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【輸入盤】 Suede スウェード / Beautiful Ones: The Best Of Suede 1992 - 2018 (2CD) 【CD】兄さんの後ろ姿だけなのに、どんな顔をして笑っているのか容易に想像できる。こんなに、ファンへの愛にあふれたジャケットでいいんでしょうか。本当に当時の自分を罵りたい思いですが、私、これが出たことをまったく知りませんでした。けっこう最近まで。ファン大失格です。リリースが2020年。そうです、音楽を聴くことがほぼゼロになっていた、音楽における私の暗黒時代です。聴いたって良かったのにそうしなかった。ものすごく重い足枷に囚われ、小さな世界に閉じ込められ(閉じこもり)、失ったって大したことないものを失うことに恐怖していたあの時期です。昨年末ごろになってようやくその暗黒時代とその余韻から脱出し、自分の好きなことを好きなときにやれる環境に戻ることができて、SuedeとManicsのライヴにも行けて…とそんなところでやっと知ったこのベスト盤。前2枚のベスト盤ももちろん持っていますが、今度のものは再結成後に出たアルバム三部作からもチョイスされているのが、新しい。当然ですが。あとは定番曲とメンバーのお気に入りとか入れたのだそうなんですが、唐突にIndian Stringsとか入ってるのでびっくりしました。My Dark StarとかTo The Birdsとか入ってるのが嬉しいですね。最近の三部作からはやはりLife Is Goldenが際立ってます。この曲はSuedeの短くない歴史の中でも屈指の名曲。休止期間があるとはいえ、30年の紆余曲折を知っていると、こんな曲を書くようになったんだなあと胸に来るものがあります。そして私の人生も黄金期です。気持ちだけ。It Starts And Ends With Youも思い入れが深いですね。あのPVを見たときの感動、Suedeが本当に戻って来るんだという興奮と歓喜が今でも胸によみがえります。……というわけで、結局、彼らの音楽がいちばん。
2024.03.27
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CD / LUNA SEA / EDEN (CD+DVD) / UPCH-20057私が彼らのアルバムの中でいちばん好きな一枚です。当時、LUNA SEAの音源は、友達のお兄さんを通じてちょっと借りたことがあり、IMAGEとかLUNA SEAとかはすでに聴いたことがありました。ただ、自分で買ったアルバムなら、この「EDEN」が初めてです。BELIEVEとかIN MY DREAMのシングルはもちろん持ってましたけれど(死ぬほど聴いた)。乱暴に簡単に言ってしまうなら「耽美」の一言に尽きるのでしょう。そして、こういう世界観はたいてい思春期に刺さるのです。言うなれば「ぶっ刺さる」。愛を歌っていても肉の匂いがしない。エロティックなのにエロではない。そこが、妙に潔癖なところもある思春期にははまるのでしょう。そんな思春期の私にぶっ刺さったこのアルバムは、もうウン十年経った今でも、私が一字一句歌詞をいまだに覚えているという稀有な一枚でもあります。子供の記憶力ってすごい。それに、私はこのころのRYUの歌い方がいちばん好きなのです。粗さが目立つところが、そこがまたいい。耽美と激情を行ったり来たりするところが、いいなあと昔からずーっと思っています。もちろんそれ以降は一皮以上むけて、上手になったなとは思いますが、やはり私はこのころがいちばん好き。BELIEVE(PVのRYUの動きがめっちゃ好き)やIN MY DREAMはどうあがいても大好きですし、ライヴの定番Providenceなんて、あの時にあれだけの世界観をSUGIZOのヴァイオリンにのせてぶち込むという驚愕の離れ業。いま考えてみても、彼らの才能はすさまじかったんだなと実感します。アルバムの中で一番好きなのはJESUS。真矢のドラムスが響いた瞬間に鳥肌が立ち、あの不穏きわまりないギターが入って、Jのベースが唸りだして、RYUのシャウトでバーストですよ。たぶんLUNA SEAの曲の中でもトップ5で大好きです。歌詞含めてたまらないのはANUBIS。死とか(アヌビス含め)永遠とか愛とか貴方とか、やはり中二くらいには刺さるんですよ。しかも私、バリバリの腐女子でもありましたので、キャーキャー言いながら聴いてた当時を思い出し、ちょっと懐かしくもなると同時に、薄まっているとはいえいまだに自分に流れる腐女子の血を再確認したのであります。LAMENTABLEのイントロはアルバム中最強。Jのベースのカッコよさが最大限に発揮されてて、ずっとベースラインだけ追っていられます。さて、次はセルフ再録のLUNA SEAかな…
2024.03.26
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Suede熱に浮かされて、それこそ毎日のように関連サイトなどを漁りまくっていました。離れていた時間が長いので、掘れば掘るほどいろいろ出てくるものですね。そんな中で、どこかからふと出てきたのがDrownersというバンドでした。もうひとつのDrownersは知ってるんですよ。北欧のバンドで、Muted To a Whisper?でしたっけ?とかリリースしている方。割と好きなサウンドだったんですが、最近の音源は少し好みではない。そして、今回のDrownersはアメリカ発。とはいっても、中心人物Matthew Hittはウェールズ出身で、NYに渡ってモデルとバンド活動を平行して始めたのだそうです。ちなみにこの人すごくカッコいいです。私は最初に音源ありきだったもので、PV初めて見たときびっくりしました。モデルなんだからカッコいいのは当たり前なんですが。アルバムは2枚リリースされていますが、1枚目の方は、ガレージサウンド感が強く、テンポはいいけれどそこまで私に刺さるものではありませんでした。しかし、私が偶然出会った1曲は、2枚目のアルバム「On Desire」のリード・トラック「Cruel Ways」。これが、とにかく素晴らしい。この曲だけでこのアルバムを買う価値があったと言ってもいいくらいだと私は思っています。ギターの音が一発鳴っただけで、「あ、この人たち変わったぞ」と思わせるほどの激変ぶり。メロディの質がガレージっぽい粗さからかけ離れ、暗さと切なさをダダ洩れさせています。この音を鳴らしてくれるなら、Drownersというバンド名にぴったりと全面的に賛成です。何度PVを見たかわからないくらい見ましたし、音源も数えきれないくらい聴いてしまいました。そしてやっぱりCDを買い求めました。他の曲たちは、1stの流れを汲んだ軽快かつ疾走感のあるロックナンバーが多め。なのですが、アルバム全般を通して、Cruel Waysに見られるような、どこか陰鬱さと苦さを秘めた感じがするのです。ソリッドなギターサウンドが、ニューヨークらしいなとも思ったりしました。残念ながら、いまは活動していないようですね。けれど、Matthew Hittは現在The Vaccinesのサポートギタリストとして活動しています。VaccinesのSNSとかしょっちゅう登場しているので、元気にやってくれているのが嬉しい限りです。
2024.03.19
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STYLE (CD+スマプラ) [ LUNA SEA ]「MOTHER」の再録と一緒に到着した「STYLE」。初めて聞いたのは、たしか高校生くらいだったでしょうか。「MOTHER」の曲がほぼキャッチーなもので固められていた印象なので、「STYLE」を初めて聞いたときは、「ん?」と思ったような記憶があります。しかしながら、今回再録版を聞いてみると、個人的には「STYLE」の方が断然好みでした。そりゃあ何十年も経っているのですから、音の好みも変わりますよね…。とにかく「G.」がカッコ良すぎるのです。新しいPVも、何度見ても飽きないのでほぼ毎日見てます。イントロから飛ばすギターとうねるベース。私はもともとSUGIZOファンで来たはずなんですが、もう最近はJ一筋です。笑「G.」に対してここまでロックな印象がなかったので(当時はそこまで好きじゃなかったからかも)、本当に驚いて、ここでまた改めてLUNA SEAが好きになってしまいました。この一枚を聞くと、私はあらためてロックナンバーが好きなんだと実感します。「HURT」の重厚な音、「1999」のヒリヒリするギターサウンド、「END OF SORROW」から「DESIRE」になだれこむ高揚感。それを呼び覚ましてくれたスティーヴ・リリーホワイトのミキシングに大感謝です。ひとつだけ言うなら、もう少し楽曲が短いと聞きやすい。個人的な好みですが。で、調子に乗って「EDEN」のリマスター盤も買ったのですが…それはまた後程。
2024.03.17
