Minami’s クラブ

*習慣の違い・布団は干したら変?*

サンデイエゴに引っ越した最初のアパートは1階でした。
玄関の外に小さな庭みたいな芝生があって、天気のいい日には
その芝生にビーチチェアーを広げて、日光浴する人もいました。

私は日本でもまめに布団を干していたんですが、
アメリカで干しているところを見た事がありません。
第一みんなマットレスですから、
干すという習慣がないのかもしれませんね。

でも私は日本から持ってきた布団をどうしても干したくて、
その小さな庭のような芝生の上にイスを数個置いて、そこに
布団をかけて干していました。

ある時2階に住んでいたアメリカ人の奥さんが不思議そうに
その光景を見て言いました。

「Minami、どうしてそんなことしているの?」

日本には布団を干す習慣がある。ダニを殺したいから・・・
なんて英語でなんて説明したらいいのだろう?と、迷った私は
片言の英語で、

「Ah~~Bug is here...Japanese people want to kill bug」
(バグ(虫)がここにいるの、日本人はバグを殺したいの)

と答えました。すると

「A BUG!? 日本の布団にはバグがいるの~??」

とすごい顔をされました。

(えっダニって世界共通じゃないの?)

私「バグはマットレスにもソファにもどこにでも潜んでいるのよ」
と言うと、
「アメリカのマットレスにもソファにもそんなのいないわよ」
と言い返されました。


アメリカって靴のまま家の中に入るのはみなさんご存知ですよね。
汚い~と思っていたら、彼らからしてみたら
汗まみれの足で直接カーペットの上を歩くことの方がよっぽど
不潔なんだそうです。

数ヶ月に1度とかカーペットクリーニングを呼んで、
掃除してもらう人もいれば、
スーパーなどで業務用のカーペットクリーニング
機をレンタルすることもできます。

だからアメリカにはカーペットクリーニング業者がたくさんあって
ポストにはしょっちゅうクーポン券付きのちらしが入ってきます。

アパートを出て行くときは自分たちで
カーペットクリーニング業者を呼んでそのレシートを見せないと駄目!
というところもあります。
それくらいカーペットにはうるさいアメリカ。

でもアメリカに住んで感じたのは、
けっこう日本のように土足禁止にしている家庭が多いこと。
そうすることによって、少しでも
カーペットをキレイに保つことだと気が付いたんでしょうね。

カーペットにしろ布団にしろ、日本とはちょっと違う感覚のアメリカ。
今度アメリカに引っ越したら、もうちょっとましな英語で
「日本の習慣」についてご近所さんに説明できたらいいな・・・

ハートNext


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: