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2007.10.25
XML
カテゴリ: イラン代表
sepahan2ts3.jpg


この日、ハミド・アジザデとセェイエド・サレヒが怪我から復帰しベンチに陣取る中、ボナシッチの敷いた布陣は実に守備的なものだった。

---------------Mohammadi
-----Behghar----Aghily-----Mujiri
--Bayat--------Abolheil--------Akbari
------Jafari--------------Hajsafi
---------------Navidkia
----------------Karimi

例のようにマフムード・キャリミが1トップを張り、両ウイングも守備に参加する5バックの前をアボルへイル、ハジサフィ、ジャファリもがっちりと守る。守備面で連携のとれていないホセイン・カゼミを外してまで守備を固めた。



決してファイナリストにふさわしい戦い方ではない。このチームがここまで来た事が不思議な気さえする。それでも1トップで体を張る小柄なマフムード・キャリミの健闘は称えたい。ACLでは前節の 2得点 、リーグ戦でも10試合で7得点を叩き込み得点ランクトップに君臨している。とても浦和のワシントンとは比べようも無いが、実質この男が居なければセパハンの決勝進出はなかっただろう。さらにGKのモハンマディはメス・ケルマンから移籍した最初のシーズンでリーグ戦、ACLと大活躍。スーパーセーブを連発しセパハンの躍進を最後列から支えている。浦和と比べれば対抗できるのは守備力くらいかもしれない。モハンマディ、アギリ、ベンガルのラインは強固だし、ボランチの30歳のイラク人アボルへイルはあらゆる危険の芽を摘み攻撃につなぐいぶし銀の活躍。セパハン以前に南部のクラブ、エステグラル・アフヴァズで3シーズンに渡りプレーしておりイランサッカーの水に慣れているのも大きい。彼と鈴木啓太の仕事人対決もひそかな注目点だろう。そして中盤を活性化するのが若干17歳の若武者エフサン・ハジサフィである。
Hajisafi.jpg
今シーズン完全にレギュラーに定着したハジサフィは、得意のロングスローでゴールを脅かしセットプレーでは得意の左足でFKを担当することも。スタミナも十分でフィジカルも強く、イランの未来の翼になりうる存在だ。ここ最近リーグ戦でも彼のようなティーンズの活躍が目立つ。
Amraee.jpg
ご存知17歳のヴァヒド・アムライーは昨シーズンのセンセーショナルなデビューから今シーズンは背番号11を与えられエースの風格さえ漂う。既にリーグ戦でも3ゴールと、飛び級で参加したU-23豪州戦でも得点をあげた実力を証明している。さらにゾブアハンユースが彼に続いて新たなスターを生み出した。
Mosalman.jpg
それがモフセン・モサルマンだ。ゾブアハンはユース上がりの若干16歳に背番号10を与えると、彼もここまで4ゴール1アシストと活躍をみせている。そのうちの1つが現在無敗でリーグ首位を行くピルーズィから奪ったものだ。ペジマン・ヌーリの追走を許さずハッサン・ルードバリアンの上を冷静に流し込んだ ゴール は見事だった。さらにラジャブザデーがUAEに去ったためPKのキッカーも任されている事からも信頼の厚さがうかがえる。だが、リーグ戦で最も輝いている10番は彼ではない。
molaei.jpg
メス・ケルマンのアリ・モライーだ。素晴らしいドリブルを武器にキャリミ2世との声もあがるが、その深い切り返しはむしろアジジを彷彿とさせる。彼もすでに3ゴールを上げチームを牽引。エステグラルDFを切り裂いた 試合 で注目を集めると、強烈な ミドルシュート も披露するなどフーラドから出番を求めて昨年移籍してきた23歳が輝きを見せた。

だが、10節まで終えたリーグ戦で以上のようなタレントが話題を集めてはいるがなんといっても際立っているのがゴトービ率いるピルーズィの強さ。ここまで負けなしの7勝3分けで勝ち点24は2位のセパハンに5ポイントの差をつけている。大一番のテヘラン・ダービーにおいても、元U-23代表MFオミド・レザ・ラヴァンハフの強烈な一発で先制を許すも猛者シェイス・レザイーのお膳立てからモフセン・ハリリが同点とし粘りのドローを演じた。そして先週もエステグラル・アフヴァズに二度追いつかれながらバゲリの1得点1アシスト、バダマキの2得点1アシストの活躍で退けた。とくにこの試合バゲリの出来が素晴らしく彼の代表引退があらためて早計だったことを裏付けた。勿論ロスタイムのバダマキの一撃も見事だったが。ゴトービは既に75ポイントをあげてのリーグ優勝を公言しており、彼の代表監督就任も噂されている。しかし、この強さはヴァェジ、ファルシド・キャリミにルードバリアンまでも加えたGK陣、ゾブアハンの絶対的なリーダーのセペル・ヘイダリに代表DFの中心であるノスラティをDFに、中盤にはFKの名手でパスの中盤の要アバス・アガイー、前線にチャンピオンサイパの爆発的な得点王モフセン・ハリリ(セパハンのキャリミと同じく7得点)と超豪華補強を施した結果であることも確かだ。ゴトービの監督としての真の資質が問われるのは、リーグ戦中盤以降だと私は考えている。

若き力の台頭と名門の復権がここまでのリーグ戦を熱くしている。





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Last updated  2007.10.26 09:21:06
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