みみ の だいありぃ

みみ の だいありぃ

上の弟へ


いつでも燃えていられるんだろう?
本当にいつでも燃えていられるんだろう?

何事にもとことん夢中になれる男。
パワフルなのに繊細な優しさを持つ男。
友達も多く、つねににぎやかな男。
思い立ったら即行動する男。
めちゃくちゃ正義感にあふれ、弱いものを放っておけない男。
家族をこよなく愛する男。
とにもかくにも、 熱い男 。
それは私の上の方の弟。

とにかく、やけどしそうなほど、熱い。
人生をエンジョイしまくっているんだな~。
そんなところがうらやましいと当時に誇りに思ってます。姉さんは。
だいたい、奴はあたしのこと、名前で呼び捨てするし。
お姉ちゃんって呼んでくれたのは、奴が高校1年までさ。

今日はそんな弟君のお誕生日。
おめでとよ~!

そんな彼も、おちびの頃は喘息持ちで、貧弱な子だった。
背も低く、体も細かった。
家で、ピン止めとかで髪の毛とめてあたしの真似とかしている、ちょっぴりシッシー な坊やだった。

でも、幼稚園から頭角をあらわす。
常にクラスのおちゃらけ男。
「山椒は小粒でピリリと辛い」 と良く言われていた。

そして、ちっちゃいくせに、正義感の強い子だった。
いじめられている子を必ずかばった。
ちっこい体で、でっかい子からやられている子を守った。
母のところによく感謝の電話がかかってきたそうだ。
いや~、嬉しかったろうね~。

弟は、学校で母に会っても「おか~さ~ん!」と手を振るタイプの子でした。
高校でも「よっ、かあちゃん!」といった具合で。
母は、そんな弟の態度に嬉しさをこらえきれない様子。

根が明るく、常に楽しいことをしているので、クラスでも人気者で、いつも学級委員とかやらされていた。
中学校では生徒会役員にまでなった。
とにかく、もつ雰囲気が派手な男だった。
そして、みんなに好かれていた。
あたしの自慢の弟だった。

実は弟とは、高校以外、全部一緒の学校に行っている。
で、学校で会ったら必ずなんかしら声をかけてくる。
ちっちゃい頃は、「あ、お姉ちゃん!」と言ってうれしそうに手を振る。
大学なんかでは、すれちがったら、いきなり頭をぽんと殴ってきたりね。
あたしの友達に「こんな姉ですがヨロシク」とか言ったりね。
お前にはいわれと~ない!!
でも、あたしという姉を、公共の場で慕ってくれる、かわいい弟だった。

奴は大学で、あたしと同じ系統のスキーサークルに入った。
(おまけにうちのサークルとめちゃ仲良いサークル)
つまりはとことんやるところ。
バリバリ体育会系。
でも、1年で辞めた。
他に時間をいっぱい使いたかったから。

本当にとことん他の事に時間を使った。
まず、塾講師。
やつは元々教えるのに向いている。
はったり効くし、あいつがなんか物をいったら、周りが引き込まれるタイプ。
そして正義感が強い。
そして熱い。
かなりの大手の塾で、学生の身でどんどん引っ張られ、ずいぶんと責任のあるポジションで頑張っていた。
生徒にも好かれていて、生徒がしょっちゅう家に、遊びに来ていた。
人生相談なんかも、本気でやっていた。
未だに連絡を取っている生徒までいるそうだ。

遊びに来るのは生徒だけじゃない。
友達もしょっちゅう連れてくる。
朝、ひっどい格好で一階へおりていくと、かっこい~兄ちゃんたちが大勢いて「おね~さん、おはよ~ございます」とか言われたりして。
怒りまくってたあたし。
きれいなカッコしてる時に、連れて来いよ!友達が良い男だったらさ!!

後、車。
オフロードとレース。
両方にはまっていた。
オフロードは、ジープなどで、土手などを走るレースで、何度も横転したりしたようだ。
レースの方はB級ライセンスまで取った。

こいつは感情豊かで色々思う事が多い。
悩んだときは、一人で新潟まで車を走らせた。
家に「ちょっと温泉に行ってきます」ってメモを置いて。
ちょっとが新潟。
「日本海を見てきたよ。きれいだったぜ」とか言いながら帰ってくるし。
おいおい。遠いよ、兄さん ってね。

また、事ある毎に日本全国車でまわった。
北海道から鹿児島まで。
とことんまわった。
熱い熱い親友たちと。
イギリスには一人で行った。
1ヶ月も、一人でイギリスで車でまわった。
たくましいこっちゃな。

もともと熱い奴だったので、文章なんかも熱いわけで。
大学の新入生に向けての冊子に弟の文章が掲載された。
教授に直々指名されて書いたらしい。
ずいぶん好評だった。
その本は、今、額に飾って取っておいてございます。