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MOTHER (CD+スマプラ) [ LUNA SEA ]今でこそ私は洋楽ずっぽりの人間ですが、思春期はいわゆる中二病的なものをかなり内に秘めていました。その最たるものが、ヴィジュアル系への傾倒。本当に、笑っちゃうんですが、でもあのころは真剣だったんですよね。SHOXXとか死ぬほど買いました。そんな中、もちろんLUNA SEAは避けて通るはずもなく。というか自分でぶつかっていくくらい大好きでした。いや、今も好きです、というか、あらためて好きを思い出しました。彼らがインディーズから破竹の快進撃でメジャーデビューし、絶頂をきわめ、活動停止したあたりまでは本当によく聴きました。その後再結成したことは嬉しかったのですが、今さら追うこともないかと、さして音源を積極的に聞くこともなかったんです。ところが、それを覆したのが、「MOTHER」と「STYLE」の再録リリース。全然知らなくて、友人に教えてもらって初めて知りました。しかもミックスを手掛けたのはスティーヴ・リリーホワイト。え、Morrisseyの人じゃんと私は思いました。U2とかPeter Gabrielとか錚々たる方々をプロデュースしてる人ですね。なんでそんな人がLUNA SEAを!?というところですが。さて、MOTHERですが。一発目から音が違います。メロディは同じだけれど、オリジナルとはまったく別のアルバムと思って聞いてもいいかもしれません。音の粒が際立ち、ドライな感じがするなと私は思いました。すごく軽快なのにとてもロックを感じる不思議さ。RYUICHIの声もずいぶん違います。伸びやかさならオリジナルですが、再録の音にはやはり今の声が合うのかな。LOVELESSの新しいPVも本当にカッコいいです。年を取っているはずなのに、今の彼らのほうが断然カッコよく見えるのはなぜなのか。やはり、年季ってすごい。ROSIERやTRUE BLUEはいわずもがななのですが。私が好きなCIVILIZEの変わりようには、驚くと同時に、リリーホワイト凄い!と嬉しくなります。ギターの歪みにベースの不穏なうねりが全然違う。ドライなドラムスが重すぎなくて聞きやすいのに、なぜだろう、ロックです。それに対して、IN FUTUREの重さと疾走感は、LUNA SEAの尖ってたころをそのまま突っ込んできた感じがします。後ろでがなるギターににやつきます。好きです。しかし、このアルバムを20代の半ばくらいで作っているんですよね、彼らは。こんなに作り込んだ世界観を生み出せることの凄さを、当時の中二病の私は「ふーん、すごい」くらいにしか思っていませんでしたが、この年になると、やっぱり彼ら只者じゃなかったんだと感動しています。
2024.03.16
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このアルバムが出てもう10年は経過してしまっているのですが、今さらながら、Roddy Hart & Lonesome Fireのセルフタイトルアルバムです。なぜ今ごろこのアルバムなのかと言うと、ひじょうに遅ればせながら、最近の私はyoutubeを見るのにハマっているからなのですね。最初はSuedeばっかり見ていたのですが、だんだんといろんなアーティストを検索するようになり、たしかBiffy Clyroのあたりで候補にRoddy Hartが出てきたように思います。なんでビッフィとロディ?と思ったら、彼らはCeltic Connectionsというイベント?なんでしょうか、それで共演している動画が出てきて、うわ懐かしい、とテンションが上がってしまい…そのRoddyがいたくイイ感じに年を重ねてたのを見て、Roddy Hart & Lonesome Fireのアルバムを引っ張り出すに至ったのです。さて、このアルバムですが、Roddyのソロ「Bookmarks」とかとは全然毛色が違います。ロックです。カッコいいです。そしてLonesome Fireのメンツがクールすぎる。イケメン揃いです。アルバムジャケットを開くと、ダークスーツでビシッと決めたRoddy以下、Lonesome Fireの面々がずらりと並んだ写真が!ちょっとね、これはクラクラするくらいカッコいいです。PVも素敵な「BRIGHT LIGHT FEVER」がリード・トラックなのでしょうか。疾走感あるロック・チューンで、ドライブ中だとスピードが出てしまうので少し危険。それに続く「HIGH HOPES」は、しっとりとしたバラード。Roddyの芳醇な声が存分に発揮され、次の「QUEENSTOWN」はピアノが美しく、どこか冷たく鋭い雰囲気もあるナンバー。私はこの曲がかなり好きです。ピアノがGeoff Martynだから、ひいき目に見ても好きです。全体を通して聴くことで、味の出てくる、大人のミディアム・ロック・アルバム。もう一枚アルバムが出ているので(買い忘れてた)、近いうちにゲットしようと思っています。
2024.03.12
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いったいいつの話だよ、というところですが、約19年前のお話です。なので、楽天のアフィリエイトにも取り扱いがありません。Suedeの活動停止宣言で抜け殻のようになっていた私をよみがえらせてくれた、ブレとバニのリユニオン。そうです、商業的に大失敗と言われたThe Tearsです。彼らが2005年にリリースした唯一のアルバム作品「Here Come The Tears」を、昨年からのSuede熱リヴァイヴァルに伴い、また聴いています。このアルバム、売れませんでしたけれど。でも、私はけっこう当時から好きでした。Suedeの毒っ気もエログロも背徳感もありませんでしたが(それが売れなかった理由でしょうね…)、ポップに振れたブレバニのコンビが、個人的にははまったのです。先行シングルRefugeesの、これぞブレット節の歌いまわし。Loversの歪んだギターは、バーニーの真骨頂。それを彩る、時に装飾過多ぎみなストリングス。AutographにImperfectionの余りあるキャッチーさ、かつてのSuedeの不穏さを少しにじませるBrave New Centturyのイントロ。Beautiful Painのワウワウいうギター。それらのどれもが、私の心を惹きつけるには十分すぎました。とりわけ、バーニーのギターが唸っているところがたまりませんでした。収録されている曲たちは、表面だけなぞれば、僕ときみのラヴソング。だけれど、Co-Starでは「一緒なら世界が微笑んでくれる、一緒ならしっくりくるんだ」とつづられ、Ghost of Youでは、別れた存在を自分の中から消し去ろうとしても、ふと現われる痕跡に苦悩するさまが描かれています。ある意味、ブレとバニの関係性に似ているような気がしました。つまりは、2人の盛大なる仲直り劇がてんこ盛りの一作なのかなと。リユニオンを決めた直後の、テンションMAXの状態で突っ走ってできた一枚だと思いました。私はそれでもこのアルバムが好きですよ。サマソニで見た彼らを忘れることができません。当時は、まさかこの2人がまた一緒に音楽をやるとは…と、驚きばかりでした。結果として成功しませんでしたが、このバンドのおかげで2人の関係は劇的に改善し、Suede旧作の解説を2人でやってたり、バニがリマスターに全面参加したりと、昔だったら信じられないことがふつうに起きています。Youtubeで見まくりましたよ、2人のインタビュー。このバンドがあってこその、今のSuedeの快進撃があるのだと思います。
2024.02.18
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Fairground Attractionが来ると浮かれていたら、なんと衝撃的なアナウンスが!Tamas Wells Japan Tour 2024ですって!!!!10年ぶりの来日ということです。そっか、もう10年も経っているのか…としみじみ。これを逃すといつまた会えるかわからないので、2daysチケット取ってしまいました。私はあのころの私よりもずいぶん感性も鈍り、たいして面白くない人間になっていると思います。でも、もう少しマシになりたいので、彼の歌を聞きに行こうと思います。
2024.01.25
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【輸入盤CD】Suede / Autofiction (Deluxe Edition) (Expanded Version)【K2023/12/15発売】(スエード)Suedeの最新アルバム「Autofiction」のデラックス・エディションが、昨年末に発売されました。ここ十数年の私ならば手に入れることもないのですが、なんせ11月の最高なライヴを見せられた直後ですから、ここは買わねばなるまい!というところです。それに、デラックス・エディションにはB-sidesの曲たちも収録されているし、アルバム全曲のライヴ盤もついているという豪華さ。たまりません。やっとこれが到着したのが先日。わくわくしながらB-sidesを聞いています。買って良かった!SuedeのB-sidesは名曲が多いんですよね。sci-fi lullabiesでそれを実感してますから!どの曲もアルバムに入れても遜色ない、珠玉のメロディです。「The Sadness In You, The Sadness In Me」がカッコ良すぎる…!アートワークも素敵です。ライヴ写真がモノクロで全面プリントされていて、兄さんの素敵なお顔もドアップです。ヘンな動きもライヴのように伝わってくる(笑)。1stでシーンを席巻し、3rdで華麗な復活を遂げ、そしてこの9thでまたしても黄金期に入った(と私は思っていますが)Suede。まさにLife is Goldenな日々でしょうね。来日公演の後、車ではSuedeとManicsしか聞いていません。熱唱しながら帰宅するのが習慣化して慣化してしまいました…
