オーストラリアで保母になる
今回ばかりはいつもと違ったスタイルにしようと、語学学校に通うのはやめた。
なんせ金がなくて、飛行機だけでもひーひーだったので、
自分で探しまくって、地元のタダの英語スクールに週に一回通っていた。
もちろん、ワシみたいな旅行者はいなく、シドニーに何十年と住んでいる外国からきたおジーちゃんたちや、ワーホリをしてる人たちだった。
ここでもニホンジンらしからぬ行動であっという間に友達ができて、
クラブに誘ってもらったり、『な～んて美人で素敵なお尻なの！え？彼氏いないの？』とお世辞か本当かよくわからんセリフを毎週言われていた。
ところで・・。シドニーに来たからにはなにかせにゃ。
もちろん、当時保育士の国家試験をねらってた真っ最中に休憩がてら旅にきたものだから、
どーーせなら、こっちの保育のやりかた、ちょっとみせてもらおっかな～
っと、新聞やら広告、口コミを頼りに一軒の保育園っといか、幼稚園を発見。
めちゃくそアメリカンな英語で電話すると、
「じゃ、明日面接きて」っと言ってくれた。
この時点で大興奮。チラ見させてくださいのはずが・・。
面接終了するまもなく、いきなり
『じゃ、あしたから働いてくれる？私（園長）もみんな（こども）もあなたのこととっても気に入ったの！こんなニホンジンみたことないわー！』
っと、いきなり働くことになったわし！！！！
ありえねーーーーーーー！！興奮しまくりました。
外国人なんて雇ったこともなかっただろうに、いきなり来たワシをこころよく迎えてくれた、ギルダ（園長）
キンディーには、さすが移民大国オーストラリアだけあって、イタリア系、アジアン、メキシコ系、など１５カ国以上のこどもがいた。
とくにヨーロッパ系が多かったな。
ほんとーーーーんに、かわいい！！なきそうになるほどだったよ。
子供たちも「ちょっと不思議なガイジンがきたぜー」ぐらいでちょっかいだしていたものの、速攻わしになつくようになって、さらにかわいくなる。
２ヶ月半、ここで働いた後、そろそろ観光ビザもきれるし、日本にもどらなきゃ・・というときに、
ギルダがふっつーーーーに、
『ねえ、サポートするから観光じゃなくて、ビジネスビザとってここではたらきなさいよ。週に○○ドル払うわ。永住権のサポートもするわ、大学に行ったほうが採りやすいなら、それもサポートするわ』
とキッチンでいきなり、ほんとうにいきなり言ってきたのだ。
わしは何のことかちっとも理解できず、びっくりして泣きわめいてしまった。
わかいね、わし。ほほ。
しかし、旅行のつもりできたシドニーでいきなり永住権の話されても、わし一人の問題じゃないし、、、
でも、ここでは働きたい！！
と散々ビザについて調べたものの、調度法律が改正されたときで、なんとわしは日本で２,３年はたらいてからじゃないと戻れないことに・・
うるるーーーー！ま、それで今日本で日本のやり方で悩んだり苦しんだりしながら働いてるんだけどサー。
どうやら、ギルダいわく、「こんなクレイジーなニホンジンっているのかしら？本当にラブリーーだわー！」な、わし。
なんとカノジョは、ゴールドコースとにある別荘にもタダで１週間招待してくれた。
飛行機も、食事も、なにからなにまで。
しかも豪邸。わしの身長よりたかい植物（部屋の中）にでさえおののくジャパニーズのわし。
いっぽう、今回もホームステイ先は最悪！結局２軒まわったけど、２軒目はもっと最悪だった。
犬のようにあつかわれ、小学生ムスコは挨拶してもシカト。
マジでうぜえ。
そして、わしがキンディーのクリスマス会でもらったプレゼントをパクッた。
包み紙が彼の部屋にすててあったので、すぐ発見。
ママのいる前でわざと、しらない？っと聞くとしらないよ～っと言ってる。
でもあたし、みたんだけど。というと。。
ママすげー怖い顔して息子をひっぱたきまくってたよ。
でーーーもーーー、ある日突然、ままが
『なんで彼があなたのプレゼント勝手にあけて自分のものにしたか、わかる？』
ときかれたので、わからん、というと
『ここにステイしにくるニホンジンはかならず彼にプレゼントをもってきてくれてたのよ！もってこないのはあなただけ！だからかれは勘違いしたんだわ』
だってよーーーーー！！！
てんめぇえ・・かわいくないが、クリスマスになんか無い金はたいて買ってやるか。と思ってたのに！！
ここんち、シャワーも８時から９時まで、とか決まってるの。
冷蔵庫はあなたのスペースはここだけよ。と、他には何も食うなよ！ばり。
しかも、電話をかけたり、洗濯機を利用するたびに金とってるの！！
こっちゃーーホームステイで全込みで金はらってんだぜ？
もちろん、彼らがいない好きに好き放題やりましたが、ほとんど風呂場で限りない時間の中手洗いしてました・・。とほ。
しかも、明日でてくから、先払いした分のかね、返して！と手のひらだしてがんばったわし。
そして、やつらがクークー寝てる明け方に何も言わずにこっそり家出したのです！！
ふんだ！
もーーーホームステイは今後一切やらねえ！！
さてさて、、、将来わしはシドニーで保母さん復活してるのかしら？？
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