『オイアウエ漂流記』
南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは……無人島!
生存者は視察旅行中のサラリーマンと接待先の御曹司、
成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけのお祖父ちゃんと孫の少年、
そして身元不明の外国人。
てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、
「生きたい!」という気持ち。
絶対絶命の中でこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモア。
無人島での漂流記。
だけども、 『蠅の王』
のように過酷で残酷なものではなく。
どこかのほほーんとしているのは、命を懸けたサバイバル、
という認識の薄いメンツたちのせいか。
ここが無人島で、救助も望めない、という現実に一人立ち向かう、
しがないサラリーマン。
どいつもこいつも能天気で使いモノにならないヤツらばかりで!
と思っていたメンツたちも、少しずつ変わり始める。
その変わり方も、のほほーんとしているものだけれど、
のほほーんとしながらも、それぞれが「生きたい!」という、
根本的な本能を発揮しはじめる。
本当に無人島でのサバイバルとなると、こんなにのほほーん、
としてないだろ!と思うけれども、殺伐としたところがなく、
死人も出ず、なんとも楽天的な無人島サバイバル。
いや、死人は…いや、出てないか。
救助は来るの?
みんな助かるの?
結局どうなるの??
もし自分がこういう状況なったらどうする?なんてチラと思いながら、
人間ってたくましいな、なんて思った一冊でした。
メイキング・オブ・マッドマックス 怒り… 2015.07.24
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