ちろりんのだらだら日記

ちろりんのだらだら日記

2008年01月18日
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カテゴリ: 映画



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【あらすじ】

あらゆる感情を封印したかのように誰にも打ち解けず、黙々と工場で働くハンナ。その真面目過ぎる働きぶりを上司にとがめられ強制的に取らされた休暇中、思いがけないことから油田掘削所の事故で大怪我をした男・ジョゼフの看護を買って出る。向かった先は海に浮かぶ油田。そこには陽気で腕のいい料理人をはじめ風変わりな男たちが働いていた。彼らと生活を共にするうちにハンナは次第に笑顔を取り戻して行くのだが...。


【感想】ネタバレあり

過去の過ちから大切な親友を失ったジョゼフはその秘密を隠しハンナに明るく振舞う。
次第にお互いに心惹かれて行きお互いの秘密を打ち明けることに…
ハンナが秘密を打ち明けるところは言葉に出来ないような衝撃を受けた。
死なせて欲しいと願うような壮絶な過去。
二人が抱き合って涙を流すシーンは胸が震えた。
私はそんな出来事が実際に起こっていたことさえ知らなかった。
でも今もずっと心に傷を残したまま生きる人達がいることは事実なんだ。
信じられないような酷い出来事が戦争とゆう名のもとに行われている。それがとても悲しくなった。

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病院に搬送され一緒にいて欲しいと願うジョゼフの言葉を無視し
ハンナは一人いつもの生活に戻ってしまう。
怪我も回復し少しの手掛かりをもとにハンナを探しあてたジョゼフ。
そこでの二人のやり取りがすごいよかった。
「一緒に行こう」と言うジョゼフに「悲しみの海に溺れてしまうわ」と拒むハンナ。
そこでカナヅチなジョゼフは「泳ぎを練習するから!!」と。
「僕は死にましぇん!!!」並の名言。いや~これにはもうやられました。
すべての過去を受け入れて共に生きるのはとても大変なことだと思う。
でもそれを決めたジョゼフはほんとに素晴らしかった。
ハンナの心の傷は消えることはないだろうけどそれでも全てを受け入れてくれる
人がいるってだけでもきっと救われるんだろうな。

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ラストはもう最高なラスト。
つらい過去の経験により生まれたもう一人のハンナも出てくる必要がなくなるほど
幸せになっていて本当によかった。

脇を固める個性的な面々もいろいろ問題を抱えてそうな人達でその辺をもっと
知りたかったな。妻子持ちなのに同僚(男)とチョメチョメだったりとかハンナに惚れたであろう陽気なシェフと海洋学者。彼らのその後がちょっと気になる。

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ハンナ役のサラ・ポーリーの演技はとっても素晴らしかった。
「死ぬまでにしたい10のこと」よりもこっちのほうが好きだな。
ジョゼフ役のティム・ロビンスはもうなんつってもセクシー。かっこよす。
ペドロ・アルモドバル監督作品でおなじみのハビエル・カマラがシェフのサイモン役で
出ていてちょっとうれしかった。でもこの人こんなに頭薄かったっけ…??







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最終更新日  2008年01月18日 13時16分06秒
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