クルマの本

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クルマの本


私が選ぶ、クルマの本のランキングです。
基本的に、クルマと冒険小説が好きな人なら、納得するでしょう。


 1位:A-10奪還チーム出動せよ  S・L・トンプスン 著
 2位:虎口からの脱出  景山民夫 著
 3位:鋼鉄の騎士  藤田宜永 著
 別格:深夜プラス1  G・ライアル 著


どの小説も、クルマが疾走するシーンが丁寧に書かれているだけでなく、ストーリーや時代背景・社会状況なども含めて、極めておもしろいものです。

A-10奪還チームは、冷戦時代のドイツが舞台。
東ドイツでトラブルに巻き込まれた西側要人を救出するため、東ドイツ内をチューンされたクルマで走り回る奪還チームの話です。

虎口は、昭和初期の中国が舞台です。
作者の景山氏は、この小説を書くにあたり、上記のA-10奪還チームを読んで刺激され、自分も同様のクルマで走り回る小説を書こうとしたそうです。

鋼鉄は戦前のフランスが舞台で、超長編小説で読み応えあり。

そして、別格の深夜プラス1は戦後のヨーロッパが舞台。
あの名車、シトロエンDSでパリからリヒテンシュタインへと要人を運ぶストーリー。
カーチェイスの後、傷ついたシトロエンがオイル漏れを起こしているのを見て、「出血している」というセリフ。
クルマ好きなら、思わず納得してしまうでしょう。
古めのシトロエンと言うクルマはすべてが油圧制御のクルマで、オイル漏れと言っても、単純にエンジンのトラブルとは限らないんですよ。
そこで、出血しているというセリフは、思わずうなってしまいます。

クルマ好きな人なら、是非とも一読をオススメします。


ケイバの本

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