もこっぺでいきてくんだよ

アメリカで人気者になる方法


なぜなら、日本でその時大ブームだったスクーターを持っていたから。(詳しくはスクーター(キックボード?)をみてね)
色んな人に声をかけられ、そのうち、『ねえ、こないだ青いスカートはいて○○Ave.走ってた子?」と顔まではっきり覚えられるように・・笑
アメリカ発、のスクーターだと思っていたが、日本のようにまだまだはやっていなく、知ってる人もいなかったのだ。しめしめ。。。と愛車に感謝する毎日でした。

アメリカのこの都市には短大の時、他の友達が次々と春休みにホームステイに行く計画をたてているのをしり、行く2週間前にいきなり渡米を決めた。
2回目の今回は自分でアレンジしよう、、と思っていたが、時間的に無理でコーディネーターにたよった。
案の定失敗して、かなりむかついたのだけど。
今回の目標は英語の上達。 空港に到着して、私はホストマザーを素通りしてしまった・・。だって・・・一緒に日本人の女の子が隣に立ってたんだもん!

ソです。ステイ先には誰もいないはずなのに、彼女がいました。
でもこの彼女、車を借りてて、バス停やら初日に色々学校までの行き方を教えてくれました。結局一週間後に帰国したけどね・・。

で、このHMとはケンカの毎日・・金払ってるのに、料理を一切しない!万が一した時でもまずそうなライスにフレンチドレッシングをかけたものが、どんとでてくる。

一番泣いたことは、着いたその晩、彼女の孫達が遊びに来た。で食事の準備を始める彼女。
すると、私のお皿は食卓にならべられないまま、ディナーが始まった。
???と一部始終をポカーーーンと目の前のソファーでみていたワシ。
あたたかいおもてなし・・・ホストファミリーー・・なんて期待がついて数時間で打ちのめされた。
結局、このばあちゃん、洗濯機ももってないので、ワシは毎日手洗い。
そして生活用品(シャンプーとか)自分でぜーーんぶそろえなさいよ、って勢い。

学校へ行っても聞いてない出費が次々とでてくる。だんだん切れてきたわしは、教科書、要らない。金はらってんだから、コピーして。と強攻策に。

前回のNZとは違って一番のトップクラスに入った。でもつまんねーー。

なんど学校へ行こうとして(すでに遅刻してるが)その前をスクーターで素通りして、そのままダウンタウンに遊びに行ったことか・・。

で、このスクーターでたくさんの人が声をかけてきてくれ、そこから友達(アメリカ人)がたくさんできた。

毎日40人くらい小学生がバスケやらゲームをしてhang outしていたコミュニティーセンターが帰り道だった。
見事彼らのハートを射止め、19歳の私の大親友となった彼ら。
毎日どれがどいつかわからないほどの大人数でわしが学校から帰ってくるのをバス停で待っていてくれた。

あるとき、協会のコミュニティーイベントに強引につれていかれた。
責任者らしきおっっちゃんに、必死でこのひとはこーいうひとで、こうでこうだから、入れて!!って説明する子供たち。
そして、レクレーションを一緒に受けたりした。すごいexcitingだったな~。

ある子達はおませちゃんで、私の服をよく借りにきてたっけ。
その後、わしはHMとケンカして家出して、引っ越したけど、毎日遠く離れた彼らの元に行き午後を遊びつくしていた。

私が帰る前日には全員があつまり、記念写真。皆、泣きじゃくって順番に並んで、ハグをした。帰国してから何通か手紙も届いた。

皆と別れた後、同じ学校の日本人の友達に、こんなに地元の子達と仲良くなれるなんて(ほぼ毎日あそんでいた)一種の才能だよ、って言われた時嬉しくてうるったね。


そして、今でもチョー仲良くしているイタリア系アメリカンのTが、ビーチから続く大きな桟橋で声をかけてきた。
このときからもう、4年くらい経ったのかな?色んな人と出会ってきたけど、今でもワシのことをケアしてくれて頻繁に連絡してくれるのは彼だけ。
車で色んなところにつれってってくれたっけ。

帰る前日、明日帰るから、、と直接挨拶に彼の家にいったのに、いない!!
待てども暮らせどもいない!しょうがないので、もっていた地図を破り、そのうらに、眉毛ペンで、メモを書いていると、

OH MY GOOOOD! と彼が登場。そう、もう帰ったと思ったのだ。
それもそのはず、その日ワシは帰国しているはずだった。でも、飛行機の欠陥がみつかり、翌日にフライトとなって、一日ステイすることになった。
そんなことを知らない、彼は頭がパニック状態でびっくりしていた。

先日アメリカに行ってきたとき、ちょいとここの都市にも車でいき、突然彼を訪問してみた。
ここの通りをまがるっけ・・?あれ?あ、ここ?。。ここ、ここ!!
とドアをドキドキしながらノックしても出てこない。そう、お出かけしてたのだ。
待つこと数時間、目が飛び出そうにびっくりして声も出ない彼。
わし、してやったり、っとサプラ~~~イズ!!!!元気そうでした。
ゆっときますが、ただの友達でっせ。

このアメリカでは、かなり色んなフラストレーションや、出会い、気持ちに向き合った。
今でも私の心に生きる初めてのアメリカ、カリフォルニア。

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