2024.01.15
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Jimmy Eat World ジミーイートワールド / Surviving 【CD】彼らの音楽を好きになってから、どれくらいの時間が経つのかもちょっとおぼつかないところではありますが、Jimmy Eat Worldが私にくれる力というものは、ぶっちゃけたところSuedeよりも大きなものがあったりもするのです。それはひとえに、彼らの音楽と共に流れてくるリリックのせいでもあると思います。時に厳しくもあり、けれど圧倒的にあたたかく、力強く、優しいのです。2019年に発売された、彼らの10枚目のアルバム「Surviving」。買ったはいいがちょっと聴いて放置していました。あの頃の私には、音楽を楽しむ余裕もなかったのでしょう。いま、あらためて聴き直してみたところ、やはり彼らの音は私の心に突き刺さります。彼らは本当に素敵に年を重ねていっているなあと感じました。冒頭の「SURVIVING」の、大人ならではの現実的な厳しい視線と同時に、包容力に満ちたあたたかい言葉も紡がれているところなんて、とりわけ。続くロック・チューンの「CRIMINAL ENERGY」の力強さもたまりません。青さと勢い全開だったBleed Americanのころももちろん大好きなのですが、ここ何枚かの彼らのアルバムには歌詞に大人のほろ苦さが入ってきた印象があり、同じように年を重ねてきた自分とオーヴァーラップして、とてもぴったりくるんですね。それを強く感じられるのが、「ALL THE WAY (STAY)」。…当然ながら彼らも大人ではあるのですが、大人っぽい恋愛をにおわせるところが、くう~っときます。ラストに入るサックスのパートも華を添えていますね。「DIAMOND」なんて、胸にぐっときて思わず目頭を熱くしてしまいます。「ダイヤモンドは時間をかけて大きくなる、手っ取り早いやり方を売りつけてくる奴なんて信じるな」なんて優しく力強いメッセージなんでしょう。私なんてもうダイヤモンドにもなれないけれど、これを聞いて心に去来したのは、ちょっとの希望でした。頑張ろう。
2023.12.24
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Tamas Wells/To Drink up the Sea 【CD】6年ぶりの再会となる天使の歌声です。Tamas Wellsの7thアルバム「To Drink Up The Sea」がリリースされました。つい数ヶ月の私だったら、リリースのニュースすら見逃していたことでしょう。SuedeとManicsのライヴのおかげで、少しずつ音楽を聴く生活に戻ってきたところでたまたま目にした、彼の新譜リリースのニュース。知ったのは11月下旬のことでした。流れ出すやわらかであたたかなサウンドは、懐かしさすら覚えます。そして何より、変わらない彼の美しい歌声がすっと耳に入ってきます。彼の声が何重にも録音されているせいか、ふわふわとした白昼夢のような雰囲気が漂っているように感じました。これは現実なのかそうでないのか…とぼんやり考えたところで、「It’s Not the Same」のイントロのピアノで現実に引き戻されます。亡くなったTamasのお父様のことを思って書かれた曲なのだそうで、現実にはもういない人のことを「毎日恋しい」とシンプルに歌う彼の声が、たまらない切なさを帯びて響くのです。私が好きなのはその1曲前の「Every Other Day」なのですが、これがまたネオアコっぽさ全開の、私にとってはドンピシャのサウンドです。ネオアコブームの時代に放り込んでも、きっと誰もが「あの曲好き」と言ってくれそうな。今回のタイトルはニーチェの著作の一節から採られているそうですね。恥ずかしながら、私は文学部出身のくせに哲学が本当に苦手なので、有名な哲学者の著作を最後まで読み通したことはないのですが…そうした哲学的思索の背景に出来上がったこの一作、本来ならば苦手であるはずなのに、私にそう思わせないのは、やはり彼の歌声の持つ力に他ならないのでしょう。いつかまた、彼の歌声を日本で聴きたいものです。
2023.12.14
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Queens Of The Stone Age クイーンズオブザストーンエイジ / In Times New Roman... (CD+Tシャツ L)<高音質UHQCD仕様> 【Hi Quality CD】前作「VILLAINS」の「The Way You Used To Do」のPVで、Josh Hommeの炸裂するセクシーさにやられてしまった私です。あのおかげで来日公演にも行きました。もちろん名盤「Songs for The Deaf」の曲たちも好きなのですが、重厚さのなかにヒリヒリとしたものを秘めた彼らのサウンドが、時を経るにつれてだんだんと進化している気がするのです。私のQOTSAへのイメージがずいぶんと変わった一枚でした。そんなわけで次回作にもすごく期待しており、「In Times New Roman...」も予約して買いました。ジャケットと同じ柄のTシャツ付バージョンです。はい。この夏ずいぶん着用いたしました。相変わらずの重厚なサウンドはQOTSAっぽいですが、この、クラクラするほど不穏で、でも吸い寄せられてしまいそうなギターは何なんでしょう。Joshのセクシーな声が私をノックアウトするのは既定路線なのだけれど、このギターですよ。前面に出てきてガンガン主張するのではなく、JoshのVoを支えつつ、絡み合うように流れていくリフがたまりません。どの曲もそうなので、どれがいちばんと言えません。けど、アルバムカットのシングル「Emotion Sickness」は、このアルバムのテーマを表現した一曲だと思います。切り込んでくるギターのカッコよさに痺れます。最近の写真を見ると、みなさんセクシーダンディーでさらにイケオジ化しているので、PVにも出てきてほしいですね。
2023.12.12
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Suede スウェード / The Blue Hour 【CD】ようやく遅ればせながらの感想が一息つけそうなところまできました。Suede8枚目のアルバム「The Blue Hour」。Blue Hourとは、日の出前や日の入り後に空が濃い青に染まる時間帯のことを指すのだそうです。美しく神秘的な現象と言われていますが…果たして、Suedeのつくり出したBlue Hourとはいったいどんなものなのでしょうか。Suedeのサウンドなのですから、美しいのはもちろんですが、それだけで済まないのはわかり切ったことです。このアルバムを聞いてみて、全体的に漂う暗鬱な響きに、特に「死」のイメージが絡みついているような印象を受けました。重たいながらも荘厳で流麗なストリングスに乗せて流れ出すブレットの声は、いつもよりも深みを増したように感じられます。「mistress」は、父の愛人に向けて語られる息子からの言葉。こんなテーマであるだけで衝撃的ではありますが、これが美しいギターのアルペジオと実にSuedeらしい哀愁を漂わせたナンバーなのですから、さすが兄さんと感心しきりです。「cold hands」はこのアルバムの中で私がいちばん好きな一曲。エレキがうなり、ブレットの力の入った叫びがたまりません。しかもこれ、ニールが作ってます。サビからしてすごくキャッチーなので、てっきりリチャが作ったのかと思っていました。続いて「life is golden」。これは先日の来日公演でも演奏されました。ちょっと待って、Suedeがこんなにポジティヴでいいんですか!?という歌詞。「きみの人生はまさに黄金期さ」と語りかけ、「きみはひとりじゃない」と…!まさか兄さんにこんなこと言われるとは。けれど、ただポジなだけではなくて、どこか影を持った人物が主人公であるという点がやはりSuedeの楽曲だなと。歌詞の書かれたブックレットは、まるで物語のようなレイアウト(なので聴きながら歌詞を追うのがちょっと難しいときもある…)。前作「Night Thoughts」も典雅な詩編のようでしたが、今回のアルバムも、古典文学の物語のような薫りをまとっていると思いました。なんだ、意外と自分、こういう雰囲気のアルバムでもちゃんと聴けるじゃないか。それもひとえに、Suedeがライヴで私の情熱を呼び覚ましてくれたからにほかなりません。
2023.12.09
