ハッピーバレー競馬場(香港)

ミスプロの競馬三昧


   ハッピーバレー競馬場


 ・競馬場の概要
ハッピーバレー競馬場の設立は1847年。
香港における競馬は、そもそもイギリスからの初期入植者によって紹介されたものですが、その正確な日付ははっきりしていません。香港における最初の新聞であった中国日報の1846年12月の紙面に、12月中に2回のレースが開催される告知が記載されています。
現在のハッピーバレー競馬場がある土地はもともとは沼地で、1840年代半ばに干拓されハッピーバレー競馬場が建設されました。建設当初は年1回、旧正月にだけレースが開催されていました。
1884年、香港ジョッキークラブが設立されました。ジョッキークラブはレース活動に関する全ての活動を統括しましたが、馬券の販売だけは個人のクラブによって運営され、ジョッキー・クラブは委託手数料を取る形がとられました。
1892年には、竹でできていたメンバーズ・スタンドがより堅固な構造に作りかえられました。1918年2月26日、一般スタンドが火事になり、600人以上の死者がでました。1931年には3階建ての常設スタンドが2つ建設されました。1957年、2つの常設スタンドは2つの7階建てのビルに替わり、さらに1969年に拡張され、現在の展望スタンドに至っています。
1995年には、ハッピーバレー競馬場の全トラックは芝トラックと国際レベルの施設へとアップグレードされました。
香港ジョッキー・クラブは非営利組織であるため、剰余金はすべて慈善団体や地域団体に寄付されます。
1959年、寄付金を分配するため、有限会社香港ジョッキー・クラブ・(チャリティ)が設立され、その後1993年に設立された香港ジョッキー・クラブ・チャリティ・トラストがこの職責を引き継ぎました。
1973年には夜間レースが始まり、同年、違法なノミ行為に対抗するため、政府はジョッキー・クラブに場外馬券売り場の設置許可を与えました。翌年、電話による馬券販売も開始されました。
ハッピーバレー競馬場には世界最大の発光ダイオード・スクリーンがあり、観客は画面 でレースを観ることができるだけでなく、最新のオッズやレース情報を見ることができます。
LED(発光ダイオード)を使用しているため、明瞭で解像度の高い画像が映し出されます。スクリーンは長さ約35メートル、高さ8メートルで、21インチテレビを約2000個つなぎ合わせた大きさに匹敵し、アジアで最も大きなスクリーンです。(現在はシャティン競馬場に世界最大のスクリーンが出来ました。)
競馬場内に香港競馬博物館があり、無料で見学できます。


 ・競馬場への行き方
競馬場へはMTRマス・トランジット・レールウェイ(地下鉄)を利用し、コーズウェイ・ベイ駅(銅鑼湾)で降ります。出口Aから競馬場まで徒歩15分ほどです。
トラム(路面電車)はハッピー・バレーで降り、競馬場まで徒歩5分です。
バス:1番または5番のバスに乗り、ハッピー・バレーで降りてください。


 ・コース
ハッピーバレー競馬場は芝コースのみです。
レースコースの距離は一周1417メートル・幅30.5メートル・直線距離310メートルです。


 ・施行時間
競馬場のオープン時間は
昼間レース: 午前11時頃から午後6時まで
平日夜間レース:午後5時頃から午後11時まで
週末夜間レース:午後4時頃から午後10時まで

第1競走の発走時刻は
昼間レース: 12時45分から1時半の間
平日夜間レース:午後7時から7時半の間
週末夜間レース:午後5時45分から6時45分の間


 ・馬券

Win  ウィン  単勝
Place  プレイス  複勝
Quinella  キネラ  連勝複式
Quinella Place  キネラプレイス  ワイド
Double  ダブル  2重勝
Trio  トリオ  3連勝複式
All up  オールアップ  ころがし馬券
 (単勝、複勝、連勝複式、ワイド、3連勝複式)
Tierce  ティエルセ  3連勝単式
Treble  トレブル  特定の3レースの1着馬をあてる
Double Trio  ダブルトリオ  特定の2レースの1~3着馬をあてる
Triple Trio  トリプルトリオ  特定の3レースの1~3着馬を当てる
Six up  シックスアップ  特定の6レースすべての1着か2着をあてる

馬券の発売単価(通常の最低投票金額)は1馬券につき10ドル

シャティン競馬場

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