初めての三人









メールが来て,仕事の後に私の家に来たアメ太郎君。
そして、豆にも会う。

でも疲れて眠ってしまったアメ太郎君。
ソファーに座っていたと思ったら、いきなり寝ていた。

その日は、それだけで帰って行った。




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話しが前後してしまうが、
豆は私が初めてアメ太郎君に会う前にアメ太郎君を知っていた。

その日は私に何かの用事があって、友達の旦那さんが
豆を見ていてくれるというので、そのまま彼に預け、
友達の旦那さんに連れられて,アメ太郎君の家に一緒に連れて行ってもらった時だった。

家に帰って来た豆の言葉を良く覚えている。

豆 「今日はねぇ。映画に出てくるみたいな人に会って来たよ。
   豆、ああいうかっこいいパパが欲しい。」
私 「無理です。」
豆 「優しかったよ。英語は少し変わってたけど。。」
私 「ふ~ん。今日、豆が会った人はアメリカ人だってよ。」
豆 「そうなんだ~。。。。。あのお兄ちゃんがパパになってほしい!」
私 「無理です。豆は知ってる人でも88keysは知らない人だよ。
   知らない人とは結婚は出来ないでしょう。。」
豆 「そうだね。。。。」
私 「。。。。。。。。。」
豆 「クリスマスのプレゼントも誕生日のプレゼントもいらないから、
   あのお兄ちゃんがパパになってほしいって、毎日お祈りする」
私 「頑張ってね~」

といった感じだった。

豆は確か私が初めて彼にあった年のもう少し早い時期に
彼にあっていたんだろうと思う。
時期はよく覚えていないが、とにかく、豆の方がアメ太郎君と先に知り合いになっていた。


そして、豆も「バーミヤン」で、彼に再会した時はとても嬉しかっただろうと思う。

豆は私の父が亡くなってから、男の人に触られたり、
遊んだり、だっこされたり、取っ組み合いしたり、
そんな事をされると、今までは火がついた様に泣いていた。
でも、アメ太郎君が豆に触った時は違かった。

私は目を疑った。
現実にはあり得ないと思った。

そのくらい豆はその時にもうアメ太郎君が大好きだった。













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