Minami’s クラブ

*号泣した動画~キーストン1枚の写真*



初めて”競馬”というギャンブルを体験した。


しかし、物心ついたときには競馬場でハズレ馬券を拾って

遊んでいる記憶があるので

親戚のお姉さん夫婦に連れられて

しょっちゅう競馬場へ行っていたのだと思う。



また20歳そこそこの時には、お水をやっていたお店で


地方競馬の騎手の方と知り合い


1度ぐらいデートした思い出もある。


その騎手が1着を取ったときに大きな写真パネルをもらったが

特別競馬にも騎手にも興味のなかった私は

彼の試合を見に行くこともなく、そのパネルも母親にあげてしまった。




そんな私がたったひとつのYOU TUBEの動画を見て


号泣し、一晩涙が止まらず


ギャンブルという視点ではなく


1頭のお馬さんとして馬が大好きになってしまった。




その動画がこちら・・・・・



伝説のサラブレット「キーストン」



最後のレース・1967年阪神大賞典

6歳から種牡馬入りすることが決定していたキーストンは

現役最後のレースとして大レースである有馬記念ではなく

地元阪神競馬場で開かれる阪神大賞典に出走し、

5頭立ての少頭数ではあったが、堂々の1番人気に支持されていた。

キーストンはいつものようにスタートから快調に逃げ続けた。

4コーナーを回った時点では、他馬に差を詰められたものの、

まだ手応えには余裕があった。


しかしながら、直線を向いて追い出しを図った一瞬、

ゴール手前約300mの地点で突然キーストンは「左前第一指関節完全脱臼」を発症、

前のめりにバランスを崩して、騎乗していた山本正司は落馬して

その衝撃で脳震盪を起こして意識を失った。

キーストンの左前足は、かろうじて皮一枚でつながっている状態であったが、

残る3本の脚で昏倒する山本の元へと近付いて行き、

まるで安否を気遣うかのように鼻面を摺り寄せた。


それにより意識を回復した山本は、キーストンが激痛で暴れないようにと

手綱を抑えて首を抱き、近づいてきた来た馬場係員に手綱を預けたのち、

再び意識を失って倒れた。

本命馬の競走中止という事態に、観客席は騒然となったが、

この出来事を目にした観客達は、やがて息を呑み沈黙したという。

また、関西テレビのアナウンサー・松本暢章による実況も、次第に涙声になっていった。


そして、キーストンはその日のうちに、予後不良として安楽死の処置を施された。

その後山本は騎手に復帰し、数年後には騎手を引退して調教師に転身したが、

それからも、山本はキーストンの事を思い出すと、

涙が止まらなくなってしまうと語っている。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より




競走馬は騎手がいなくても本能で走る続けるという。。。。


しかし


心から信頼する騎手のぬくもりを失ったキーストンは


暴れることもなく、、、、


どこかへ走りさることもなく、、、、


騎手の安否を気遣い


「ごめんね、、、」と言わんばかりに騎手のそばを離れない。。。。



人間と馬の絆を感じられた一瞬だった。。。。





最近では1998年の天皇賞・秋での

サイレンススズカもキーストンと同じ運命となった。


同じく前足を骨折しながらも


鞍上の武豊を振り落とさないように


ゆっくりとゆっくりと


馬群が通り過ぎるのを待って、競馬場の端へと歩いていった・・・・


サイレンスズカの悲劇・1:20頃





快速の逃げ馬であるサイレンススズカの心臓はズバ抜けて強く

予後不良 で安楽死の注射を打ったあと



普通の競走馬なら5分で息を引き取るところ


サイレンススズカは15分かかったという・・・




息を引き取るまでの15分の間


きゅう舎にいる調教師やオーナーはどんな思いで見守っていたのだろうか。。。



一生懸命競走馬に育てた調教師は


我が子を失うのと同じぐらいの悲しみに襲われるだろう。


騎手もまた同様で、スズカの死に鞍上の武豊の悲しみは


相当なものだったと他の騎手も証言している・・・・



競走馬にとって走る事が生きる事の全て。


それが骨折で走る事、歩く事すらできなくなってしまったら


死ぬ以上の苦しみを味合わなくてはならないのだ。



どうか、もうこのような悲しい事故が二度と起こりませんように・・・・



そして


不慮の事故で安楽死になってしまったお馬さんたちは


天国で


のびのびと走り続けていますように・・・・・・


動画・サイレンススズカ~稀代の逃亡者~

suzuka


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