ちょっと前から業界では言われてましたが、
実際にそうなってみると
なんとユーザーの被害者が1300人!
名古屋の東新住建の場合は、
建売だったので、
お金を払っている人は、引き渡し済みがほとんどだったようですが
今度は、注文住宅なので、
契約内容によっては、実際の工事の進み具合と
支払うお金のバランスがとれてない場合があります
倒産する工務店は、資金ショートが多いので
工事は何にもしてない状態で、
「今、全部支払ってくれたら500万円値引きします」とか言ってきます
今回はどれくらいそんな話があったのか知りませんが、
この場合、救済はほぼ無理です。
100万だろうが、1000万だろうが、
泣き寝入りしかありません。
住宅だけが、
何も出来てないのにお金を払う ということを知っておくべきです
じゃあ、全部出来てから払えばいいじゃん
たしかにそうですが、
住宅を建てるのには、何ヶ月もかかりますので
その間、工務店の収入が無くなります。
工務店の協力業者も収入が無くなります。
工務店がお金持ちならいいんですが、
もし1棟が2000万として年間10棟やってたら
最大で1億円くらいの運転資金がないと工務店が成り立ちません
それくらい持ってる人もいますが、( ゜_゜;)マジで・・・
それだと大きなメーカーしか住宅を建てられなくなります
日本古来からの木造住宅は、
このリスクをお施主がヘッジしてきました。
建築資金が一度に出費しなくていいように
毎年、少しづつ丸太を買って田んぼに埋めて貯めるとか
買うことで材木屋と仲良くなって、
木のことや家のことを教えてもらい、自分で目利きできるようになり
どの大工さんの腕がいいか、紹介してもらって、自分で見て回ったりとか、
良い材木を使うと建前の時が一番お金がかかりますので、
建前が済むとお金を払う習慣が今でもあります。
でも現代なら、
キッチンとかウン百万する住設が一番高い住宅もチラホラ
するとそこで出来高と支払い分の差が大きくなります
富士ハウス(株)が倒産した時
「完成保証はどこが?」とみんな聞きましたが、
結局どこもかけて無かったようです。
※完成保証は、
万が一、建築中の工務店が倒産したときに
その後を引き継いで、最後まで建てて引き渡してくれる保証です。
保証金が5万~30万以上かかるので
なかなか掛けづらい保証なんですが、
最近関東では、銀行によって、
完成保証が掛けられる工務店でないと
融資しないと言われるケースもあるようです
完成保証は保険会社が工務店に掛けますから、
保険会社が大丈夫だと思わないと掛けられない仕組み
もし工事中の工務店が倒産したら、
家がないのにローンだけ残る施主にお金を返して貰わなきゃいけなくなる
というリスクがありますので
完成保証付けて貰った方がいいよといいますよね
■まとめ
家を建てる人には、
この支払いと出来高のずれによるリスクが必ずあります
■対策は、
□完成保証を付けて、つなぎ融資で工務店に支払う
□現金なら出来た分だけ払う
□きにしないでおく(お金がかかることなんでね)
■工務店さんの対策
□完成保証をつかえる登録をしておく(1年更新)
□最寄りの住あんしん取次店に申し込む
□知らないふり・・・しんどいけど
富士ハウス(株)が倒産して、そのリスクをはじめて知った人達から
完成保証の問い合わせが殺到しています。
また、1月度の倒産の3分の1が建設業だとかニュースで言われてますから
これはもう、内緒にするとか、言わないというレベルではありません
きちんと顕在化させて、対策をうつべきものと言えます
■相談のりますから、どうぞ
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