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Suede スウェード / Night Thoughts: 夜の瞑想 【CD】今から遡ること約7年(もうすぐ8年)前にリリースされた、Suedeの7枚目のアルバム「Night Thoughts(邦題:夜の瞑想)」。ちなみに私は瞑想の仕方がよくわからないのでできません。前作「Bloodsports」が相当にツボだった私にとっては、いまいち入り込めず、何度か聴いた後に棚にしまいこんだままでいました。実はその次の作品「Blue Hour」もそうなのですが…今回、Suedeが久々の来日公演を行うということで、今さら本腰を据えて聴いてみた次第です。すると、当初の印象とはだいぶ異なる感じを受けました。このアルバム、コンセプチュアルなものが強すぎると最初は思っていたのですが。今回、かなり時間に余裕ができたため、アルバムについてきたフィーチャー・ムービーなるものを見ながら通して聴くと、とても儚く、それでいて非常に鋭い暴力性もあり、同時に美しさと悲哀を秘めた不思議な一枚だと感じました。重厚なストリングスで幕を開け、キャッチーさではどのシングルにもひけを取らない「Outsiders」で心をつかまれると、いつの間にかこのアルバムの世界に引き込まれていきます。「What I’m Trying To Tell You」の、ダークなAメロからポップなサビへと上り詰めるこの高揚感は、まぎれもなくSuedeのメロディ。「Like Kids」の艶めかしいリフと、炸裂するポップネスは、これぞSuedeといったところでしょうか。私が好きな「Tightrope」は、繊細さの極みのような美しいナンバー。これ、ニールが作ってるんですね。彼の作る曲は妙に私のツボにはまるようで。解散前のSuede時代よりもはるかにニールがソングライティングに加わることが多くなっているみたいで、嬉しい限りです。なぜこれが当時の自分にはまらなかったのか、いろいろもったいつけた理由がないか考えてはいるのですが、当時は単に思考することが面倒だったのかもしれない…と思っています。考えること、感動することをやめてしまうと、人間は途端に人としての幅が狭まるなと感じました。そんなわけで、人としてイマイチになった私が、もう少しマシになるべく考えを改めさせられるきっかけとなった一枚でもあるのです。
2023.12.06
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THE ULTRA VIVID LAMENT 【輸入盤】▼/MANIC STREET PREACHERS[CD]【返品種別A】このジャケットだけ見たら、北欧の心地よいギターポップが流れてくるんだろうと本気で思ってしまいますが…これはManic Street Preachersの14枚目のアルバム「THE ULTRA VIVID LAMENT」です。しかし、ライナーを拝見したところ、私の印象もあながち的外れでもなかったのかなと思います。というのも、今回はピアノをゲットしたJamesが、ピアノメインで作曲し、ABBAの影響を大いに受けたそうで。全体を通して、ピアノが美しい調べを奏で、そこにABBAっぽいリズムをたたえたポップなメロディーが躍っています。「Orwellian」は特にそれが感じられるかもしれません。Manicsらしい流麗さと北欧ポップが見事に調和したナンバーです。ピアノが随所に使われていることで、メロウさが際立つところではありますが、それがお涙頂戴のメロだけにならないのがManicsらしさ。根底にある力強さ、鋭い視点、時に絶望し、それでも這い上がる。それがアルバムを通して私には感じられたような気がします。私がManicsのアルバムでいつも気になっていて、たいていお気に入りになるのが、外部の女性Voを迎えた一曲。今回は「The Secret He Had Missed」で、Sunflower Beanで活動するJulia Cummingがゲストヴォーカルとして花を添えています。その一方で、Screeming TreesのMark Laneganが低く渋い歌声を聞かせてくれた「Blank Diary Entry」も味のある一曲です。私はQOTSAのイメージがありますが、昨年亡くなられましたね。個人的に嬉しいのは、やはり「Still Snowing in Sapporo」。日本のことを歌ってくれると、なんだか親近感が増しちゃいます。ライヴでも披露してくれました。耳に残るナンバーは「Don’t Let the Night Divide Us」。Manicsらしい「怒り」と「警告」が、力強くもキャッチーなメロディに乗せられて流れ出すと、何とも言えず拳を握りしめたくなるのです。
2023.12.04
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Suede スウェード / Autofiction 【CD】Suede9枚目のアルバム「Autofiction」は、前作・前々作に感動できなかった私を、再び彼らのファンへと引き戻してくれた傑作です。全英初登場2位も獲得し、coming upのころの輝かしさを取り戻したと言えるでしょう。先日のライヴもバイタリティに満ち溢れ、まさに第二の全盛期を楽しんでいるSuede。この作品は、彼らが持つポップネス、その光と影をすべての曲で体現していると私は感じました。冒頭の「She Still Leads Me On」は、Brettの亡き母に捧げられた一曲。少し屈折した思いをのぞかせながらも、「空を見上げると、母が導いてくれる」と高らかに歌う彼の声が、今までのSuedeとは少し違うポジティヴさを感じさせてくれます。「Personality Disorder」は、Brettのやや投げやり加減の呟きが新鮮。それと対照的に、ライヴでとても映えるサビが中毒性たっぷりです。私はここで「Will!You!Be!My!」とコーラスするNeilが好きでどうしようもないです。ドラマティックかつ秘められた毒がたまらない「That Boy On The Stage」や、どことなく退廃的ながらも絶妙に繊細で美しい「Drive Myself Home」と、往年のSuedeらしさが詰め込まれたナンバーの連打に、もうお腹いっぱい…となったところでの強力な追撃が「Shadow Self」。疾走感あるロックナンバーは、彼らがすでに30年のキャリアを持つバンドとはにわかに思えないほどのフレッシュな雰囲気をまとっています。本編ラストを飾る「Turn Off Your Brain And Yell」は、イントロのベースラインが何とも言えずカッコいい。Matがいい仕事してます。彼はライヴ中、ブレ兄さんより腰を振ってることが多いです。クロージングに向かうナンバーなのに「脳ミソ停止して叫べ」とは、実にロックしているではありませんか。国内盤ボートラ「You Don’t Know Me」が、実はイイ感じのロックナンバーで気に入っています。華やかさとグラマラスさがたっぷりの、Suedeらしい一曲ですよ。先日のライヴのおかげで、Suede関連の動画ばかり見ています。彼らへの情熱が消えかけていたこの数年間を取り戻すかのようです。そして、彼らを大好きだったころの自分を思い出し、ちょっと懐かしいような、ほろ苦いような、不思議な感覚にとらわれています。これがいったいどんな感情というのか、これからじっくりと考えていきたいと思っています。
2023.12.03
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Hives - The Death Of Randy Fitzsimmons CD アルバム 【輸入盤】The Hives is BACK!!!!ペレがそんなふうにMCしそうな、Hives11年ぶりの新譜です。もう新譜出ないのかな、やっぱり解散かな…と思っていたところでのこの報せでした。ヨーロッパとかでは?夏頃出てたみたいなんですが、なんせ流通が悪くて、注文したもののいっこうに届かず。いったんキャンセルして、最近になってもう一度オーダーをかけてようやく手に入れたというわけです。少し前にPVなど見ていたのですが、当然ながらみんな年取ってます(笑)。ペレがすっかりゲルマン魂っぽい中年の面影に…。いや、それは仕方のないことなのですよ。さて、今回のアルバムは「The Death Of Randy Fitzsimmons」。ランディ・フィッツシモンズとは、Hives結成のきっかけとなり、彼らのサウンドをつくり出してきた人物(ニコラス兄のことだろとは言わないでください)。そんな彼が、バンドと音信不通になり…そしてある日、バンドメンバーは彼の訃報を目にするのでした。さあ、Hivesはどうなるのか!?………まあ、杞憂ですよね。ランディ・フィッツシモンズの不在(いちおう)により、彼らの音はちょっとオトナになった気がします。もちろん、今までのガレージ一直線で息もつかせぬハイテンションなサウンドも素晴らしいですが、今回は、少しテンポを落とした(とはいってもあくまでHives比です)曲調の中に、彼ららしい辛辣でクールなリリックがてんこ盛りです。個人的には前作やその前があまり気に入っていなかったのですが、今回は「よっしゃ!」とガッツポーズを決めたいくらいには大好きです。https://youtu.be/kvsfXeIZMtA?si=xrolFSIrq0ac5phvCountdown to Shutdown来日しないかなあ。体力に不安がありまくりですが、ぜひとも再び彼らを見たい。
2023.11.26
