしょうか。僕は知りません。
この言葉を言われる度に、僕は優待銘柄を呪っています。もう何年も呪い続けています。
優待が欲しくない中期分散投資家にとって、優待制度ほど煩わしい制度はありません。本当に腐った制度だと思います。


しかし、もう一つの株価変動要因である優待新設の方はというと、ちょっと状況が違ってきます。
優待権利落ちとは違い、優待新設については市場に十分な認識がされていません。株価に織り込まれていない、と言った方が読者の皆さんには分かり易いでしょうか。
株価に織り込まれていないのであれば、バリュー投資家が好む『実質的な企業価値』との乖離があるわけです。
(本来『実質的な企業価値』には優待の概念がありません。上の文章は根本から致命的に間違った使い方です。しかし優待にまで使えるとは、なんて便利な言葉だろう!反吐が出る!)

優待新設する企業の株価に『実質的な企業価値』との乖離がある。
そうであるなら、その鞘抜きをして儲ける事が可能になる訳です。

これは、今の日本の株式市場ではかなり効率的な投資だと思います。
これ以上効果的な鞘抜き方法は日本株式市場にはまずないといっても良いでしょう。
※もしあれば教えて下さい。是非教えて下さい。


そもそも株主優待制度というのは不完全なシステムの制度です。
期末の1日保有しているだけで1年分の優待を貰えるという時点でシステムが制度を成り立たせるのに適していないといえます。配当も同じですが、配当と株主優待が絶望的に違うのは、「株主優待は保有株数に比例してもらえるのではない」という事と、「優待が不要な株主にとって権利落ちが耐え難い苦痛である」という事です。最近、僕は優待が家に届く度にイラッとします。食べたくもない食料品や、使わないアイテム、不要な商品券、欲しいものが何もないカタログギフト。そんなもの、クソ喰らえ!なのです。大便をお召し上がり下さい、なのです。
脱税目的の優待であればそれも良いでしょう。しかしそうであれば保有株式に比例して配れば良い。100株保有で図書券1000円。10000株保有で図書券10万円。100万株保有で図書券1000万円。または、100株保有でお米2キロ。10000株保有でお米200キロ。100万株保有で…下らない話はここら辺で止めましょう。


仮に、東証1部に意欲を出している成長中の企業があったとします。というか、いつの時代も市場には常にそのような企業が多くあります。
その企業が上場基準を満たしていない項目が株主数のみである場合は、優待新設制度を悪用する可能性があります。特に今は優待銘柄収集家は非常に多いので、優待制度を新設すれば間違いなく上場基準を満たすだけの株主が集まる、という算段です。 僕が経営者ならそうします。優待発表しただけで株主数が急増しますからね。 そして、僕が考えるような単純な事は誰でも考えますので、そのような目的で優待制度を新設する企業が続々と現れている訳です。

もちろん、このような企業はこれからも非常にしばしば出るでしょう。そして、優待制度新設時には当たり前のように株価が上昇しますので、その非合理性を突いた投資は「比較的儲かる可能性の高い」投資手法であると言えるでしょう。いわゆる、制度の欠点を突いた逆ザヤ投資です。 欠点だらけの株主優待制度ですから、逆ザヤを簡単に抜ける訳です。 こんなに簡単に逆ザヤを抜けるのは、モチロン優待制度のある日本市場だけです。
優待制度の新設を匂わせているような企業であれば話は別ですが、そうでない場合は優待新設がサプライズになる訳です。それも、 100%ポジティブサプライズ です。僕は優待新設がネガティブサプライズとして市場参加者に評価された例を知りません。

株価は常に適正価格。何度もこのブログで言い続けている事です。
でも、この優待制度が絡むと話は別になります。
優待銘柄の株価については、僕は適正価格と言い切って良いかどうか自信がありません。

前述した通り、新設済みの企業でも優待制度を利用した鞘抜きは可能だと思います。鞘抜き方法は単純明快。権利日と保有株数に注意するだけ。ルールを教えれば中学生でも出来ます。僕に1時間もらえれば、中学生でも鞘抜き名人にする自信があります。優待内容と株価によってはトリッキーな値動きはありますが、基本的には権利日に注意するだけ。たったそれだけで貴方も私も鞘抜き名人。近所の子供も鞘抜き名人。市場平均を長期的にほんの少しだけ上回るだけの鞘抜き名人。利鞘はかなり小さいですので資産急増は期待できませんが、少なくても売買手数料より多いとは思います。ただし、優待銘柄は業種に偏りがありますので、優待銘柄とTOPIXなどの指数を単純に比較する事は出来ません。厳密には同じ業種の市場平均との比較になります。


優待制度を利用した鞘抜きをしている投資家が悪いのではありません。 優待制度を悪用している企業が悪いのです。一番悪いのは優待制度を良しとしている金融庁です。上場に株主数の縛りがあるのであれば、株主数増加を目的とした優待新設が当然行われる事は容易に想像できます。この優待制度により歪められた株式市場というものは、裁定取引による利益享受を可能にします。
この優待制度が日本の株式を外資から守っているという面も少しはあるという事は、強く否定は出来ないかもしれません。
ただ、このまま金融自由化が推し進められればその参入障壁は撤廃されるでしょう。例えばISD条項なんか結んだ後で、外国の投資家から訴えられる可能性もあるんじゃないかと心配してしまいます。投資もグローバル化だ、世界共通のルール化だ、日本独自の制度は撤廃するべきだ、とかでね。
せめて、優待は保有株に関わらず全ての株主にとって配当額の10%以下までにするとか、上場基準から株主数の縛りをなくすとか、金融庁にはそういうルールを検討してもらいたい。それでも裁定取引は可能ですが…。





何の話だったでしょうか。忘れてしまいました。

うーん、思い出せない。
収拾付かなくなったので今回はこれで終わります。こころネットは福島を軸とした福島地盤の成長企業なので応援して下さい。1部上場を目標にしている、伸び盛りの企業です。経常利益ベースで今期は減益ですが、この企業は余り気にしなくていいでしょう。
福島は大切にしなければいけません。福島の企業も大切にしなければいけません。 優待なんて新設しなくても株主数が集まればいいんです。分かりましたね。1単位で良いので皆で買えばいいのです。
低PER低PBR。財務も良好。株主資本比率も上昇中。ROE推移見込も予想がちょっと難しいところはありますが、それ程悪くない。
皆さん良いですね。こころネットがDVxみたいに腐った優待新設したら、僕達個人投資家のせいですよ。僕達投資家が全員協力して、こころネットの優待新設を阻止するのです!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.08.16 07:33:09
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: