今までに無いイメージでデザインしてみました。生きている感じが表せられたらと思っています。磨きについては こちら を。 | |
リングは全面に彫りを入れてあります。意外とこの彫りに時間が掛かりました。 |
審査課題1のリングです。 ・サイズは13号 が必要です。ひも状にした粘土を心棒に巻き付け、平たくしてリングを作ります。乾燥後ピンバイスで開けた穴をヤスリで広げていきます。 |
|
蜘蛛の足は板状にした粘土(片側4本分まとめた形)を貼り付けてから間を掘り込んでいます。足の裏側(下側)を透かし彫りにしたかったのですが、足が細すぎ折れそうなのでやめました。いぶし仕上げでごまかしています。 まわりをいぶし仕上げにすると赤や青の石では暗くなりすぎると思いキュービックジルコニアを使用しています。。写真では少し黄ばんで見えますが白色です。焼成後収縮して合成石が飛び出すのを防ぐため少し深めに埋め込みました。 |
|
リングは蜘蛛の巣をイメージしています。不規則なやわらかい感じを出せたと思っています。外側・内側とも鏡面仕上げにしています。 |
審査課題2のペンダントトップです。 ・銀リボンを使用した石留め ・差し丸環、又は裏付けバチカンを使用 ・鏡面仕上げ ・金具、チェーンを取り付ける 事が必要です。 |
|
クロス部分を製作後に周りの飾りを作ります。焼成後に磨き・いぶしを行い、石(今回はガラスを使用)を銀リボンでかしめて固定します。最後にもう一度磨いて完成です。(後ほどチェーンを取り付けます) 今回使用した差し丸環は非常にもろく折れやすいので普段は使用しません。ペンダントトップのデザインとしても丸環部はもっと大きく存在感のある形にしたかったのですが、課題作品として割り切りました。 焼成後の収縮により銀リボンの周りの数箇所にクラックが入り(銀リボンは収縮しないため)、修正して再焼成しています。銀リボンの周りを取り囲む部分は、均一に厚肉にしたほうが良いと思います。(一箇所薄い所があると、その部分が割れます)深さ方向も厚みがある方が変形が少なく済むと思います。 |
審査課題3のブローチです。 ・粘土とシリンジの両方を使用 が必要となります。今回は中子粘土(コルク)の代わりにロウを使用しています。薄くしたコルク粘土は乾燥させると変形してしまい、ベースとして使用できませんでした。ベース(ロウ)の周りを細く伸ばした粘土で囲み乾燥の後に、平らにした粘土を地図の形に切り取り乗せます。乾燥後地図の形に彫りを入れ、シリンジで透かしを入れます。ロケットの軌跡両側とロケットを作成し、合体させます。ロケットの軌跡の接合面積の少ない部分は、補強として銀線が埋め込んであります。裏面にブローチ金具をつけて焼成前完成。焼成前にロウをドライヤーで溶かして流すのですが、毛細管現象でシリンジの透かし部分に入り込んでしまい、ちょっとびっくりしました。気をつけましょう。 |
|
焼成してあまりのひずみ方に驚きました。粘土の密度が異なったせいか、両側のロケットの軌跡部分が手前に反り返ってきました。しかも壊れないように入念に補強してあったため簡単には修正できず、あきらめました。入念に磨いた後いぶしを行い、地図の陸地の部分のみ艶が出過ぎない程度に磨きます。陸地の部分には溶かした粘土が塗ってあり、山脈らしく凸凹になっています。ロケットの軌跡等も磨き、裏にブローチ針を取り付け完成です。 地球をまわってきているように見えませんか? イメージした通りに出来上がり気に入っています。 |