就職は、学生の人気ナンバー10に毎年入っているんじゃないかな?
すごい広告代理店に入社出来た。
やっぱり人気のある会社だけある。
メンバーも、みんなツワモノぞろい。
頭もキレるし、格好もいい。
ちっぽけな事を気にするタイプじゃない。
みかけもはちゃめちゃに派手で似合ってる。
はっきりいって、ドキドキしますわ。

仕事の方だって、弟は何事にも一生懸命だし、正直者だし、もともと好かれるタイプだったからか、会社でも認められているらしく、海外出張も毎月一回はある。
待遇もめちゃくちゃいい上、仕事もめちゃ面白く、人生最高だろう。
正直ちょっぴりうらやましい~。

それにしても弟は昔っから相当の太っ腹。
友達や彼女に対しても太っ腹だけど、家族にも太っ腹。
新しいもの好きだからパソコン出始めのころ、デジカメやらパソコンやら次々と変えて行った。
コツコツバイトしてね。
で、古いのをくれたのよ~、お姉様に!
弟にたかる姉。
だっせ~。
けど、助かった~!

今はお嫁さんと赤ちゃんを養っているというけど、稼ぎもいいから、相変わらず太っ腹生活を続けているよう。
しけた生活は彼には似合わないので、このままどんどん頑張って欲しい!

さて、ラブライフの方だけど、忙しい割にいっつも彼女がいた。
いつもほどんど可愛いタイプ。
奥さんにしちゃいたいお嬢ちゃんタイプが好みのようだった。
あたしも気に入っていたかわいい子、何人かいたわ。
元気かな?あの子達。

でも、奴が24歳の時、面倒な子と付き合っていた。
彼女は無言電話をかけてきたり、夜中なのに何度も何度も電話してきたりしたのだ。
弟が携帯を無視すると、家にかけてくる。
夜中でっせ。
ストーカーじゃんよ!!
その後、弟たちは別れた。
あたしたちはせーせーした。

でも、弟と別れても10ヶ月、ひたすら弟を待ち続けていたらしい。
その心に惹かれたのか、結婚を決めた。
家族中、大反対した。
ひどいときは明け方まで。
家族みんなでとことんぶつかり合った。
とことん、とことんぶつかり合った。
でも弟は、結婚をした。

なんだかんだ言っても、結婚式では父、スピーチで泣き出すし。
母も泣き出すし。
いや~、それにしても、すんげー結婚式をなさったよ。
今でも借金抱えてるらしいよ。

で、今では1児の父となっている。
とっても幸せそう。
元々想像ついてたけど、相当オヤバカです。
オヤバカ丸出し です。

だいたい、この弟は、あたしが黒人と付き合っている、同棲しているって家にばれた時、家族の中で一役買ってくれた。
泣く母に怒る父をなだめようとしつつ、あたしの方にもいつもいつも熱い長いメールを送ってきて、「そこまでしてまで、そいつといたいんだな?」と何度も確認してきた。

正直、辛かった。
特に弟のメールはいつも熱く、愛情に溢れていた。
だからこそ胸にひびいた。
読みながらいつも涙が溢れた。
あたしがしていることはそんなに悪いのかって。
そこまで家族を苦しめているのかって。
でも、実際、今、あたしはそいつと結婚しているしね。
7年以上経って、やっと認められつつあるわけで。
不思議な気分だわよ。

だからか、あたしが結婚したとき、弟はものすごく喜んでくれたようだ。
「俺も反対されたけど、今は幸せだよ。俺達をとことん心配してくれる熱い家族がいて、俺たち幸せだよな。」ってさ。

今はお互いの生活がなかなか忙しいし、近くに住んでいないし、それにもうお互い、家庭を持つ身になってしまって、以前ほど仲良くする時間を持つことはできないけど、心の底ではやっぱり、いつまでも弟。
やっぱ可愛い。
本当に幸せになって欲しい。
心から 願ってる。

おい。
お誕生日、おめでとう!
何事にも熱中するのは良い事だけど、無理しすぎないで体にだけはくれぐれも気をつけてよね。
今じゃ食わして行く奥さんと子供もいるんだからね!!
元気で頑張れよ!!
そして、オヤバカぶりはほどほどに、頼むぜ!!

姉より

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Eカードを送ったら、さっそく返事をくれた弟。
「いつ、お兄さん、紹介してもらえるの?」だってさ。
つ~か、あんたの方が年上よって感じだがな。

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追加。
あたしと弟はうりふたつ。
顔もそうだし、態度もそう。
「お前、髪の毛つけたら姉ちゃんだな」って良く言われてたそう。
ちょっとしたしぐさも言うこと考えることも全てそっくりで恐いと、家族が申しております。

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