凱旋門賞の3歳馬の重量は優遇されすぎており、早急に見直されるべきだが、出走スケジュールを組み立てる上で古馬にも多くの利点がある。 フランスで好成績を残した3歳馬の通常の方式は、比較的楽なステップ競走であるニエール賞(Niel、訳注:9月10日、ロンシャン、G2、3歳芝2400m)でシーズン半ばの休養から復帰するというのが一般的である。 また、7月初旬のアイリッシュダービー(Irish Derby、訳注:7月2日、カラー、G1、3歳芝2400m)、あるいはその2週間後に行われるパリ大賞典(Grand Prix de Paris、訳注:7月14日、ロンシャン、G1、3歳芝2400m)を休養前の最後のレースとする傾向がある。 レールリンク(Rail Link)もこのようにした。(訳注:凱旋門賞勝馬レールリンク号は、5月29日に3走目の一般競走を勝って未勝利を脱し、6月20日のリス賞-G3、パリ大賞典-G1、ニエール賞-G2、凱旋門賞-G1を連覇)。