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Fountains Of Wayne ファウンテンズオブウェイン / Utopia Parkway 輸入盤 【CD】4月1日、fountains of wayneのソングライター・Adam Schlesingerが新型コロナウイルスの合併症により、52歳の若さで亡くなりました。一報に接した時は、「ウソでしょ…」としか言えませんでした。志村けんさんが亡くなった時も衝撃を受けましたが、まさかAdamが命を落とすとは…。最近はめっきり洋楽から遠ざかりましたが、FOWは何度もライヴに行ったお気に入りのバンドでした。楽しかったなあと懐かしく感じます。Utopia ParkwayとWelcom Interstate Managersはいちばん聴いたアルバム。Adamの訃報に接し、再び聴いてみましたが、何も色あせていませんでした。ときめきしかないパワーポップ。ちょっと涙ぐんでしまいました。母にもよく車で聴かせていたので、伝えたらがっくりしていました。夫も、私がしばらく喋らなくなったので心配していたようです。まだ私の周辺にはコロナ禍は及んでいませんが、いつどうなるかわかりません。できるかぎり気を付けていきたいと改めて思いました。Adamのご冥福をお祈りします。どうか、安らかに。【輸入盤CD】【ネコポス送料無料】Fountains Of Wayne / Welcome Interstate Managers (ファウンテンズ・オブ・ウェイン)
2020.04.10
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【送料無料】 星野 源 / POP VIRUS 【通常盤】 【CD】SAKEROCKの人だなという認識しかなく、LIFEでオモえもんやってるなあという印象だった星野源。例に漏れず、逃げ恥で「あ、かわいいかも」と思い、ようやく音楽を聞き始めるようになった次第です。いろいろな出来事があり、「恋」という曲を素直に楽しめずに1年以上の月日が流れ、ようやく届いた新譜リリースの報せに、もう一度聞いてみようかという気持ちになりました。ダンスなんて絶対に無理なので踊ることは不可能ですが、「胸の中にあるもの…」とサビが始まると、なぜか胸を締め付けられるような気持ちになりながらも、少し晴れやかな気持ちにもなります。逃げ恥ダンスでノリノリだった人たちの狂騒を思い起こしながら、ひとりしんみりとするこの頃です。それにしても、星野源は本当に最近どこでも耳にしますね。収録曲もタイアップがついているものが多く、すっと耳に入って来ます。そこがまさにポップのウイルスなのかもしれません。そして、初めて歌詞をきちんと目にする機会を得たわけですが、不思議な感覚の詞だなと感じました。単語と単語が、つながっているようでつながっていないようで、意味があるようでないようで、しかし変な感じはしないという。そこもまた彼の魅力なのかなと思いました。
2019.01.15
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気づけば10か月も放置。先日、タンスの裏側に落ちてた懐かしのi-Pod miniを発見し、そればっかり聞いてます。再発見があってなかなか楽しいものです。Arctic MonkeysとかMuseとか、随分遠ざかりました。突然Hivesがかかるとびっくりします(笑)。Dylan Mondegreenの5枚目のアルバム「A Place In The Sun」に収録されている「Golden Days」。これがまさに、今回i-Pod miniを発見して聞き始めた私の心情にぴったりです。古いカセットテープを見つけて、当時夢中になって聞いていた頃に戻る…そんな歌詞と自分が重なり、なんとも懐かしい気持ちになりました。あの頃こそ、まさに私のGolden Daysだったんだな。1stの頃はキラキラ感が強めだった彼の音楽ですが、今回の5thは、とても落ち着いた爽やかな1枚になっていると感じました。さすが北欧。この透明感は、いったいどこからやってくるのかなといつも不思議に思います。アメリカとかだとここまで出てこないような気がするんですよね。最近はFacebookなども再開し、そこでこの新譜が出ることを知りました。いつも国内盤をリリースしてくださるFastcutさんに問い合わせたら、レコードしか出さないとのこと。なので、オフィシャルからCDを購入した次第です。ライヴとかないのかな。来てくれたらいいのにな。yasさんに指摘されて気づきましたが、2ndがオフィシャルから消えています。理由は不明です。とりあえず4枚目(?)は以下。Dylan Mondegreen / Every Little Step 【CD】
2018.10.26
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先日、スッキリに出ていた大橋トリオさん。けっこう最近まで、トリオ=3人だと思っていたので、1人だと知ったときは本当に驚きました。新譜「STEREO」収録の「she」を歌っていたんですが、これがグッときた!すぐにSpotifyで検索して、仕事中は大橋トリオまみれで聴いています。最近あまり音楽に詳しくなくなっているので、こんな出会い方ばかり。でも、それでもいいかなと思っている自分…いいのかな。うーん、こうして保守的になっていくのか、人は。アルバム欲しいな。買おうかな。
2018.02.12
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今年は久しぶりにずっと紅白を見ています。お目当ては、エレカシ、X JAPAN、星野源。それにしても、Xの面々はみな丸くなったもので…。ちゃんとオープニングで手拍子してたし…!で、初紅白のエレカシ。「今宵の月のように」、とても感動しました。泣きそうになりました。いろんなことが頭をよぎっていきました。でも、私がいちばん好きなのは「悲しみの果て」。この歌以上に、私の心に沿ってくれる歌は、今はないかもしれません。何度聞いても涙があふれます。もう、どうしようもないんです。
2017.12.31
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Jens Lekman / Life Will See You Now 【CD】なんだかんだとJens Lekmanのアルバムは全部(たぶん)持っているんですが、今回の「Life Will See You Now」、個人的には最高です。やっぱり、アルバムにせよシングルにせよ、つかみが私的には重要事項。それが完璧なのが、このアルバムの冒頭を飾る「TO KNOW YOUR MISSION」。あまりにも自然に、優雅に流れ出す彼の歌声に、久しぶりに音楽を聴いて胸がざわつくのを感じましたよ。自分の使命はわかっているんだ、と歌うこの一曲は、今の私にも痛いほど響きます。私も、自分の使命を知るべき。というか、わかっているけど怖くて口に出せなかったそれを、彼のように口ずさむように、それでもはっきりと言うべきなんだろうな。南国と北欧を同時に感じさせてくれる彼の音楽は、とても魅力的です。「WEDDING IN FINISTERE」の、幸せとその先の不安を歌う言葉や、「HOW CAN I TELL HIM」のあまりに切ない恋心…時間を忘れて、聞き入ってしまう曲ばかりでした。それにしても、この方は今、どこ在住なんでしょうか。オーストラリア移住とかいう話を何年も前に聞いたけど、このアルバムのレコーディングはベルリンでしてますね。
2017.12.10
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Queens Of The Stone Age クイーンズオブザストーンエイジ / Villains 輸入盤 【CD】もう2か月近く前になるけれど、これ買ったやつ。QOTSAの音、好きなような苦手なような、不思議な感覚だったんですが、これを聴く限り、好きです。というかマーク・ロンソンのプロデュースだからなのか?ブルーノ・マーズも彼プロデュースの曲だけ妙に好きだし…。でも、ジョシュ・オムの声は何とも言えずセクシーで、何ともそそるんですな。今回のアルバム、昔みたいなヘヴィでバキバキの音じゃないんですが、それがまたよろしい。同時にRoyal Bloodも買ったんだけど、QOTSAの方が聴く頻度が高いかも。タイトル通り、悪役っぽいところが好きなんだなあ。
2017.12.03
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先日、NHK地上波で放送された「SONGS」、見ました?井上陽水と安全地帯の競演ですよ。しかも、「夏の終わりのハーモニー」をハモった!私がまだ小学生の頃の曲だったので、彼らが一緒に歌うところなんて想像もつかなかったけれど、いやホント、素晴らしいですね。陽水も玉置さんも(なぜか玉置さんだけさん付け)歌うために生まれてきた人ですね。「悲しみにさよなら」も良かったです。安全地帯の曲の中では、いちばん好きかも。でもね、涙ボロボロであんまりよく聞いてなかったです…録画したからもう一度見よう。「しあわせのランプ」が胸に響きすぎたあまりヒビが入って壊れそうになるくらいで。1時間番組が終わるころには、頭は痛いし目は腫れてるし鼻水は止まらないしでさんざんでした。でも、やっぱり、夏の終わりのハーモニーを聴けたことがいちばんの収穫。ほんとうに素晴らしかった!
