見栄子日記 from 熊谷

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2005年09月10日
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並男です。 今日は、妻と一緒に 練馬区立美術館 へ。
TV東京の「美の巨人たち」という番組がきっかけで、佐伯祐三という画家に興味を持った。
数年前が、丁度佐伯の生誕百周年に当り、大きな展覧会も開かれたようだが、
残念ながら自分が佐伯の存在を知ったのは、その後だった。
今日(既に“昨日”か)が初日の 「佐伯祐三展」 は、長い間待ち望んでいたものだ。
東京方面には、妻と出かける事は少ないが、妻も佐伯の絵は「お洒落だ」と
気に入っているので、一緒に見に行った。

流れと光沢感のある独特なタッチ…
やはり本物は素晴らしい。川の流れのような道、時を経た建物の外壁、
そして空・雲の色が絶妙。殊に、今にも降り出しそうな黒雲の表現は迫力がある。
彼の真骨頂・ パリの街の描写 は、昭和の初めに描かれたとは思えない程モダン。
箱根の美術館で見た船の絵がある…ここで又、お目にかかれようとは。
佐伯=街並みのイメージがあるが、帆船と海の波が佐伯のタッチによく合う。

今回の展示は、約140点。 たった30歳でこの世を去った佐伯。
短い人生で、よくこれだけのものを遺してくれたものだ。

あの質感は写真では伝わらないが、記念に 図録を購入。
佐伯は、パリでの師匠・ ヴラマング との出逢いがきっかけでタッチが変わったという。
ヴラマングも素晴らしいが、彼の話や絵は、ネットでも本屋でもあまり見掛けない。


中村橋駅の反対側に廻り、駅から3分の所にある あもん というカフェで休憩。
この雰囲気は喫茶店と呼ぶべきか…自分はこういう店の方が落ち着く。
客の年齢層が高く、常連らしき初老の男性客達は、カウンター席で戦時中の話をしている。
クッキー付きの珈琲を注文すると、「お砂糖は白と黒どちらが良いですか」

アルカリイオン水で淹れたという珈琲は、すっきりと美味かった。

店のオーナーらしき人が、看板を付け替えるような話をしていた。
「珈琲という字をもっと目立たせた方が。」などと聞こえてきた。
次に来る機会があれば、その時には店構えが変わっているのだろうか。

妻はこの後、銀座で友人と落ち合うというので、自分は先に帰宅した。





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最終更新日  2005年09月11日 01時00分40秒
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