ももいろのもも

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ポンペイ遺跡




これまでのお話は こちら 。。。


いよいよポンペイに到着しました。
約2000年近く前にヴェスヴィオ火山の大噴火によって、
一瞬にして灰に閉ざされた町です。


全てのものが見るべき価値のあるものばかりなので、
今回はお写真テンコ盛りにしました。とにかくご覧下さい。。。



ゲートを入ってすぐの城壁。


少し歩くと広がる剣闘士の練習場

2000年前よ!そんな昔に剣闘士だなんて…


そして大劇場

遺跡内にはこの大劇場の他に、大きな円形闘技場もありました。


こちらは普通の道なのですが、ちゃんと歩道があります。

馬車の幅を考えて作られた道路と歩道。
道の先に雲のハザマから裾野だけ見えているのがヴェスヴィオ火山です。

そして、これは横断歩道


すごいよねぇ~~、、、日本はまだ弥生時代。
そんな頃にこんなに文明が発達していたところがあるなんて…
でも、驚きはまだまだ続きます。


道のあちこちに市民のための水飲み場もありました。

区画がきちんと整備されていて、家やお店がきれいに並んでいます。


こちらは裁判所

この横には役所も隣接されていて、更にその役所の前には広々とした市民広場が…


ここは売春宿

中には石のベッドの個室がいっぱいあって、


各個室の入口の上の壁にはそれぞれメニューが…

完璧にエロ画ですが、、、

で、一応シナを作って横たわってみました。



この時代にトイレまであったなんて…

さて、少し歩くと道路上にこんなマークが…

はい、男性のアレ印です。この方向に行けば売春宿があるという標識。

このマークは家の表札にもありました。

力の象徴でもあり、薬局ではないかと言われています。


表札と言えば、こんなのも。。。
これは2人でワインの壷を抱えている図。

そう、運送屋さんなんです。
今で言うク○ネコヤ○トのような感じ。


こんな風に現代でも通用するような町がしっかり出来上がっていたのです。


そうそう、驚くのは完璧なスポーツジムがあったこと。

これは脱衣所。壁の穴に棒をさして衣服を掛けていたんだとか。

体を動かして運動をした後は水風呂。


そして、マッサージ室。。。
奴隷がマッサージをしていたんですって。

最後に暖かいお風呂です。


そして、ここを出ると目の前に2軒の居酒屋さんが…
やっぱ風呂上りのビールやワインってのは、
2000年前から楽しまれていたんですね~


また、お金持ちの家の玄関には屋敷までモザイクの石畳が続いています。


こちらは『猛犬に注意』と書かれ、犬のモザイク画になってます。



こちらはピザの窯

この時代にはまだピザはなかったんだけど、パンを焼いていました。
この窯の中から発掘されたパンは博物館に保存されているそうです。


さて、最後は秘儀荘。
大小60室からなる大きな大きな別荘。
大広間の壁一面に描かれている壁画が特に有名ですね。

紀元前一世紀半ばのものです。
当時このあたりに流行していたディオニュソス信仰にかかわる
秘密の儀式の様子が描かれています。
ディオニュソスはバッカスと呼ばれる酒の神。
『ディオニュソスの秘儀』は女性の信者を中心とした集団陶酔で、
日ごろのストレスやもやもやを解消するため、ディオニュソスの神を讃え、
酒を飲み、過激に踊り狂い、獣を八つ裂きにしたりする。
憑きから覚めるとまた、何もなかったかのように普通の女にもどっていく。。。
何ともすごい信仰集団です。。。


また、ここポンペイの町の各地に壁画がありますが、
赤い色を使うものが多いのね。
『ポンペイの赤』と呼ばれるこの色は、現代の科学をもってしても、
どうしても再現できないんだとか。。。



そして、秘儀荘内にはワイン工場もありました。



とにかく、2000年前にこんな高度な文明を開いた人種には、
とてもじゃないけどとうてい太刀打ちできないなぁ。。。
感心と変な敗北感みたいなのが混ざり合って、
とっても不思議な感動でいっぱいになったひとときでした。
ホント、素晴らしい遺跡。まさに世界遺産にふさわしい場所でした。


続く 。。。



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