2017.11.11
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All Time Best Album THE FIGHTING MAN [ エレファントカシマシ ]これ、今年の3月に出たものなんですが、ホントに出るの待ちに待ってて。というのも、ユーミンの「翳りゆく部屋」カヴァーがちゃんと入ってるから。もう、のっけから拳握りしめて、涙か何かわからないものをこらえるのが大変。昔、兄に「いいぞ~」と言われたときは「ふーん」くらいにしか思っていなかったけれど、宮本さんの詞は、年を取ってみて初めてしみるなと思ったわけです。何度聴いても目の奥が熱くなるんです。いつぞやのWeezerみたいに、聴けないアルバムになっていました。今も聴くとホントに何とも言えない思いに駆られるんですが、荒療治で毎日一回かけてます。たまに、無理やりかさぶたはがされてる気分になりますが、いつか大丈夫になるのかな。いろんな思い出がよみがえります。これで動揺しなくなったときこそ、次の私になれるのかなと思ってます。
2017.11.02
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いろいろと200枚くらいはCD売り払ったので、棚もだいぶスペースができました。思い切って手放したのに、あれ、ないなとか探しちゃったりしますが、それもまたよし。いま、ようやく見つけ出したDavid Meadの「Dudes」を聞いてます。2011年発売、この年の私のベストアルバムの1枚でした。やっぱり、いいと思ったものはいつ聴いてもいいですね。でもこの人、2012年くらいから音沙汰ないんですが、何してるんだろう。1年くらい前から、この時間帯にCDを聴いたりすることはほとんどなくなっていました。今、その時間がたっぷりできました。さびしいような、嬉しいような、何とも説明のしがたい気持ちです。でも、今は私にとってはいいことなのかなと思うようにしたいですね。
2017.10.27
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《送料無料》原田知世/音楽と私(通常盤/SHM-CD)(CD)今までの私ならぜったい聴くこともなかったはずの類。原田知世さんですよ。こんな風に、透明感ある女性になりたいな。そしてこんな風にきれいに年を取りたいものです。「音楽と私」は、全曲ニューアレンジでセルフリメイクしたもの。正直、知世さんの声にここまで引き込まれるとは思っていませんでした。すごく上手というわけではないのに、なんでだろう。やさしくて、繊細で、いとおしいとすら感じます。「時をかける少女」もいいし、「ロマンス」はイントロで心を持ってかれるし、きわめつけにはユーミンの「ダンデライオン」。泣けます。最近の曲もいいんですね。「うたかたの恋」とか、ほろっとします。このままだと、CD買っていないせいもありますが、私の年間ベストになっちゃいます。コンサート行きたかったなあ。チケット完売でした。
2017.10.17
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久しぶりにタワレコに行き、久しぶりにCDを買いました。へえこんなの出てるんだ、と思ったCDが1年前のリリースだったりとショックもありましたが、私はこれが好きだったんだなと再確認。Royal Blood / How Did We Get So Dark?Queens of the Stone Age / VillainsKommode / Analog Dance MusicThe Wellingtons / End of the Summerやっとわかったんですが、私はどうもマーク・ロンソンがプロデュースした音が好きらしく。QOTSAは最高にセクシーで男前でもうジョシュ・オムが大好きです。勢い余ってウェリントンズのチケットも取ってしまいました。泣いてばかりいないで、外に出よう。
2017.10.08
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すっかり音楽に疎くなった今日この頃。現在、部屋では多少CS放送が見られるんですが、音だけ聞いてたら「おっ?」と思うのが聞こえてきました。DYGL。日本人か!若者か!びっくりしたー。ぜんぜんディスコグラフィとか知りませんが、ストロークスリヴァイヴァル?って、アルバムのプロデュースがアルバート?ってそれはストロークスですよ!そうか、ストロークスすらリヴァイヴァルになるほど時間が経ったのか…。愕然。
2017.04.29
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久々です。Stones Rosesのライヴが中止になり凹みましたが(そしてDamien Riceはソールドアウトだった)、新曲出たのですね。歌が…うまいような気がする…イアン、音程とれるようになったんだ…サマソニにSuedeが来ますが、他に見たいのがMayer Hawthorneしかいないので微妙です。もういい加減年なので、立ちっ放して暑くて遠いところは厳しいのです。Richard AshcroftとかTravisとか新譜出てたの知らなかったなあ。つか、California Snow Storyがちゃんと国内盤出たのも驚きでした。最近はこちらにも書いています。歴人マガジン文末に名前が入っているので、気になったらシェアしていただけると嬉しいです。おかげさまですっかり歴女です。そういう風にはならないと思ってたんですが…
2016.06.11
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今、いちばんライヴに行ってみたいバンドです。VINTAGE TROUBLE。なんとなく知ってたような感じなのですが、少し前にツタヤに行ったら、彼らのアルバム「1 Hopeful Rd.(華麗なるトラブル)」が見えるとこに置いてあったので、聴いてみたのです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】華麗なるトラブル [ ヴィンテージ・トラブル ]ジャケ見たら誰が歌ってるか、すぐにわかると思います。この声量とほとばしるソウルは、彼じゃないと出せない(右から2番目のひとですよ)。♯1のRun Like the Riverの四つ打ちリズムとギターのイントロで、何か始まりそうな、不穏でドキドキする予感がするんです。そして、Tyの声が乗っかってきた瞬間に、これはヤバイ久しぶりにヤバイ雰囲気だ!とひとりでニヤニヤしてしまったのです。かと思えば、♯2のFrom My Armsでは、思いっきりメロウなソウルナンバーを聞かせやがる。ここから緩やかな流れに変わるので、♯1で引き込まれた人はおやっと思うかもしれません。けれど、そのゆるい流れに乗せられているうちに、気持ちよくなってしまうのだから不思議です。♯4のAngel City,Californiaは、クラシックでゴージャスなロック&ソウル。どこか懐かしい音だけど、私はそれがとても新鮮に感じます。かと思えば、♯8:Strike Your Lightで叩き起こされるといった感じ。軽く頭を振ってリズムを取るのに最高なアップテンポナンバー。ホントに、クラクラしたりドキドキしたり、忙しいアルバムです。ライヴに行って楽しくなってる自分が、容易に思い浮かびます。そういうバンドは最近あまりいなかったので、彼らのライヴが見てみたいなあと思っているわけなのです。
2015.10.01
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メジャーリーグが開幕してからのことなので、かれこれもう半年にもなりますが、私にはずっと気になっていたことがありました。NHKのBS1でたいていMLBの中継があるんですが、エンディングで流れる曲が最高にカッコよかったのです。でも、長くて30秒くらいしか流れないし、それが流れるときは当日のハイライトプレーが流れていて、そっちにばかり気を取られてしまっていました。焦ってケータイのTrackIDを起動させるも時すでに遅し…ということが何度あったことか。でも、つい1ヶ月ほど前のこと、やっと私のXperiaさんがその曲を識別してくれました。Hoobastank "No Win Situation"。ええ~Hoobastankだったの~!?私、昔はファンだったんだけど…そう言われてみるとHoobastankの音っぽいけど…で、この曲が入ってるアルバムは…持ってませんでした。ので、買いに行ってきました。「FIGHTOR FLIGHT」というアルバムで、2012年リリースです。2012年…ちょうど音楽聴かなくなった頃…というのは言い訳になりませんが。このアルバムは、私がハマったころの若さと勢いあふれる(それしかない)Hoobastankの音とは違いました。No Win Situation風を期待するとがっかりなのですが。なので、最初はがっかりしましたが。昨日のLibertinesと同じで、何度も聴くならこのくらいのバランスがちょうどいいんだなあということに気づきました。ミディアムテンポのバラード、ヘヴィさを抑えたロックナンバー(特にINCOMPLETEはいいなあ)。でも、No Win Situationのスピード感とキャッチーさ、こちらのテンションを否応なしにMAXに持っていくパワーには、どの曲もかなわないんですけれどもね。私がMLBに夢中なせいか、試合のハイライトでこれが流れると、拳握りしめ叫びたくなる何かが、腹の底から湧きあがってくるのです。サヨナラヒット、逆転HR、壁際のナイスキャッチ、スライディングキャッチ、ホームクロスプレー…雄叫びをあげ、ガッツポーズを決める選手たちは、最高にカッコよくて、その曲はそれを倍増させるんですよ。今は野球って人気がないのが悲しいところですが。面白いんだけどなあ。日本のも面白いけど、MLBはホントに。とにかく今はこの曲に夢中です。気合い入れて仕事しなきゃ!ってときに聴くと、はかどるはかどる(笑)。
