感動の再会
久しぶりに洗髪してもらい病室に戻って来ると、そこには４ヶ月間離れて暮らしていたリチャードがいました。看護婦さんたちが周りを取り囲む中（ゴシップ好きの看護婦さん、多いですよね）、車椅子に座る私を夫が熱烈なハグとキスで迎えてくれました。４ヶ月間も離れていたのですから、それは感動の再会でした。看護婦さんたちも私達のために、とても嬉しそうにしてくれました。
抜糸に向かう途中、リチャードと手術室に向かったのですが、廊下の両端にずらりと今までお世話になった看護婦さんたちが並んで拍手をしてくれます。もういつ生れてもいい、辛く長い妊娠期間をもうすぐ終える私へのねぎらいや励まし、それからやっと夫に会えた私へのエールのようでした。口々に、
”抜糸、痛いと思うけど、頑張って！”とか
”リラックスして乗り切ってね！”
などの言葉をかけて下さいます。何て優しいんでしょう。日本の病院って至れり尽くせりで本当に素晴らしい！こんな素敵な出会いがあったことに感謝です。
かなり痛いと聞いていた抜糸も今までの苦しみを考えたら何てことはないものでした。看護婦さんたちは”叫んでもいいけど、ドンと構えて！”なんて言って下さいましたが。
結局抜糸後は朝まで来るミニ陣痛（お腹の張り）で眠れぬ夜となりましたが、本番の陣痛まではいかず、自宅で陣痛待ちということになりました。
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