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2022/03/05
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カテゴリ: こっぷ
今週末はこっぷが卒業前帰省。
1月末にめでたく運転免許をとったので「ドライブしよう!」とのお誘いだ。

ドキドキすぎる。


実は私の母親は運転免許を持っていなかった。
だからどこかへ出かけるとなると徒歩か自転車かバス。
そのためあまり母と二人で出かけた記憶がない。
しかしながら我が家では日常的に私が運転しているため、どちらかというと子どもらと私で車に乗るほうが圧倒的に多くて、それは彼・彼女らが年端もゆかない幼子の頃からの常であった。

助手席のチャイルドシートに乗っけたこっぷと青い206に乗ってあちこちへ走る。背後のベビーシートにはウキ。
流れているのはスピッツ。

とこっぷが言う。ちゃいまんがな、と心で突っ込みながらカワイイなあとか思って頷く。

車を買い替え、助手席のこっぷはチャイルドシートなど要らぬほどに成長した。
背伸びしないと見えなかった景色は楽に見渡せる程に背も伸び
中学の制服が高校の制服に変わり、そして遠くで暮らし始めて一緒に出かけることもなくなった。



「よっしゃ、じゃあ行きますか!」
慣れた手付きでこっぷがエンジンをかける。
慎重に動き出す車。
カーステレオからは変わらぬマサムネさんの歌声。

ハンドルを握るこっぷと助手席の私。
あの頃の私は想像していただろうか。
エモい、ってこういうことなんじゃね?



初心者とは思えぬ余裕さと落ち着きは彼の才能かもしれない。
初心者マーク持参で来たのもちょい乗り保険に加入済みなのも、もう何もかも流石の一言だ。


     夢の中を月日が過ぎて


一緒に過ごしたあの日々は本当に流れていた時間だったんだろうか?
夢のようにぼんやりと、でも処々リアルな記憶。





モールのあるお店で商品を見ていたら大きな風船をもらってしまった。
なぜか私にまでくれて。
しばらく二人で持って歩いていたけど、もっと喜んでくれる人にあげた方がいいんじゃないかという話になって。
いい相手はいないかと探していた矢先に見つけた、ベンチで休んでいた親子連れの姉弟にもらってもらった。あの頃のこっぷとウキのような二人。



時間は止まらない。
早くはないが遅くもない。
ただ一日を只管積み重ねていって、今がある。
でも50年も生きていれば振り返ると気の遠くなるような時間が連綿と続いていて
そして命が尽きるまでまた、脈々と続いていくのである。
先に何があるのかはわからない。
あの頃の自分ですら今の自分を予測することはできなかったわけだし。

でもまた明日から・いや、今このときからまた、私は日々を重ねていくのだ。
薄紙を重ねるように。
階段を一段一段登っていくように。


ただ、色んなものが変わるにしても変わらないものも必ずある。
それはさ
君等への愛情なんだよな。
こっぷ、ウキ。
生まれてから今までもこれからも。
どんな境遇になっても。
一緒にいても離れていても。

灯台みたいなこの家でいつでも待ってるからな。



     あの懐かしい人が待ってる​​​
     georgetown​​

BY
GEORGETOWN
加藤和彦





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Last updated  2022/03/05 10:35:49 PM
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