2015.09.30
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正直言って、最初は拍子抜けでした。え?こんなん?うっそー、買って失敗したかも…。と思いましたよ。でもこれが、だんだんとはまってきました。私のパターンにある、「自分の現状を投影しちゃう」っていうやつです。ただ、ありがたい菩薩や釈迦や明王とかじゃないんだから、再臨なんて変なタイトルはつけないでほしいですよね。「Anthems for doomed Youth」邦題:リバティーンズ再臨まったく音楽に触れない生活をやはり続けていたので、出たことを知らずにいました。再結成していることを聞いても「ほお~」と思う程度でした。やっぱり、あのギラギラでカラッカラな音とヤケクソなスピード感が好きだった私は、このアルバムを聴いてみても、上記のような感想を最初は抱いたわけです。でも、何度も何度も聴くなら(聴かされるなら)、絶対こっちのアルバムの方がいいと気づいたのです。曲のバランスとか尺もそうだけれど、ヘロヘロでありながらどこかしなやかな強さがピートの声に出てきたような気がしたのです。あくまで気がしただけですけど。ニヒルに影で支えるカールの低い声がセクシーでたまりませんし。あとはやはり、わからないなりに詞を読んでみたことが、けっこう今までと違う感想を持つきっかけになりました。なんだかよくわからないけど焦っていて、怒っていて、諦めかけていて、でもまだ怒っている。そういう感情って、有無を言わさず私を惹きつけるのです。相変わらず彼らは彼らのままなのが、嬉しかったりもしましたよ。お薬とかはできるだけやめておいて欲しいけど…。はぶにされたり、逆学歴差別にあったり、ほぼパワハラな仕打ちをされたりして、女の怖さを垣間見た、じゃなくて洗面器に顔突っ込まれて無理やり見させられた感がありましたが、私は自由になりました。ここ数年の中で、最高に晴れやかな気分です。今の気分が、All I want is to scream out loudです。Libertinesが復活したように、このブログを復活できたらいいなあ…とは思っているんですけど、どうなることやら。
2015.09.29
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久しぶりに3枚買いました。Harper Simon / Division StreetInterpol / El PintorTony Bennett & Lady Gaga / Cheek to Cheekまだ聴いていませんが、Harper Simonのクレジットを見てみたら、すごく豪華なメンツが。Jon Brion、Roger Manning Jr、Inara George。それにNicholai Fraitureって、Strokesのニコライ?なんだか勝手になじみ深い。
2015.02.05
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久しぶりにライヴのチケットを取りました。正確には、友人に取ってもらいました。Erlend Øye & The Rainbows 2015/3/12 (Thu) Daikanyama UNIT久しぶりのUNIT。なんだかわくわくします。けど、立っていられるのかどうか、いくばくかの不安があります。なんせもう長いことスタンディングのライヴに行ってないので…。アーランドのアルバムは、買ってました。ちゃんと発売してすぐに。年末の日記で、負荷をかけなきゃとかなんとか言っておきながら、すでにつぶれています。そんなわけで、今はひたすらJimmy Eat Worldを聴いて自分を慰めているありさま。悲しくなったら、Bleed AmericanとChase This Lightを延々とかけ続けるのです。
2015.01.27
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どうもさぼり癖がついてしまっていけません。そして、ここ1ヶ月は久々に日本プロ野球にはまり、音楽そっちのけでナイターばかり見ていました。10月になり、また私の環境は少々変化しました。少しずつ負荷をかけていかないといけない時期です。そして、飲み会・スポーツ大会・職場旅行など、なぜかイベントてんこ盛りです。ちょっと疲れるな。そんなところで、やはり聴き慣れた声が耳にはすっと入ってきます。Manicsの新譜「Futurology」。強いメッセージ性と、Jamesの力強い歌声には、いつも引き込まれます。「Europa Geht Durch Mich」は、ドイツ語の響きがJamesの声にすごく合っているなあと。カッコイイ。インスト曲もあったりして、久々に満腹感のあるアルバムでした。彼らの歌詞はいつも難しくて、対訳無しでは読めません。対訳があっても???なことが多いけれど。正直、彼らの思想は私には過激すぎて、これはないなと思うこともしばしば。しかし、その過激さに、なぜか憧れめいた感情を持っていたりするのです。だから私はManicsを聴き続けるのかな。筋金入りのファンの方からしたら、私は相当ヤワなファンです。だから、ちょっと感想とか書きづらいなとも思います。そのため短く切り上げます。ボートラのOcean Spray、やっぱりいつ聴いても素晴らしい。
2014.10.19
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なななんと!こんなアルバム出てたの!!何かCD出てるかな~と、最近いろいろ検索していたらこれにたどり着きました。ちょっと出遅れ感ありますが。Paul Heaton兄(ひさしぶり!)と、こちらがまさかのJaqqui Abbott!ってジャクリーンですよね。なんでまたこの二人が…という疑問はさておき、嬉しい一枚「What Have We Become」。5月にリリースされていて、その週の全英チャートでは3位を獲得。すごい!ノリノリのカントリーポップスな「D.I.Y」がやっぱりいちばん耳に残ります。でも、早口すぎて一緒には歌えないかもしれません。せいぜい「D」「I」「Y」の掛け声をかけるくらいでしょうか。全体に漂う、大人だけど茶目っ気のあるポップスといった雰囲気が、彼らのキャリアの長さを物語るようです。引き出しが多いんだなあ、きっと。そして、こればかりはうまく言葉にできないけれど、「あのへん」の音。HousemartinsとかBeautiful Southとか、あのへんの時代の、あのへんの音楽。それが少し落ち着きと渋味をところどころににじませているような。PaulもJaqquiもちょっとふっくらしたけれど、その分音もやわらかくなったような気がします。
2014.09.15
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Lisle Mitnik(ついさっき初めて彼の名前は「ライル」と読むのだと知りました)のソロプロジェクト・fireflies。Very Truly Yoursなんてバンドもやってますが、やはり私は彼のソロの方が好きかな。なんとこの3rdアルバムはインパートメントさんからリリースです。嬉しいです。海外ではJIGSAWから。以前の2枚のアルバムの路線を崩さず、ドリーミーでとても繊細なギターポップ。夢の中をふわふわと漂っているような彼の声は、聴いていてすごく心地よいです。今回は対訳を読むことができたので、より歌詞が理解できて良かったです。こんなに切ない歌詞だったのか!なんて今さら感動していたり。「Everything is ending」なんて、私が忘れていた胸キュンの涙を呼び起こしてくれました。なんでそんなに黙ってるの、とあの声で歌われて、ぐっとこないでいられようか。「Hiding away」のイントロが、どうしてもFF2の街の曲に聞こえて仕方ないのですが、気のせいでしょうか。気のせいでしょう。でも、Lisleがゲームとアニメオタクだと言うことを考えると、そんな邪推もしてしまいますね。彼の音楽に出会ったのは、もう7年も前のことになります。けれど、彼の声も音楽も全然変わらない。これはもちろん良い方の意味です。自分の過去ログを漁って、最初に書いたものを見つけました。「醒めたくない夢」余程気に入ったのでしょうね、あのときの私は。もちろん今も大好きです。
2014.09.06
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どこかで誰かが(複数)絶賛していた、Roddy Frameの新譜「Seven Dials」。もちろん私がタワレコに行ったときにはリスニングに入っていなかったので、無い知恵しぼってインターガイド様の力をお借りしました。シンプルに結論を述べるならば、今年買って聴いたものの中ではダントツで素晴らしい。Roddyの伸びやかな声はさらに深みを増しているように感じられましたし、ちょっとジャジーなテイストが落とし込んでありつつ根っこはやはりRoddy Frameネオアコプリンスな感じで、何度聴いても何度も感動できる一枚だなあと思いました。「In Orbit」がいちばん好きなナンバーです。対訳なしを買ったので、意味はあいまいにしか読み取れませんが、恣意的なものを感じる詞の世界に引き込まれます。これは、そのまま「orbit」の詞だと思えば良いのか、それとも?輸入盤を買うと、詞の意味を読み取れずに難渋することもありますが、自分でいろいろと考えを巡らせて思考を働かせることができるので、たまにはいいかもしれません。Aztec Cameraに関しては、嫌いじゃないけど、世間一般で信奉されるほどの思い入れがありませんでした。そのことで、「私、おかしい??」と思ったりする時期もあったのですが。ま、そんなこともさらっと流せてしまえるくらい、今回のRoddyソロは素晴らしい!
