Minami’s クラブ

*ゲームセンターで出会った親子編*




あなたがMinamiちゃん又は妹だったら

どうするか読んだ後に感想を聞かせてくださいね★






実家のそばにできた巨大ショッピングセンター。


そこへ家族で出かけたときのこと。



おいしいランチを食べ、同じフロアにある


ゲームセンターに入ってみた。



主にUFOキャッチャーばかり置いてある大きなゲームセンター



かわいいぬいぐるみ欲しさに


100円200円と惜しみなく投入しては

あともうちょっとという所で

取れなかったり、運良く取れたり・・・



その中でも子供に人気なのが


ポケモンのUFOキャッチャー。



ポケモン大好きな妹の子供Kくんは


100円をしっかりと握り締め


自分の順番がくるのを待っていた。



Kくんと一緒に待っていた妹も

「もうすぐだね」と

ワクワクしながら前の人がやっているのを

見ていた。




K君の前の家族は

ごく普通のお父さんと


ごく普通のお母さん。


そしてK君と同じくらいの男の子だった。



その親子は500円を一気にいれていた。


100円で1回のゲームだが

500円を入れると6回できる。



K君は6回終わるまでじっとその家族を見ていた。






しかし





6回終わっても更にお金を投入する彼ら。




なかなか終わらない・・・・






しばらく再投入が続いた後



ようやっと彼らはお目当てのぬいぐるみをゲットした。




さ~K君の番だね。




妹はK君の肩をポンっと叩いた。








が、しかし





その母親、小銭入れから新たなお金を取ろうとしている。




それを見た妹はたまらずこう言った。



「すみません、他の人も待っているので

そろそろ順番を変わっていただけませんか?」








妹を横目でちらりと見た父親。



何を言いだすかと思ったら



「いいよ、いいよ。やっちゃえやっちゃえ!!」




その親子、妹の言葉を完全に 無視!!




また500円を投入しやがった!






K君が狙っていたピカチューのぬいぐるみ。





その親子が入れた新たな500円で




しっかりゲットされた・・・・







「よかったね~2つ とれて!さ、帰ろう~~♪」







何事もなかったように去ろうとする親子。




妹は「信じられない!何あれ!」




そう彼らに聞こえるように言うと




その母親、子供たちの目の前で



あったま悪そう~~~~





妹に向かって捨てセリフを吐きその場を去った






「ずいぶん時間かかってるね~~~」




事情を何も知らない私が妹のところへ行ったのは


ちょうどその母親が妹に最後の捨てセリフを吐いたときだった。





????何??どうした???






妹はぐわああああああああーーーーっと






全ての経緯を話してくれた







( ̄_ ̄メ ピキン!





私の中で何かが切れる音がした・・・・








すぐさまその親子を追いかけると



私を見つけ「何よ」というような目で睨んだ母親。



以下私と母親の会話~~~




「頭悪そう~とはどういう意味ですか?」




母親 「頭悪そうだから悪そうと言ったのよ」




「妹たちはずっと順番を待っていたんですよ

      順番を待つ列ができているのに、

      ずっと占領しているなんて

      ひどいんじゃないですか?」



母親 「自分の順番にいくら使おうが関係ないでしょう?

       順番をかわれと言うほうが常識ないのよ」




「あなたたちは欲しいものをすでに取ったのでしょう?

       次に待っている人に代わってあげるのが

       常識なんじゃないですか?」



母親 「何いってんのかわけわかんな~い。

       頭悪い人とこれ以上話しても無駄だわ~

        行きましょ!」





そして親子はスタスタと歩きだした。



父親は何も口ださず、ニヤニヤと笑っているだけだった。



(おめえもなんとか言え~~~~~~!!!!)




「子供の前ではずかしくないんですか?


そういうマナーを守れない親を見て子供が育つなんて


かわいそうね!」



彼らの後ろ姿に向かって私も捨てセリフを吐いた。




すると母親ピタっと立ち止まり


くるりと振り返り私にこう切り出した。



「あんたさ~大学でてんの~?

中卒とかなんじゃないの~?」






(" ̄д ̄)はぁ~~~~????????






呆れた!




こういう言い合いのときに、学歴を持ち出すなんて!







正直Minamiちゃん大学は出ていない。


音大の推薦を蹴ったからだ。

(詳しくはこちらの コンテンツ で・・・)


しかしこんな時に何の関係があるのだろうか???





「出てるわよ、アメリカのね」

(神様嘘ついちゃいました。

ごめんなさい(*・_・)m 〔+〕 懺悔。。)




私がそう答えるとすぐさま彼女はこう言った。




「アメリカの大学出たからって


何が偉いのよ。どうせ3流なんでしょ!」




私もすかさず言い返した。


「アメリカの大学に行ったことないのに

何を基準に3流とか決め付けるんですか?」





彼女は一言「あるよ~~アメリカの大学!」





私には見えた。





彼女はきっと日本の名の知れた有名大学を


出ているのだろう。。


そしてそれが自慢なのだ。自分のステイタスなのだ。



一見若く見える妹を見て


きっと中卒で高校もろくに通わず


若くして子供を出産したと思ったのだと思う。




だから初めから妹に対して馬鹿にした態度を取り

そして「あったまわるそう~」という人を見下した

言葉を吐いたのだ。




なんだかこういう人間と言い合いしている自分が

馬鹿らしくなってきた。


せっかくの里帰りに


こんな人と言い合いし、腹が立つなんて時間の無駄。




呆れ返った私が何か言おうとする前に


彼らは逃げるようにゲームセンターから出て行った。




どうした?どうした?




心配して駆けつけた白熊君に事情を説明すると



「なんで僕を呼ばないんだよ~

僕が英語でまくし立ててやったのに・・・」






気持ちはうれしいけど・・・





意味ないかも・・・・(⌒o⌒;)










あなたが妹、またはMinamiちゃんだったら


どうする?





★余談・・・親子と別れてからふと気が付いた。


あの母親は

「アメリカの大学出たからって


何が偉いのよ。」と私に言っていたのに


その後の会話で「あるよ、アメリカの大学に」と

矛盾ともとれるような事を口走っていた・・・

(じゃああなたも偉くないのね。。と
突っ込みを入れたくなった)


やっぱり白熊君に英語で文句言ってもらいたくなった。


買い物途中にまたその親子に出くわしたら


その時は白熊くんの出番よ!


と張り切っていたが、


再びその親子に遭遇することはなかった・・・・


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