2004年中にモハメド殿下は、北海道で375エーカー(約152ヘクタール)に及ぶ5つの生産牧場を購入し、『日出ずる国』日本で事業を展開してきた。 しかしその業績は、地方自治体競馬を統括する地方競馬全国協会(National Association of Racing-NAR)という日本競馬界では第2グループに属している。 2005年10月には、モハメド殿下の日本における事業の設計者であり、日本中央競馬会(Japan Racing Association-JRA)の元職員である高橋力氏は、将来的に有望なダーレー所有の種馬場として新たな拠点となる牧場の購入に乗り出した。 高橋氏は2006年までに、日本に居住していない外国人資本の厩舎として初の馬主登録をJRAから獲得することができるだろうと考えている。 同氏はすでに、ダーレー・ジャパンの馬を次々と世界の著名な競走に参戦させるという未来像を描いており、その手始めとして、NARの2004年度2歳最優秀馬でありNARのダートの3歳馬のトップランクにあるシーチャリオット(Sea Chariot)号を、2006年にチャーチルダウンズ(Churchill Downs)競馬場で施行されるブリーダーズカップ・クラシック(Breeder Cup Classic-Powered by Dodge、米-GI)に参戦させることを考えている。