2014.08.29
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音楽から遠ざかっていた中、どうして彼らの音楽をまた聴いてみようと思ったのかと言うと、単純でわかりやすい理由があります。最近、CMでかかってるから。なんだか懐かしいメロディだな~と思って見てたら、画面のすみに「Spoon」の文字が。そんなわけで、そういえば新譜出てたっけ、Facebookで解散じゃないかとか言われてたけどあれは嘘だったのかしら、なんて思いながら、タワレコに行きました。冒頭「Rent I Pay」から、久しく離れていたロックの音が頭にズンズン響いてきて、ちょっとSpoonにしてはヘヴィだけど、カッコイイなあと思いながら聴いています。ヒリヒリするような、切羽詰まった狂気みたいなものを感じる歌詞が素敵な「Rainy Taxi」。ベースラインに乗っかるノイジーなギターが、Spoonっぽいかなあと思います。「Outlier」もサイケデリックでいい。イントロを聴くと、インストナンバーでも始まるかなと思っちゃう。そしてこれもベースラインがグネグネしていてつい聴き入ってしまうのです。ラストの「New York Kiss」はドラマティックでロマンティックでもう胸がキュンキュンします。この年になってもまだ。アンニュイでダークなものを感じさせるのに、なぜかこんなにも甘く切ない。ふとしたら涙ぐみそうな。久しぶりに聴く音楽だから、余計に心動かされるのかもしれませんが、でもやはりこの「うおおおお!」となる胸のざわつきは、良い音楽を聴いたときに感じるものだと思います。嬉しいです。部屋で音楽が流れている、この幸せ。
2014.08.26
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またもずいぶんと間があいてしまいました。ようやく、自分の心身共に落ち着いてきたように思います。2年前から、昔の自分からは想像もできなかった世界で働いています。田舎ということを理由にしたくはないけれど、ある意味田舎特有のウェットで閉鎖的な環境に辟易しつつ、それでもなんとか日々過ごしています。前回の日記から、CDはやはりあまり買って聴くことはありませんでした。Tamas Wellsのライヴは行きましたけれど。しかし、つい先日久しぶりにタワレコに足を運び、カゴに入れたもの数点。Manic Street Preachers / FuturologyFireflies / In DreamsJason Mraz / Yes!Paul Heaton & Jacqui Abbott / What Have We BecomeRoddy Frame / Seven DialsSpoon / Then Want My SoulManics、この前のアルバム実は買ってません。買いそびれたきり。Fireflies。まさか彼のアルバムがちゃんと買えるようになるとは。日本のゲームオタクな彼、とっても親近感。Mraz今度はいいと思います。前回のはぴんと来なかったのです。そして!まさかのPaul HeatonとJacquiの競演。サウンドも素敵です。Roddyの新譜がこんなにこんなに泣けて泣けて仕方ないなんて…聴けば聴くほど泣けてきます。Spoonとてもカッコいいです。いちばん聴きやすいアルバムのような気がします。書けるならば、感想を書いてみたいと思っています。どうなるかは、神のみぞ知る。
2014.08.25
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後で買おう後で買おうと後回しにしていたものを、やっと買いました。Miles Kane / Don't Forget Who You AreBeady Eye / BeMaximo Park / the Natural HealthJimmy Eat World / DamageまだMilesを2曲ほどしか聴いていませんが、この人やっぱり凄い人なんだなあ…。「カッコイイ」から何一つずれてない。何このスーツ、バーバリーとディオール??!!Beady Eye。まだ聴いてません。Maximo Park、いったいいつのだよというところですが、ちょっとしたとこで聴く機会があり、Maximoだと気づかずにすごく気に入り、訊いてみたらなんと。意外ですが。素敵です。でもウチのコンポだと読み込んでくれません。泣JEWもまったく情報無しのままでいます。テーマが「大人の失恋」でしたっけ。そこに過剰なまでの期待を抱いてドキドキしています。早く聴きたいな。
2013.07.04
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買ってからしばらく経ちますが、Suedeを買うまではこのアルバムばかり聴いていたように思います。Starsの「the North」。昨年すでに出ていました。前作の「Five Ghosts」をとても気に入っていたので、どうしても期待は過度に抱きます。でも大丈夫でした。前作とは少し雰囲気が違う、やわらかな感じですが、これも何度もリピートするに足る素敵な一枚だと思います。電子音の聴いたアコースティックバラード。そんな印象です。男女ヴォーカルの掛け合いもやはり聴きどころ。しかし、歌詞はやっぱり暗め?Do you want to die with me together?とか、アルバムタイトルのthe Northとか。そういう、少し怖い部分も私は好きなのだと思いました。ジャケットを眺めていて驚いたのは、ATOからリリースされてたのですね。ATOって、もっとアーシーな感じを抱いていたので、私としては意外でした。
2013.04.14
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奇跡の実現。それは、2010年の再結成ライヴのときに味わった歓喜でした。まさかその夢に続きがあろうとは、誰が想像したことか。そして、リアルタイムで彼らの新譜の感想を書くことができる喜びに、打ち震えています。Brett Andersonが愛してやまないDavid Bowieの、素晴らしい新譜の後を追うようにリリースされた、11年ぶりのSuedeオリジナルアルバム「Bloodsports」。私が言ってもどうせ贔屓の引き倒しでしかないのですが、どうか、聴いてみてください。リスニングに入っていたら、10秒だけでも時間を割いてみてください。Suedeの、新しくも懐かしい音が、凝縮された一枚です。いつもの天邪鬼精神を発揮し、先行音源や全曲視聴には、一切手を出しませんでした。アルバムを買って、シュリンクを破いて、プレーヤーにセットして、流れ出す最初の一秒から、完璧に新鮮なものとして味わいたかったのです。これはSuedeだから。ほかのバンドだったら、たぶん少しは視聴します。笑どの曲がいいとか悪いとか、そんなことを語るレベルではないのです。私はどの曲も大好きです。本当に、掛け値なしにそう思うのです。何をどう聴いても、Suedeらしい毒と艶やかさがありながら、同時にフレッシュでパワフル。どうやって彼らはそれらを共存させたのでしょうか。new morningではできなかったことを、彼らは達成したのです。再結成をつまらないビジネスで終わらせるつもりはない、という姿勢が伝わってくるようです。彼らがいかに本気か、本気を出したらどれだけのことができるのかということが。私もだんだん古い人間になってきました。いちばん好きなバンドがSuedeだというのだから、それは仕方ないのですが。けれど、断言できるのは、Suedeの新譜は、そのへんのバンドの新譜よりはるかに新しく、はるかに野心的で、はるかにエキサイティングだということです。熱が入りすぎました。お許しください。今年のベストアルバムは早くも決定しました。
2013.04.08
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The Bony King of Nowhere(theをつけるかつけないのかいまいちはっきりしないけど)の、昨年10月にリリースされた最新アルバム「The Bony King of Nowhere」は、彼のアルバムの中でいちばん好きになりそうな予感がします。相変わらずのトムヨーク声で、レディヘチックなダークで沈鬱なナンバーを歌われると、やっぱりトムヨークっぽいのですが。が。今回のアルバムには、牧歌的な匂いのするフォークソングが盛り込まれていて、それが本当に良いのです。この声でこんなにもあたたかく優しい歌を歌えたんだなあと、妙にじーんとしています。ジャケットが示す通りの音なんだなあと思いました(ちょっとBeckに似てるような気がするけれど、正面から見るとそれほど似てないです)。何曲か聴けるので、ぜひどうぞ↓オフィシャル長くお気に入りになると思います。
2013.03.24
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徹底的に自己プロデュースの達人か。出てきたときからそう思っていました、Hurts。まるで英文学の世界から抜け出てきたのかと思うような、クラシカルでエレガントな出で立ち。しかも二人とも容姿端麗。纏うのは、いっそうシャープさを際立たせるモノトーンばかり(でも、白のハイネックカットソーは一般人には危険すぎる)。ええ間違いなく私の好物ばかりです。2nd「Exile」を聴きました。タイトルはさておき…妖艶さがしたたり落ちるほどのサウンド。こういうものを私が感じるのは、たいていストリングス満点とかBernard Butlerのようなギタープレイとか、そういうものなのですが、このアルバムは、歪みを閉じ込めたようなエレクトロニックなところにそれを感じるのが不思議です。より深みを増したような印象のあるヴォーカル。歌い上げるところも良いけれど、溜息のように声をメロディに乗せていくところが、たまらなくセクシー。ライヴってどんな感じなんでしょうね。観てみたいけど、フジはちょっと遠いです。洋楽にそれほど詳しくなく、先入観や偏見のあまりない人に聴かせると、「わあミューズだわ!」確かに、それもありかもしれない。母に聴かせると、新鮮な感覚をこちらにまで呼び起こしてくれます。笑************************************画像やレイアウト等、乱雑で申し訳ありません。移設を考えていたため、いじくりまわしていたらこんなになってしまいました。current favが変わらないのも、このブログの写真アップロードの仕組みが改悪されてしまったため、やる気を失いました。苦笑
2013.03.21
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久しぶりにHMVの通販を利用しました。The Bony King of Nowhere / STWinterpills / All My Lovely GonersFeeder / Generation FreakshowRoddy Woomble / Impossible Song & Other Songs意外とすんなり来ました。まだBony~とFeederしか聴いていませんが、Feederは安心して聴ける感じがしました。Bony~は相変わらずのThom Yorkeな声に磨きがかかってて良かったです。どんどん良くなっているなあと言う印象があります。次は何を買って聴こうかなと思っています。Stereophonicsも聴いていないし、David Bowieは気になるし。Bastilleも。Suedeはやっと予約しました。ウィッシュリストを作ってみましたが、長すぎて自分でイヤになりました。
2013.03.12
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ブログを書かなくなって久しくなりました。去年のベストを選べないほどの枚数しか聴いていません。自分でも笑ってしまうくらいです。ここ数か月、体調を崩しており、あまり外に出かけなくなりました。昔のような状態とはもっと異なりますが。ピートとよく遊ぶようになり、前よりもずっとずっと仲良しになりました。この数か月、私たちはいつもべったり一緒です。3月に出るSuedeの新譜のことを思えば、ちょっと元気が出ます。夢のようなことが起こるものですね。現在聴いているアルバムは、去年出たStarsの「The North」、Nine Black Alpsのアルバム2枚、OCSの新譜「Painting」です。それまではずーっとMateo Stonemanの「My Beautiful Havana」でした。何かよいものがあったら教えてください。私、本当にここ半年の音楽シーンに疎いもので。最近、Fun.というバンドがいることを認識した程度のものなのです。
2013.02.17
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昨日は友人と飲み会でした。この日初めて会う(ブログは知ってた)マサさんに、いろんなものをいただいてしまいました。ありがとうございます。yasさんも素敵なものをありがとうございます。Natalie Imbruglia / Torn (Single)Bjork / voltaic 2DVD+2CDBjork / family tree with a lyric booklet and 5×3″ mini CDsBjork / biophilia vinylElliott Smith / XO vinylElliott Smith / Figure 8 vinylユニオンで買ったのthe Clientele / Violet Hourthe Middle East / I want that you are always happythe Parade / STBjork漬けになります。
2012.07.15
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