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2023.08.19

”水銀”から”ＧＯＬＤ”ができるという話

(2)

テーマ：政治について(20276)

カテゴリ：特許・知財・技術

”金でないモノ”から”金”を作り出すという錬金術は、
古代エジプトや古代ギリシャにも”存在”していた。
もちろん、実現はしていないが、
その努力が、今日の化学や核物理学を産んでいる。

さて、表題の話は、日本での出来事である。
日本の著名な物理学者である「長岡半太郎」が、
１９２４年の秋に、
「水銀を金に変えることが可能である」と発表している。
「原子核の周りを電子が回っている」モデルを発表した、

彼、曰く、
「原子番号８０の水銀から陽子１個を取り去れば、
　原子番号７９の金が得られる」
実際に、金が得られたという記事もあるが眉唾．．．

しかし、
現代の核物理学を駆使すれば、実現は可能で、
実際に、水銀から金が得られている。
嫌われ者の”水銀”が、
誰もが好きな”金”に変わるのだから、まさに錬金術！
しかし、費用対効果が悪く、産業化はされていない。

最初の成功例は、

彼らは、原子炉から中性子を得て水銀に衝突させることで、
水銀の同位体を作り、この同位体が自然崩壊して"金"に。
この核崩壊を利用した”錬金術”では、
”鉛”も”金”に変わってしまう。
「鉛」も、”嫌われ元素”の一つであろうか。

水銀同位体の量産化を研究していたという。
さすがに、継続していないと思うが．．．
６０年前の藻緯羅に、
　長岡モデルを教えていた日本の物理学界のことだから、
　今でも、密やかに続いているのかもしれない。
もっとも、
触媒的なプロセスが発見されれば、夢でなくなる？？？

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Last updated 2023.08.20 14:27:42
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■コメント

Re:”水銀”から”ＧＯＬＤ”ができるという話(08/19)

kusomituta さん

おはよ～ございます～

水銀から金！

夢のようなお話ですね！

金は太古からその希少性がゆえ、価値の高い金属ですもんね！

私は金積立やってますよ～

ウチの長男君が理学部物理学科で、

原子やら電子やら素粒子やらの勉強をしてます。

目指せノーベル賞！（無理か（笑）） (2023.08.21 04:33:50)

返事を書く

kusomitutaさんへ

藻緯羅さん

鉱脈から掘り出すコストを著しく引き上げれば、
原子炉で作ったほうが安くなるかも。
もっとも、廃炉費用を無視すればですが，，，

量子論の真の理解には、
　電子がぐるぐる回ってる長岡モデルを
　頭から消し去るのが先決でした。

量子君と対話できる言語は数学だけですから、
　数学の習得には力を入れましたね。
　最初の難関が「経路積分」でした、
　これを正しく理解するのに少し時間がかかった。
　「経路」というフレーズに騙されました。

量子論的概念の最初の難関は、
　「場の概念」、正しい理解に時間を要しました。
　量子力学の教科書も、
　いろいろカジリましたが、
　ディラック自身が書いた「量子力学」で習得しました。
　記法が特異ですが、これがいいです。
　数学の迷路に入り込まなくてすみます。

さらなる難題が、「相対論」、
これも習得しないことには、
応用面で、歯が立たない。

結局、
　数学・量子論・相対論の３点セット。 (2023.08.21 06:56:46)

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