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2006年03月08日

「大竹しのぶ」さんのエッセイに涙～☆

(2)

テーマ：お勧めの本(7410)

カテゴリ：テレビ☆芸能人

本は好きじゃない私に・・知人が無理やり置いていった本。

貰った訳じゃないし、返さなくちゃいけない・・
読むのは面倒だし、ちょっと・・はた迷惑にも感じながら、読み始めた。。

芸能人のエッセイなんて、きっとどれも同じ感じでしょう～！って思いながら・・

　　しか～し、不覚にも泣いてしまったではないか～！

テレビのドラマや感動話には涙もろく、すぐ泣いちゃうけど・・

考えてみると中学生の時、読書感想文を書くために読んだ「野菊の墓」以来だ～！！

あの時も、すごく涙が出たっけ・・うぁお～！すごい昔じゃん×××

始めの頃は、大竹さんの生い立ちで、父親が結核の為、働けず貧乏な生活だった事。

そして、女優になるまでのプロセス。　学校の先生や友人にも恵まれている。

初めのご主人との出会い・第一子出産とご主人の死。
さんまさんとの出会い・流産・第二子出産・離婚。
野田秀樹さんとの出会い・別れ。

そんな感じは、まあ、芸能人のエッセイにありがちな話しかもしれない・・

どの「出会いと別れ」も、重なっている感があり、

よく言えば・・正直(？)・・出会いの時期(？)なのかもね～！！

私が泣いてしまったのは、二人の子供が話しているやり取りだった。
妹のいまるちゃんがお兄ちゃんのニ千翔くんに

「ねえ～。おにいちゃん。この家に生まれて嫌だって思ったことある？」と質問する。

お兄ちゃんは、「これっぽちもないさ～。」と答える。

妹は、「いっぱいある。」という。

　　　　何度か、やり取りし、お兄ちゃんは言う。

「僕はこの家に生まれて良かったって思うよ。お父さんは居ないけど、お母さんはいるし、
会いたいと思えば、ボス(さんまさん)にも野田さんにも会えるじゃない。
なんか、面白いでしょ、この家。人と違うって、いいことだよ。」

　　　それを聞いた妹が
「偉い！私、お兄ちゃんのこと尊敬する。今日は感動の日だ。」と話す。

そんな会話を、大竹さんはこっそり近くで、ドキドキして聞き耳を立てているシーンなのだが・・

子供の他愛もない話なのかもしれないが、、
すごいな～お兄ちゃん！って、感動しちゃった～☆

きっと、芸能人の子ってだけで、いろんな思いをしてきてたどり着いた答えなのね～って
勝手な解釈だけど、「お兄ちゃん、、大人～っ！」て、思った。。

芸能人の子供というだけで、「悪い子」を想像し、
色眼鏡で見てしまう悪い所がある。。

でも、それって一部なんだよね～。
普通の家庭に育ったって、普通に育つ子もいれば、そうじゃない場合もあるし。。

複雑怪奇な家庭に育ち、精神的に大人なニ千翔くんと、
いかにも、さんまさんの子っぽいストレートな、いまるちゃん！

サラリーマン家庭のごく平凡な家庭に育った私には、
きっと理解不可能な家族関係なんだろうな～って、想像しちゃっていたけど、

　　　　　そんなことはないんだよね～！

どんな環境に育っても、やっぱり家族の愛情が大切で、

すごく暖かい親子関係・兄弟関係が築かれていて、
暖か～い気持ちになった本だったわ～！

今までとは、違った目線で

大竹しのぶさんの主演する作品を見れそうで、それもまた楽しみで～す！！

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